ASKAの事件簿へコメントされる方、引用される方へのお願い

 ASKAの事件簿を読んで頂いてありがとうございます。
始めは自分の考えを整理する為に始めたブログだったので、これほど多くの方に読んでいただけるようになるとは考えていませんでした。

 多くの方からコメントを頂くようになったのですが、このブログの趣旨を誤解された方も時折おられるようなので、コメントされる場合の注意事項を記載しておこうと思います。

ASKAの事件簿は誰かを傷つける事を望んでいません。その事を前提に以下の点についてお願いいたします。

1)逮捕以前に個人を特定できるような内容で犯人像を書く事はやめてください。
2)誰かを誹謗、中傷する書き込みはやめてください。
3)誰かに危害を加える事をうかがせる書き込みはやめてください。
4)被害者、遺族に関するコメントはその人達に対する配慮をお願いします。
(報道された情報は仕方がありませんが、報道されていない状態で憶測により、被害者や遺族が傷つくような事がない事を希望します。できれば犯人に対する誹謗、中傷も控えて欲しいと思います。)

この4つに該当する場合は無条件で削除、あるいは一部を編集訂正する事があります。

5)当サイトの画像、文章、URLについて、NAVERまとめ、及びhttp://sharetube.jp(シェアチューブ)に転載、引用、リンクすることを禁止します。

6)Aな人はB と言った因果関係的な表現をする場合は注意をお願いします。

まーぷるさんのコメントを引用
***ここから***
でも大事なコトを忘れていました。偏見が何故いけないかというと、やはり人が傷ついたり嫌な思いをするからですね。"Aな人はBである"に該当する人が嫌な思いをするだけでなく、傷つく人がいるコトに気付いた人も嫌な思いをする。
***ここまで***

詳しくは
コメントに対するASKAの考え方
こちらの2018年6月4日のまめさんのコメント、それに続く、ASKA、まーぷるさんのコメントを参照願います。

それから、ブレインストーミングのルールと同じでコメントの内容を否定するコメントはやめましょう。見当違いなコメントもあるかもしれませんが、否定してしまうと、次のアイディアが出てこなくなってしまう事もあるので、「その場合はこんな疑問もありますね」といった程度が良いかと思います。

 ASKAの事件簿は基本的に毎日起こっている事件の記録をする事を目的にしていますが、時々、事件の推理もしています。
ただ、実際の事件の推理で「誰が犯人か?」を推理する事は基本的に不可能だと考えています。
ASKAの事件簿で推理するのは「誰が犯人か?」ではなく「なぜ、犯人はそう行動したのか?」犯人の行動の理由です。

詳しくは私の推理方法推理の見えない落とし穴爆弾はもう一つあるかもしれない。を参照願います。
それから、特にレイプ事件についてのコメントについてはレイプ事件を考える時の注意点を参照願います。

18/06/05追記
6)の因果関係的表現についての注意項目を追加

17/07/07追記
http://sharetube.jp(シェアチューブ)への転載、引用、リンク禁止の項目を追加

16/12/12追記
NAVERまとめへの転載、引用、リンク禁止の項目を追加

16/08/16追記
コメントする時のハンドル名(HN)は基本的に自由ですが、以下のHNおよび類似のHNは禁止とします。
NOBU」、「nobu」、「のぶ
理由は「おわび」を参照願います。2010年の事で、この事を知らない人も多くなりましたので、追記いたします。

08/11/09追記
コメントに対するASKAの考え方も参照願います。
それと、このブログを犯人も読んでいる可能性がありますので、犯人に対して逃走や証拠隠滅を促すようなコメントも自粛してください。

08/11/21追記
ASKAの事件簿運営委員会も参照願います。
ASKAの事件簿へのご意見、問題点のご指摘はこちらへお願いします。

08/12/14追記
ASKAの事件簿管理ポリシーも参照願います。
コメントに対する管理方針です。コメントする場合はこちらも一読願います。

08/12/28追記
現在ドコモの携帯電話からの書込みの一部に対して書込み規制を実施しております。
この為、ドコモの携帯電話から書込みが出来ない事があります

10/01/05一部追記
犯人の行動の参考ページとして「爆弾はもう一つあるかもしれない」を追記

10/09/23一部追記
レイプ事件へのコメントの注意点として「レイプ事件を考えると時の注意点」を追記

10/10/21一部修正追記
誰かに危害を加える事をうかがせる書き込みについての注意を追記しました。

16/03/31 一部追記
4)被害者、遺族に関する・・・の項目を追記

16/08/16 一部追記
禁止HNについて追記しました。

| | コメント (26)

2022/08/08

無期限休養のお知らせ

ASKAの事件簿を読んでいただきありがとうございます。
突然のお知らせでごめんなさい。

諸般の事情により、無期限の休養を取ることにしました。
とは言え、健康上の問題とか、経済的な問題と言うわけではなく、これからの人生をより良い物にする為に、本業に全力を注ぐ為です。

まー、新規の事件を取り上げる事はしませんが、過去記事のフォローは継続する予定です。
コメントの返信などもこれまで以上に遅れるかもしれませんが、できるだけ返信しようと思います。

では、ちょっと本気出してきますね。
暑い日が続きますが、みなさんも、どうかお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。

2022年8月8日
          ASKAより

| | コメント (1)

2022/07/25

山梨県道志村7歳女児不明事件その15(女児が移動できない場合)

事故説を考えた場合の問題は二つですね。
・女児が枯れ沢の上流に移動できたのか?
・女児の遺体が大規模捜索で発見されなかったのはなぜか?

今回は女児が涸れ沢の上流に移動する方法について考えます。
ただし、具体的な登山の方法などについては考えません。
(女児が枯れ沢の上流に移動するのが難しい件については「雑感」さんが詳しく紹介されてますので、そちらを読まれるのをお勧めします)

場合分けとしては
1)生前か死後か?
A)生前の場合
B)死後の場合

2)単独かそれ以外か?
あ)単独
い)犯人による
う)野生動物による
え)自然現象による

順番に考えましょう。
A-あ)生前に単独の場合      そもそも難しいので、とりあえず不可能と仮定します。
A-い)生前に犯人と移動の場合   可能ではあると思うが、かなりの困難を伴う。
A-う)生前に野生動物と移動の場合 そもそも単独で移動できないなら、無理だと思う。(野生動物に追われて逃げた場合)
A-え)生前に自然現象で移動の場合 低い場所から高い場所へ自然現象で移動するのはちょっと無理だと思う。

B-あ)死後に単独の場合      あり得ないので、今回は考えません。
B-い)死後に犯人が移動の場合   つまりは遺体を犯人が移動した場合ですね。
B-う)死後に野性動物が移動の場合 その割には全身各部の骨が発見いるので、全身を移動したなら、遺骨が一部しか発見されないのが疑問
B-え)死後に自然現象で移動の場合 A-え)との違いは遺体が上流に移動した後、自然現象で下流に流されたと言うのは有りだと思う。

なので、可能性がありそうなのが
A-い)生前に犯人と移動の場合
B-い)死後に犯人が移動の場合
B-え)死後に自然現象で移動の場合(ただし、上流への移動は犯人による)

結局のところ、B-い)とB-え)は同じ事になるので、B-い)に統合します。

A-い)生前に犯人と移動と言うのはかなり難しいと思うのですが、不可能では無いと思います。
ただ、女児に指示して女児に登らせると言うのは、単独では登れないという前提なら無理と言う事になるので、可能性としては、犯人が女児を背負ったりして移動した場合になるのかな。

いずれの場合も実はここで問題が発生します。女児は失踪直後に涸れ沢の上流に犯人と一緒に移動していると言う事になるのですが、結果的に女児は死亡し、その後、遺体を犯人が涸れ沢の上流に遺棄したのであれば、その後の大規模捜索で女児の遺体が発見されなかったのが大きな疑問となりますね。

まー、単純に捜索隊が「見逃した」という説明ができる部分ではあるのですが、このたりは実際にその現場を捜索した人でないと分からない部分ですね。

ただ、A-い)からの変化が可能性として考えられるのがA-え)ですね。
遺体は涸れ沢の「上流に埋められていた」が、「大規模捜索後に自然現象で涸れ沢に流された」と言う可能性もありそうです。
しかし、この場合は遺体の全身が発見されていないのが問題点ですね。可能性としては、「残りの部分は涸れ沢の上流に残っている」と言う事になります。
とは言え、警察もこのあたりは想定の範囲内だと思うのですが・・・

