ASKAの事件簿へコメントされる方、引用される方へのお願い

 ASKAの事件簿を読んで頂いてありがとうございます。
始めは自分の考えを整理する為に始めたブログだったので、これほど多くの方に読んでいただけるようになるとは考えていませんでした。

 多くの方からコメントを頂くようになったのですが、このブログの趣旨を誤解された方も時折おられるようなので、コメントされる場合の注意事項を記載しておこうと思います。

ASKAの事件簿は誰かを傷つける事を望んでいません。その事を前提に以下の点についてお願いいたします。

1)逮捕以前に個人を特定できるような内容で犯人像を書く事はやめてください。
2)誰かを誹謗、中傷する書き込みはやめてください。
3)誰かに危害を加える事をうかがせる書き込みはやめてください。
4)被害者、遺族に関するコメントはその人達に対する配慮をお願いします。
(報道された情報は仕方がありませんが、報道されていない状態で憶測により、被害者や遺族が傷つくような事がない事を希望します。できれば犯人に対する誹謗、中傷も控えて欲しいと思います。)

この4つに該当する場合は無条件で削除、あるいは一部を編集訂正する事があります。

5)当サイトの画像、文章、URLについて、NAVERまとめ、及びhttp://sharetube.jp(シェアチューブ)に転載、引用、リンクすることを禁止します。

6)Aな人はB と言った因果関係的な表現をする場合は注意をお願いします。

まーぷるさんのコメントを引用
***ここから***
でも大事なコトを忘れていました。偏見が何故いけないかというと、やはり人が傷ついたり嫌な思いをするからですね。"Aな人はBである"に該当する人が嫌な思いをするだけでなく、傷つく人がいるコトに気付いた人も嫌な思いをする。
***ここまで***

詳しくは
コメントに対するASKAの考え方
こちらの2018年6月4日のまめさんのコメント、それに続く、ASKA、まーぷるさんのコメントを参照願います。

それから、ブレインストーミングのルールと同じでコメントの内容を否定するコメントはやめましょう。見当違いなコメントもあるかもしれませんが、否定してしまうと、次のアイディアが出てこなくなってしまう事もあるので、「その場合はこんな疑問もありますね」といった程度が良いかと思います。

 ASKAの事件簿は基本的に毎日起こっている事件の記録をする事を目的にしていますが、時々、事件の推理もしています。
ただ、実際の事件の推理で「誰が犯人か?」を推理する事は基本的に不可能だと考えています。
ASKAの事件簿で推理するのは「誰が犯人か?」ではなく「なぜ、犯人はそう行動したのか?」犯人の行動の理由です。

詳しくは私の推理方法推理の見えない落とし穴爆弾はもう一つあるかもしれない。を参照願います。
それから、特にレイプ事件についてのコメントについてはレイプ事件を考える時の注意点を参照願います。

18/06/05追記
6)の因果関係的表現についての注意項目を追加

17/07/07追記
http://sharetube.jp(シェアチューブ)への転載、引用、リンク禁止の項目を追加

16/12/12追記
NAVERまとめへの転載、引用、リンク禁止の項目を追加

16/08/16追記
コメントする時のハンドル名(HN)は基本的に自由ですが、以下のHNおよび類似のHNは禁止とします。
NOBU」、「nobu」、「のぶ
理由は「おわび」を参照願います。2010年の事で、この事を知らない人も多くなりましたので、追記いたします。

08/11/09追記
コメントに対するASKAの考え方も参照願います。
それと、このブログを犯人も読んでいる可能性がありますので、犯人に対して逃走や証拠隠滅を促すようなコメントも自粛してください。

08/11/21追記
ASKAの事件簿運営委員会も参照願います。
ASKAの事件簿へのご意見、問題点のご指摘はこちらへお願いします。

08/12/14追記
ASKAの事件簿管理ポリシーも参照願います。
コメントに対する管理方針です。コメントする場合はこちらも一読願います。

08/12/28追記
現在ドコモの携帯電話からの書込みの一部に対して書込み規制を実施しております。
この為、ドコモの携帯電話から書込みが出来ない事があります

10/01/05一部追記
犯人の行動の参考ページとして「爆弾はもう一つあるかもしれない」を追記

10/09/23一部追記
レイプ事件へのコメントの注意点として「レイプ事件を考えると時の注意点」を追記

10/10/21一部修正追記
誰かに危害を加える事をうかがせる書き込みについての注意を追記しました。

16/03/31 一部追記
4)被害者、遺族に関する・・・の項目を追記

16/08/16 一部追記
禁止HNについて追記しました。

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2019/11/11

東京都目黒区5歳女児虐待死事件その6(父親の初公判)

***初公判(10月1日)***

1)「間違いありません」などと述べ、起訴内容を大筋で認めた。

「1点だけ。私が女児の体に危険を感じたのは3月1日ごろではなかったかと思います」と述べた。

2)女児の救命措置に当たった消防隊員の証言
隊員は女児が死亡した2018年3月2日、男性被告の119番で自宅アパートに駆け付けた。被告はベランダから慌てた様子で「早く来てくれ」と叫んでいたとのこと。

女児はパジャマ姿で布団に横たわっていたといい、隊員は「あばら骨が浮き出て、手足は骨と皮しかないくらいだった。顔は土気色で頬はこけ、目の周りが腫れていた。あざや傷がたくさん見えた」と証言。痩せこけた女児について、男性被告が「数日前から具合が悪く、食事はあまり取れていない」と説明したとのこと。

3)弁護側は「男性被告は女児を理想の子どもにしようと思っていた。彼のエゴに基づくものであるが、邪魔になったから虐待をしたわけではない」と主張したとのこと。

別の報道では
「女児に理想のこどもであってほしいという気持ちから、できないといら立ち暴力をふるってしまった」「厳しい虐待は許してはいけないことだが、それでも、男性被告は女児の父親であろうとしていた」と主張したとのこと。

弁護人:
今回、起訴されているのは保護責任者遺棄致死罪です。殺人や傷害致死ではありません。適切な保護をしなかったことの責任が問われます。過去の経緯も無視することはできませんが、彼がしてきた虐待や、妻である女性被告へのDVを裁く場ではありません。

被告の生い立ち
幼少期に千葉から北海道に転居するなどした経験から、他人を気にしたり、自分を押さえつけたりすることを学んだとされる。大学卒業後にシステム保守(メンテナンス)の仕事に就職。退職後は知人の紹介で北海道のクラブに勤務。その後、香川県内のキャバクラに移り、平成27年5月ごろ、女性被告と出会ったという。女性被告は離婚歴があり、子供がいることを男性被告に伝えていたが、2人は急速に距離を縮め、一緒に生活するようになったとのこと

男性被告は結婚を強く意識するようになりました。彼には理想の家族(像)があって、明るくて何でも言い合える関係です。この正しい、しかし、高い理想は、男性被告のプレッシャーになりました

