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2005/11/04

毒物事件の謎!その5

だいぶ整理されてきたのだが、まだ疑問が二つ残っている。

まず、この事件が彼女にとって実験だとしたら、自殺と見られる服毒による入院はどんな意味があるのだろうか?

もう一点は、あのブログの謎だ。あのブログが実験の記録としての物だとしたら、なぜあれほど、実験に関係のない内容が記述されているのだろうか?

1)服毒事件の謎

彼女が服毒によると思われる入院にはどんな意味があるのだろうか?ま~犯罪の一般法則から考えると、自分自身を被害者にする事で捜査から逃れる事が考えられるが・・・

しかし、それなら、部屋の動物実験の痕跡、保管している毒物、グレアム・アレンの本などを処分しないのは目的に反するよね。だから、一般法則とは別の目的があったと考えるべきだろう。また、自殺を本当に考えたとしたら、彼女なら確実に死亡するに必要な量は知っているいたはずだから、これも違うだろう。

彼女の行動原理からすると、これも実験の一部と考えるのが妥当のように思えるが、自分自身に対して、毒を与えるような実験の目的はなんだろう?あるいはそれ以外の目的があったのだろうか?

2)ブログの謎

あのブログの内容なんですが、実験の記録として考えた場合、余計な内容が多すぎるように思います。あのブログには観察記録以外にもなにか目的があったように思えるんだよね。

そもそも、彼女は実験の記録をなぜ、ブログにして公開する事を考えたのだろうか?

記録として残すだけなら、自分自身だけが読める形で残すだけ良いと思う。つまり他の人にも読んでもらいたいと望んでいたのではないだろうか?その内容は実験の記録に加えて、自分自身の伝えたい何か?って事を考えると、記録以外の内容が多いのも説明ができる。

しかし、その伝えたい何か?は何?ってのは実際に彼女自身が語らなければ、誰にも分からないのかな?

次回はこの事件は防ぐ事は出来なかったのか?について考えてみましょう。

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