で、B-い)死後に犯人が移動した場合ですが、この説の都合のよい点は、発見された遺骨が「一部」でしかない事を説明できる点ですね。
つまり、犯人は遺骨の一部だけを涸れ沢の上流に遺棄したと説明すれば、全身の骨が発見されないのは当然と言う事になります。

ただねー・・・この場合も問題が発生します。
枯れ沢に遺棄した骨はどのタイミングで犯人が収集したのか?
つまり、白骨化する前の段階で骨だけ取り出すと言うのは、ちょっと想像できないかな?(常識を越えた犯人ならあり得るかな)
これが、解体して遺棄する為であれば、それは、過去にも事例のある事なんですが・・・だとすると、胴体部分はもっと骨が発見されて良いはずなんです。
すると、白骨化するまで待って、その一部を枯れ沢の上流に遺棄した。しかも、大規模捜索の後であれば、大規模捜索で発見されなかった事も説明できますね。

しかし、その場合、どうして一部だけ遺棄したのか?が疑問として残りますね。

で、ここでもB-い)からの変化が可能性として考えられるのがB-え)です。
犯人は上流に遺骨の全てを遺棄した(あるいは埋めた)が、その後、自然現象によってその一部が枯れ沢に流された。残りの部分は上流に残っている可能性ですね。

前回のその14で犯人が捜査範囲から外れているなら、大規模捜索後に現場にあえて遺体を遺棄する必要が無いのでは?と書きましたが、これの前提は「犯人が自分は疑われてない」と考えている場合になります。
逆に犯人が「自分は疑われる可能性がある」とか「自分は疑われる」と自覚しているなら、事件性を打ち消す為に事故を演出すると言うのは有りだと思います。

ただ、私の印象としては、詳しく書きませんが、事故を演出するには不足する部分が複数あると思います。

参考リンク
山梨県道志村7歳女児不明事件その14(犯人の住所と違和感)

| | コメント (1)

2022/07/24

東京都豊島区女性殺人事件3(一審判決)

判決は無期懲役(求刑:無期懲役)です。
***初公判(3月4日)***
1)起訴状などによると、被告は令和2年9月24日、女性宅に侵入し、脅迫した上で暴行を加え、その後に殺害。車で同町内に遺体を運び、同27日、山林に掘った穴に埋めた。また、別の当時9~33歳の女性3人に対する強制わいせつ罪にも問われている。とのこと。

2)被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を認めた。

3)検察側は冒頭陳述で「住宅街でわいせつ目的で女性を物色していた」と指摘。無施錠だった女性宅に侵入し、ロープで首を絞め殺害。女性が失踪したと見せかけるため親族が所有する同町内の別荘近くの山林に穴を掘り、遺体を埋めたとしたとのこと。

別の報道では
検察側は冒頭陳述で「被告は以前から、わいせつ相手を探すため住宅街で女性のあとをつけていた」と指摘し、犯行に計画性や周到さがあると主張したとのこと。

4)弁護側は起訴内容は争わず、裁判員に対し「先入観を持たず、冷静に証拠を精査してほしい」などと訴えたとのこと。

別の報道では
弁護側は裁判員らに対し「報道や起訴状をみて強い怒りの感情を抱いたと思うが、そのようなあいまいなもので罪をきめていいのか」「先入観を持たず証拠を見てほしい」と訴えたとのこと。

***論告求刑公判(3月9日)***
1)検察側は論告で「被害者が苦しむことも意に介さず、5分以上も首を絞めて殺害した」と指摘。「再犯の恐れもあり、反省も認められない」としたとのこと。

別の報道では
検察側は論告で、「被告は女性を物色した上で、アパートの無施錠を繰り返し確認するなどしていて犯行は計画的」「被害者の人格を踏みにじった」と指摘し、無期懲役を求刑したとのこと。

別の報道では
検察側は「一連の犯行態様は、これ以上ないほど悪質」と指摘し、無期懲役を求刑したとのこと。

2)検察側は「計画的で卑劣な犯行だ」などとして無期懲役を求刑し、結審したとのこと。

3)弁護側は「犯行に計画性はなく、凶器などは用いていない」などと刑の減軽を訴えたとのこと。

別の報道では
弁護側は「計画的な犯行ではない」などとして、「懲役30年が妥当」と主張したとのこと。

4)父親の証人尋問
「娘はどれほど痛く苦しい思いをしたのか。胸を引き裂かれる思いだ」などと語ったとのこと。

別の報道では
「被告人は人間の皮をかぶった悪魔です。絶対に許すことはできません。死刑になるしかないと思います」と訴えたとのこと。

5)被告の最終意見陳述
最終意見陳述では「長期間刑務所に入ることになると思うが、自分を見つめなおし反省していきたい」と述べたとのこと。

***判決公判(3月17日)***
1)裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡したとのこと。

2)判決理由
被告は性的暴行の発覚を免れるため無抵抗の女性を殺害しており「残忍で身勝手。酌量の余地は全くない」と指弾。「侵入した見ず知らずの男に命まで奪われ、女性の恐怖や屈辱、無念は筆舌に尽くしがたい」と述べたとのこと。

殺害後は失踪したように装うため遺体を遺棄するなど「人の尊厳や生命を顧みず、厳しい非難に値する」と指摘。起訴内容を認めていることなどを考慮しても「無期懲役を選択するのが相当」としたとのこと。

別の報道では
「犯行態様は、強固な殺意に基づく残忍なものであるうえ、極めて身勝手で、酌量の余地は全くない」と被告を厳しく非難したとのこと。

別の報道では
裁判長は「自己の利益を図るために人の尊厳や生命を顧みない意思決定は厳しい非難に値する」と指摘。「遺族への被害弁償を用意していることなどを考慮しても、有期刑を選択すべきとは認められない」と結論付けたとのこと。

別の報道では
判決は被告が乱暴行為の発覚を防ぐため、女性を殺害した上で遺体を山林に埋めたと認定し、「人の尊厳や生命を顧みない犯行だ」と指摘した。女児らへの事件についても「女性の殺害後も通り魔的なわいせつ行為を続け、強い非難に値する」と批判したとのこと。

***補足情報***
公判のどの時期での情報化不明です。
女性を殺害後、都内や埼玉県内の路上で女性の身体を背後から触るなどの強制わいせつ事件を3件立て続けに起こした理由について。

「(殺害した直後は)捕まりたくないという気持ちだったが、女性を殺めた罪の意識があり、事件を起こして警察に捕まりたかった。(自首する勇気がなく)被害者が出た方が警察が早く動くと考えた」と話したとのこと。

被告の親族は、被害賠償として3千万円を用意したというが、遺族は受け取りを拒否しているとのこと。

***判決後の報道***
被害者を失踪と見せかける手口について
殺害後、盗んだAさんの部屋のカギで、アパートに何度も出入り。指紋をキレイに拭きとり、室内を掃除までしたとのこと。
衣類はAさんのキャリーケースで持ち出し、ひと気のない山林に行きストーブで燃やしたとのこと。
遺体を動物に掘り起こされないため、埋めた穴にはすのこを置き上から土で盛っていたとのこと。

こんなところですね。
逮捕当初の供述だと(21年1月6日報道)
捜査関係者によると、逮捕前の任意の調べに対し「金品を奪う目的で無施錠の玄関から侵入したが、女性に見つかったので性的暴行を加えて首をひもで絞めた」などと供述したとのこと。

と供述していたのですが、公判では
「性的欲求が抑えられなかった」と証言し、こうも話しています。「離婚し自暴自棄になっていた時期があった」「子どもと面会ができず鬱屈した思いがあった」と証言している。

どうもこのあたりの証言は裁判では「自分に都合の良い証言」と受け取られたようですね。
同様に、女性殺害後の数件のわいせつ事件についても、
「(殺害した直後は)捕まりたくないという気持ちだったが、女性を殺めた罪の意識があり、事件を起こして警察に捕まりたかった。(自首する勇気がなく)被害者が出た方が警察が早く動くと考えた」と話したようですが、まったく相手にされてませんね。