その後、女性被告に対してきつくあたるようになり、罵声を浴びせることもありました。女性被告は男性被告に対して、ものを言えないようになりました。平成27年4月、入籍して、女児とも養子縁組した。

男性被告は、女児の友達が少ないのではないかと考えたという。その焦り、いらだちが女児に向くようになったとのこと。

男性被告が先行して東京に転居。その後、後を追うように転居してきた女性被告と女児。このとき男性被告は徐jいが「食事を過度にとっていた」ことに怒りを覚えたとのこと。

男性被告は女児に理想の子供であってほしい。友達をたくさんつくってほしい。目標を見つけて達成する、達成感を味わってほしい…と思っていたとのこと。


4)検察側は虐待の状況について詳しく説明した。そのなかで、亡くなる2カ月ほど前には16キロ余りあった体重が男性被告による食事制限によって逮捕時には12.2キロだったとのこと。

また、「女児が嘔吐を繰り返しているにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院に連れて行かなかった」と事件の悲惨さを指摘したとのこと。

検察官:起訴状などによると、男性被告は昨年1月下旬ごろから女児に十分な食事を与えず、シャワーで冷水をかけて顔面を複数回、殴るなどの暴行をしたとしている。検察官は女児が死亡する直前の2月下旬、目黒区のアパート近くの自動水質計器で計測された1日の水温が平均で8・5度だったと述べたとのこと。

争点(論点)の要約
A)犯行態様の悪質性。虐待や傷害の程度がポイント。また保護の必要性を認識したのが2月27日ごろか、その後か」

B)動機に酌むべき点があるかどうかの『責任、非難の程度

C)5歳の生命が奪われた『被害結果の重大性』

こんなところですね。
弁護側の主張としては、理想の家庭、理想の子供を作りたかったと言う事なんだけど・・・
流石に、理解できませんね。

理想の家族を作ろうとしているのに、現実は全て逆ですよね。
何でも言える家族関係なんて、どこにも無い、そしてそれを作ったのは被告本人です。

さらに、子供の教育についても友達を沢山作って欲しいと言いながら、ほとんど外に出さないような生活を強いているので、とても、この主張に信憑性があるとは思えないんですよね。
(外出の件については、明確な情報は女性被告の公判の時も出ていないと思いますが、過度の課題を出して、それをさせているわけで、とても、外で友達を遊ぶような時間は無かっただろうと思います、なので結果的に友達を作れるような環境は作っていないと思います)

このあたりを考えると、今の段階では、弁護側の主張するような理想の家族を作る事のプレッシャーで虐待やDVをしたと言う事は信じられないですね。

だいたい、そんなプレッシャーや願望があるなら、誰かに理想の家族を作るにはどうしたら良いのか?とか相談した事があるのだろうか?

とりあえず、弁護側がこの後、どんな主張を繰り広げるのか?に注目ですね。
(と言いつつ、判決はもう出ています)

参考リンク
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その5(母親の判決まで)

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2019/11/09

世田谷一家殺害事件再考その192(逃亡時刻の糸口)

あれこれ考えてみると、思わぬところで糸口を見つける事があります。
前回の写真を見ていて、犯人の逃亡時刻を推定する糸口かな?と思われる事に気付きました。
結論から言うと、「糸口」と言うより、「糸くず」でしたが・・・

本題に入る前に、皆さんの家の照明スイッチの事を思い出してください。
部屋の照明スイッチは何か所にありますか?
基本的に照明のスイッチは部屋に入る入口の近くに1か所あると思います。

これは、暗い部屋に入るのに照明を点灯する必要があるから、入口に無いと困ると言う事なので、玄関、浴室、台所もほぼ同じですね。

ただし、例外があるのが、階段や廊下です。
階段が分かりやすいけど、1階から2階に上がる時、1階で階段の照明を点灯して2階に上がります。だけど、2階に上がったら、階段照明が不要になるから消灯したいけど、1階に降りてスイッチを切るのでは意味が無いから、2階でも階段照明を消す事ができるように、別のスイッチがありますね。

つまり、1階、2階それぞれに別にスイッチがあってそれで、階段照明を点灯、消灯する事ができるようになっています。

それでは本題です。
この事件で犯人が逃亡したタイミングはおよそ2通りが考えられています。
翌日逃亡説と未明逃亡説です。

この二つの説を軽く説明すると、翌日逃亡説は翌日の朝10時頃にパソコンの通信記録があり、家族全員が死亡している中で、この通信は犯人が行った物だろうと言う事から、翌日逃亡説が当初有力な説でした。

それに対して、一部のネット(主にASKAの事件簿)でそれは現場に入った、隣家の家族による物ではないか?との指摘がでて、そのせいで検証したかは不明ですが、捜査本部が検証した結果、衝撃によるマウス落下によって通信する可能性があるとの見解が報道されました。(10時の通信は、自動巡回ソフトによる物との意見も当初からありました)

つまり、犯人は翌日10時まで現場にいたとは限らないと言う事になり、未明逃亡説が浮上してきたわけです。

それでは、逃亡時刻のヒントになりそうな糸口とはなんだろう?と言うと・・・
室内照明の点灯状態です。

侵入時は夜だから、室内照明は宮澤家の人達によって点灯していたと思います。(子供部屋とロフトは既に寝ていたと思われるので、消灯していたか、点灯していても暗い照明だったと思います)

それで、逃亡口と思われるのは2か所
風呂窓と玄関です。

未明逃亡の場合は周囲がまだ暗いので、どちらの逃亡口を使うにも、消灯する意味は無いでしょう?特に風呂窓は、公開された立体模型をみると、窓の下に浴槽があります。
水の張られた浴槽(いろいろと投げ込まれている)を超えて風呂窓から出ないといけないので、浴室照明を消して逃亡するのは無理だと思います。
(ただ、犯人がペンライトなどを持っていたとしたら、消灯しているかもしれないですね)

そして、玄関の外灯は写真の通り、点灯したままでした。

つまり、未明逃亡の場合、室内照明は消さないだろう?と推測しているわけです。

次に翌日逃亡の場合はどうか?
翌日逃亡の状況は、翌日10時頃に犯人がのんびり?ネットをしようとしていたら、急に隣の家からのインターフォンが断続的に数回なります。
慌てた犯人が大量の遺留品を残して、風呂窓から逃亡したと考えられています。

なので、慌てた犯人が室内照明を消灯している余裕は無いと私は考えています。

え?それって、未明逃亡も翌日逃亡も室内照明は消していないって事じゃない?
それ意味なくない?と思われるかもしれません。

そうなんです、室内照明が点灯していた場合、どちらか判断する事はできないと思います。そう、室内照明が消灯されていた場合にだけ、逃亡のタイミングが考えられる条件があると言う事ですね。

