« 広島女児殺害事件の謎!その13 | トップページ | 広島女児殺害事件の謎!その15 »

2005/11/29

広島女児殺害事件の謎!その14

まずは続報です。

ダンボール箱やランドセルを入れたゴミ袋には犯人の物と思われる「毛髪」は発見されなかった。

これは、犯人が意図したかどうかは不明だね。偶然の可能性もあるだろう。

さて、今回は「犯人が急いでいた理由」を考えてみたい。

そもそも、犯人が急いでたいたと思われる根拠だけど

1)遺体を遺棄した場所が比較的、人目につきやすい場所である事。

2)遺体を入れたダンボールの梱包が不完全で、隙間から女児の制服がはみ出ていた事。

3)また、ダンボールが犯人に直結するよう有力な証拠になっている事。(つまり、もし余裕があれば、自分とは関係のない所からダンボールを入手しただろう)

このあたりだね。さて、以前に私が推理した理由としては「仕事中」「家族からの呼び出し」などを考えていたのだが、ちょっとまてよ、それらの理由で犯人の人生を左右するような行動に影響するだろうか?

そう、この時犯人が考えていた事は「逮捕されない事」がもっとも優先される行動だったはずだよ。だから、人目につく場所に遺棄した事も、急いで梱包した事も「逮捕されない事」を目的にしていたと考えるのが自然じゃないだろうか?

犯人は逮捕されない為に何をするべきか?と考えたはずだ。そこで出した結論は

A)自分が犯人である事の証拠を残さない事。

B)自分が犯人では無いと主張する為の証拠を作る事。

A)は指紋を残さない事や毛髪を残さない事、目撃されない事などで実行している。

ではB)はなんだ?これは、ずばり「アリバイ工作」だと私は考えている。アリバイ工作と考えると実は事件全体をうまく説明できる。

1時頃、1人で帰宅する女児を拉致する。車に乗せたか、自宅に連れ込んだ所で咄嗟に殺害。

この時の時刻が1時15分頃。この時犯人は考えた。この付近で女児が失踪あるいは遺体で発見されれば、「自分に嫌疑がかかる可能性がある」と、そこで、犯行の動機が無いだけでは警察の追及から逃れる事はできないと考え、より無罪を主張しやすい、「アリバイ」を作る事を考えた。

つまり、このまま直ぐに、近くに遺棄し、同時に自分は近所でアリバイを作ったら?遺体発見時にアリバイがあれば無実を主張できないだろうか?

そこで、急いで遺体を移送する事にしたが、女児をそのまま、運ぶのはあまりにもリスクが大きい。そこで、女児を隠す為の物をとして自分の家にあったダンボールを使う事にした。ガムテープも無かったが、電気配線の絶縁用のビニールテープで代用した。

そのまま、車に乗せて、近所だがある程度人目の少ない空き地に放置し、そのまま、近所の喫茶店やパチンコ店などに駆け込む。

この時の時刻が1時45分。そのまま、女児が発見されるまで、様子を見ながら同時に自分のアリバイも作る事ができる。

3時ごろ、遺体が発見され、あたりは捜査員であふれる事になるが、それは予想通りだった、ところが一つ犯人は忘れていた、「ランドセル」の存在だ。

ランドセルを処分しなければならない。捜査員が一端引き上げた事を確認し、自宅に帰って、ランドセルをゴミ袋で隠して、人目のある遺体発見現場から少し離れた所に遺棄した。

意外に説得力のある説じゃないかな?とは言え、ホントにそうだとしたら、犯人はミステリー小説が結構好きなタイプかもしれないね。

それから、犯人が自分が疑われると自覚していたとしたら、前科や補導歴など、あるいは近所で下着泥などで噂になったとかかな?

ま、いずれにしても、全くの推測です。捜査も大詰めですから、あとは犯人の口から真実が語られる事を待つ事にしましょう。

|

« 広島女児殺害事件の謎!その13 | トップページ | 広島女児殺害事件の謎!その15 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 広島女児殺害事件の謎!その13 | トップページ | 広島女児殺害事件の謎!その15 »