ASKAの事件簿へコメントされる方、引用される方へのお願い

 ASKAの事件簿を読んで頂いてありがとうございます。
始めは自分の考えを整理する為に始めたブログだったので、これほど多くの方に読んでいただけるようになるとは考えていませんでした。

 多くの方からコメントを頂くようになったのですが、このブログの趣旨を誤解された方も時折おられるようなので、コメントされる場合の注意事項を記載しておこうと思います。

ASKAの事件簿は誰かを傷つける事を望んでいません。その事を前提に以下の点についてお願いいたします。

1)逮捕以前に個人を特定できるような内容で犯人像を書く事はやめてください。
2)誰かを誹謗、中傷する書き込みはやめてください。
3)誰かに危害を加える事をうかがせる書き込みはやめてください。
4)被害者、遺族に関するコメントはその人達に対する配慮をお願いします。
(報道された情報は仕方がありませんが、報道されていない状態で憶測により、被害者や遺族が傷つくような事がない事を希望します。できれば犯人に対する誹謗、中傷も控えて欲しいと思います。)

この4つに該当する場合は無条件で削除、あるいは一部を編集訂正する事があります。

5)当サイトの画像、文章、URLについて、NAVERまとめ、及びhttp://sharetube.jp(シェアチューブ)に転載、引用、リンクすることを禁止します。

6)Aな人はB と言った因果関係的な表現をする場合は注意をお願いします。

まーぷるさんのコメントを引用
***ここから***
でも大事なコトを忘れていました。偏見が何故いけないかというと、やはり人が傷ついたり嫌な思いをするからですね。"Aな人はBである"に該当する人が嫌な思いをするだけでなく、傷つく人がいるコトに気付いた人も嫌な思いをする。
***ここまで***

詳しくは
コメントに対するASKAの考え方
こちらの2018年6月4日のまめさんのコメント、それに続く、ASKA、まーぷるさんのコメントを参照願います。

それから、ブレインストーミングのルールと同じでコメントの内容を否定するコメントはやめましょう。見当違いなコメントもあるかもしれませんが、否定してしまうと、次のアイディアが出てこなくなってしまう事もあるので、「その場合はこんな疑問もありますね」といった程度が良いかと思います。

 ASKAの事件簿は基本的に毎日起こっている事件の記録をする事を目的にしていますが、時々、事件の推理もしています。
ただ、実際の事件の推理で「誰が犯人か?」を推理する事は基本的に不可能だと考えています。
ASKAの事件簿で推理するのは「誰が犯人か?」ではなく「なぜ、犯人はそう行動したのか?」犯人の行動の理由です。

詳しくは私の推理方法推理の見えない落とし穴爆弾はもう一つあるかもしれない。を参照願います。
それから、特にレイプ事件についてのコメントについてはレイプ事件を考える時の注意点を参照願います。

18/06/05追記
6)の因果関係的表現についての注意項目を追加

17/07/07追記
http://sharetube.jp(シェアチューブ)への転載、引用、リンク禁止の項目を追加

16/12/12追記
NAVERまとめへの転載、引用、リンク禁止の項目を追加

16/08/16追記
コメントする時のハンドル名(HN)は基本的に自由ですが、以下のHNおよび類似のHNは禁止とします。
NOBU」、「nobu」、「のぶ
理由は「おわび」を参照願います。2010年の事で、この事を知らない人も多くなりましたので、追記いたします。

08/11/09追記
コメントに対するASKAの考え方も参照願います。
それと、このブログを犯人も読んでいる可能性がありますので、犯人に対して逃走や証拠隠滅を促すようなコメントも自粛してください。

08/11/21追記
ASKAの事件簿運営委員会も参照願います。
ASKAの事件簿へのご意見、問題点のご指摘はこちらへお願いします。

08/12/14追記
ASKAの事件簿管理ポリシーも参照願います。
コメントに対する管理方針です。コメントする場合はこちらも一読願います。

08/12/28追記
現在ドコモの携帯電話からの書込みの一部に対して書込み規制を実施しております。
この為、ドコモの携帯電話から書込みが出来ない事があります

10/01/05一部追記
犯人の行動の参考ページとして「爆弾はもう一つあるかもしれない」を追記

10/09/23一部追記
レイプ事件へのコメントの注意点として「レイプ事件を考えると時の注意点」を追記

10/10/21一部修正追記
誰かに危害を加える事をうかがせる書き込みについての注意を追記しました。

16/03/31 一部追記
4)被害者、遺族に関する・・・の項目を追記

16/08/16 一部追記
禁止HNについて追記しました。

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2022/10/02

兵庫県神戸市コンビニ店長殺人事件その2(一審判決まで)

判決は懲役24年(求刑無期懲役)です。

まずは続報から(2021年12月4日報道)
1)2021年12月3日、神戸地検は、強盗殺人・死体遺棄容疑で逮捕、送検された同店の元アルバイト店員の男(28)について強盗致死罪に切り替えて起訴した。証拠関係から殺意の認定は難しいと判断したという。また、死体遺棄容疑については不起訴とした。
神戸地検は男の犯行当時の精神状態を調べるため、6月11日から11月29日まで鑑定留置していた(期間は1回延長)。その結果、刑事責任能力は問えると判断したとのこと。

2)捜査関係者によると、男は無免許で、ハンドル操作がうまく行かずに畑に転落したとのこと。男は逮捕前の任意の事情聴取に事件への関与を認めた。その際「事件に関わった男がもう1人いる」と説明したが、そうした人物は現在も確認されていないとのこと。

時系列
2021年
数日前  男がコンビニでバイトをはじめる。
05月05日
17:15頃 コンビニ前から被害者と二人で車にる
夕方   被害者の死亡推定時刻
18:45頃 住民が衝突音を聞き、横転している乗用車を発見
この時、乗用車近くに男性店員がいた為、通報されず
20:20頃 車が転落していると通報
その後  駆けつけた署員が遺体を発見
夜    アルバイト店員の27歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕
05月27日 強盗殺人の疑いで再逮捕
05月11日-10月18日 鑑定留置
12月03日 強盗致死罪で起訴

***初公判(2022年9月21日)***
1)起訴状によると、男は昨年5月5日午後5時半ごろから約1時間の間に、同区山田町福地の寺の駐車場で、男性の顔や両手首に粘着テープを貼るなどしてトランクに閉じ込め、現金約13万円が入った長財布や約400万円相当の乗用車など約422万円相当を奪った。さらに乗用車を運転し、近くの路上で誤って車を畑に転落させ、トランク内に放置した男性を窒息死させたとされるとのこと。

2)被告は起訴内容を「大丈夫だと思います」と認めたとのこと。

3)検察側は冒頭陳述で、男は事件の数日前に被害者のコンビニ店で採用され、他の店員に売上金の管理方法を尋ねていたと指摘。事件2日前までに粘着テープを購入し、LINE(ライン)で実在しない人物のアカウントを作った上で、誘い出した被害者に「脅され、指示されている」と言って体を緊縛するなど、計画的な犯行だとしたとのこと。

また、男が運転操作を誤って車が畑に横転してからも男性を放置し、現場近くで財布を隠すなど、「犯行の態様やその後の行動は非常に危険」と述べた。また、被告の男側とは事実関係に争いがなく、量刑の争いになるとしたとのこと。

別の報道では
検察側は「粘着テープを事前に購入し、計画的に犯行に及んだ。結果が重大で責任がある」と指摘したとのこと。


4)弁護側は「男には自閉症スペクトラム障害と軽度の知的障害がある」と主張。裁判員らに「計画や行動に疑問を持ったり、うそをついていると思ったりするかもしれないが、障害の影響と考えている」と呼び掛けたとのこと。

別の報道では
弁護側は、被告には軽度の知的障害があり計画はずさんで、誤って車を転落させて予想外の結果を招いたと主張したとのこと。

更に別の報道では
弁護側は「被害者を殴ったりせず、ケガを負わせることまでは想定していなかった。計画性はない」と主張しました。

5)被告は弁護士の質問に対し「被害者は指示されているという説明を信用していた」などと主張した一方、検察側は「頼まれたからといって顔や手足に粘着テープを貼らせない」などとする被害者の次男の供述調書を読み上げたとのこと。

***補足情報***
兵庫県警によると、男は逮捕後、一貫して黙秘していた。県警は逮捕時から、刑事責任能力の有無を慎重に調べる必要があるとして、男の実名を公表しなかったが、神戸地検は鑑定留置の結果、刑事責任能力を問えると判断。逮捕から約7カ月後の昨年12月に起訴し、実名を明らかにしたとのこと。

***論告求刑公判(2022年9月27日)***
1)検察側は「身体障害のある弱者を狙った卑劣な犯行」と無期懲役を求刑したとのこと。

検察側は論告で「テープを貼って顔面を覆うなどし、(被害者の)視界や声を奪う行為は強盗の手段として危険」と指摘。「(被告は)祖母宅で生活しており、自分の小遣いが欲しくて事件に臨んだ」としたとのこと。

2)弁護側は、「テープで顔をふさいだりトランクに入れることはそれだけで死亡に直結するほど危険な行為ではない」などとして、懲役20年が相当だと主張したとのこと。

3)被告は最後に「すぐに救出していれば被害者は亡くなっていなかった。命、お金の大切さを軽く見過ぎていた」と述べたとのこと。

***判決公判(2022年9月29日)***
1)裁判長は「卑劣な計画的犯行だが、ずさんな面もみられる」などとして懲役24年(求刑無期懲役)を言い渡したとのこと。

2)裁判長は、男には精神障害があったが事件に与えた影響は軽微とし「責任を大きく低下させるものではない」と判断したとのこと。

3)被害者に抵抗させないよう第三者からの指示を装った点、事前にドライブレコーダーのカードの取り外し方を調べていた点などから「計画的犯行」と認めたとのこと。一方で「場当たり的に行動するなど、高い計画性があるとはいえない」とも述べたとのこと。

事件の発覚を恐れて被害者をトランク内に放置したことを非難したが、事故後に確認していない点などから「死亡する危険性が高いと認識していたとまで認められない」とし、同様事件の量刑傾向などから「無期懲役相当の最も重い部類に属する事案とはいえない」としたとのこと。

別の報道では
裁判長は「トランク内の被害者が声を出していたことなどから、死亡する危険性が高いと認識していたとまでは認められない」などと述べ、量刑について「最も重い部類に属する事案とはいえない」としたとのこと。

こんなところですね。
事件発覚当初の印象とは少しだけ違っていました。
死因が窒息死だったので、呼吸ができない状態にしたのだろうと推測していたのですが、どうも、ここが違うようです。
判決で「トランク内の被害者が声を出していたことなどから、死亡する危険性が高いと認識していたとまでは認められない」と言う話がでていますね。
でも、それならなぜ、窒息死したのだろう?と言うのは素朴な疑問なのですが・・・テープを巻かれただけでは、呼吸はできる状態だったけど、トランクに閉じ込められた段階で密閉度が高く、長時間の監禁で酸欠状態になり、窒息死したと言う事なのかな?