それは何か?
未明逃亡も翌日逃亡も室内照明を消す理由が無いです。
ただし、室内照明を消すタイミングが無いわけじゃないんですよね。

つまり、翌日逃亡の場合、時刻は10時で既に日が高く、曇り気味ですが、室内照明は不要になっています。

犯人が習慣として室内照明を消灯している場合は考えられると思います。
だとすれば、明るくなってから逃亡したと考えられるので、翌日逃亡説を肯定する材料になりえるのでは?と考えているわけですね。

他に消灯する理由としては、不自然さの解消でしょうか?
宮澤家が普段、昼間に室内照明を使わないのであれば、昼間に室内照明を点灯しているのが不自然と犯人が考えれば、朝、明るくなった時点で消灯しているかもしれません。

問題はこれを裏付ける情報があるのか?なんですよね。
とりあえず、情報は二つ見つけました。
1)玄関外灯が点灯している写真
2)「真犯人に告ぐ」の中に1行、「1階の照明は警察到着時には点灯していた」とあります。(玄関の外灯の事じゃないと思うのですが・・・)

念のために、入江杏さんの「この悲しみ意味を知る事ができるなら・・・」の方も確認したのですが、隣家の現場に入った時の描写に室内照明の状態は書かれていませんでした。

つまり、今のところ私が確認できる情報では、「室内照明は点灯していた」となり、結局、未明逃亡なのか?翌日逃亡なのか?判断できないと言う事でした。
これが、「糸口」じゃなく「糸くず」だった理由です。

ただし、現場検証している捜査本部は全ての部屋の室内照明の情報を持っているはずです。特に1階の書斎とならんで、犯人が長時間滞在したと考えられる、2階のリビングの照明の状態がどうだったのか?

もし、消灯されていたのであれば、翌日逃亡の可能性が高まるのかもしれませんね。
当日の現場写真では、2階のリビングの室内照明が点灯していたのか?は判断できませんね。

風呂窓の写真を見ると、浴室照明は消灯しているようにも見えるのですが、もともと浴室の照明は暖色系で少し暗い照明を使う場合が多いので、この写真では判断できないですね。

いずれにせよ、リビングの照明と浴室の照明の点灯状態が知りたいですね。

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2019/11/06

東京都目黒区5歳女児虐待死事件その5(母親の判決まで)

***論告求刑公判(9月9日)***
1)検察側は懲役11年を求刑した。
論告で男性被告(34)の暴力を容認したほか、食事を与えず、関係機関の支援も排除して外部が助けられない環境をつくったと指摘。男性被告に支配されていたとまでは言えず「被害者の命と男性被告との関係をてんびんにかけ、男性被告を選択しただけ」と非難したとのこと。

別の報道では
検察側は「命を守るという親として最低限度の責任を果たさなかった」と強く非難したとのこと。

女児は目黒区に転居した2018年1月23日以降、父親の男性被告(34)=同罪などで起訴=から過度な食事制限や暴力を受けたと指摘。体には170カ所以上の傷やあざがあり、死亡までの39日間で体重は約4キロ減ったとしたとのこと。

女児がノートに「パパママ もうおねがいゆるして」など書き残した文章を引用し、「女児は逃げることも助けを求めることもできなかった。両親に未来を奪われた無念は計り知れない」と述べたとのこと。

2)弁護側は懲役5年が相当と訴えた。
弁護側は「女性被告への(男性被告の)虐待にも目を向けてほしい」と強調。女児は女性被告が大好きだったとした上で、女性被告の女児の死亡への関与は少なく、過大に非難されるべきではないと訴えたとのこと。

3)被告は最終意見陳述で「女児を愛していたのに心も体もぼろぼろにして死なせてしまったことへの罰はしっかりと受けたい」と述べたとのこと。

***判決公判(9月17日)***
東京地裁は、母親に懲役8年の実刑判決を言い渡した。

「大好きだった実母である被告人からも苛烈な食事制限を受け、医療措置を受けさせてもらえないまま死亡するに至っており、被害児童の感じたであろう苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」と指摘したとのこと。

認定項目と思われる部分(日本語が難しいです)
1)女性被告が女児に対して苛烈な食事制限などを行い、必要な保護を与えなかった点について、判決では「看過できない男性被告からの心理的影響があったと認められる」

なので、量刑上適切に考慮すべき

2)女性被告の女児に対しての便宜を図るなどの消極的な抵抗について

女性被告は男性被告の言動で受け入れられないことがあった場合に、自らの意思に基づいて行動することができていたといえる。従って、男性被告からの心理的DVにより逆らいにくい面はあったにせよ、最終的には、自らの意思に基づき指示を受け入れた上で、これに従っていたと評価するのが相当である」

3)弁護人が主張するように、被告人が男性被告により心理的に強固に支配されていたとまでは言えない」

4)男性被告からの報復を恐れて女児が死亡するまで治療させなかった事については

(報復が)被害児童の重篤な状態を知ってもなお医療措置を受けさせようという動機を形成することが困難であったといえるほどに切迫したものであったとは認められない」

5)全体として
「男性被告の意向に正面から反しない範囲ではあるが、被害児童の苦痛を和らげようとする努力は行っており、不保護の場合でも、添い寝をしながら看病をしており、全く放置したわけではないことからすれば、検察官が主張するような極めて強い非難が妥当する事案とまではいえない」とのこと。

「そして、このような犯情に加え、被告人は、わが子を死に至らしめたことを深く悔やみ反省していること、男性被告とは離婚し、被害児童の弟の親権者となっており、今後その子を扶養すべき責任を負っている」と話したとのこと。

6)最後に裁判官の説諭
「女児は戻ってきません。裁判が終わってもしっかりと考えて、人生をやりなおしてください」と話したとのこと。

こんなところですね。
DVを受けた母親が虐待に加担しながら、死亡させてしまった事に対して、どのような判断がされるのか?
と言うのが注目された裁判だと思います。

この手の事件はこの事件が初めてでは無いし、どちらかと言えば、ありがちな話なんですよね。
それは、事件となってしまったケースに多いと言う事で、事件と成らなかった事件では、母親が子供を救出したと言う事でもあるんでしょうね。

なので、DVの影響で虐待に加担してしまう母親は一定の割合でいると言う事なんだろうと思います。

で、問題はこれらの母親に対して「何ができるのか?」なんですよね。
この事件でも、児相が介入してますから、全く虐待が露見していなかったわけでは無いんですよ。

だけど、母親が男性被告に協力する事で隠蔽工作が成功しているように見えます。
もし、この時に児相に本当の事を話していれば、そこで事件は終わったはずなんですよね。

結局、母親は児相が助けてくれないと判断して、この状況に適応しようとしたんでしょうね。
男性被告のDVを男性被告に従う事で回避して、女児に対しては男性被告に分からないように助けると言う、板挟み状態を選択したんでしょう。
その判断がこの事件の悲劇を生んでしまったのだと思います。