判決では、「女性の殺害後も通り魔的なわいせつ行為を続け、強い非難に値する」と批判されてますね。

ASKAの事件簿を継続的に読まれている読者の方にはおわかりの事と思いますが、この手の事件はこれが初めてではありません。
2009年の千葉大女子大生殺害放火事件
2015年の東京都中野区弥生町女性劇団員殺人事件
2019年の山形県東根市女性医師殺害事件
とか、性的暴行目当ての犯行の結果、殺人者となってしまう事件は沢山ありますね。
(この事件はどうも、金目当てだったようですが、結果は同じですね)

私の印象としては、この手の事件は簡単になくす事はできないと思われます。
事件が無くならないのであれば、被害者側で被害に遭わないように努力する以外に被害を防止する方法は無いと考えています。

もちろん、悪いのは犯罪者ですが、この手の犯罪者は悪いと分かっていて犯罪を行う人達なので、少しぐらいの啓蒙活動などでは、犯行を諦めるとは思えないんですよね。

とりあえず、程度の問題はあるのですが、簡単にできる方法だと

A)玄関ドア、窓などの施錠(外出、在宅、建物の階数にかかわらず)
B)帰宅時に玄関ドアを開ける時、乗降の為に車のドアを開ける時は周囲を確認してから開ける
C)宅急便を受け取る時も、ドアスコープ等で相手を確認してからドアを開ける

この3つぐらいは、日頃からご注意されるのがよろしいかと思います。

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
東京都豊島区女性殺人事件2(21年1月6日までの報道)

| | コメント (1)

2022/07/21

神奈川県鎌倉市騒音車注意少年刺殺事件その4(一審判決)

懲役11年(求刑懲役16年)の判決を言い渡しました。
***初公判(7月1日)***
1)起訴状などによりますと、住所不定の会社員男性被告(22)は去年3月、鎌倉市笛田の路上で、横浜市瀬谷区に住む当時18歳の少年の胸などを包丁で刺して殺害した、殺人の罪などに問われている。

2)被告は、起訴された内容について、「殺すつもりはなかった」と一部否認したとのこと。

3)検察側は、2人が大麻の売買でトラブルになっていたとし、「被告は刃物を持って現場に向っており、刺し傷も深いものだった」などとして、殺意があったと指摘したとのこと。

4)弁護側は「被害者側から集団で暴行を受け、ふいに刺してしまったもので、傷害致死としてとどまるべき事案」と、主張したとのこと。

***論告求刑公判(7月11日)***
1)検察側は、2人が大麻の売買でトラブルになっていたとしたうえで、「刺し傷も深く、死ぬ危険性を認識していた」と被告に殺意があったとして懲役16年を求刑したとのこと。

2)弁護側は「先に被害者側から激しい暴行を受け身を守る行動だったもので、殺意はないので殺人罪ではなく傷害致死罪が成立する事案」と情状酌量を求めたとのこと。

***判決公判(7月19日)***
1)横浜地裁は男に懲役11年(求刑懲役16年)の判決を言い渡したとのこと。

2)裁判長は、「深い刺し傷は、偶発的なものではなく、死亡する危険性の高い行為であると被告は認識していた」と殺意を認定したとのこと。

3)弁護側が正当防衛が成立すると主張した点に関しては、「大麻の売買をめぐるトラブルで、先に暴行を受けた被告が身を守ろうとした」と認めた一方で、「暴行を受けて間もなく犯行に及んでいることから防衛行為の過剰の程度は小さくない」などとして、検察側の懲役16年の求刑に対し、懲役11年の判決を言い渡したとのこと。

別の報道では
判決によると、被告は21年3月27日、鎌倉市笛田の路上で、少年らから殴る蹴るの暴行を受けた際、自分を守る限度を超えて包丁で少年の胸を突き刺し、失血死させるなどしたとのこと。

裁判長は、被告が自分を守るために刺したことは認めたが、暴行を受け始めて間もなく包丁で刺したことなどから、「過剰防衛が成立するにとどまる」と指摘したとのこと。

こんなところですね。
公判でも詳しい報道が出てこないので、事件の状況がよくわかりません。
そもそも事件は3月27日、夜明け前の4時10分に現場付近の住民から「うめき声が聞こえる」と通報があって発覚した。
現場には複数箇所を刺された18歳の職業不詳の男性が倒れており、病院に搬送されたが1時間半後に死亡した。

事件当時、死亡男性は友人と二人で歩道を歩いていたが、爆音で走る車に注意したところ「3人が降りてきて、口論となり刺された」、刺した車はそのまま逃走した。と一緒にいた友人が証言した。と言うところから事件が始まっています。

事件から3ヶ月ほどが過ぎた6月28日、容疑者が逮捕された。
で、驚いたのが事件の真相だった。
容疑者と死亡した男性は大麻の売買でトラブルとなっていたとのこと。

これまでの報道を元に推測するとこんな感じ
死亡男性と友人(人数が2人なのかそれ以上なのかは不明)は大麻の売人で、SNSで連絡を取り、容疑者男性が友人2人と計3人で逢いに行った。
死亡男性側から大麻を受け取り、代金を払わずに車で逃走。しかし、車で追いかけられ、停車した後で、容疑者側が死亡男性側から暴行されてしまった。
暴行される中で、持っていた刃物で死亡男性を複数回刺して、逃亡した。
残された死亡男性の友人が駆けつけた警官に「爆音の車を注意したら刺された」と嘘の話をした。
と言うのが真相のようですね。

この友人も自分の友人が刺されて、大量に出血している中、どうするか?とパニクっていた中で、通報で警察が来てしまったので、真実を話せるわけもなく、咄嗟に作り話を話したんでしょうね。

でも、「3人が車から降りてきた」と言うのは作り話ではなかったんですね。
死亡男性が18歳ですから、その友人もそれぐらいの年齢でしょうね。こんな荒事になるとは思ってなかったでしょうから、その場で咄嗟に考えた作り話でも、現実の情報から一部を改ざんする程度の物になったんでしょうね。
もし、この友人が場数を踏んだ猛者だったら、この事件は解決できなかったかもしれませんね。

いつもなら、この事件を防ぐ方法を考えるところですが、「狐と狸の化かし合い」と言うよりは、「犯罪者の上前をはねる」悪党が闇に紛れて跋扈する世の中になってしまったと言う事でしょうね。

とりあえず、「人に迷惑をかけないようにね」と言うのが、幼い頃にどの家でも教えられる事だと思うんですけどね。
何が変わってしまったのか、今や振り込め詐欺で年寄りからお金を騙し取る犯罪に加担する若者がどれだけの人数になるのかわかりません。

教育が問題なのか?それとも、教育は正しくできているが、その教育内容では社会で生きられないのか?
犯罪で生活するなんて、そう簡単にできる事ではないので、まっとうに生きた方が人生の収支はプラスになるように思うんですけどね。

結局、自分の人生は自分で決める事ですから、その責任も自分で背負うと言う事ですよね。

参考リンク
神奈川県鎌倉市騒音車注意少年刺殺事件その3(容疑者逮捕)

| | コメント (0)

2022/07/19

大阪府大阪市北新地放火殺人事件その3(被疑者死亡で不起訴)

まずは続報です。
1)捜査関係者によると、クリニック出入り口近くの非常階段周辺で、容疑者のものとされる財布が発見された。府警がこの財布を押収して調べた結果、所持金はわずか約1000円で、他はクリニックの診察券や運転免許証などしか入っていなかった。預貯金も底をつきかけていたとのこと。

2)容疑者は約35年前にマイホームとして購入した大阪市西淀川区の3階建て民家と、親族とともに相続した別の住宅を所有している。数年前まで他人に貸し出していたとされるが、府警の捜査でこの家賃収入も途絶えていたとのこと。

3)捜査関係者によると、事件後の現場検証で、ビル1階のごみ箱から複数の鍵が見つかった。一つは容疑者が所有していた大阪市西淀川区の住宅のものと確認され、他は使用していた自転車などの鍵の可能性があるとのこと。

