世田谷一家殺人事件再考6
さて、前回は動機を物取りと考えたわけだけど、実はこの事件には有力な犯行説があるので、それを今回は考えてみよう。
1)快楽殺人説
この事件は実は快楽殺人ではないかと言う説がある。執拗に遺体を損壊している点がその根拠なんだけど・・・やはり、いつもどおりあれこれ考えてみよう。否定する材料はあるのか?と言う事なんだけど、はやり、犯人の行動に手がかりがある。
犯人は一家4人を殺害しているが、その手口が最初の旦那、奥さん、子供の3人を順に殺害した手口が刺殺、最後の一人の子供が窒息死となっている。
快楽殺人は性的な興奮と強く結びついている。最近起きた、自殺サイトを使った、快楽殺人を思い出して欲しい。この犯人は人が息が出来なくて苦しむ様子に非常に性的興奮を覚えている。その結果、被害者3人は全て窒息死している。つまり、快楽殺人の犯人は最も興奮する殺害方法を選ぶはずだ。
最初の大人2人の場合は暴れられる可能性があり、迅速に殺害する必要があっただろう。しかし、残りの子供2人はどうだろう。圧倒的な体力差があるわけで、そんなにあわてて殺害する必要はないだろう。快楽殺人ならば殺害を楽しむ余裕があったはずだ。そこで最後の子供2人の殺害方法が異なるのは、快楽殺人ではないだろうと思うわけだ。
そしてもう一つ、最後の子供が窒息死なのには理由があると思う。「返り血」だ。犯人は3人を殺害した所で予想以上に返り血が多い事に気づいたんだろう。そこで、返り血を浴びる事を嫌った犯人は、最後は手口を変えたのだと思う。
次回は外国人犯人説について考えよう。
それでは、また今度( ..)φメモメモ
| 固定リンク
コメント