そこを考えると、子供だけでなく、母親に対してもケアをする事が必要で、母子を同時に保護するような仕組みが必要なんだろうと思います。

もう少し時間を遡ると、結婚の段階で何かできないのか?と言う事のあるのですが・・・
ちょっと、そこは難しいかもしれないですね。
結婚する前にこの事件を予測できたのか?と言うと、無理だったろうと思います。

目に見えて性格に問題があるとか、社会性に問題があると言う情報も無かったようですし。
生活苦から脱出を夢見る若いシングルマザーには、バラ色の結婚生活が来ると信じていたんじゃないのかな。

私は男性被告はこの結婚を「望んでいなかった」と考えています。
妊娠した事の責任を取ると言う事に固執してしまったのかもしれません。
(人に無責任男と噂されるのを嫌った、ただの見栄っ張りなのかもしれません)

もし、そうであれば、結婚生活が遠からず破綻する事は予想できたかもしれません。

しかし、それを見抜く事が出来た人物が女性被告の周囲にいたのか?と言うのが問題ですね。
結果、居なかったのか?居ても、最終的に女性被告に結婚を思いとどまらせる事はできなかったと言う事なんでしょうね。

結局のところ、「結婚は慎重によく考えて決断して欲しい」と言う事以外に無いのかもしれませんね。
でも、男にしろ女にしろ、結婚を夢見て舞い上がっている人間に「あの人は良くないよ、結婚は考え直した方が良い」なんて言葉を言ったところで、果たして耳に入るのか?と言うのもありますよね。

とはいえ、そんな事を言っていると結婚なんてできないかもしれません。
結婚した3組に1組は離婚していると言う現実がそれを物語っているのかもしれませんね。

それでも敢えて言います。
「結婚は慎重によく考えて決断して欲しい」特に若い女性はね。

参考リンク
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その4(母親の第4回公判まで)
東京都目黒区5歳女児虐待死事件その6(父親の初公判)

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2019/11/04

世田谷一家殺害事件再考その191(写真に写るもの)

例の網戸の写真もそうですが、見慣れた写真の中にも意外な物が写っている事があります。そこで、古い資料の中の写真を見て気付いた事、思い出した事を書いておきます。
 
まずは警視庁作成のPDFの第1版に使われている3枚の写真
次に第2版以降で使われている2枚の写真を見てほしい。
(写真をクリックすると別タブで大きく表示されます、すいません、右クリックで別タブで開くが確実かもしれません。)
 
この二つの写真(第1版と第2班の写真)の違いが分かるかな?
Photo_20191104202002 Photo_20191104202101
第1版1枚目 第1版2枚目 第1版3枚目
Photo_20191104202104 
第2版1枚目 第2版2枚目 現場検証中の写真
答えは、ちょっと難しいかもしれないが、「天気」です。
第2版の航空写真は日が差しているので、天気は晴れでしょう?
一方の第1版の写真は「曇り」です。空も青くないし、影も鮮明じゃない。
 
私は第2版の航空写真を何度も見直しているせいか、事件当日は「晴れ」なんだと勝手に考えていました。
 
で、この写真の疑問から、事件当日(2000年12月30日)のお天気を調べてみると、
府中は9時、10時、12時に日照時間は0.2h
練馬は11時に0.1h
東京は10時、11時、12時にそれぞれ0.3、0.4、0.1h
 
第1版の写真が通報直後の写真であるとする根拠は
*例の網戸が写っている事。
*玄関の外灯が点灯している事
(一家全員が死亡して、事件後は誰も住んでいないのだから、外灯を点灯する人間は居ないでしょ?)
 
だから何って事ですが、第2版の写真は事件当日の物では無い可能性があると言う事、逆に事件当日だとすると、多分、1日の日照時間が36分程度しか無いところで、偶然に日の差した瞬間を撮影した奇跡の1枚と言う事なんですね。
 
で、この第1版の写真を見ていて思い出したのが、この玄関の外灯の件、事件簿の初期の頃に外灯が点灯していたのか?と言う話題が一時盛り上がり、警視庁のHPの写真から点灯しているとの結論になりましたが、実は、PDFの写真にもそれが写っていたんですね。
 
そして、この第1版の2番目の写真が分かりやすいのですが、玄関前に自転車が写っています。この自転車についても、以前にコメントをいただいていました。
当時は駆け付けた交番の警官の自転車かな?と思っていたのですが・・・
 
現場の証拠写真として撮影された写真だとしたら、事件に関係の無い自転車は写さないと思うんですよね。自転車が写らないように移動してから撮影すると思います。
 
現場検証中にも移動はされていないようです。

ただ、自転車の話題はこれ以外には出てないんですよね。
なので、警察のうっかりミスと言う可能性もあるかもしれません。
 
警視庁のこの事件のページは昨年12月16日で更新が止まっています。
昨年は年内に何度か新しい情報が出ていましたが、今年はこれまでまったくゼロです。
年末情報に期待したいですね。

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2019/10/30

東京都目黒区5歳女児虐待死事件その4(母親の第4回公判まで)

***第4回公判(9月6日)***
 
1)被告人質問
被告は、男性被告から女児への暴力は知らなかったとした上で、「私は女児の母親なので、知らなかったではすまないと今は思っています」と述べたとのこと。
 
「男性被告の言うことを聞いていれば、女児に攻撃しないと思った」「女児に近づくと男性被告の機嫌を損なうので、怖くて近づけなかった」と話したとのこと。
 
女児との関係については、「「私がちゃんと親子関係を築けなかった」「私と男性被告が女児を追い込んだとしか思えない」「その時は女児のためにとやった行動が、結果的に女児の死につながったと思ってます」と話したとのこと。
 
***補足1***
「あしたはもっと できるようにするから」「もうおねがい ゆるしてください」
 
女児のノートのこの記述に対する話ですね。
 
被告:「文書を見たら普通の人なら助けを求めるはずなのに、あのときはそうしなかった。今思えば私と男性被告が女児を追い込んでいたとしか思えない」と話した。
 
***補足2***
検察官が、児相や医師らの「支援の手を振り払って自ら孤立したのでは」と問うと、「その時は女児のためにした行動だった。それが結果的に女児を死なせてしまった」と話した。
******
 
死亡する数日前に女児を病院に連れて行けば、顔のあざが見つかって男性被告も自身も逮捕されたと思うとし、「暴行したのは男性被告だが、女児を守らなかったり、男性被告がストレスを感じる環境をつくったりしたのは私」と自身の責任について述べたとのこと。
 
被告は県児相に関し「関係がよくなくて児相に対して間違ったイメージがあった。私が歩み寄らなかった」と話した。
 
また都の児相職員が「相談してほしかった」と証言したことに触れ「ああいった立場になったときは助けを求める一言を言えない」と話したとのこと。
 
亡くなる前日に被告が痩せこけた女児をお風呂に入れた時の話について聞かれると、「死んでしまうとは思わなかった。大丈夫だと思っていた」と話した。
 
また、「男性被告に顔のあざがなくなったら病院に行こうと言われた」「結果的には男性被告の暴行を容認していた」とも話したとのこと。
 
こんなところですね。
微妙に自己の責任を回避する部分がありますね。
最終的に男性被告に責任がある的な言い回しになっているように見えます。
 
長く辛いDV生活の中で従属する事を強いられた結果、性格や思考に偏りができているのかな?
 