府警によると、ビル周辺の防犯カメラに事件発生直前、自転車を止め、ガソリン入りの容器を入れたとみられる紙袋を持ってビルに入っていく男の姿が映っていた。府警は男は容疑者で、ビルに入った直後に鍵を捨てた可能性があるとみているとのこと。

4)捜査関係者によると、容疑者の親族とみられる男性が事件直前に「骨つぼが盗まれたかもしれない」と110番。墓の下から骨つぼが持ち出された形跡があった。事件後も骨つぼは発見されていないとのこと。

大阪府警天満署捜査本部は、容疑者が骨つぼを持ち出した可能性もあるとみて、事件前の行動を詳しく調べているとのこと。

5)捜査本部は放火の影響で閲覧できなかったクリニックの電子カルテを復元させることに成功。解析結果などから、容疑者が2~3年前からクリニックを定期的に通院していたことが分かった。診察時に容疑者は「仕事がうまくいかずに眠れない」と訴え、睡眠薬を処方されていたが、勤務実態などは判然としないとのこと。

6)捜査関係者らによると、容疑者は昨年と数年前の2回、大阪市此花区役所に生活保護申請の相談をしていた。本人から相談はあったが、申請手続きの段階で止まった。容疑者は担当者と話し合っていたが、途中で「もういいです」などと言って辞退したこともあったとのこと。

西淀川区の住宅に戻る前の一時期、容疑者は此花区内の2階建て住宅に住んでいたとみられる。此花区に生活保護を相談したのはこの時期と府警はみているとのこと。

7)容疑者(61)=死亡=のスマートフォンに、ガソリンの購入計画やクリニック院長の退勤時間などが詳細に記録されていた。

記録は昨年6月から始まっており、府警は事件の約半年前から本格的に計画を始めたとみて調べているとのこと。

府警によると、容疑者のスマホは昨年5月に契約されたもので、事件後にクリニック内で発見された。データを調べたところ、6月14日から始まっているスケジュールアプリに、ビル清掃員の有無や扉の寸法などの確認事項が記されていた。9月には「20時54分踊り場ドアが閉まった」「21時13分先生が1階出入り口から出てきた」、12月には「20リットル携行缶にガソリンを買った」などの記載があったとのこと。

スマホには「大量殺傷犯人の属性と行動パターン」などダウンロードされたファイルが残されており、京都アニメーション放火殺人事件や千日デパート火災、「死ぬときぐらい注目されたい」などの語句を検索した形跡もあったとのこと。

8)スマートフォンに昨年6月以降、詳細な犯行計画や行動記録を残していたことが明らかになった。現場の下見の時間帯やガソリン購入、前日の準備など、スケジュールアプリの書き込みは、大阪府警の捜査で判明した実際の行動とほぼ合致。平成29年3月以降、クリニックを112回受診していたことも判明した。半年前から下見を重ね、患者が集まる「金曜」を標的に周到に準備していたとみられるとのこと。

事件に関する記述は、木曜と金曜に集中していた。扉が閉まる時間や退勤時間を確認したのは木曜の夜。事件当日と同じ「リワークプログラム」が行われていたとみられる金曜午前には、患者の来院時間と人数を記録していたとのこと。

9)捜査本部によると、容疑者は大阪市内に所有する物件の家賃収入を得ていたが、令和元年9月で入居者が退居。容疑者名義の銀行口座はその翌月から残高が1万円未満の状態が続き、昨年1月に残高83円を引き出してからは0円となっていたとのこと。

同年5月には当時住んでいた住宅で、料金の滞納を理由に電気やガスを止められていたという。また、平成22年を最後に定職に就いておらず、給与収入はなかったとみられているとのこと。

10)大阪市内にある防犯カメラには、事件前日の午後9時前、容疑者とみられる人物が、自転車の前かごに荷物を積み現場方向へ向かう様子が残っていたとのこと。

およそ1時間後には、逆方向に走る姿も映っていましたが、前かごの荷物はなくなっているとのこと。

11)容疑者(61)は、事件当日、ガソリン入りのポリタンクを自転車で運んだとされていますが、事件前日の夜にも別のポリタンクを運び、現場から500メートルほど離れたコインロッカーに隠していたとのこと。

12)容疑者が生活保護の相談に訪れた行政書士の話
「私は長男を刺して刑務所に行っていた人間です。だから、家族には頼れないんですわ。出所して生まれ故郷の大阪に戻ってきたんやけど、就職の面接でええところまで行ってもネットで検索すれば過去の犯罪が出てくる。結局不合格や」と話していたとのこと。

13)大阪府警は3月16日、死亡した無職の容疑者(当時61歳)を殺人や現住建造物等放火などの疑いで書類送検したとのこと。

捜査関係者によると、容疑者は事件直前、大阪市西淀川区の自宅を放火した疑いもある。焼け跡から押収された21年2月5日付の自筆メモには、「心療内科」「ねだやしの意味」と書かれていたことが判明。府警は10カ月前から大量殺人を計画したと判断したとのこと。

クリニックでは毎週金曜、休職中の人たちの職場復帰を支援する「リワークプログラム」が開かれ、多くの患者が前向きに治療に励んでいたとされる。容疑者は事件の4カ月前から自身の診察日を金曜に変更。スマートフォンにはこの頃から下見やガソリンの調達を示す記録が残され、事件当日もリワークプログラムが開かれていたとのこと。

府警はこうした状況から動機を分析した結果、容疑者は自身と対照的に社会復帰を目指す患者たちに一方的な嫌悪感や嫉妬を募らせて襲撃したと結論付けたとのこと。

14)15年以降、家族や友人との接触は確認されず、スマートフォンのアドレス帳に知人の連絡先は皆無だった。17年には相談に訪れた区役所の担当者に、「前科を知った支援者の態度が変わったことに傷ついた」などと話し、就職をあきらめた様子だったとのこと。

15)大阪市北区曽根崎新地のクリニックで26人が犠牲となった放火殺人事件で、殺人や現住建造物等放火などの疑いで書類送検された無職の容疑者(61)=昨年12月30日に死亡=について、大阪地検は3月17日、容疑者死亡のため不起訴とし、一連の捜査を終結したとのこと。

さて、こんなところですね。
衝撃的な事件でしたが、容疑者が死亡して、被疑者死亡で不起訴と言う結末になってしまいました。
警察の推測する動機は「妬み」と言うあたりでしょうか・・・私としては、そんな一言で表せるような感情ではないのかな?と考えています。

職人気質で短気で強情だった性格が人生を変えてしまったのかもしれませんね。
正直なところ、不幸で不運だった面はあります。
A)遺産相続のトラブルで兄弟と疎遠となる。
B)結婚するが離婚
C)自殺を考えるようになり、家族を道連れに無理心中事件を起こす。
D)出所後は事件が原因で就職ができず。
E)経済的に困窮して生活保護を申請するが心が折れて、申請途中で辞退。

遺産相続で兄弟が絶縁と言う話は良く聞きますね。日本の離婚率は35%ほどあるようで、離婚も珍しい話では無いですよね。
問題はやはり、自殺念慮から一家無理心中を考えるあたりでしょうか。

これが容疑者の人生の分岐点ですよね。
もし、この事件がなければ、子供とも絶縁するような事はなかったでしょうし、その後も仕事をして収入を得る事ができたと思います。
あるいは、その前の離婚しなければ、この事件も起こすことはなかったでしょうね。

離婚は相手がいる事なので避ける事はできなかったかもしれませんが、心中事件は避ける事ができたんじゃないかな?
離婚を境に生活が荒れていきますね。気持ちは分からなくはないのですが・・・
「妻も子供も自分の人生とは違う人生を生きている。」と割り切れれば良かったのでしょうけど、「おまえなしでは生きて生きない」「おまえを殺して俺も死ぬ」と言う事になってしまったのかな?

どこか依存的な内面があったのか?
盗まれた骨壺はどうなったのだろう?もし、容疑者の犯行なら、既に死亡した自分の親に何らかの救いを求めていたのかな?