それなら、被告人の最終意見陳述?に「すぐに救出していれば被害者は亡くなっていなかった。」と言う言葉とも符号しますね。
ただ、事件の流れが分からないんですよね。どうして車で外出したのか?そして、運転できない車を運転する事になったのか?

このあたりを踏まえて、事件の内容を私なりに整理すると(推測、妄想が入ってます)
A)動機は金目当てで、店の売上金の管理方法なども事前に調べた上で、第三者に脅されている体を装って、店長に相談した。
 公判の内容から架空の人物によるLINEメッセージで脅迫された体だったのだろうと思うけど・・・この脅迫の内容が分かりません。
 店長自身に直接LINEが送られたのであれば、被告人が車に同乗して移動する意味が無いので、おそらくは、被告人のLINEに(架空の)犯人から脅迫が届いたと言う事でしょうね。
 そこに店長が関わるわけだから、脅迫内容は「店を爆破する」とか「店を放火する」とか店長が関わる内容だったのかな?
 あるいは、単純に指示通りにしないと、「自分(被告)や家族に危害を加える」と言う内容だったのかもしれません。

B)問題はこの後なんですよね。
 おそらくは店内で店長に相談しているはずで、用意した粘着テープも店内で使うのであれば、何も問題は無かったと思うわけです。
 ただ、なぜか、店長と2人で外出する事になってしまったんですよね。
 店長が「ここはまずいから」と場所を移そうとしたのか?あるいは、店内に別の店員がいて、店内での犯行は不可能だろうと被告が判断したのか?このあたりの情報が無いですね。
 しかし、時間的に深夜でも無いから、コンビニは営業中だったはずで、外出するから臨時休業すると言うわけにはいかなかったはずです。
 ここを考えると、店は別の店員によって営業が継続されているのだろうと推測します。この点で店内での犯行は不可能と言う判断を被告側がしたのではないか?と私は推測しています。
 これが被告にとって想定外だったのか想定内だったのか?は分かりません。

C)車で外出してから
 とりあえず、人気の無い場所に駐車して、今後の対応を相談したのでしょうね。
 ここでも疑問があって、最終的に「お金」が目的なのですが、被害者が店長とは言え、普段から大金を持ち歩く人物ではないだろうと言う事ですね。
 実際に犯行時、店長の財布には約13万円しかなかったわけです。
 そこから考えると、要求は「店の売上金を持ってこい」になるはずなんですよね。

D)どうやって店の金を持ってこさせるのか?
 被害者を拘束、監禁したのは偽の犯人に脅迫されているから協力して欲しいと言う事で店長を拘束監禁しのでしょうが・・・
 ここが最大の謎なのですが、車の運転ができる被害者を拘束監禁したら、誰が車を運転するの?
 他にも、店長の被害者が店の金の管理をアルバイトに完全に任せるとは思えないんですよね。
 推測ですが、店の金庫の鍵や番号は店長しか知らないのではないかな?
 だから、仮に店長から店に残った店員に電話しても、金庫の金を持ってこさせる事はできなかったのではないか?と推測しています。
 すると、金庫の番号を知るだろう店長の家族に電話して金を持ってこさせる事はできるでしょうが・・・その電話を聞いた家族が警察に通報する可能性は高いでしょうね。
 仮に持ってきたとしても、車の運転できない被告はお金を持ったまま、どうやって逃亡するのだろう?と言う疑問などが出てきます。

E)なぜ車の運転をするのか?
 どういう理由か被告は運転できない車を運転する事になります。
 店長も被告も携帯電話ぐらい持っているはずですから、外部への連絡や指示は携帯で出来たはずなんですよね。
 被告が運転時は被害者は拘束されて車のトランクに監禁されています。
 この時、何をしようとしたのか?が良く分からないのですが・・・どうも、この段階では被害者の財布の現金は奪っているようなんですよね。
 つまり、財布を奪ってから、店長をトランクに監禁した事になるので、この段階で店長も「おかしいぞ?」と考えたかもしれませんね。
 これは狂言強盗なんじゃない?と被害者が考えたとすれば、逃亡の為に車を運転するのは必要かもしれませんね。
 そもそもの犯行計画でいけば、全ての罪を架空の犯人に負わせる予定だったはずなのに、そこを見抜かれてしまっては、計画自体が破綻してますよね。
 ただ、犯人に「財布を持ってこい」と要求されたと言う言い訳はできるかもしれませんが・・・

F)事件の後処理をどうするつもりだったのか?
 慣れない車を運転して、どこかの場所で架空の犯人に店長の財布を渡したとして事件を終わらせるつもりだったのかもしれないけど・・・・
 それで事件が終わるわけが無いはずなんです。
 おそらく、店長は奪われた金額が小さかったとしても、次に同じが事が起こる可能性を考えて警察に通報して事件化するでしょう。
 警察が調べれば匿名のネット空間も匿名ではなくなるわけです。被告の狂言だと言う事はすぐにバレますよね。
 その意味では、そもそも、LINEの脅迫の相談をされた店長が「警察に通報しよう」として、計画自体が破綻する可能性もあるわけですよね。むしろこの可能性の方が高いかもしれませんね。
 でなければ、捜査段階で黙秘する必要がありません。架空の犯人の指示で仕方なくした事ですと供述してもおかしくないですからね。

とにかく、事件全体が疑問だらけです。
この事件を防ぐには?と考えるとかなり難しいですよね。
おそらく、被害者は雇って数日のアルバイト店員にも親身に相談に乗るような人の良い店長だったのでしょうね。
被告を同乗させて車で外出して、被告からの相談を聞いてしまったら、もう事件は無事に終わる事は無かっただろうと思います。

その意味では、被告をアルバイトとして採用するかどうかがこの事件を防ぐ最後のチャンスだったと思います。
とは言え、明らかに問題が予見できるような人物でなければ、大抵は採用されてしまうでしょうね。
なので、被害者側で事件を防ぐ事はかなり難しいと思います。
できる事としては、相談を受けた時に「店内で対応する」事ぐらいでしょうか。あとは、体力に自信が無いならアルバイトとは言え、「良く知らない人と2人きりにならない」ぐらいしか方法が無いですね。

被告側の対応としては、単純に「ちゃんと就職する」と言う事になるのでしょうが・・・それができないからアルバイトなんだよと言われると返す言葉もないですね。
そうするともっと遡って、学生時代にちゃんと勉強していればと言う事になるけど、障害がどの程度生活や学業に影響があったのか?が分からないのでなんとも言えないですね。
とは言え、被告側でできる事はもう「そこ」しか残ってないと思うんですよね。
被告の家庭が被告に遊ぶ金を潤沢に用意するなんて事は継続できるとは思えないし、そもそも「間違っている」と思うんですよね。
お金が無くなった時、結局、歯止めになる物が何も無いわけですからね。

一見ありふれた事件に見えるけど、防ぐ方法は簡単では無いですね。
亡くなった被害者のご冥福をお祈りします。

参考リンク
兵庫県神戸市コンビニ店長殺人事件

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2022/09/24

千葉県袖ケ浦市19歳女性殺害事件その5(一審判決)

懲役4年6か月です。

***初公判(9月12日)***
1)被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

2)弁護側は、死なない程度に刺すことは被害者と同意していたが、「意外にも深く刺してしまった」と主張したとのこと。
別の報道では
弁護側は「被害者は死亡することも承諾していた」と述べ、情状酌量を求めました。

3)検察側も、刺すことの2人の同意は認めたうえで、死なせたことは「承諾の範囲外だった」などと指摘したとのこと。
別の報道では
検察側は冒頭陳述で、「被害者は、SNSで知り合った被告に入院する程度の傷を負うことを承諾したが、死に至るのは承諾の範囲外だった」と指摘したとのこと。

4)起訴状などによりますと、被告は2021年5月7日、袖ケ浦市蔵波の竹林で、近くに住む美容師見習いの女性(当時19)に、包丁で右太ももを突き刺す暴行を加え、出血性ショックによって女性を死亡させたとされるとのこと。

***判決公判(9月22日)***
1)判決で千葉地裁は、「周囲の人に気持ちを理解してもらうために入院程度の重傷は容認していたが、死ぬことまでは容認していなかった」としつつ、「主導的に犯行に導いたといえる」などと指摘し、被告に懲役4年6か月を言い渡したとのこと。