一つ気になるのは、死亡する前日の入浴の時の話で
「死んでしまうとは思わなかった。大丈夫だと思っていた」
 
と言う事は死亡しなければ、今の状態を続けても良いと考えていたと言う事なんじゃないかな?
男性被告からの暴力を回避する為に無意識に娘をスケープゴートにしたと言う疑いもありますよね。
肉体的にも精神的にも追い詰められていたんでしょうね。
 
二人が結婚した理由が分かりませんが、結婚相手は慎重に選ぶべきですね。
この結婚には、男性被告の母親が反対したようです。
それを押し切って結婚しているようです。
(このあたりは週刊誌の記事ですね)
 
男性被告側の家族が反対した理由は、多分、バツイチの子持ちで、仕事が水商売と言ったところでしょうか。
反対する理由としては、ありがちな理由だと思います。
 
ただ、女性被告側の家族はこの結婚をどう考えていたのか?と言うのが出ていません。
一般論でいえば、経済的にも家事や育児の負担も減って精神的にも安定するはずで、周囲は反対しないですよね。
 
相手がどんな男かなんて、調べたりもしないでしょう。当の本人がぞっこんだったようですから。
 
なので、この結婚を止める事ができたのは、男性被告の家族だったんですよね。
でも、かなりの反対を押し切って結婚しています。
結婚のきっかけは、長男の妊娠と言う事のようで、責任を取る形で結婚を選択したと言う事なのかもしれません。
 
だとしたら、本当に男性被告はこの結婚を望んでいたのか?ちょっと微妙な印象です。
長男の妊娠がなければ、この二人は結婚しなかったかもしれません。
 
男性被告は強い責任感で、自分自身を望まぬ結婚に向かわせてしまったのかもしれませんね。
その表に出せない不満が結果的に、自分の望む家族の形の追及へと変化していったのかな?
 
このあたりの男性被告の考え方や受け止め方などは、男性被告自身の公判の内容で考えてみたいと思います。
 

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2019/10/29

東京都目黒区5歳女児虐待死事件その3(母親の第3回公判まで)

***第三回公判(9月5日)***
1)一家が東京に引っ越す前に女児を診察した香川県の女性医師の証人尋問。
 
医師は香川県の児童相談所が女児の2度目の一時保護を解除した後の約4カ月間にわたって母子の診察や相談を続けてきたとのこと。
 
医師は「当時の女児の体重は平均の範囲内で、引っ越す直前は表情も明るかった」。
「女性被告は自己評価が低く、夫の男性被告の考えに従っていて、夫婦の力関係は悪かった」と述べたとのこと。
 
別の報道では
「女性被告は夫を尊敬していて、夫が正しいと思っていたので、暴力を悩んでいたが容認しているところがあった」。
 
「東京に行って、すごくしんどかっただろうと思うけれども、助けてあげられるのはお母さんしかいなかった」「女児は最後の最後まで助けてくれるのを待っていたと思うし、お母さんには守ってほしかった」「女児が大好きだったお母さんなので、罪を償ってほしい。女児に謝ってほしい」と述べたとのこと。
 
医師は女児が「お父さんがキックする。家に帰りたくない」と話し、女性被告については「ママはやめてと言ってくれるよ」とする一方、「パンチしないがたたく」とも話していたと述べたとのこと。
 
2)弁護側の被告人質問
「女児ごめんなさいと謝り続けるしかない」と話したとのこと。
 
説教の内容は
Q:「内容はあなたの生活のことだけではなくて、女児へのしつけや生活ぶりに話が及んでいったのはいつからですか」
 
A:「入籍してから言われるようになりました」
 
「毎日説教され、『ごめんなさい』と言っても男性被告が慣れたのか『反省をもっと違う態度で示せ』と言われました」
 
「何回言っても許してくれないので、自分を傷つければ分かってくれるかなと思って、自分の髪の毛を引っ張ったり、太ももを次の日に真っ黒になるまで叩いたり、自分の顔を叩いたりということを見せました」とのこと。
 
一部要約すると
男性被告が女児をサッカーボールのように蹴った時の状況
男性被告が寝ている女児の腹を蹴った。
その時、被告は止める事ができなかった。
それを見た被告が涙を流していると
男性被告が「お前が泣いている意味が分からない」と言った。
 
その後、すこしして、被告が「暴行を止めて」と言うと、男性被告は「お前が結愛をかばっている意味が分からない」と言った。
 
2回目の保護の時、男性被告は
「児相の人は他人だから、結愛のことを考えていない。マニュアル通りに勧めている。女児のことを考えているのは母親のお前でもなく俺なんだ」と言った。
 
男性被告の作った児相への対応マニュアル
女児が母親も暴力を受けているとの発言を否定する為の口裏合わせでは
「俺はお前にDVなんてしてない』と確認を取ってきて、私もばかだから『うん』って言いました」
 
男性被告の実子である息子について
「とても大事に扱わないと男性被告の機嫌が悪くなることの一つでした。かすり傷一つあると病院に連れて行かないと男性被告に責められる」
 
3)検察側の証人尋問
Q:「東京に住み始めた当初、食事を家族でとることはありましたか」
 
A:「みんなバラバラでした。段被告の前では私も食事をすることはできないので、自転車で近くの店に行き、パンなどを買って公園で食べていました」
 
Q:「男性被告はどうしていましたか」
 
A:「レトルト食品のようなものを食べていました。東京に引っ越してきたとき、『俺の飯はもう作らなくていい』と言われました」
 
女児については
「男性被告から『俺がスーパーで女児のために買っておく。それだけを食べさせてくれ』と指示されていました」
 
ざっくりとこんなところですね。
実際の証言は詳細な報道を参照してください。
 
えーと、ここまでの証言を見ても分かりますが、夫婦関係、家族関係は破綻していますよね。
夫婦なのに、食事を一緒に取らないとか、妻に手料理を作らせないとか、これが家族の団らんか?と思います。
 
暴力によって支配されている状態に見えますね。
息子は溺愛していたものの、接し方には厳しかったようです。
 
ただ、一つ思うのは、男性被告自身はこの生活が気に入っていたのか?なんですよね。
この家族が心安らぐ家族の姿なのか?と考えると、ちょっとそうは思えない部分はありますよね。
 