ただ、出所後は家族に連絡を取る事も無かったようですし、家族離れができたんでしょうね。
しかし、その後も事件が原因で仕事が見つからない状態になってしまった。これも不運な話です。
出所時の年齢がおそらく55歳前後ですよね。おそらく一般的な労働市場としては需要が無い年齢です。
技術や能力がなければ仕事を見つけるのは難しい年齢ですよね。

ただ、容疑者は職人として技術や能力があったので、選ばなければ、仕事は見つかったと思うんですよね。
実際、容疑者の話としても「私は長男を刺して刑務所に行っていた人間です。だから、家族には頼れないんですわ。出所して生まれ故郷の大阪に戻ってきたんやけど、就職の面接でええところまで行ってもネットで検索すれば過去の犯罪が出てくる。結局不合格や」こんな事を話しているので、心中事件がなければ、仕事を見つける事はそれほど難しくはなかったように思います。

この点でも不運だったと思います。根気よく探せば、元犯罪者でも受け入れてくれる職場は有ったと思うんですけどね。

この頃には、「自分がそれほど悪い事をしたのか?」「どうして自分だけがこんな目にあるのか?」と世間を呪っていたかもしれませんね。

で、最後のとどめが「生活保護の申請の辞退」ここも、根気よく担当者に話せば、生活保護を受給できたかもしれませんが・・・結局は心が折れてしまったんですね。無敵の人の完成です。

一方で「刑務所に入りたかった」と言う理由で事件を起こす人もいるんですよね。生活する為に「刑務所に入る」選択です。
結局、容疑者はそうした割り切りもできないぐらい、人生や社会に絶望していたんでしょうね。

そんな中で、仕事復帰に向けてリハビリする希望に満ちた人の顔がまぶしく見えたのかもしれません。
光が強ければ強いほど、闇は濃くなると言う台詞もありますが・・・ネガティブな感情が爆発してしまったんでしょうね。

この事件を防ぐにはと考えると、防ぐポイントは以外に沢山あるけれど・・・結局は心中事件を起こさない事ですよね。
それ以降は、就職も生活保護も運に左右されているように思います。

心中事件がなぜ起きてしまったのか?と言うのも本人が死亡してしまった事で真相はわからないままですね。
自殺を考えているあたり、「うつ」による「自殺念慮」なのか?とも思うのですが・・・
もし、そうならば、「うつ」の治療をすれば良いと言う事になるけれど・・・最近書いた、「埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件」も家庭の問題から「うつ」となって「自殺念慮」が反転して「他殺」に動いてしまったと言う経緯ですよね。

家庭の問題を簡単に相談できるような環境を作るのが良いのかな?
家庭の問題はなかなか近くの人に相談するのは難しい面もありますよね。まーよほど信頼できる相手がいなければ、相談する事自体が難しいです。

その意味では相談できる友達を作ると言うのも有りだと思います。しかし容疑者は生活保護で行政書士にも相談できているので、まるきり抱え込んでいるわけでもないのですが、運が悪かったのかな?

もっとも、このあたりは、相談する本人の個性や性格によるかもしれませんね。
結構、ハードな内容を簡単に話してしまう人もいますし、一方で抱え込んでしまう人もいる。
色々なタイプの人がいるから、誰でも簡単に相談できる、今ならネットで匿名相談っていうのが一番かもしれませんね。

ただ、この手の問題と言うのは昔からあったように思うのですが・・・最近になって急に問題となっているわけではないはずです。
昔と今で何か生活や社会で変わった事があるんでしょうか?
もっとも、昔の津山30人殺し事件も結局は似たような事件なのかもしれませんね。

亡くなった方のご冥福をお祈りします。

参考リンク
大阪府大阪市北新地放火殺人事件その2(まとめと印象)
埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件その2(一審判決)

| | コメント (0)

北海道札幌市2歳女児虐待死事件その8(男女被告の上告審)

女性被告の上告審
***2021年8月2日***
最高裁第3小法廷は、札幌市で2019年、2歳の長女に食事を与えず衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の女性被告(23)の上告を棄却する決定をした。2日付。懲役9年とした一、二審判決が確定するとのこと。

男性被告の上告審
***2021年9月22日***
最高裁は9月22日、上告を棄却し、懲役13年の判決が確定するとのこと。

こんなところですね。
上告審の記事を書くのを忘れてました。
事件発生が2019年、一審が2020年、控訴審が2021年、上告審も2021年ですね。
以外に早く決着しましたね。

https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_minzi/minzi_01_02_04/index.html
こちら裁判所の「判決に対する上訴ー控訴と上告」のページから引用します。
///ここから///
上告審の裁判所が最高裁判所である場合には,原判決に,1.憲法解釈の誤りがあることと,2.法律に定められた重大な訴訟手続の違反事由があることが上告の理由となります。もっとも,最高裁判所は,原判決に判例に反する判断がある事件その他の法令の解釈に関する重要な事項を含む事件については,当事者の上告受理の申立てにより,上告審として事件を受理することができます。
///ここまで///

これをみると、憲法違反とか訴訟手続きの違反、法令違反でもなければ、最高裁は受理してくれないと言う事ですね。

だとすると、控訴審までにこれらの問題がなければ、結論は控訴審で出ていると言う事になりますね。
だから、上告して半年もたたずに、棄却が決定したと言う事かもしれませんね。

まー自分の罪(量刑)を軽くしたくて上告したのでしょうが、女性被告が23歳、男性被告が26歳(これはともに棄却時の年齢)ですが、罪と向き合う事はできたのだろうか?
どちらも、社会復帰する年齢ならまだ子供を産み育てる事ができると思いますが、次はこんな事にはならないようにして欲しいですね。

亡くなった女児のご冥福をお祈りします。
参考リンク
北海道札幌市2歳女児虐待死事件その7(男女被告の控訴審)

| | コメント (0)

2022/07/16

大阪小6女児不明誘拐事件その6(一審判決 7/16追記)

判決は懲役20年(求刑・懲役24年)です。
***第8回公判(12月23日)***
被告人質問

1)検察側は、被告宅から洗脳方法を記載した本や、「ターゲット」「子ども」と書かれたノートを押収したと明らかにしたとのこと。

検察側は、洗脳方法を記載したページにボールペンで下線や書き込みがあったと指摘。「15歳までの少女」「白馬の王子様と思わせる」などと書かれたノートも示して意味を尋ねた。被告は「覚えていません」「自作小説の設定かもしれない」などと答えたとのこと。

2)被告は、あらためて起訴内容を否認し、「2人には『児童相談所に行かないか』と繰り返し伝えたが嫌がられた」と主張したとのこと。女子中学生については「20歳になったら結婚するつもりでいた」と説明した一方、「(ネット交流サービスに悩みを投稿していた2人に)自分なりにできることをやったが、問題があったかもしれない」と述べたとのこと。

***論告求刑公判(2022年1月26日)***
検察側は誘拐の意図は明らかだとして懲役24年を求刑した。

1)論告で検察側は、被告が当初、中学生の悩みに寄り添うようにして誘って家に連れ込み、自己否定的な内容をノートに書かせたなどとして、「強度に支配し、被害者の精神的苦痛は甚大」と指摘。処罰感情も厳しいと説明した。女児誘拐は同世代の中学生を利用しており、「犯行は極めて卑劣。同種事案でも相当に悪質」と糾弾したとのこと。

別の報道では
検察側は論告で、被告が事前に書籍で他人の洗脳方法などを下調べし、その通りに実行していたと指摘。防犯カメラを避け、変装して待ち合わせ場所に来るよう女児に指示し、携帯電話の電源を切らせて家族と連絡を取れないようにするなど「計画性も高く悪質」としたとのこと。

2)最終弁論で弁護側は、被害者2人に自殺の動機があり、自宅に迎えたのは誘拐行為だったとしても、「生命に対する緊急避難に当たる」と主張。中学生とは真剣な交際だったとして性的暴行も否定した。被告が中学生を残して外出した点に触れ、「中学生は自発的な滞在を望んだ」と述べたとのこと。

別の報道では
弁護側は「(自殺をほのめかしていた2人の)命を守るために家に招き入れた」として無罪を主張した。被告は「助けるためにできるだけのことをした」と述べたとのこと。

