大阪市此花区パチンコ店放火事件その2
関係者によると、容疑者は2007年3月末頃、鹿児島方面から、大阪市此花区に移り住んだ。その翌月、同市内の消費者金融業者に30万円の融資を申し込んだが、すでに4社から計約400万円の多重債務を抱えていることがわかり、断られていたという。
同じ頃、運送会社でタンクローリーの運転手として働き始めた。すでに大型免許や危険物取扱者の資格を持っていた。同僚らには「別れた妻と2人の子供がいる」と話していたという。
仕事ぶりは非常にまじめで、酒もほとんど飲まず、経営者は「土日の急な仕事でもいやがらずに引き受けてくれた。
しかし、原油価格が高騰していた昨年9月、配送の仕事がほとんどなくなり、容疑者は退職。
容疑者が住む大阪市此花区春日出北の7階建てワンルームマンションは現場のパチンコ店前の幹線道路を南西へ約400メートル、5分ほど歩いた場所にある。火災現場に出動した此花消防署は目と鼻の先。関係者によると、平成19年3月から最上階の角部屋に1人暮らし。当時は運送会社に勤務していたという。
犯行を思い立った容疑者は5日、自転車で自宅の東約1キロの此花区西九条のホームセンターへ。購入したのは赤いガソリン携行缶と青いバケツ、マッチ。その後、JR西九条駅付近のガソリンスタンドでガソリン10リットルを購入した。
現場付近に現れたのは午後4時前。パチンコ店と同じビルに入居している住宅販売会社の男性社員が「自転車の前かごに赤い携行缶を入れてうろつく不審な男」を目撃していた。容疑者は店に何度も出入りしており、店内の構造を熟知していたとみられる。
容疑者は自転車を店の北側に止め、携行缶が見つかった東隣の6階建て雑居ビルの階段に隠れた。ガソリンをほぼ全量バケツに移し替え、同店の南西側の出入り口に回ったのが午後4時15分ごろ。自動扉から店内に押し入り、バケツのガソリンをぶちまけた。
近くにいた女性客は足にかかったガソリンの臭いで異変に気づき、別の男性客は「液体が床を流れてくるのを見た」と振り返る。
無言でマッチの火をガソリンに投げ入れ、南西側の出入り口から脱出したが、しばらく現場にとどまり、炎と黒煙に包まれる店の様子を見ていたという。
容疑者は自転車を置いたまま現場から逃げ、帰宅。その日のうちに実家のある広島方面に逃避行を始めた。この際、パチンコ店そばの最寄り駅の阪神千鳥橋駅ではなく、南へ約1・5キロ離れたJR弁天町駅から乗車。捕まるのを恐れ、現場を避けた可能性がある。
5日夜はJR岡山駅前のビジネスホテルに宿泊。翌6日正午すぎに、山口県警岩国署に「大阪のパチンコ店でガソリンをまいて火をつけた」と出頭した。
容疑者(41)が、大阪府警此花署捜査本部の調べに「一度にたくさん殺せるので、ガソリンをまいて放火した。刃物で殺すのは難しいと思った」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。府警は、容疑者が複数の殺害手段を検討した上で無差別大量殺人を狙ったとみている。
容疑者は事件後逃走し、岡山市内のビジネスホテルに偽名で宿泊していたが、事件を伝えるニュースを見て「責任を取るため、死刑になるつもりで自首した」とも供述しているという。
・・・この事件はなぜ起きたのか?
誰でも生きていく事を前提に生活している。逆に言うと生きていく為の生活をしている。
しかし、もし生きていく事ができなくなったら?どうしたら良いのか?
生きて行けないのであれば死ぬしかない、誰にも迷惑を掛けずに死ぬ事を選ぶ人もいるだろうが、誰かを道連れにしようと考える人もいる。
あるいは、死ぬ前にやりたかった事をやる人もいるだろうね。
生きていく方法を与えてやれない社会だからこそ起きた事件かもしれない。
では生きていく方法はどうやって与えれば良いのか?
「働けば良い」と言うのは間違いではないが、正解でもないような気がする。
政治家だったら、この質問にどんな答えを用意するのかな?
子供にこんな事件を起こすなよ、言う事は簡単だけど、具体的にどうすれば、この事件は起きないようにできたのか?と考えると一言では説明できないと思う。
ゆっくり考えたい事だけど、この容疑者と同じような境遇の人間は今の日本に沢山いるだろうから、そうゆっくりもしてられないね。


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