長時間の説教にしても、男性被告自身もそれに時間が割かれてしまうわけですから、本来なら本人もそんな事に時間を使いたくは無いと思うんですよね。
 
なので、過度な義務感やあるいは、依存状態(説教に依存している状態と言うよりは、支配する事に依存しているのかもしれませんね)
 
そうなんですよ、男性被告自身がこの状況を望まなければ、こんな状況は継続できないと思うんですよね。
 
ただ、一方で、女性被告自身が洗脳とは言わないけれど、従属的になってしまった事で、男性被告の支配欲を満たしてしまった可能性があります。ここで共依存関係ができてしまっているのかもしれませんね。
 
女性被告はもともと、自己評価が低い面があって、依存しやすい性格だったのかもしれません。
逆に言うと、男性被告がそんな女性被告だからこそ、結婚相手に選択した可能性もありますね。
 
なので、互いに結婚してはいけない相手だったと言う事なのかもしれません。
もし、結婚相手が互いに違っていたら、こんな事件は起きなかったのかもしれませんね。
 

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2019/10/28

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その14(通報タイミング)

今回は注目の通報タイミングについて考えます。

A)電話の声は妻であって、生前に通報している。
B)通話の中に「痛い」とあるので、通報中か通報前に犯人から攻撃されている。
C)通報中か、通報の直後に妻は死亡している(推測)

A,Bの2点は多分、誰の目にも明らかだと思います。
Cについても、警察が到着した10分後には死亡していたと言うのは確定でしょう。
(死亡確認は搬送先かもしれません)

問題はダイヤルのタイミングです。
少なくとも、1,1,0とダイヤルする時には、犯人からは攻撃されていないと思います。
犯人が刃物を持って攻撃している最中に刃物から目を離す事はできないでしょ?
かと言って、妻が背中に隠して、ダイヤルして、通報したのでは、受話器を耳に当てられないから通報先との会話が成立しないと思います。

スピーカーから音声を出す事も可能だけど、それなら、犯人に通報がバレますよね。

なので、「ダイヤルのタイミングでは、犯人から攻撃されていない」と言う事を前提に通報のタイミングを考えます。

1)犯人と夫が格闘中か、夫殺害の直後
通話の中に夫の声や夫が争うような音が入っていない事を考えると、夫殺害の直後にダイヤルした可能性があります。通報中に犯人から攻撃されて、「痛い」になる。

2)犯人が妻が死亡したと思い、夫婦の寝室から出た後
通話の音声に夫の声も、争う声も入らない、攻撃された箇所が「痛い」になる。

3)犯人が妻の存在に気付いていない場合
妻が偶然、夫の襲撃中にトイレなどに出ていて、廊下で通報、途中で犯人に発見されて、寝室に追い込まれて殺害。

4)犯人と対峙したが、犯人が攻撃していない状態
ちょっと例外的な状況かもしれませんね。ここでも、場合分けが発生します。

4-1)犯人が妻の通報を許している場合
例えば、妻と犯人が共謀関係にあって、通報とは別の目的で電話を掛けると犯人が考えていて、実際に電話をしたら、通報だった場合ですね。
で、裏切られたと考えた犯人により、攻撃を受けて殺害された場合。

ただ、共謀関係以外にも、犯人に脅されて、誰かに電話をしようとした場合も考えられます。例えば、犯人の別れた妻や女性に電話させようとしたとかね。(ストーカーで逃げられた女性の所在を調べている場合など考えられます)

4-2)犯人が妻の通報に気付かない場合
これは、犯人と妻が会話などをしている時に背中に隠して、ダイヤルした場合
でも、前に書いた通り、この場合は、通報先との会話が成立しないですよね。
なので、スピーカーから音声を出して会話している場合と言う事かな。
なので、ダイヤルには気付かないが、音声で通報が犯人にバレます。

ただし、これらの場合の中で、犯人の逃亡前のつぶやき「やばい」の意味によって、消去されるケースがありますよね。

この「やばい」が通報自体を知らない場合に成立するのは2)の犯人が部屋を出た後だけですね。

しかし、この「やばい」が通報から警察到着までの時間が犯人の想定よりも早かった場合や、その他の意味の場合は、逆に通報を犯人が知らない2)のケースは除外されますね。

それから、通報の中で「救急車は不要、その後、必要」と言うやりも不自然との意見もあるかと思います。

ただ、実際に犯人の攻撃を素手で防御している命がけの最中ですから、会話が聞き取れなくても不思議では無いと思います。

また、犯人が部屋を出た後だと、妻は瀕死の重傷です、失血死の直前ですから、出血多量で思考が混乱しても不思議では無いと思います。

最後にもう一つ、女性が刃物を持った男性から殺意を持って攻撃された時、素手で1分間もしのげるのだろうか?と言うのが素朴な疑問ですね。

まー、以前に考えた「非力な男性」とか、「汚れるのを嫌うタイプ」なら、離れてじっくり攻撃すると言うのもアリだとは思います。

でも、腕力があるタイプなら、片手で押さえつけて、もう一方の手で攻撃する事ができるので、1分と持たないような気がします。

この点から見ると、一般成人と同じ腕力があるなら、2)の犯人が部屋を出た後の可能性が高いと思います。
また、非力なタイプで1分間、犯人の攻撃をしのぎながら、電話ができるなら2)以外と言う事も言えるかもしれませんね。

ただし、例外はありますね。
例えば、ストーカーが逃げた女性の住所を妻から聞き出す為に、拷問している場合など、死なないように長時間攻撃したと言う可能性も考えらえます。でも、この場合は、犯人の声が通報の音声に入ると思うので、可能性は低いと思います。

事件から1か月ですが、情報がほぼ止まりましたね。
長女が聞いた言い争う声はどのぐらいの時間続いたのか?
どんな内容だったのか?

このあたりの情報が欲しいですね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その13(犯行手順と動機)

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2019/10/25

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その13(犯行手順と動機)

今回は、今出ている情報をもとに、事件の手順(経緯)と犯人の動機を考えます。

まずは、犯行の手順(2019/10/27 推測部分を追記)
1)1階の未施錠の窓から侵入
2)2階の夫婦の寝室を襲撃
3)夫を殺害
4)妻を殺害(死亡確認せず、推測)
5)1階の長女が口論の声で目覚めるが、動けず、交際相手に電話で助けを求める
6)夫婦の寝室を出て、2階の子供部屋に侵入
7)瀕死の妻が通報し、通報中に死亡(推測)
8)子供達をベッドから降ろして、長男に重症を負わせ、次女に催涙スプレーを使う
9)警察の折り返し電話の呼び出し音が鳴ったのか鳴らなかったのか不明
10)サイレンの音に気付いて、犯人が逃亡