別の報道では
判決で、千葉地裁は被害者は死ぬことを容認していなかったと判断したうえで、「被告は重傷を負わせる具体的な方法などを被害者に提示し、凶器を購入させており、主導的に犯行に導いた」「重傷を負わせる以外の方法で、力になるべきだった」と指摘したとのこと。

一方で、「十分とはいえないが反省の言葉を述べている」とし、被告に懲役4年6か月を言い渡したとのこと。

***補足情報(どのタイミングの情報化不明)***
1)検察の冒頭陳述などによると、被告は去年5月5日、ツイッターに「死にたい」と書き込んだ被害女性に「殺して差し上げましょうか」とダイレクトメッセージを送り、その翌日からLINEで連絡を取り始めたとのこと

LINEでのやり取りの中で、女性は、被告に「うつで仕事も休んでいて、母親が自分の気持ちを理解してくれない」などと悩みを打ち明け、「殺してくれますか」と持ちかけたとのこと。やりとりが続く中、女性が「親が産んでくれた体なので、死ぬことは躊躇しています」と返信したとのこと。

すると被告は「では重傷にとどめて、心の苦しみを思い知らせるのはどうでしょう」などと持ちかけたとのこと。そして、体のどこの部分を刺すのか、実行現場をどこにするのかなどを提案し、被告は、包丁やロープなどを女性に準備するよう指示。「通り魔」に見せかけて、被告が女性を傷つける計画が立てられたとのこと。

事件当日、女性の自宅からほど近い袖ケ浦市の竹林で合流した2人。現場で女性の右太ももを刺すこと、刺された後で、女性が救助を呼ぶことを確認し、計画が実行に移された。ところが、結局、救助は呼ばれることなく、女性はそのまま出血性ショックで命を落としたとのこと。

このあたりが、殺人容疑から「傷害致死」になった理由のようです。

2)被告人質問の最後に、裁判長から「心の中に、今回の事件で、自分は悪くないと思っていないか」と指摘されると、被告は「その気持ちは一切ありません」と返答したとのこと。

3)弁護側は「救助を呼ぶかどうかは被害者本人の意思に委ねられていた」と執行猶予付きの判決を求めた。最後の意見陳述で、被告は「言い訳を述べることはありません。どんな刑でも受け入れるつもりです」と謝罪したとのこと。

4)被告は、高校を卒業後、仏教系の大学に入学したものの、中退。その後、決まった職には就かず、アルバイトを転々としていたという。法廷では、運転免許の試験に3~4回落ちたこと、パン専門店でのアルバイトで人間関係がうまくいかなかったことを明かしたとのこと。

それ以降、被告は「自分は何をやってもだめで、自分を低く見るようになった」という。また、小学校2年生で両親が離婚。実の父親や新しい家族との関係がうまくいかなくなり、特に父親に対しては本心を父に向けることが出来なかったとのこと。

そこから「死にたい」などとSNSに投稿している人に「殺して差し上げましょうか」などと返信することを繰り返すようになる。その理由について、被告は、最初は悩んでいる人の話を聞く中で、「自分自身の気持ちを吐き出すことを求めていた」などと話したとのこと。

しかし、次第に、心境に変化が見られ、「悩んでいる人の話を聞くことで誰かのためになる」と考えるようになり、「ネットの世界では普段の私ではなく、私が作り上げた架空の人格で、承認欲求を求めて依存していた」と明かしたとのこと。

こんなところですね。
公判も4日しか開かれて無くて、公判の情報もかなり少ないですね。

この事件、発生当初からの疑問の一つに、動機とか、殺意が無いならなぜ刺したのか?と言うのがありました。
公判でこのあたりの疑問が解消できましたね。

結局、被害者としては、「死にたくは無いが、入院するぐらいの怪我をしたい」と言う要望だったようですね。
で、被告人と相談した結果、太ももを刺して、刺された後に被害者自身が119番通報すると言う計画だったようです。
結局、119番通報する事なく、出血性ショックで被害者は死亡してしまったと言う流れですね。

被害者がそのような心境になる原因としては、どうも「自分の苦しみを周囲の人に分かって欲しい」と言う事になったようです。
被告にはこう話しています。
「うつで仕事も休んでいて、母親が自分の気持ちを理解してくれない」

「うつ」と言う事なのですが、被害者の個人情報となるので、報道されなかったのかもしれませんが、捜査段階の報道ではこのような報道は無かったと思います。
ただ、事件が5月に発生していて、その前の2月に被害者が職場異動の申請をして、別の店に異動になるが、5日ほど出社して以後欠勤状態になり、1ヶ月の休みを3月末に申請してます。そして4月末にさらに延長の申請をしてますね。

被害者女性の勤務形態が分かりませんが、正社員なら休職届などを会社に提出していて、その時に医師の診断書も会社に提出されると思います。
で診断が出れば、家族も「うつ」とか「妄想状態」とか何かしらの病状が出てくると思いますね。

まー「うつ」状態で被害者の思考力が低下していた可能性がありますが、「刺されて入院」しても、被害者の苦しみを周囲が理解する事はできないのではないか?と私は考えています。

ここは、被告人との話し合いがどのような展開で最後の結論になったか分かりませんが、「自分で刺した」なら自殺念慮などが懸念されて、重度の「うつ」と言う判断を周囲がしたかもしれませんが、「誰かに刺された」となると、単純に事件ですよね?

だから、運の悪い不幸な事件として周囲は受け止めてしまって、被害者の心情が理解される事は無いだろうと言うのが素朴な疑問ですね。

それでも、周囲に分かってもらうには「私が人に頼んで死なないように刺してもらいました」と言う話をする事になると思いますが、そんな事は言えないと思うんですよね。

なので、被害者本人が「うつ」で思考力が低下しているなら、請け負った被告人は「それで本人の願いが本当に叶うのか?」と言う点をもっと慎重に検討するべきだったと思いますね。

さらに、刺す部位も深さも(深さ14センチ)も不適切でしたね。結局、119番通報できなかったのは、出血性ショックが早い段階で進み、意識がもうろうとしてしまったと言う事だと推測します。本来なら、事件を主導した被告人が最後まで見届けて、すぐに119番通報できない場合は、被告本人が自分で通報するぐらいの事まで計画しておくべきだったと思いますね。

全ては被告人の杜撰な計画が最悪の結果へと導いたと言う事ですね。その意味で被告人の責任は重いと思います。

そもそもの話をすれば、自殺志願者を支援する目的で被害者に接触していたのであれば、裁判長も指摘してますが、もっと適切な支援方法があったはずです。
ネットで自分の承認欲求を満たす為だけに、表面的な支援だけをしてきた被告人の浅はかさが不幸の始まりだったのかもしれませんね。

この事件を防ぐにはと考えると、相談する人も選びましょうと言う事なんでしょうね。
心を病んで自殺しようと考えている人には「酷な話」かもしれませんが、「そんな貴方を騙そうと近づいてくる人が世の中にはいる」と言うのが現実です。(騙そうとしているわけでは無いが、実質的な相談ができない相手もいる場合もあります)

相談するなら「信頼できる人」に相談しましょう。
とは言え、「誰が信頼できる人なのか?」と言う問題がありますね。
とりあえず、公共機関の専門の窓口に連絡するのが良いかと思います。
(やはり、「いのちの電話」かな。)

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
千葉県袖ケ浦市19歳女性殺害事件その4(起訴)

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2022/09/17

兵庫県神戸市ヤマト運輸女性刺殺事件その5(控訴審)

控訴審は控訴棄却です。

***控訴審初公判(8月1日)***
神戸市北区のヤマト運輸集配所で元同僚の男女2人を殺傷したとして、殺人罪などに問われ、神戸地裁で懲役27年の判決を受けた同社の元パート従業員の男(48)の控訴審初公判が1日、大阪高裁で開かれた。

1)男は出廷しなかったとのこと。
2)弁護側は動機の事実誤認などから量刑不当を主張したとのこと。
弁護側は控訴趣意書で、事件動機の事実誤認などから量刑は不当と主張。公判では男の陳述書面提出を求めたが、裁判長は認めなかったとのこと。
弁護人によると、恋愛感情からの憎しみではなく、不当解雇への逆恨みが動機といい、「判決後、女性に対して思い込みで勘違いしていたと分かり、反省の意思を示していた」と話した。

3)検察側は棄却を求めて即日結審したとのこと。

***控訴審判決公判(9月14日)***
1)大阪高裁は14日、懲役27年とした一審神戸地裁の裁判員裁判判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

2)弁護側は不当解雇による逆恨みが動機と主張していたが、裁判長は「仮に勤め先に対する怒りがそのような思い込みで、被害者に向かったとしても、いきさつに酌むべきものはない」としたとのこと。

別の報道では
裁判長は判決で「被害者にまったく落ち度はない」と指摘した上で、被告が会社を辞めた経緯は量刑に影響しないとしたとのこと。

こんなところですね。
ちょっと情報が少ないので、内容がはっきり分からないのですが・・・私の解釈としては
弁護側の主張する事実誤認とは、事件の動機は「恋愛感情ではなく、会社の不当解雇への逆恨みで、女性を殺害したのは誤り(誤解)で、事件後に反省している」から量刑が重すぎます。
と言う主張なのかな?