3)最終意見陳述で被告は「少女たちには最善を尽くした」と自らの正当性を訴えたとのこと。

別の報道では
被告は最終陳述で、「親に虐待され、学校でも捨てられた少女を助けようと私はできる限りのことをした」と訴えたとのこと。

***判決公判(2022年3月22日)***
1)水戸地裁は、被告に、懲役20年(求刑・懲役24年)の実刑を言い渡した。

2)裁判長は判決で、自殺願望のある被害者2人に、被告がSNSでメッセージを送り、甘言を用いて家出を誘発したと指摘。「年少で未成熟な被害者の思慮の浅さにつけ込んだ卑劣な犯行」としたとのこと。

別の報道では
裁判長は判決理由で「会って程なくしてわいせつな行為に及び、確固たる計画に基づいている。被害者の尊厳を顧みない醜悪な行為だ」と指摘したとのこと。

その上で「被害者の未熟さにつけ込んだ卑劣な犯行。不自然な弁解を繰り返して反省もみられず、被害者家族も厳罰を望んでいる」として、長期の刑が適当だとしたとのこと。

更に別の報道では
判決は、被告が2人の被害者をそそのかして自宅に連れて行き、寝泊まりさせたこと自体が、誘拐にあたることは明らかだと認定したとのこと。

判決では、被告が女子中学生の保護に向けて具体的な行動を全く取っていなかった点を指摘し、女子小学生に対しては、携帯電話の電源を切ることや、防犯カメラの追跡から免れるため着替えを用意するようメッセージを送り、警察などの追跡をかわす策を講じていた点を指摘。「自殺を止めるためだった」との被告側の主張は成立しないと退けたとのこと。

更に更に別の報道では
判決理由で裁判長は、2少女を誘拐するなどした犯行について「確固たる計画に基づく」と指摘。2少女の心身に与えた悪影響は大きいと非難したとのこと。

さらに女子中学生に対しては、誘拐して間もなく、顔を平手で多数回殴打するなどして主従関係を強要し、「その関係性の下で各犯行が行われた」と強調。わいせつ行為などの内容についても「陰惨で目を背けたくなる」と述べたとのこと。

3)判決などによると、被告は19年5月下旬ごろに当時14歳の県内の女子中学生を、同11月には当時小学6年の大阪市の女児を、それぞれ自宅に連れ去った上で、女子中学生にわいせつな行為をしたり、静止画像をデジタルカメラで撮影、保存し児童ポルノを製造したりするなどしたとのこと。

***補足情報***
どのタイミングの情報か不明ですが、公判中の情報です。
「検察によると、被告は『主従関係がいいのか。対等な夫婦のような関係がいいのか』と怒鳴って女子中学生の顔面を殴るなどの暴行を繰り返していたとのこと。

抵抗できなくなった女子中学生と、半年にわたり強制的な性交。首輪や鎖をつけ、逃げられないようにしていたとのこと。被告は、そうした様子をデジタルカメラで撮影。161点にのぼる児童ポルノを作成したとされます」とのこと。

こんなところですね。
判決でも指摘されてますが、被害者の弱みと思慮の浅さにつけ込み、甘言で誘い出した事件ですね。
自殺傾向のある女性を誘い出したあたりは、座間の9名殺人事件とも似てます。

このあたりは、過去の事例を参考に犯罪者側が研究しているんでしょうね。
とは言え、知らない人に会いに行くのは、大人でも多少は警戒したり、怖じ気づいたりする物ですが、SNSがその恐怖心や警戒心を緩めてしまうのかもしれないですね。

その上で、行き場の無いほどに追い詰められた子供に甘言で誘い出している。卑劣と言えばそれまでだけど、それだけでは、この事件は防げないんですよね。
私の考えるこの事件のポイントはシンプルに二つ
A)犯行前に犯人を逮捕する事は難しい。
B)世の中には女性や子供を狙う犯罪者が存在すると言う事実を被害者である女性や子供が認識していない。

A)はネットに匿名で犯行を匂わすような書き込みをしているなら別ですが、そうでもなければ、事件を起こすまで、誰が犯行を起こすのかを事前に予測する事は無理ですよね。
そして、仮に予測できたとしても、犯罪を犯していない段階で逮捕する事はできないですよね。
結果的に被害を事前に防ぐ事は、犯人の側からは出来ないと言う事になると思うわけです。

もっとも、そういう犯罪を起こさないように幼少期から教育していくと言う方法もあるわけですが、100%成功すを保証するのは無理だと思います。

なので、被害者側で被害に遭わないように注意していく方法でしか、実質的に被害を防ぐ方法は無いのだろうと思います。
まー、振り込め詐欺でも、ATMで携帯電話をしないと言うわかりやすい方法法で注意喚起をしてますよね。
そして、銀行やコンビニの行員さんや店員さんもそれをサポートして被害を防いでいます。

そういう実績をみてもB)と言うのは対策すれば効果があると思う部分です。

ただ、SNSやネットがここまで普及してしまうと、子供達にとっては「当たり前」の物になってしまっていて、それ自体に警戒心を持てとか、使うなと言うのは、ちょっと難しいかもしれません。

なので、交通安全の啓蒙と同じで、定期的に「こんなひどい事件があったんですよ」って話を繰り返し聞かせるしかないと思うんですよね。
まー盲目的に事件を恐れて、ネットを使わないとか、行動を制限すると言うのは行き過ぎなので、正しく恐れるぐらいになるのが理想的でしょうが、どこまで恐れるのか?その線引きと言うのが難しいところかもしれませんね。

この部分はこちらにも絡んでさじ加減の難しい部分です。
レイプ事件を考える時の注意点

2022/7/16追記
良く考えたら、もう一つ、防ぐ方法がありました。
行き場の無い子供達が犯罪者の甘言の罠に掛かる前に、別の正規の相談窓口に誘導する方法がありますね。
全員を救えるわけでは無いでしょうが、子供の間に浸透していけば、救える子供は増えるとおもいます。
文部科学省に「子供のSOS相談窓口」と言うのあるようです。無料通話なので悩んだら一度相談して欲しいですね。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm
電話番号は「0120-0-78310」、SNSでも相談できるようですし、地元の相談窓口も紹介してくれるようです。

参考リンク
大阪小6女児不明誘拐事件その5(一審公判途中まで)

| | コメント (0)

2022/07/13

埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件その2(一審判決)

判決は懲役7年(求刑・懲役10年)です。
***初公判(5月13日)***
起訴状などによると、被告は20年3月16日夕、さいたま市浦和区の埼玉県庁前の路上で妻の胸などを包丁で数回刺し、失血死させたとしている。

1)「僕が妻を殺したことは間違いない」と述べ起訴内容を認めた。
2)弁護側は心神喪失状態だったとして無罪を主張した。

検察側は冒頭陳述で「正常な判断をしていた部分も残されていた」として心神耗弱にとどまると訴えた。また、妻=当時(53)=との離婚について被告が弁護士に相談していたと指摘し、自らの財産を妻に横取りされると思い込むようになって殺害を決意したと述べたとのこと。

検察側冒頭陳述によれば、被告はもともと法務省の職員として働いており、同省で法務技官として働いていた妻と知り合って結婚に至った。ふたりには3人の娘がいる。被告はのち退職し、研究の道へ。事件当時は臨床心理学や犯罪心理学を専門とする准教授だった。ところが夫婦は次第に「生活態度や子育てへの姿勢などからお互いに不満を抱き、関係が悪化」したとのこと。

2019年10月、不調を感じるようになった被告が精神科を訪れたところ「うつ状態」と診断され、薬を処方された。症状は好転せず「遅くとも2020年1月ごろには精神的不安やストレスにより『妻と次女が自分を追い込み、財産を奪おうとしている』と思い込むようになっていた」とのこと。

4)被告は大学院修了後に法務省職員となり、少年鑑別所や刑務所で勤務した。文教大では犯罪心理学などを研究し、犯罪被害者支援に関する授業もしていた。大学は事件後の20年4月に懲戒解雇したとのこと。

***第?回公判(5月17日)***
証人尋問(被告の次女)

***第?回公判(5月24日)***
被告人質問

***第5回公判(5月26日)***
証人尋問(精神鑑定医)
医師は、事件発生から23日後の2020年4月8日から、同16日、30日、5月13日、30日、6月24日、7月8日と7度に亘って被告人との面談を繰り返し、更には同年5月26日から6月8日まで、自らが勤務する埼玉県済生会鴻巣病院に被告を入院させて診断した。

