毒物事件の謎!その7
さて、この事件を防ぐ事ができたのか?について考えようと思っていたが、デリケートな部分でもあり、時期尚早と判断して、しばらくこの点について書くのは控えようと思います。
今回は新たな報道についてと、裁判員制度について考えてみたい。
まず、今日の一部報道で「薬遊び」と言うキーワードがあったけど、私はこれも否定的に見ている。
ま~ブログに色々な毒物を飲んだとの記述がある事がその根拠のようだけど、前回も書いたけど、その「裏付け」はあるのか?ってのが重要だよね。
それにだ、「薬遊び」ってのを一般に言うならば、その方面でアッパー系やダウナー系とか言われているいわゆる「ドラッグ」とか、最近では幻覚を見せるような一部の睡眠導入剤とか、オーソドックスにシンナーなどを指すのが普通じゃないのかな?
今回、彼女の飲んだとされるのは問題の「タリウム」なんだよね?そんなのを飲んでも苦しいだけで体にいいはずが無いのは彼女が一番知っているはずでしょ?それを「薬遊び」で説明する事ができるのだろうか?
ブログの内容から母親が幻覚を見ているという記述もあるけど、これは一時的な幻覚ではないだろうし、その上、かなり毒におかされた結果で、いわゆるドラックのような一時的な物ではないだろう。それは彼女も理解していたはずだ。
私は彼女の行動原理から考えてブログの記述どおりタリウムを飲んだとしても、それは「実験」の一つではなかったのかと思う。ブログの記述では解毒剤を作ったとも書いているからね。つまり今の段階では解毒剤を作る実験だったと考えるのが妥当のように思える。
いづれにせよ、彼女の生活や思考パターンについては、分かっているようで、実は分かっていない事が多いと言う事を認識する必要があると思う。
それはなぜか?多くの情報は彼女が書いたとされる、「ブログの内容」と警察の発表するわづかな情報だけなんだよね。
その「ブログの信憑性」はどうなんだ?ってのはやはり重要なポイントだと思う。
それから、この事件を見ていて、私は「裁判員制度」について少々不安を感じている。
裁判員制度とは,国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい,被告人が有罪かどうか,有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めてもらう制度です。
って事なんですが、もし貴方が今回の事件の裁判員になったとしたら、有罪、無罪どう判断するだろうか?
私だったら、今の状況証拠だけでは、「疑わしきは罰せず」の立場で「ノットギルティ」だろうな。
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