一審の判決理由は「被告は、被害者2人が結託して辞めさせるように仕向けたと思い込んだ」と認定。被告が女性に恋愛感情を持っていたとし、「愛情の裏返しとしての憎しみ」から殺害を決意したと判断したとのこと。

で、今回の控訴審判決ではこの弁護側の主張を
裁判長は「仮に勤め先に対する怒りがそのような思い込みで、被害者に向かったとしても、いきさつに酌むべきものはない」
「被害者にまったく落ち度はない」と指摘した上で、被告が会社を辞めた経緯は量刑に影響しないと否定したわけですね。

まー一審判決の言い渡し後の説愉でも
判決で裁判長は「殺人を『何とも思わない』と述べるなど、被告に反省の態度は見られない」と指摘した後、「自分の罪を受け止めるようになってほしい」と説諭したとのこと。被告は「何のことかさっぱりだ」と応じたとのこと。

と言うやりとりがあったので、「反省している」と言うのは説得力が無かったかもしれませんね。

被告人は一審判決後言い渡し後も「死刑にしてくれたらよかった。喜んで死んでやる」などと発言していて、まー子供っぽいところもあるのですが、結局控訴しているところを見ると、罪を軽くしたいと言う希望はあるようですね。

とは言え、控訴審が一審判決支持で終わった事で、この後に上告しても棄却される可能性が高いでしょうね。ほぼ刑が当確状態になったと言えると思います。

控訴審で被告は出廷していないので、被害者に対する謝罪の言葉もありませんでしたが、これからの長い時間で、事件と向き合う事ができれば良いですね。

参考リンク
兵庫県神戸市ヤマト運輸女性刺殺事件その4(一審判決)

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2022/08/27

福岡県田川市1歳男児エアガン虐待死事件その4(母親の控訴審判決まで)

判決は懲役8年(求刑:懲役12年)です。

***母親の初公判(22年2月21日)***
1)被告は「(男児を)病院に連れて行かないといけないということは、分かりませんでした」と述べて起訴内容を否認した。

2)検察側は冒頭陳述で、被告は、男児の兄妹を病院で受診させており、介護職員の勤務経験もあることなどから、男児の保護の必要性を認識していたことを立証していくとしたとのこと。

証拠調べで検察側は、三男の遺体全身には円形の傷が71カ所、骨折が31カ所あったことを明らかにした。虐待以外の原因は考えにくいとする医師の見解を読み上げ、趣味でエアガンを持っていた男性被告が三男を撃っていたと結論づけた捜査報告書も示したとのこと。

3)弁護側は、公判前整理手続きで被告に軽度の知的障害があると認定した地裁の鑑定結果を踏まえ、男児の衰弱状態などを正確に認識できていなかったと主張したとのこと。18年12月1日未明に119番するまで病院に連れて行く必要性を分かっていなかったとして「罪を犯す意思があったとは言えず無罪」と述べたとのこと。

弁護側は「被告は知的障害があり、精神年齢が12歳で、病院に連れていかなければならないことが分からず、故意だったとは言えない」と無罪を主張したとのこと。

4)起訴状などによると、被告は夫の土木業、男性被告(26)=保護責任者遺棄致死罪などで起訴=とともに、18年10月に三男が重度の低栄養状態に陥り、翌月にかけあばら骨など多数を骨折して肺感染症を発症したにもかかわらず、医療機関を受診させず同年12月に肺炎で死亡させたとされるとのこと。

***第五回?公判(22年3月2日)***
被告人質問
弁護側
被告は「三男が骨折していることは、まったく気がつかなかった。亡くなった日に救急車を呼ぼうとしたが番号が分からず、すぐに呼べなかった」と話したとのこと。

また夫の男性被告から日常的な暴力を受けていたと証言したとのこと。

検察側
三男が死亡する直前に体温計を使った形跡があることについて質問。

被告は「心当たりがありません」と答えたとのこと。

***第六回公判(22年3月3日)***
証人尋問
裁判所が依頼した鑑定医
被告には知的障がいがあり、IQは58で精神年齢は12歳程度だったと報告した。
特に、目で見たものからの判断が苦手で「子どもの状態把握ができなかった可能性がある」とした。

一方で、男性被告からのDVなどによって、学習性無力感と呼ばれる心理状態にあり、三男の状態を認識していたものの、自分は何もできないと考え、病院へ連れて行かなかった可能性もあると指摘したとのこと。

***論告求刑公判(22年3月7日)***
1)検察側は「親として気づかないはずはなく責任は重大」として、懲役12年を求刑したとのこと。

2)検察側は論告で、被告が介護職の経験もあり、男児の兄妹を病院に連れて行っている点などから「(男児の状態を)認識する能力は十分に備えていた」と指摘。そのうえで「男児に1カ月以上も十分な栄養をとらせず、身体的、精神的に大きな苦痛を与えた」と述べたとのこと。

3)弁護側は被告に軽度の知的障害があるとした鑑定結果や鑑定医の証言から、見たことを正確に判断することが特に苦手だったと指摘。男児を病院に連れて行く必要があるとは認識できず、無罪と訴えたとのこと。

***判決公判(22年3月11日)***
1)福岡地裁は11日、懲役8年(求刑・懲役12年)を言い渡した。裁判長は「大変痛ましい犯行態様で、悪質性の程度が相当高い」と述べたとのこと。

別の報道では
「被害者の苦痛は察するにあまりあり、反省の態度も見られない」として、被告に対し懲役8年の判決を言い渡したとのこと。

別の報道では
裁判長は、兄弟が発熱した時、藍被告が診察を受けさせていたことなどに触れ、「知的障害があるからといって被害者の状態に気づくことができなかったとは言えない」と指摘。

また、「夫の男性被告にDVを受けていたことを踏まえても強い非難は免れない」とし、被告に懲役8年を言い渡したとのこと。

2)裁判長は、遺体にはエアガンで撃たれたとみられる71カ所の円形の傷があり、あばら骨が浮き出た状態だったと指摘。被告は男児の兄妹が発熱した際は診察に連れて行き、かつては介護職員として適切に業務をこなしていたことなどから、男児が病院に連れて行く状態と認識できたと判断したとのこと。

別の報道では
裁判長は「きょうだいが発熱した際に病院を受診させていたことなどから、障害があるから気づかなかったとは言えない」と指摘したとのこと。

3)言い渡し後、裁判長が「服役中に被害者についてもう少し考えていただければ」と諭したとのこと。

***控訴棄却(22年7月27日)***
控訴審判決で福岡高裁は、被告は三男の衰弱に容易に気づくことができたと認定した上で、「審理は尽くされ、判断結果にも不合理な点はない」として1審判決を支持し被告側の控訴を棄却したとのこと。

こんなところですね。
知的障害でIQが58と言う事を聞いて、別の事件の事を思い出しました。
2014年の神奈川県厚木市下荻野5歳男児餓死事件です。
5歳の男児を監禁して餓死させた事件ですが、この事件の被告(父親)のIQは69と報道されてますね。
一般的に50から70では軽度の知的障害と言われているようです。
この厚木市の事件でも被告の「死ぬとは思わなかった」と言う主張を否定して、殺人罪で有罪となってますね。。

今回の田川市の事件でも、他の子供は病院に連れて行っている上に、仕事として介護の仕事もできていたわけで、まったく異変に気付かないと言うのは、不自然な気がしますね。
とは言え、鑑定医が証言した「学習性無力感と呼ばれる心理状態にあり、三男の状態を認識していたものの、自分は何もできないと考え、病院へ連れて行かなかった可能性もある」と言う方が説得力を感じますね。
仮にそうだったとして、この事件を防ぐには、DVをする夫と結婚しない事と言う事になるのだろうか?

確かにそうかもしれないとは思うのだけど・・・ちょっと運に左右される面が大きいかもしれませんね。
女性被告側が交際の段階で男性被告(夫)がDVを行う事を予測できたか?と言うとちょっと疑問がある部分ではありますよね。
逆に男性被告側が女性被告の知的障害を知った上で結婚したのか?と言うのも分かりません。(情報がないです)
結婚後に妻の障害に気付いて、不満を募らせてDVを行うようになったと言う可能性もあるかもしれません。

その意味では運任せの対策は対策とは言えないですね。
なので、確実に防ぐには子供の健康状態を外部の人間が監視するとは言わないまでも、定期的に確認するしかないかと思うのですが・・・
この事件だと12月に三男が死亡する前の7月には3男の姿が見えないと匿名の通報があったんですよね。
他にも、その前の1月には長男への虐待の通報がありましたし、関係部署としては、虐待を注意する対象にはなっていたと思うのですが・・・
7月の段階では目視で三男にはアザなどは無かったようですから、半年ぐらいの間に急速に虐待が進んだのだと思います。

乳児健診としては1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月ぐらいがあると思うのですが、9ヶ月の健診を受診していれば、虐待の兆候(骨折)は発覚したかもしれませんね。

とにかく、積極的に健診を受診するように受診者には何らかの特定を与えるのが良いかもしれませんね。
今ならマイナポイントを利用するなら、政府のマイナンバーカードの推進方針の後押しにもなるかもしれませんね。

何にしても、密室の家庭の中で起きている事を家庭の外で知る方法が必要です。

亡くなった男児のご冥福をお祈りします。

参考リンク
福岡県田川市1歳男児エアガン虐待死事件その3(12月26日までの報道)

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2022/08/21

兵庫県尼崎市元妻女性殺害事件その2(一審判決)

まずは続報です。
1)2022年1月21日、神戸地検は、殺人罪などで元夫の無職男性容疑者(33)=同県西宮市=を起訴した。
鑑定留置の結果、刑事責任を問えると判断した。地検は認否を明らかにしていないとのこと。

起訴状によると、容疑者は昨年10月15日夜、尼崎市のマンション駐輪場で、住人の女性の左脇の下などを包丁で多数回突き刺し、殺害したとされる。

捜査関係者によると、同容疑者は逮捕後の調べに「復縁を望んだがかなわず、次第に憎しみに変わった」などと供述しているとのこと。

***初公判(2022年6月21日)***
1)被告は「間違いない」と起訴内容を認めたとのこと。
2)冒頭陳述で検察側は21年3月、男が尼崎市のコインランドリーでトラブルを起こして警察を呼ばれたことがきっかけとなり、同年4月から2人は別居したと説明。男は別居解消を求めたが女性は拒否し、同年6月に離婚したとのこと。