ただし、妻の通報から警察の現着まで約10分
だから、6)から10)までの期間が約9分ぐらいと推測しています。

こんな感じなんですよね。
そこで、通報されなかった場合の犯人の行動を推測します。
A)無傷の次女への暴行
B)無傷の長女への殺害、または暴行
C)残る家族(長男、長女、次女)の殺害
D)強盗

ここで場合分けが発生するのですが・・・
夫婦の殺害の目的は何だったのか?
あ)怨恨の場合
夫婦を怨恨で殺害するなら、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと言う事で
C)の家族全員の殺害になりそうな気がします。
で、長男、次女が死亡していないので、夫婦殺害は怨恨かもしれないけど、怨恨だけではない可能性もありますよね。

い)怨恨で無い場合
怨恨で無いなら、夫婦殺害の目的は「目的達成の為の障害の排除」と言う事になると思います。

この場合、A)B)D)の可能性が考えられると思う。
A)の場合、口封じの為に最終的にその場にいた、長男と次女は殺害されると思うんですよね。
そうすると、長男はいずれにせよ、殺害する事になるので、最初から殺害した方が手間が省けますから、長男に重症を負わせたけど、致命傷を与えていない点でA)の可能性は低いのではないか?と考えています。

それともう1点、次女に対して催涙スプレーを使うと、その次女に暴行する際に次女に付着した催涙スプレーの成分に犯人も接触してしまう可能性があって、犯人にとって都合が悪い気がします。そこまで考えて無かったと言えばそれまでですが、計画的な犯行なら、このあたりは事前に検討しているのでは?とも思います。

B)の場合、夫婦殺害が障害の排除なら、長男、次女への攻撃も障害の排除と考えても不自然じゃないと思います。

なので、B)はアリかと思うのですが・・・次女への攻撃が催涙スプレーで果たして、障害の排除になるのか?は微妙な気がします。

それに、長女を暴行後は口封じに長女を殺害する事になると思うので、そうすると、長男と次女も口封じに殺害する事になりますよね。そう考えた場合、長男、次女を生存させている点で可能性は低いのでは?と思ったりします。

D)の場合
夫婦については手っ取り早く殺害するしかなかったが、長男と次女については、この程度の攻撃で、障害の排除になると考えてもおかしくないかもしれません。

ただし、1階の長女を排除していないのが問題。
理由としては
a)そもそも、長女の存在を知らない
b)1階に向かう途中で、子供部屋に侵入した。子供部屋の後に長女を排除する予定だった。
でも、もし、長女の存在を知っていたなら、2階の子供部屋より先に1階の長女を排除すると思う。

なぜなら、2階の長男と次女は階段を下りないと、1階から逃げられない。
1階の長女を襲撃すれば、階段を抑えて2階の二人の逃亡も防げる。
それを考えると、犯行順序がずれている気がする。

残るのはa)の長女の存在を犯人が知らないと言う事があるのか?
流しの犯行なら可能性はあるとかもしれない。

でも、逆になぜ、最初が2階の奥の夫婦の寝室なのか?が流しの犯行では説明できない。
物色するなら、近い順に行うよね?
侵入口に近い順で言えば、1階の長女が最初に襲われるはず。

で、A)B)の場合、それだけが目的なら、あえて二人殺害と言う大罪を犯す必要が無いと言うのもありますね。

でも、D)の場合、夫婦二人を殺害しての強盗なら、残る全員を殺害しての強盗の方が犯人にとってリスクが小さいんじゃないの?
二人殺害の時点で死刑もあり得ますから、二人殺害も4人殺害も同じですよね。

それに、靴を脱ぐ必要が無い。強盗目的なら動きやすい靴の方が犯人にとって有利でしょうね。

なので、靴を脱ぐと言うよりは、証拠の足跡を残したくなかったと言う事なのかな?

凶器、足跡(靴下痕の話も無い)、覆面、指紋(そう言えば、家族以外の指紋の話が出てない)・・・犯人はしっかり準備して証拠を残していない。

ずいぶん周到ですよね。慎重と言うべきかな?
一家殺害を狙っているなら、顔を隠す必要は無い。
目撃者は全員死亡するわけですから。

そうすると、少なくとも長男と次女は、最初から殺害するつもりは無かったと考えた方が矛盾が少ないのかな?

そうすると、殺害対象は夫婦と言う可能性が高い。

夫婦は別々の仕事をしているので、夫婦が一か所に集まるのは家の中だけと考えると、襲撃場所は家しかない。

家族5人が生活する家に侵入して夫婦を殺害するには、夜、寝静まった時しかないと考えると、妥当な計画かもしれない。

けど・・・これは、夫婦を一度に殺害する事を前提にした計画ですよね?

単純に一人ずつ、時間差で各個撃破でも問題無いのではないかな?
それができない理由は・・・
x)一人を襲撃した後、残る一人が警戒して犯行が難しくなる場合
この場合、夫婦は襲撃されるような心当たりがあったと言う事になりますよね。
だとしたら、トラブルはあるはずなんですよね。表面化していないだけなのか?

y)時間が無い場合
犯人は夫婦の殺害によって、望んだ状況を作る事を急いでいる場合と言う事かな。
犯人が望む状況とはどんな状況かな?

とりあえず、一つ思いついたけど、今の段階では書かない事にします。
これは、共通の恨みも説明できますが・・・

けれど、目的が夫婦の殺害なら、目的達成後に子供部屋を襲う理由が無い。
やはり、最初に戻ってしまうのか?
子供部屋の襲撃は証拠を残さない為、乗り物や方向を知られない為なのか?

z)単純に逮捕される確率を減らす為の場合
とは言え、犯人は逮捕されない事よりも、目的の達成の方が優先順位が高いと思うんですよね。

結局、結論は出ず、ぐだぐだですね。

でも、犯人が常に合理的な最適解を出すとは限らないですよね。
何しろ、殺人なんて人生で何度もやる事では無いでしょ?多分、この犯人も初めてなんじゃないかな?

まートラブルが本当に無いのか?それとも報道されていないだけなのか?
犯人が逮捕されてみないと分かりませんね。

犯人逮捕に期待しましょう。

参考リンク
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その12(一か月目の節目報道)
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その14(通報タイミング)

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滋賀県長浜市長浜北小猫死骸遺棄事件

10月25日(金)午前7時ごろ、滋賀県長浜市八幡中山町の長浜北小の昇降口前に胴体が切断された子猫の死骸があるのを、出勤してきた同小の用務員が見つける事件が起きている。

県警長浜署によると、子猫は刃物のようなもので胴部が切られていたとのこと。

こんな事件ですね。
昇降口の前ですか・・・校門などに放置する事が多いですが、昇降口となると、確実に児童に死骸を見せる為なんでしょうね。

しかも、敷地内に入り込んでいるんですよね。
防犯カメラなど、現場の情報に詳しい人物による犯行なのかな?

