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2005/11/03

毒物事件の謎!その3

この事件、再度考え直してみよう。特に他に真犯人がいるのだろうか?

色々考えてみると、他に真犯人がいる可能j性はやっぱり無いだろうな・・・・だから彼女が犯人と言うわけではない、彼女は依然として容疑者の1人です。

根拠はというと、犯罪が行われた期間がポイントでしょう。

この事件の特徴は約1ヶ月に渡り被害者は毒物を複数回少しずつ飲まされている点です。

他に真犯人がいて、彼女に罪を被せようとしたしても、殺害する事が目的であるならば、1度で殺害した方が犯罪が発覚するリスクは1度分になり確率は低いよね。一度で殺害しても疑われるのは彼女しかいないわけで、自分の犯行が発覚するリスクを犯しながら複数回に分けて犯行を重ねる必要は無いはずだ。

もし、殺害する事が目的でありながら、長期間に渡り少しづつ毒を飲ませる事に意味があるとしたら、それは何か?

このあたりは全くの推測なんですが、原因不明の病気として処理される可能性があると言う事ぐらいしか思いつかないな・・・・

元気な人が突然、倒れて死亡したのなら、司法解剖される事になるだろうが、少しづつ体調を崩して、入院後、病院で亡くなったのであれば、病死として扱われる可能性があるだろう。

かと言って、必ずそうなる事が保証されるわけでは無い。母親を診察した医師が病状から毒物中毒を疑った場合、多分可能性の高い物として、農薬系の有機系、有機塩素系の毒物か、一般に劇物として入手可能な物を疑うよね。そこで一般に入手可能な毒物としたら、殺鼠剤としてのタリウムが浮上しても不思議じゃないだろう。とは言え、一番最初に疑うのは自然毒かな、きのことか・・・けど、それらの食中毒なら他の家族にも同じ症状がでるだろうから、不自然さが目立つな。

入院後にタリウム中毒が発覚しても、事故として扱われるかもしれないね。

でもな・・・市販の殺鼠剤や殺虫剤を誤って飲むってのは、子供ならともかく、大人ではありえないだろうな。その手の製品は事故を防ぐ為にそれなりの処置をしているでしょ?だとしたら、事件として警察に通報される可能性もあるかな・・・

やはり、不確定要素が多すぎて、長期間に渡って、犯行を重ねる意味は無いだろうな。

今回にしても、結局、事件として発覚してしまったわけで、本当に計画的な犯罪なら、事件として発覚する事を犯人が望むはずがないだろう?

いずれにしても、動機の解明が最大のポイントですね。

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