その後、男は女性が誕生日を祝われる様子を記したツイッターなどを見て腹を立てていたと指摘。事件当日、通信アプリ内で知人らとオンラインゲームを楽しもうとするやりとりを見て、幸せそうな女性を殺害しようと決意した-とした。

別の報道では
検察側は冒頭陳述で「別居の解消を拒否されて以降、危害を加えようと鉈や斧、牛刀を購入していた他、離婚が成立した後もSNSで被害者が幸せそうにしているのを見て腹を立てた」と指摘したとのこと。

3)弁護側は「被告は落ち度のない被害者を殺害したことを認め反省している。遺族に対しても家族が被害弁済を準備している」と情状酌量を求めたとのこと。

4)弁護側の被告人質問では、男が離婚前にも、危害を加えようと女性の実家を訪れていたことが判明。検察側が殺意を抱くまで腹が立った一番の理由を尋ねると、「ある日、突然出ていって連絡が取れなくなったから」とした。また、裁判官からは男の「積もり積もった」という言葉の意味を問われ、「最後まで面と向かって話せなかったこと」と答えたとのこと。

***論告求刑公判(2022年6月22日)***
1)検察側は懲役18年を求刑した。
検察側は「幸せそうな元妻への逆恨みという自己中心的かつ身勝手な動機だ」として懲役18年を求刑した。

論告で検察側は、男が牛刀(刃体約18センチ)で女性を襲う際、滑り止め付きの手袋を着用していたとし、「殺傷能力の高い凶器を力の込めやすい状態で使用した」と指摘。骨が折れるほどの傷があったことや、女性が倒れて無抵抗な状態でも刺すなど「非常に危険で執拗だった」としたとのこと。

2)弁護側は「怒りにまかせた衝動的な犯行だが、起訴内容を認め、反省している」と懲役15年が相当だと主張したとのこと。

弁護側は最終弁論で「結果は重大で悪質さは否定できない」としつつ、家族が支援を約束しているなどとして懲役15年を求めたとのこと。

3)女性の母が意見陳述し、「楽しそうに過ごしている娘が許せなかったというのはあまりにも身勝手で話にもならない」と述べた。裁判員らに対し、「今後このような悲劇が繰り返されないように抑止力を与える判決を」と訴えたとのこと。

***判決公判(2022年6月24日)***
1)裁判長は「身勝手としか言いようがない。何が問題だったのかよく考えてほしい」とし、懲役17年(求刑懲役18年)を言い渡したとのこと。

2)裁判長は、倒れ込んだ女性の背後などを10回以上突き刺し、牛刀の刃が曲がっていたことなどから「確実に殺そうという強固な殺意がある」と説明。被害者に事件を引き起こすきっかけをつくったことはないとし、「被害者に責任の一端があるかような言い方をし、反省を深めているとは言えない」と指摘したとのこと。

3)判決で裁判長は「自分本位な考え方しかできず、身勝手な怒りを募らせていく中で短絡的に粗暴で過激な行為に及んでしまう傾向が見て取れる」と指摘。被告人質問で男が何度も「分からない」という答えを繰り返したことなどに触れ、「真に反省を深めているような態度を示しているとは到底いえない」と述べたとのこと。

***補足情報***
公判のどのタイミングの情報か不明な情報です。
1)検察や判決によると、男は離婚後も女性のツイッターを見て、女性の行動を確認していた。さらに、男の家には女性が昔持っていた古いスマホが残されており、家のWi-Fiをつなげば、個人的なチャットのやりとりが見られる状態だったとのこと。

事件当日の夜、男は女性のチャットのやりとりに気付く。「(オンラインゲームの)アモアスやろうぜ」のメッセージに対し、女性が「今日のは参加予定」と返信したとのこと。

これを見た男は逆上。すぐさま家の牛刀と包丁、滑り止めの付いた手袋を手に取り、かばんに詰めた。女性宅にバイクで乗り付けて、まちぶせをし、自転車で帰ってきた女性を襲ったとのこと。

2)事件の約1年半前、男は女性と一緒に訪れた尼崎市内のコインランドリー店で、敬語を使わなかった店員に激怒。店内のテーブルを蹴飛ばして店員の太ももに当て、警察沙汰になったという。これが女性が別居を考えるきっかけとなったとのこと。

3)女性の母親は、女性が離婚前に「(男が)いつ怒り出すか、顔色を見ながらびくびくしながら生活するのは嫌だ」と話していたと明かしたとのこと。

こんなところですね。
報道が少なく、事件の経緯などが不明でしたが、離婚理由などがわかりました。
被告は普段から粗暴だったんですね。コインランドリーの店員が敬語を使わなかった程度の事で腹を立てて物にあたるなんてのは、33歳としては短慮というか、落ち着きが無いと言う事ですよね。
そして、女性の母親の証言でも、普段からビクビクして生活していたと言う事だから、これを機会に離婚しようと言うも理解できますね。

結局は離婚が原因で逆恨みして起こした事件です。
詳細が分からないけど、「友達とゲームする」って事が直接の切っ掛けだけど、離婚が成立する前にも、女性の実家に行ったりしてるし、凶器は事件よりも以前に準備している。
なので、被告人が言う「積もり積もったものがある」と言うのは、そもそも「離婚した事自体が許せない」その上で、「楽しそうにしているのが許せない」と言う事のようですね。
被告人自身の生活環境が分からないので、なんとも言えないのですが・・・仕事は会社員としか出てないけど、どんな仕事をしていたのだろうか?
普段から粗暴な面があるなら、仕事でも、そのあたりが出ていたと思うのだけど・・・会社(社会)では別人格と言うタイプの人なのかな?

一方の女性の側としては、離婚して別別に暮らして、これから人生をやり直そうとしていたわけだし、それで警戒心が薄れてしまったのかもしれませんね。
これも詳細が不明ですが、女性の住所は郵便物から調べたと言う事なので、普通に考えると、女性側から男性側に何らかの連絡を郵便物で行ったと言う事でしょうね。
あるいは、家に残した荷物を宅急便で送ってもらったと言う事なのかもしれませんけど。

スマフォを男の家に残してしまったのも、痛いですね。まー新しいスマフォがあれば問題無いと言う判断だったのかもしれませんが、やはり、情報端末は回収するなり、遠隔ロックするなりしておく必要がありましたね。
とは言え、それは、この事件の本質から見れば小さな事かもしれません。
おそらく、この被告は、スマフォが無くても、ツイッターや、あるいは噂話程度でも、何かを切っ掛けに逆上して事件を起こしていたんじゃないかな。

遠方に引っ越すと言うのも、職場や友人と離れたく無いと言うあたりを考えれば、現実的では無いですよね。
なので、「危ない」と思ったら、できるだけ、自宅や職場の住所を知られないようにする以外に方法が無いかもしれません。
基本的にストーカー対策と同じですね。
かといって、それは防御しているだけで、相手の殺意をなくす事にはならないので、根本的な対策にならないんですよね。
しかも、相手がどの程度の「悪意(殺意)」を持っているかも確認する方法が無いですからね。

過去のストーカー事件では自宅を引っ越しても、引っ越し先の住所を調べられて、殺害されてしまった事件もありますからね。

なので、問題が表面化すると対応が難しい状態になりますね。
ストーカー規制法などもあるけど・・・・離婚から、事件までの期間に被告からの接触は無かったのかな?
もし、度々接触があって、嫌がらせなどがあったのであれば、被害者も警戒したと思うんですよね。
でも、それが無くて、離婚の後、何もなくて安心しているところを襲われたとしたなら、対策のしようが無いですよね。

とすると、最悪のケースを想定して対策すると言う事になりますね。
1)自宅や職場の住所を知られないようにする(知られていたら、変える)
2)SNSのアカウントや電話番号を変更して、相手に情報を探られないようにする。
とは言え、これは警戒して、危機意識があってこそできる事なので、警戒してなければ、二つともやりたくない事ですよね。

結局は「相手をどう見るか?」相手を危険な人と判断できるかどうかに掛かっていると言うところでしょうか。

一見すると単純そうな事件に見えるけど、逆に対策が難しい事件なのかもしれません。

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
兵庫県尼崎市元妻女性殺害事件その1(鑑定留置まで)

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2022/08/20

兵庫県加西市女性殺人事件その2(一審判決)

まずは続報です。
1)容疑者(35)が「女性から『子どもを産む』と告げられ、突発的に首を絞めてしまった」という趣旨の供述をしているとのこと。

2)神戸地検姫路支部は2021年11月26日、殺人罪などで交際相手の無職男性容疑者(35)を起訴した。
同支部は認否を明らかにしていない。

***初公判(2022年5月30日)***
1)被告は「私がすべてやりました」と起訴内容を認めた。
2)検察側は、被告が被害者とマッチングアプリで知り合い、妻子がいることを伝えずに交際していたと指摘。

「妊娠中の被害者に堕胎を求めたが受け入れてもらえず、身勝手極まりない、計画的な犯行に及んだ」と主張したとのこと。

3)弁護側は「凶器や遺体を隠すための準備はしておらず、計画性に乏しい犯行だった」と主張した。

4)起訴状などによりますと、被告(36)は去年10月、兵庫県姫路市内の駐車場に止めた車の中で交際相手の女性被害者(34)の首を絞めて殺害し、加西市の空き地に遺体を埋めた罪などに問われている。

***判決公判(2022年6月6日)***
1)神戸地裁姫路支部は懲役20年の判決を言い渡したとのこと。

2)裁判長は被告が結婚していることを隠して梅本さんと交際し、妊娠した被害者女性が堕胎に応じなかったために犯行に及んだとした上で「被害者に落ち度があったとは言えず自己本位で身勝手な動機」だと指摘、「下見をするなど計画性があったことも明らかで強固な殺意があった」として、懲役20年の判決を言い渡したとのこと。