医師は確定出来ないとしながらも、心理検査の際、臨床心理士の資格を持つ正がわざと誤答を選択した疑いがあると話したとのこと。
医師は、自らの所見を以下のように述べたとのこと。

犯行時、被告は妄想性障害に罹患していたと診断した。が、被告人は子供を刺すことに抵抗があった。また、刑務所内で生活出来る等、一般的な理解がまったく出来なかった訳ではない。妄想性障害が酷いと、それに支配されて生活が送れなくなる。被告の妄想性障害は軽度から中程度であり、彼が語る「非現実的世界」は、妄想に没頭していることを示している。こういった表現が出来るということは、「現実的世界」があるということでもあるとのこと。

もし、事件当日にバス停で顔見知りの人に「あっ、Xさん」と声を掛けられていたら、犯行は起きなかったと思う。世間話をしようと思ったら、出来ただろう。

また、被告は鬱病となった自分を大学の幹部たちが辞めさせようとしていた、と証言したが、妻を殺害することと、大学を追い出されそうになることは、まったく別だ。大学への妄想が大きいとは思えない。今回の事件は、妻、次女への妄想が起因していると考えられるとのこと。

***論告求刑公判(5月30日)***

***判決公判(6月22日)***
1)裁判長は懲役7年(求刑・懲役10年)を言い渡した。

さいたま地裁は「3人の娘を育てながら懸命に仕事をしていたのに突如、路上で絶命しており、その無念さは察するに余りある」と述べたとのこと。

一方、妻らが自分を自殺に追い込もうとしたなどと「妄想を抱えるなかで、怒りの感情が生じて視野狭窄に陥った」と指摘したとのこと。

2)判決理由
犯行時、被告は「妄想性障害の強い影響を受けながらも自らの規範的思考による抑制力が一定程度残された状態で自己の判断による犯行」とし、心神耗弱の状態と判断したとのこと。

一方で、被告人は妄想に由来する恐怖症が怒りに変わり犯行に及んだと説明。「妄想性障害などが犯行に与えた影響は相当大きい」と述べたとのこと。また、確実に殺そうという意図で危険なものとしつつ、「精神障害の影響を受けた殺人事案の中で、殊更に悪質な態様とは言えない」としたとのこと。

こんなところですね。
詳しい報道が少なかったようです。
犯罪心理学者がなぜ事件を起こしたのか?と思ってましたが、「うつ」だったようですね。
それで、妄想状態だったんですね。

評判としては、まじめな先生だったようですが、まじめ過ぎたのかもしれませんね。
もう少し、いい加減で、手を抜くことができたら、この事件は起きなかったのかもしれないと思います。

心理学者とは言え、犯罪心理学ではちょっと専門が違うのか?自分自身の精神状態まではケアできなかったのかな?
しかし、ちゃんと精神科も受診しているので、初期のケアは出来ていると思います。

それでも、症状が悪化していると言う事なので、最後は「仕事を休む(休職する)」と言うのが「うつ」の時の定番の対処のような気がするのですが・・・休めない理由があったのだろうか?

報道だと2019年10月から通院を開始して、薬も処方されているようですね。
2019年11月には自殺念慮もでて、かなり悪化しているようですね。
で事件が2020年3月16日ですね。
事件後の3月17日の大学の会見でも、「休職」と言う話はでてなくて、事件前の3月11日に出勤していると出てますね。

妻の方も公務員で上級職のようですから、それほど経済的に困る事は無かったように思うのですが・・・子供の教育費が必要だったのか?

被害者支援や加害者支援などにも力を入れているようなので、仕事に対する情熱が強かったのかな?

ただ、夫婦の不仲が直接の原因のようなので、家庭内のストレスが原因なら、むしろ仕事はストレス解消となっていたのかな?
そうですね、休職して家に居ても、ストレス解消にならないので、それなら仕事を続けていた方が良かったのか?

家庭内の問題を解決する為に別居して独身生活と言うのも、有りだとは思うのですが、「うつ」の人間を一人にしておくのも、心配ですよね。

こういう場合はどうしたら良いのだろうか?
入院治療をすれば、問題の家族とも離れて、仕事も忘れて治療に専念できるのかな?
ここは専門家のご意見を伺いたいですね。

本来は癒やされる場所である家庭がストレスになってしまったと言うのは気の毒ではありますね。
まーでも、結婚して子供もいれば誰でも多少のストレスはあるものかもしれませんね。

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。
そして残された娘さん達もがんばって欲しいと思います。

参考リンク
埼玉県さいたま市犯罪心理学者妻殺人事件

| | コメント (2)

2022/07/09

山梨県道志村7歳女児不明事件その14(犯人の住所と違和感)

これまでのところ、事故説、事件説いずれの場合も疑問がありますが、決定的な情報がなく、どちらとも言えないと言うのは変わらないのですが、事件とした場合、少し違和感が残る部分があります。

それは、犯人の行動と住所です。
いつものように場合分けして考えます。
(A)犯人の住所が失踪したキャンプ場付近の場合
(B)犯人の住所が女児の地元の場合
(C)A,B以外のキャンプ場から離れた場所の場合

想定される犯人の大雑把な行動として
(1)女児の拉致監禁
(2)殺害
(3)遺体を枯れ沢に遺棄する

そして、可能性のある行動のタイミングは
(あ)女児失踪時
(い)失踪当日の初期捜索中(失踪当日か翌日)
(う)組織的捜索中(10月ぐらいまで)
(え)(う)の後

この事件は計画的な物だとすると
犯人は事前に女児をターゲットに選定して朝霞事件のように情報収集を行っていたはず。
そして失踪当日、女児を拉致監禁に成功したはずなんですよね。
だとすると、犯人の住所は(B)の女児の地元と考えるのが妥当だと思います。
問題は拉致監禁に成功した後、犯人はどうするだろうか?と言う点ですね。

ここで想定される犯人の目的は二つでしょうね。
(a)性的暴行(結果的に直後に殺害)
(b)長期的な監禁生活

最初に戻って、もし計画的な犯行なら、一瞬の愉悦の為にわざわざ、遠方のキャンプ場で犯行を行うのだろうか?と言うのが疑問です。
つまり、(a)を目的とする欲望を制御できないタイプの人達ならこんな計画的な犯行はできないのでは?と言う事ですね。
情報収集してキャンプ場まで移動するのを待つまでもなく、地元で事件を起こしていると思うんですよね。

残りの、(b)を目的とした場合、拉致した女児を車で連れ去り、自分の家か、監禁専用の部屋を用意して、監禁生活を続けていたと言う事になるでしょうね。
その場合、目的を既に達成しているにもかかわらず、犯人の意図に反して、女児が死亡と言う事になりますね。
ではその後、遺体をキャンプ場近くに遺棄する理由が無いのでは?と言うのが疑問なわけです。
犯人は捜査範囲から既に脱出していて、警察に疑われる要素が無いように思います。
(致命的なミスをしていなければと言う事になりますが)
その状態で、あえて、注目されているキャンプ場付近に遺体を遺棄する理由が無いですよね。
その上で、遺体を遺棄するまでの期間、遺体を保管する問題が発生するので、リスクを避けて、まったく別の場所に遺棄すると思うんですよね。

なので、計画的な犯行説はちょっと可能性が低いのではないかな?と思ってます。

そうすると、衝動的な犯行の場合はどうなのか?となるのですが、この場合は、犯人の住所はA,B,Cが対象になるけど、女児とは面識が無いと言う事になります。(そうではない可能性もゼロでは無いですが、犯行時間の問題もあって可能性は低いと思います)
なので、(B)は可能性が低いのではないか?(まったくの偶然の可能性は否定できませんが)と思ってます。

衝動的で偶発的な事件だとするなら、犯人は何の準備もせずに事件を起こしていて、その目的おそらく(a)と言う事になりますよね。
結果的に失踪直後に女児は殺害されていると考えるのが妥当だと思うのですが、そうすると、(A)も(C)も遺棄タイミングは(い)と考えるのが妥当だと思うのですが、この場合、組織的捜索で遺体が発見されない謎が出ますね。まー捜索の見落としと言えばそれまでなのですが・・・