それから、滋賀県は比較的に動物虐待事件が多い県です。
これは、ASKAの事件簿の記録によると、と言う事になりますが。
記録を見るとこんな感じで、特に長浜市が多いように思います。

2018年02月15日(木)長浜市平方南町の空き家の駐車場にネコの頭部を発見。
2018年02月14日(水)長浜市平方町の民家の花壇でネコの下半身が埋められていた。
2015年11月10日(火)草津市岡本町の住宅の庭で住人が、首を切断され、頭部がないネコの死骸を発見。
2014年11月04日(火)米原市顔戸の会社で、切断されたネコの死骸が敷地入り口付近に置かれていた。
2013年08月12日(月)長浜市八幡中山町の小学校の正門前で、ネコが腹を切られて死んでいた。
2013年05月01日(水)長浜市三ツ矢元町の民家で、切断されたネコの頭部を発見。
2013年02月17日(日)長浜市列見町の歩道で、ネコが腹部を切られて死んでいた。

流石に6年前の2013年の事件は関係ないとしても、昨年2月の平方町の事件は、距離的にも2キロ程度の場所ですから、関連が疑われます。

ただ・・・期間が空きすぎているとは思うんですよね。
動物虐待は、犯人が憂さ晴らしや、ストレス解消などの理由で行う事が多いので、そうすると、虐待によって精神的な報酬を受け取る事になり、常習化して行くケースが多いと考えています。

そうすると、前回の2018年2月から、約1年10か月の期間が空くのがちょっと疑問な部分ではありますね。
すると、別人による犯行と言う可能性が高いかもしれませんね。

2013年には同じ小学校の正門前に腹を切られた猫の死骸が放置される事件が起きてますが、今回は昇降口まで敷地に入り込んでますから、大胆とは言えば大胆な犯行です。

しかし、小学生が死骸を見て、騒ぐのを見たいと言う愉快犯ならば、現場近くで犯人が騒ぎを観察できる場合や、同校の在学生から、事件の話を聞けるような立場の人間の犯行と言う可能性もありますね。

犯人が注目を集めたいと考えた場合、より犯行がエスカレートする可能性もありますので、周辺の方は注意していただいた方が良いと思います。

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2019/10/23

茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その12(一か月目の節目報道)

1)捜査関係者によると、敷地内には住宅以外に複数の建物が存在するが、いずれも第三者が立ち入った形跡は見つかっていない。事件当時は雨が降っていたが、一家を襲った人物が敷地内の別の建物に潜み、住宅の様子をうかがっていた可能性は低いとのこと。

2)事件現場となった住宅は、周辺の地面が雨でぬかるんでいたにもかかわらず室内に土足痕が確認されず、襲った人物は靴を脱いで侵入した可能性があるとのこと。

3)2階から侵入した形跡、1階に荒らされた跡はそれぞれなく、何者かが1階の無施錠の窓から侵入して2階へ直行し、夫婦、子どもたちの順に襲った可能性が高いとのこと。

4)現場近くで事件前にマスク姿などの不審者の目撃情報があり、関連を確認中とのこと。

5)事件に関して170件以上の情報が寄せられたとのこと。

2019/10/23追記
6)犯人が、通報で駆けつけた救急車のサイレンの音を聞いて、「やばい」と言って子ども部屋から立ち去っていたことがわかった。

2019/10/25追記
7)ほかの家族4人とは別に1階に1人で就寝中だった大学3年の長女(21)が、交際相手に助けを求める電話をかけていたとのこと。

こんなところですね。
新しいところは1)の他の建物に侵入した形跡が無いと言うあたりですね。
人が住んでいない建物ならば、暗くなっても室内照明が点灯しない事で、判断できるでしょうね。

警察が疑っているのは、敷地内での待ち伏せの可能性なんでしょう。
事件当時は前日の夜20時頃から弱い雨が降っていました。
断続的に降り続いて、事件当日の0:40頃が一番強くなっています。
(古河市の気象情報です)

侵入が0時過ぎだったとしても、部屋の明かりが消える事を確認して、寝入った事を見計らってから侵入したとしたら、2時間ぐらいは現場で張っていたと言う事になりますよね。

屋外でとなると、流石に不審者として通報されてもおかしくないわけで・・・それで、敷地内の他の建物の中に潜んでいたのか?と疑いたくなりますね。

でも、それは無かった・・・となると、犯人はこの時間なら大丈夫と考えて、決め打ちで侵入していると言う事なのか?

だとすると、一家の生活サイクルを良く知っている人物と言う事になりますよね。

仕事をしている夫婦と、中学生、小学生はともかく、大学生の長女は0時に就寝と言うのは一般的に考えて微妙な気がします。

まー決め打ちで侵入しようとしたら、偶然、室内照明が消えていたので、侵入したら全員就寝していた。と言うのも無くはないとは思うけど・・・

被害者家族の家族構成を知っていたのであれば、一家の生活サイクルを知っている人物、家族構成を知らないのであれば、犯人が何か?侵入しても良いと言う条件を持っていて、それをクリアしたと言う事なんでしょうね。

もし、屋外の路上などで、見張っていたなら、目撃した人がいるかもしれません。
今のところ報道されていませんが、事件直前の目撃情報があるのか?気になりますね。

続報を待ちましょう。

2019/10/23追記
「やばい」の部分がちょっと、驚きです。
通報された事に気付いてないの?
この「やばい」は驚きの表現でしょう?

警察の到着が犯人の予想よりも、早かったと言う解釈もありますが・・・
犯人の目の前で妻は通報していたはず・・・通報の声も聴いているはずなのに・・・それに気づかないなんてあるの?

解離性障害、多重人格?、あるいは健忘?何等かのメンタルや脳の問題があるのかな?

もう一つは電話の相手が別の知人などと考えた場合かな?
でも、この状況で通報するなら「警察」と常識的に考えると思うし、仮に知人や親類だとしても、助けを呼ぶ電話であると考えるの普通でしょ?犯人はこの常識的な事が予測できないのかな?

2019/10/25追記
これまでの報道では、1階の長女は言い争う声で目覚めたが、怖くて動く事ができなかったと言う内容の報道がありましたね。
今回の、交際相手に助けを求める電話をかけていたと言う事ですが・・・ちょっと微妙?

「助けを求めた」と言う事は、夫婦喧嘩では無いと認識していたと言う事なのかな?
まー実際には犯人に襲われている状態なので、その言い争う声は正に生死の瀬戸際の声だったわけで、誰かに助けを求めると言うのはアリだと思います。

でも、この文章だけだと、夫婦喧嘩では無いので助けを求めたとも受け取れますよね。
1階の長女が争う声が聴けたので、2階の長男と次女もこの争う声を聴いている可能性がありますね。

その争う声の中に手がかりは無いのかな?

参考リンク
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その11(共通の恨みと犯人像)
茨城県境町就寝中夫婦殺人事件その13(犯行手順と動機)

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