別の報道では
裁判長は「男女関係を動機とする殺人事件の中でも非常に重い部類」と厳しく指摘したとのこと。

***補足情報***
公判のどの時点での情報か不明の情報です。
1)2021年6月頃、マッチングアプリで知り合う。被害者女性は真剣に結婚相手との出会いを求めていたため、当初から被告に「結婚を前提に」と告げていたとのこと。

2)2021年9月頃、被害者女性は妊娠していることを知る。その直前に、被告は一方的に連絡を絶っていた。被害者女性は探偵を雇い、被告を調べ、探偵は被告に被害者女性の妊娠を知らせたとのこと。
そこで、被告は、被害者女性と連絡をとり、「(子どもを)おろしてほしい。結婚もしない」と伝えた。
それでも被害者女性は母親に相談して、子どもを出産して一人で育てようと決意し、被告に認知するよう求めたとのこと。

3)被告は認知を拒否したため、被害者女性は弁護士に相談し、被告に強制認知など法的手段もあると告げたとのこと。

4)被告は2021年10月23日午後2時ごろ、被害者女性に、認知などについて「話し合う」と伝えて、車で連れ出した。

5)この時(殺害時)の事を被告は「被害者時尾姓のいる後部座席に移って『おなかの子どもをさわらせてほしい』と背後から、Aさんを抱きかかえ、おなかに手をあてました。自分には妻子がいたので、養育費は支払うから認知はやめてもらえないかとお願いしたが、被害者女性は『もう話し合うことはしません。すべて弁護士に任せます』と言いました」と話したとのこと。

その後、背後から首を絞めて殺害した。
「途中で被害者女性がやめてと手でたたくのを無視して絞め続けた」と話した。

この時の状況を検察側は
「被告は、怒った被害者女性に、再度、おなかの子どもをさわると背後にまわり、油断した隙に、プロレス技、チョークスリーパーをかけるように右腕を首にまわして、5分以上、絞め付けた。被告自身も『もう力が入らない限界まで絞めた』と認めている」と説明したとのこと。

6)犯行の日の朝、被告は、殺害することも考え、あらかじめ死体を遺棄する場所をスマートフォンなどで検索し、物色していた。途中、民家に置いてあるスコップも盗んでいた。

7)遺体を埋めた後、車に残されていた被害者女性のスマートフォンを別の場所に捨てるなど証拠を隠蔽したとのこと。

8)この日(犯行日)の夜、別の女性と食事の約束をしていた被告は、遺体を遺棄したことで服が泥だらけになったため、キャンセルしたとのこと。

9)被告の最終意見陳述?
「このたびは私の事件により被害者女性、ご家族、被害者女性を愛していた人すべての人々を悲しませることをしてしまった。改めて罪の重さを痛感している。これから反省と償いをしていきたい。出所したら地域のボランティア活動をして社会貢献したい」と話したとのこと。

被害者女性の弁護士は、被告から、謝罪の手紙や補償などがまったくなされていないとも明かしており、「ただの自己弁護としか思えない言葉ばかりだった」と話したとのこと。

こんなところですね。
懲役20年ですね。殺害が1人(胎児は1人と計算されない)で、罪状に強の字も無いので、このあたりが限界かもしれませんね。
とは言え、女性から見れば「最低」とそしられても仕方が無い悪質さですね。
当初から体だけが目的で、妻子がいる事を隠して交際。妊娠を知らされる前に姿を消したのは目的を達成したからでしょうね。
そして、当然のように避妊もしていない。
で、身元を特定されて、認知を求められると拒否して、保身の為に殺害している。

欲望を満たす為の努力は惜しまないが、予測されるトラブルを回避する努力は何もしない。
まー自分に正直だとは言えるかもしれないけど、社会人としては失格でしょうね。
結局、この事件で被害者の家族と、自分の家族を不幸のどん底に突き落としている。

でも、この手の男性は世の中には結構いると言うのも事実なんですよね。
(男性の側には別のリスクもありますけどね、美人局とかね)
ちょっと調べれば、この手の事件が山ほど出てきますからね。

男女ともに、出会いが簡単になったけど、双方ともに相手の事をしらないところから交際が始まります。
「プロフィールの文章が正しいとは限らない」、「悪人は悪人の顔を見せずに近づいてくる」このあたりを念頭に慎重に交際して欲しいと思いますね。

亡くなった女性と生まれるはずだった命のご冥福をお祈りします。

参考リンク
兵庫県加西市女性殺人事件その1(殺人容疑で再逮捕まで)

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2022/08/15

福岡県福岡市15歳少年女性殺害事件その2(一審判決)

***初公判(7月6日)***
1)少年は事件当時15歳の中学生で、起訴内容について「間違いありません」と認めたとのこと。

2)検察側は冒頭陳述で、少年は小学生の頃から周囲への暴力を繰り返し、少年院を仮退院した後に福岡県内の更生保護施設に入ったが、抜け出したと説明。行き着いた商業施設で、性的行為目的で女性の後をつけ、殺害したと指摘した。事件の悪質性や少年院を仮退院した2日後に事件が起きたことなどを踏まえ、「保護処分は許容できない」などとして刑事罰を科すべきと主張したとのこと。

3)弁護側は少年は幼少期から親元を離れ、病院や児童自立支援施設などを転々として暮らしたとし、「家族から暴力などの虐待を受け、不適切な養育環境で育った。少年院でも適切な指導は行われなかった」と訴えた。その上で、「個別的で効果的な指導を行う少年院で、長期的で根本的な治療がされないまま社会復帰すれば、一層孤立し、非行を繰り返す可能性がある。刑罰を与えるべきではない」と反論したとのこと。

4)起訴状などによると、少年は20年8月28日夜、福岡市中央区の商業施設「MARK(マーク) IS(イズ) 福岡ももち」内の店舗で包丁2本を盗み、その後1階女子トイレで、同市の女性の首などを包丁で刺して殺害。さらに逃げる際の盾にしようと、施設内にいた女児(当時6)を包丁で脅したなどとされるとのこと。

5)検察側
幼いころから親族に虐待を受けていた少年は、小学生の時に友人の首を絞めるなど暴力問題をたびたび起こし、これまでに精神病院や医療少年院など施設を転々としていたとしました。

犯行の動機は「性的目的」で、トイレで刺した女性の傷は10カ所以上、深いもので14センチまで達していたとしているとのこと。

検察側の冒頭陳述などによると、少年は入所翌日に施設を抜け出し、コンビニで出会った若い男性に「お金に困っており、泊めてほしい」と何度も頼み込んだ。男性からは断られたものの、現金3千円を渡してくれたとのこと。

翌朝、そのお金で始発のバスに乗って福岡市・天神に向かい、偶然見かけた別の女性の後をつけているうちに事件現場の商業施設に着いたとのこと。

商業施設では、キッチン用品店で包丁2本を万引し、男子トイレの個室で刃の部分にトイレットペーパーを巻き付け、ズボンに差し込んで隠した。4階のゲームセンターに立ち寄り、エスカレーターで1階に戻った際、友人と一緒に買い物に来ていた被害者の女性を見かけ、「後を追いかけることにした」とのこと。

6)弁護側:少年が通っていた小学校の担任教諭の供述書
「何とかまっとうになってくれないか、必死に接していました。事件を聞いていつかこのような悲惨なことが起こるのではないかと思っていた。凄惨な事件を起こし、被告に関わってきた一人として責任を感じる。学校教育の限界を完全に超える存在だった」とのこと。

別の報道では
弁護側は小学4年の時に担任だった教諭の供述調書を読み上げた。少年は小学校で他の児童の首を絞めたり、教諭に「殺すぞ」と暴言を吐いたりするなど、問題行動を毎日のように繰り返したとのこと。

教諭は「(少年の家族は)問題行動に関心が薄いなど、取り巻く環境はとても厳しかった」とも指摘し、「可能な限り指導したつもりだが、学校教育の限界を超えた子どもだった」と述べたとのこと。少年は精神科病院に入院したこともあったとのこと。

更に別の報道では
「少年は、父・母・姉・兄との5人家族」
「少年は家庭環境に問題があった」
「父親からは電話でのクレームが度々あり、『お前が来い!お前の対応が悪いから子供が言うこと聞かないんだ!お前を辞めさせてやる!』と言われた」
「母親は、自分で家事ができない、料理が出来ない」
「祖父は学校運営協議会の会長でクレーマーだった」
「少年が車のドアに挟まれた時、『先生のせいにして、カードを買ってもらう、ケガが証拠になる。おじいちゃんに言って先生をやめさせる』と言うことがあった」
「少年は人間関係を冷静に見ることができる」

***第二回公判(7月7日)***
被告人質問
1)検察側
少年は商業施設の女子トイレに女性とその友人の後を付けて入り、女性と目が合った時には「どんな反応をするか興味がわいた」ので、包丁を突きつけたと説明。包丁は「自殺しようと思って盗んだ」と述べたとのこと。

トイレに入った理由は、検察側の尋問では「女性の友人に性的暴行をする意図があった」と捜査段階で供述したことを認めた。

2)弁護側
トイレに入った理由は、弁護側の質問では「取り調べが面倒で自暴自棄になり、性的な目的と言った」と説明。入った理由は「よく分からない」と答えたとのこと。

被害者については「自分の勝手な行いで、将来のことなど、いろんなことを奪ってしまって申し訳ない」と謝罪。

遺族への謝罪の言葉を問われると「特にないです」と2度繰り返し「更生したい気持ちはすごくあるが、簡単にできないと思う」とも述べたとのこと。

トイレで女性に刃物を向けた時、女性に自首を勧めらた。
この時「母親と姿が重なり、怒ってしまいました」とのこと。
「少年院を出るとき、引き取り手として母のもとへ、と話が進んでいたのに、直前になって断られて、期待した気持ちが強かったので、その気持ちが重なった」とのこと。