この謎を解決する為に、遺棄タイミングを(え)とすると、その期間遺体を保管する事になり、住所が(C)と(B)の場合は、捜査範囲から脱出していて、あえてキャンプ場付近に遺体を遺棄する理由が無いと言うのは、計画的な犯行の場合と同じですね。

すると、最後に残るのは(A)なのですが、こちらも、同様に遺棄タイミングを(え)とするなら、その間、遺体を保管する事になります。
まー不可能では無いと思うのですが・・・ただ、この場合も実質的に犯人は捜査範囲から外れている状態なので、あえて、事件に注目を集める可能性のある「遺体発見」と言うリスクを冒すのだろうか?と言うのが疑問ですね。

もちろん、犯人にはいろいろなタイプの人が居て、遺体の頭部を学校の正門に置いたり、警察や遺族に犯行声明を送ったりする人もいるわけですが、この事件がその手の人による犯行だとすると、ちょっと演出が地味過ぎる気がするんですよね。
もっと、世間を騒がせるような「演出」をしそうな気がします。
犯人が捜索範囲から外れていると認識しているならあえて「事故」を演出する理由も無いと思います。

事故説の場合でも、女児が一人で枯れ沢の上流まで移動できるのか?と言う疑問はあるのですが、事件説としてみた場合は、犯人の行動に必然性がないような気がしています。

どちらの場合も強く否定や肯定をする情報は無いのですが、私の印象としては、事件説の場合は犯人の行動に違和感があるかな?と思っています。

参考リンク
山梨県道志村7歳女児不明事件その13(発見された遺留品について)
山梨県道志村7歳女児不明事件その15(女児が移動できない場合)

| | コメント (0)

2022/07/07

山梨県道志村7歳女児不明事件その13(発見された遺留品について)

さて、今回の捜索で新たに発見された情報は、前回に書きましたがこんな感じです。
発見された遺留品
長袖ハイネック、左右の靴、片足の靴下

発見された骨のような物、
29個の骨のようなものを発見、このうち9つの骨のDNA型が不明女児と一致

発見された骨の部位(報道が曖昧なので少し齟齬があるかもしれません)
頭骨、右側肩甲骨、腕の骨、足の骨、肋骨3本、右前腕部の骨、すねの骨、腰椎、腰骨、片、手指の一部、顎の骨2個、腰の骨

これを表にするとこんな感じですね。

No. 日付 発見場所 人骨 部位 特定 備考
1 4月23日 枯れ沢の下流 Yes 頭骨 ミトコンドリアDNA鑑定で母子関係に矛盾なし
2 4月28日 枯れ沢の上流100m       右足の靴
3 4月29日 枯れ沢の上流100m       左足の靴、片足の靴下
4 5月4日   Yes 右側肩甲骨 Yes 長袖ハイネック(特定されたのは肩甲骨)
5 5月5日         洗濯タグ
6 5月11日   Yes 腕と足の骨 Yes 2個
7 5月26日 枯れ沢の上流100m Yes 肋骨3本、右前腕部の骨、右すねの骨、腰椎が1本ずつ   人骨のような物2個
8 5月28日 枯れ沢の上流100m Yes   人骨のような物1個
9 5月31日   Yes Yes 人骨のような物4個(7個の内6個が人骨)
10 6月1日 ハイネックの中の土 Yes 腰骨、肩、手指の一部   7つが骨片で内3個が人骨
11 6月2日   Yes 2つはあごの骨、1つは腰の骨 Yes 人骨のような物5個(内3個が人骨)
12 6月3日  
13 6月7日   Yes     人骨のような物6個(内2個が人骨)
14 6月8日 枯れ沢の上流100m    
15 6月10日      

更に、大雑把な図にしてみるとこんな感じです。
人体を大きなパーツに分けて、発見された骨や遺留品がどの部分になるかを色付けしました。
Photo_20220707204701

青は骨、オレンジは衣類、靴等です。手指の骨は左右が分かりませんでしたので、右前腕部の近くと言う事で右手としています。
発見された骨の部位を見ると、胴体、頭部と体の中心に近い部分の骨のように見えます。
手足の部分が胴体より先に腐敗が進み、胴体から分離して流されてしまったとも考えられますね。

しかし、ちょっと待てよ!と思うのは、そもそも、発見された骨の数が圧倒的に少ないと言う現実を忘れちゃいけない気がします。

もちろん、それは、腐敗、風化、そして雨、風によって流され散逸してしまったと考えるのが妥当だと思います。
でも、それならより、広範囲を捜索すれば発見されるのではないか?と言う疑問が浮かんできます。

もちろん、警察だって我々が考えるような事は、当然考えていると思います。
だから、あの枯れ沢については、相当念を入れて捜索していると思います。数センチの骨片や、ミリ単位の骨片が発見されたのはその結果でしょう。

ではなぜ、発見されないのだろうか?
事件だから、犯人が他の部位は遺棄していないからと言う結論は少し早すぎる気がしますね。

まずは事故だった場合を考えましょう。
事故だとすれば、死亡時には全身の骨格と衣類や履き物など全てが1箇所に存在していたはずです。

遺留品や遺骨が広範囲に散らばっているのは、長い時間の間に自然現象や野生動物によって、遺骨が移動して散らばってしまったと考えるしかないですよね。

遺骨、遺留品の発見場所は枯れ沢とは言え、雨や雪解け水などが流れる斜面なので、それによって遺骨、衣類が散らばってしまったと言うのは違和感がありませんね。

でも、それだけでは、大多数の骨が発見されない事は説明できません。
単純に流されたとするには、子供とは言え、比較的大きな骨、大腿骨とか骨盤などは沢の途中に引っかかっていてもおかしく無いと思うんですよね。

一つ、ヒントになりそうなのは、発見された遺骨がほぼ全てが小さい物だったと言う点でしょうか。
特に、頭部の骨が最初に発見された物も数センチ四方だし、6月に発見された上下の顎の骨には歯が8本しかなかった。
人間の歯は親知らずは、まだ生えてないでしょうから、28本ですね。8本と言う事は顎の骨が4分割よりも小さく割れていたと言う場合なのかな?(これは根拠はありません。単純に歯だけ抜けている可能性もありますね)

これは、つまり、遺体(遺骨)は大きな衝撃や力によって、粉砕されていると言う事ではないだろうか?
自然現象と考えるなら、高所からの落下、大きな石や岩などの落石の直撃などで、遺体(遺骨)が粉砕され、小さい物はより下流に流され、比較的大きな物は岩や土砂の下に埋まっていると考えると、そう不自然では無いのかな?と思わなくもないですね。

その一方で、長袖ハイネックと靴、靴下は発見されている事をどう考えるのか?
もし、落石の直撃などを受けているなら、長袖ハイネックには、その痕跡がありそうな気がしますね。
靴については、早い段階で脱げてしまって、流されていったと言うのは有りだと思うのですが・・・それでは、逆に、発見場所が遺体に近い気がするのは、ちょっと説明ができないかな?(それならもっと下流で発見されるのでは?)

そして、衣類の中でも、長袖ハイネックと大きさが近い、ズボンが発見されていないのはなぜなのか?
長袖ハイネックが流されずに発見されたと説明するなら、ズボンも流されずに発見されないとおかしいのでは?
とは言え、遺体同様に落石の直撃を受けて、そのまま大石や岩の下になっていると言う可能性も否定はできないんですよね。

あとは、骨が小さいのは土壌の酸性度なども関係するかもしれないですね。
しかし、都市部では無いので酸性雨などは降ってないのでは?と思うのですが・・・

とりあえず、遺留品や遺骨の状態からは事故説にしろ事件説にしろ強く否定や肯定ができるほどの情報は無いのかな?

参考リンク
山梨県道志村7歳女児不明事件その12(枯れ沢の捜索終了)
山梨県道志村7歳女児不明事件その14(犯人の住所と違和感)

| | コメント (3)

«山梨県道志村7歳女児不明事件その12(枯れ沢の捜索終了)