3)被害者遺族の代理人弁護士
少年に更生の意欲を問うと「多分、できないだろう。人は簡単に変われない。クズはクズのままだ」と述べたとのこと。

代理人弁護士は、少年が送致・移送された鹿児島家裁の少年審判で「1人ぐらい死んでも大したことない」「他人に関心が無かった」などと遺族の前で発言していたことも明かしたとのこと。

4)裁判長
少年は事件後、被害女性の遺族に宛てて2回、謝罪文を書いたといいますが、送ってはいなかった。

なぜ手紙を書いたのか?
「そうした方がいいかなと思って書いた。形として謝罪文を残した方がいいと思って書いた」と述べたとのこと。

***第三回公判(7月8日)***
弁護側証人尋問
1)罪を犯した少年について少年院送致の必要性などの調査を行う、少年鑑別所に勤める精神科医

少年に対して行われた心理鑑定書を読んだという医師は、少年の今の状態について「刑罰が刑罰にならず、被害者を思うには到らない」と述べたとのこと。

そして「親族から受けたとされる虐待のトラウマに向き合えるよう、治療を受けてから初めて反省できる」とし「いろんな刺激を与えて内省させられるのは更生施設である少年院」と証言したとのこと。

***第四回公判(7月12日)***
弁護側証人尋問
1)少年の心理鑑定をした山梨県立大の教授(臨床心理)
教授は、少年が兄から日常的に暴力を受け、母親から「死ねばいい」と言われて育ったことを挙げ、「複雑な成育環境のせいで、人の気持ちを考え、信頼することができない」と説明した。少年は保育園や小学校で周囲に暴力をふるい、10歳で児童自立支援施設に入所。その後も問題行動を繰り返し、少年院に入ったとのこと。

教授は少年が「人との温かい関係を求めながらも拒否する葛藤状態にあった」と分析。「施設も少年を腫れ物に触るような扱いをし、適切な治療をしてこなかったのではないか」とし、少年には、保護処分による「治療的養育」が必要だと述べたとのこと。

別の報道では
教授は証言で、少年が「(家庭内で)日常的・慢性的に暴力が吹き荒れていた」ほどの虐待を受けたトラウマ(心的外傷)で「共感性や罪悪感が欠如している」と指摘。自分が被害者との感覚があり、少年が「人を殺すことを何とも思わない」などと説明していたことも明かしたとのこと。

2)検察側証人尋問
教授は、少年を検察官送致(逆送)とした鹿児島家裁決定が「(少年院では)問題性の改善が著しく困難」と指摘した点について「(決定は)間違っている」と反論。少年は少年院の入所歴があるが、教授は「これまでトラウマに対する適切な処置がされていない」と証言したとのこと。

3)検察側弁護側どちらの証言か不明
鑑定の結果について「家庭環境に問題があるのだろう。40年以上虐待を見てきた私から見ても信じがたい内容の虐待行為が行われていて、極めて不適切な養育環境」だと述べたとのこと。

その上で専門家は、「少年はこれまで精神的な診療や福祉的な手当を十分に受けていない」「治療的な関わりが妥当で更生の可能性はある」などと話したとのこと。

教授は面会で少年が「自首しておけば良かった」と涙を流したと明かし、更生の可能性を示唆したとのこと。

***論告求刑公判(7月15日)***
1)検察側は「卑劣かつ冷酷、残虐な態様で、まれに見る凶悪な犯行だ」として少年法が定める不定期刑の上限となる、懲役10年以上15年以下を求刑したとのこと。

論告で検察側は、少年が盗んだ包丁を手に性的目的で女子トイレに入ったが、被害者の女性に自首を促されて逆上し、14カ所を刺したと指摘。商業施設内を逃走するため、途中で6歳の女児に馬乗りになり、包丁を突きつけて女児の母親を脅したとして「徹頭徹尾、自己中心的で自分勝手な動機だ」と指弾したとのこと。

公判で少年が被害者の遺族のことを「一切考えたこともない」などと述べたことに触れ「現時点に至っても罪に向き合っていない」と批判。人が多く行き交う商業施設内で起きた事件で「社会に与えた不安も極めて大きい」とし、遺族の思いや同種事件も踏まえて求刑したと説明したとのこと。

2)弁護側は「再犯防止のためにも適切な治療が必要だ」として家裁送致のうえ、第3種(医療)少年院送致などの保護処分を求めたとのこと。

弁護側は少年が過酷な家庭環境で虐待を受けて育ったトラウマ(心的外傷)が問題行動につながっていると主張。これまで信頼できる大人がおらず、被害者の女性に近づいたのも「情緒的な関わりを漠然と求めていた」と反論したとのこと。

地裁の依頼で心理鑑定をした専門家の見解を引用し、過酷な生い立ちから少年には被害者感覚があり「刑務所に入れれば、更に被害感情を強める可能性がある」と強調。「医療少年院で治療的養育を受けさせるべきだ」と訴えたとのこと。

3)最終意見陳述?
最後に、裁判長から「何か言いたいことありますか」と問われた少年は「特にないです」と答えたとのこと。

***判決公判(7月25日)***
1)福岡地裁は求刑通り懲役10年以上15年以下の不定期刑の判決を言い渡した。

2)判決理由
裁判長は「更生の可能性が高いと見ることは困難」と指摘したとのこと。

「長期間複数の施設や少年院で処遇を受けたにもかかわらず、粗暴傾向が改善されないまま残虐な事件を引きおこしている。保護処分によって更生する可能性が高いとみることは困難である」

また、保護処分とするのが許されるかについては、「見ず知らずの被害者に対する通り魔的な、非常に残虐で凶悪な犯行で、社会に与えた影響も大きい」「人格的な未熟さや成育歴などを理由に保護処分を受けることは社会的に許容しがたい」と述べ、少年に対し懲役10年以上15年以下の不定期刑判決を言い渡したとのこと。

3)裁判長の説諭
あなたはこの法廷で「人間、クズはクズのままで、変わることはないと思う」と言いました。一方で「すぐに暴力を振るう傾向を変えたい」とも言いました。あなたは変わらなければなりませんし、変わりたいという言葉も本心だと思います。刑務所にいる長い時間の中で、被害者や遺族の痛みに正面から向き合い、心からの謝罪の心を持てるようになることを願っています。
少年は無言のままだったとのこと。

***補足***
<少年の経歴>
小3 他の児童の首を絞めるなど → 精神科病院に入院
小4 当時の担任「少年は学校教育の限界を完全に超えていた」
小5 兄とのけんかに包丁を使う → 児童自立支援施設など転々
中1 少年院に入所
中3 少年院を仮退所 → 更生保護施設を翌日脱走

***刑が確定(8月8日)***
少年側と検察側いずれも期限の8日までに控訴せず、1審の懲役10年から15年の不定期刑が確定した。

こんなところですね。
難しい事件ですね。
少年の家庭環境に問題があるのは理解できます。一方で判決理由の中で「長期間複数の施設や少年院で処遇を受けたにもかかわらず、粗暴傾向が改善されないまま残虐な事件を引きおこしている。保護処分によって更生する可能性が高いとみることは困難である」と言っているのも、理解できます。

いままで、何度も更生教育を受けてきて、結局、こんなひどい事件を起こしてしまったのだから、更生は無理ですよね。と言う事ですね。
一方の弁護側は、トラウマの治療をしないと問題の解決にならないと主張してました。
判決はこれを否定したわけですね。

弁護側の主張も理解できるのですが、結局、ここまで状態が悪化する前に「治療するべきだった」と言う事なんですよね。
その意味では、これまでの更生教育に問題が無かったのか?と言う検証が必要かと思います。

それに、根本原因の育成環境の問題をどうするのか?ですよね。
過去を変える事はできないのですが・・・小学校時代に育成環境に問題がある事は関係者は分かっていたはずです。
児童相談所は何か対応をしていたのだろうか?
結果的に小5で自立支援施設へ送られるわけですが、これが遅すぎたのではないだろうか?

正直なところ、「親ガチャ」でハズレを引いた少年には同情できる面もあると思う。
これまで適切な治療を受けれなかった事も同情できる。
しかし、だからといって、罪の無い人を理不尽な理由で殺害してしまった罪を無かった事にはできないと言う事ですね。

教育が難しいのは、子供だけ教育してもダメで、その親も教育が必要なんだけど、それには何世代も時間が必要と言う事ですよね。
「教育は文化の伝承」と誰かが言ってましたが、日本と言う国を良くするには根気強く教育していくしかないのでしょうね。

そういえば、発達障害の話は公判では触れられてなかったのかな?情報が無かったと思います。

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
福岡県福岡市15歳少年女性殺害事件
反省させると犯罪者になります
少年犯罪の深層・・・家裁調査官の視点から
少女たちの迷走-児童自立支援施設からの出発

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滋賀県守山市オーバードーズの会事件その2(一審判決)

***男性被告の初公判(4月12日)***
1)被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

2)検察側は冒頭陳述で「被告は20代後半に睡眠導入剤を使用するようになった。SNSでつながった薬物を多量摂取する仲間から紹介された女子高校生に薬物を渡し、翌朝、自宅で倒れている女子高校生を発見した」と事件の状況を説明したとのこと。

3)被告は女子高校生に対する未成年者誘拐の疑いでも逮捕・送検されていましたが、大津地検は処分保留としている。

4)起訴内容
起訴状によると、被告は昨年12月10日、守山市の自宅で女性に向精神薬の錠剤約100錠を無償で譲り渡し、翌日、女性と共謀し、50錠を女子高校生に無償で譲り渡した。また、同12日、薬物の影響で抵抗できない女性の下半身を触った、としている。
(補足:準強制わいせつを行った相手は女性被告であって、死亡した女子高生ではありません)

***誘拐容疑は不起訴(4月22日)***
2人は処分保留となっていましたが、大津地検は4月22日付で不起訴処分にした。

不起訴の理由については「差し控える」とのこと。

***女性被告の初公判(6月2日)***
1)被告は起訴内容を認め、「薬の多量摂取(オーバードーズ)では死なないと思っていた」と話したとのこと。

2)検察側は冒頭陳述で「被告はそううつ病で睡眠導入剤の処方を受け、意識もうろう状態を楽しむため、SNS(交流サイト)でオーバードーズをする人らとやりとりをするようになった」と説明したとのこと。

3)弁護側は「女子高校生に害を与えようとして譲渡したものではない」と訴えたとのこと。

4)被告人質問
「(女子高校生を)呼んでしまったことを後悔している」と話したとのこと。

5)起訴内容
男(39)と共謀し、昨年12月11日、守山市の男の自宅で女子高校生に向精神薬50錠を譲り渡した。

***女性被告の判決公判(6月9日)***
1)裁判官は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

2)裁判官は「友人が過剰摂取することを認識しつつ犯行に及んだ」と非難したとのこと。

***男性被告の論告求刑公判(7月5日)***
1)検察側は懲役4年を求刑した

2)検察側は論告で、「積極的に薬を譲渡すると言って女性らを自宅に誘い出した」と指摘したとのこと。

別の報道では
検察側は、「犯行態様の危険性が大きく、発生した結果は重大」と指摘。さらに、岐阜県の女への準強制わいせつや、同居人のカメラなどを横領した罪にも問われていることから「多様な犯罪を行っていて、規範意識が著しく低下していることから再犯の恐れがある」として懲役4年を求刑したとのこと。

3)被告人質問
「薬をどんなに飲んでも死にはしないと思っていた」と話し、薬の多量摂取(オーバードーズ)目的で知り合った女性(22)=麻薬取締法違反の罪で有罪確定=や女子高校生に向精神薬を渡したことについて、「渡すと2人がすごく喜んでくれた」と述べたとのこと。また、最初からわいせつ行為をする目的はなかった、と主張したとのこと。

***男性被告の判決公判(7月28日)***
1)懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。

2)大津地裁は、「2人が向精神薬を多量摂取するつもりであると認識しながら譲渡したもので、危険性の高い悪質な犯行」と指摘したとのこと。

一方で「反省の態度と謝罪の意を示している」などとして、被告に懲役3年、執行猶予5年を言い渡したとのこと。

こんなところですね。
女性被告も男性被告も執行猶予付きの判決となっています。
まー死亡するとは思わなかったと言う事で、どちらかと言うと事故に近い事件なのかもしれません。
死亡した女子高生もそうなんですが、3人が3人ともオーバードーズを望んでいたんですよね。

この事件を防ぐのが難しいのは、各人が「それを望んでいる」からなんですよね。
まー現実逃避と言えばそれまでなのですが・・・

誰でも、現実から目を背けたい時もありますよね。
人によっては、ゲームやスポーツなどに没頭するなど方法は色々あると思います。
この人達にとってはそれが「オーバードーズ」だったと言う事なんでしょうね。

そして、本人達にも悪い事をしている意識が無いようなので、自分でブレーキを掛ける事もできないでしょうね。

なので、本人達の「人生観を変えるような何か」が無いとオーバードーズを止める事は難しいかもしれませんね。

その一つの切っ掛けは「人との絆」なのかもしれません。
「自分の為に生きる」のではなく「誰かの為に生きる」と思う事ができれば、明らかに体に良くない「オーバードーズ」は「自分を思う誰かを悲しませる」と考える事ができるようになるかもしれませんね。

亡くなった女子高生のご冥福をお祈りします。

参考リンク
滋賀県守山市オーバードーズの会事件

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2022/08/08

無期限休養のお知らせ

ASKAの事件簿を読んでいただきありがとうございます。
突然のお知らせでごめんなさい。

諸般の事情により、無期限の休養を取ることにしました。
とは言え、健康上の問題とか、経済的な問題と言うわけではなく、これからの人生をより良い物にする為に、本業に全力を注ぐ為です。

まー、新規の事件を取り上げる事はしませんが、過去記事のフォローは継続する予定です。
コメントの返信などもこれまで以上に遅れるかもしれませんが、できるだけ返信しようと思います。

では、ちょっと本気出してきますね。
暑い日が続きますが、みなさんも、どうかお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。

2022年8月8日
          ASKAより

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2022/07/25

山梨県道志村7歳女児不明事件その15(女児が移動できない場合)

事故説を考えた場合の問題は二つですね。
・女児が枯れ沢の上流に移動できたのか?
・女児の遺体が大規模捜索で発見されなかったのはなぜか?

今回は女児が涸れ沢の上流に移動する方法について考えます。
ただし、具体的な登山の方法などについては考えません。
(女児が枯れ沢の上流に移動するのが難しい件については「雑感」さんが詳しく紹介されてますので、そちらを読まれるのをお勧めします)

場合分けとしては
1)生前か死後か?
A)生前の場合
B)死後の場合

2)単独かそれ以外か?
あ)単独
い)犯人による
う)野生動物による
え)自然現象による

順番に考えましょう。
A-あ)生前に単独の場合      そもそも難しいので、とりあえず不可能と仮定します。
A-い)生前に犯人と移動の場合   可能ではあると思うが、かなりの困難を伴う。
A-う)生前に野生動物と移動の場合 そもそも単独で移動できないなら、無理だと思う。(野生動物に追われて逃げた場合)
A-え)生前に自然現象で移動の場合 低い場所から高い場所へ自然現象で移動するのはちょっと無理だと思う。

B-あ)死後に単独の場合      あり得ないので、今回は考えません。
B-い)死後に犯人が移動の場合   つまりは遺体を犯人が移動した場合ですね。
B-う)死後に野性動物が移動の場合 その割には全身各部の骨が発見いるので、全身を移動したなら、遺骨が一部しか発見されないのが疑問
B-え)死後に自然現象で移動の場合 A-え)との違いは遺体が上流に移動した後、自然現象で下流に流されたと言うのは有りだと思う。

なので、可能性がありそうなのが
A-い)生前に犯人と移動の場合
B-い)死後に犯人が移動の場合
B-え)死後に自然現象で移動の場合(ただし、上流への移動は犯人による)

結局のところ、B-い)とB-え)は同じ事になるので、B-い)に統合します。

A-い)生前に犯人と移動と言うのはかなり難しいと思うのですが、不可能では無いと思います。
ただ、女児に指示して女児に登らせると言うのは、単独では登れないという前提なら無理と言う事になるので、可能性としては、犯人が女児を背負ったりして移動した場合になるのかな。

いずれの場合も実はここで問題が発生します。女児は失踪直後に涸れ沢の上流に犯人と一緒に移動していると言う事になるのですが、結果的に女児は死亡し、その後、遺体を犯人が涸れ沢の上流に遺棄したのであれば、その後の大規模捜索で女児の遺体が発見されなかったのが大きな疑問となりますね。

まー、単純に捜索隊が「見逃した」という説明ができる部分ではあるのですが、このたりは実際にその現場を捜索した人でないと分からない部分ですね。

ただ、A-い)からの変化が可能性として考えられるのがA-え)ですね。
遺体は涸れ沢の「上流に埋められていた」が、「大規模捜索後に自然現象で涸れ沢に流された」と言う可能性もありそうです。
しかし、この場合は遺体の全身が発見されていないのが問題点ですね。可能性としては、「残りの部分は涸れ沢の上流に残っている」と言う事になります。
とは言え、警察もこのあたりは想定の範囲内だと思うのですが・・・

で、B-い)死後に犯人が移動した場合ですが、この説の都合のよい点は、発見された遺骨が「一部」でしかない事を説明できる点ですね。
つまり、犯人は遺骨の一部だけを涸れ沢の上流に遺棄したと説明すれば、全身の骨が発見されないのは当然と言う事になります。

ただねー・・・この場合も問題が発生します。
枯れ沢に遺棄した骨はどのタイミングで犯人が収集したのか?
つまり、白骨化する前の段階で骨だけ取り出すと言うのは、ちょっと想像できないかな?(常識を越えた犯人ならあり得るかな)
これが、解体して遺棄する為であれば、それは、過去にも事例のある事なんですが・・・だとすると、胴体部分はもっと骨が発見されて良いはずなんです。
すると、白骨化するまで待って、その一部を枯れ沢の上流に遺棄した。しかも、大規模捜索の後であれば、大規模捜索で発見されなかった事も説明できますね。

しかし、その場合、どうして一部だけ遺棄したのか?が疑問として残りますね。

で、ここでもB-い)からの変化が可能性として考えられるのがB-え)です。
犯人は上流に遺骨の全てを遺棄した(あるいは埋めた)が、その後、自然現象によってその一部が枯れ沢に流された。残りの部分は上流に残っている可能性ですね。

前回のその14で犯人が捜査範囲から外れているなら、大規模捜索後に現場にあえて遺体を遺棄する必要が無いのでは?と書きましたが、これの前提は「犯人が自分は疑われてない」と考えている場合になります。
逆に犯人が「自分は疑われる可能性がある」とか「自分は疑われる」と自覚しているなら、事件性を打ち消す為に事故を演出すると言うのは有りだと思います。

ただ、私の印象としては、詳しく書きませんが、事故を演出するには不足する部分が複数あると思います。

参考リンク
山梨県道志村7歳女児不明事件その14(犯人の住所と違和感)

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