世田谷一家殺人事件再考その20
続報です。NHKのニュースでこの事件の犯人行動について、今まで私の知らない事が報道されたので、メモしておきます。
1)進入経路は2階の浴室の窓だった。
家の脇にあるフェンスに立ち、壁にある風呂釜の室外機に足を掛け、鍵の掛かっていない。窓を開け。そこから進入しているようだ。
足跡の泥の量が2階の物が比較的多かったと言う事と、室外機下のパイプの塗料がはげていた事が根拠のようだ。
進入には相当の筋力が必要で犯人は運動能力が高いと思われる。
2)進入後に2階にいた子供1人を殺害。その後、着ていた衣類を畳んでいる。
帽子やジャンパーを畳んでソファーや椅子に掛けている。
この事から、犯人は几帳面な性格のようだ。
3)階段を下りる時に階段を端を横向きに下りている。
足音を立てないようにする為と思われるが、階段を途中までおりた所で、壁際に向きを買えている。
4)1階で旦那を殺害、3階で寝ていた。奥さんともう1人の子供を殺害。
3階では奥さんが子供を手当てしようとした見られる痕跡もあった。
この時、犯人は欠けた包丁の代わりの包丁を台所で探していたようだ。
奥さんが子供を抱えて逃げようとしたが、力尽きて梯子から転落、その奥さんに対して、犯人は50回以上も刺している。
とこんな所かな・・・・
しかし、これだけ几帳面そうな犯人なら、犯行も計画的に進めそうなんだけどね。
計画的じゃないと思う理由は、金目当てに盗みに入るのならば、なぜ家人が在宅している時を狙ったんだろうか?と言う点にある。
これだと、最初から殺害しようと考えていたように思える。殺害しない方法なら他にもあったのにね。
例えば、2階で殺害した子供を人質に取って金を要求すればよかったんだよ。2階の窓から侵入した程の運動能力を持っていれば、子供1人を抱えても特に、動作に支障はないだろう。
しかし、最初に子供を躊躇なく殺害している。
それともう一つ、衣類を脱いで畳むのも妙だね。これから、残りの家人を殺害しなければならないと言う時に落ち着いて、服を畳む余裕があるだろうか?それに足音を立てないように階段を横に下りるとか・・・
これだけ見ると、最初から家族全員を殺害する事を決めていたように思えるね。しかもそれを冷静に実行している。
しかし、階段を横に下りるなんて事、普通思いつくかな?どうも「訓練」された動作のように思えるけど。
そうすると、訓練された人間が最初から家族全員を殺害する為に進入し、殺害したとして、その後、10時間以上も現場に留まる理由は何だろう?また、現金を盗み、カードの暗証番号を推理するなんてのも、妙だよね。
現金については「行き着けの駄賃」とも受け取れるが、カードなんて足がつきやすい物に固執するかな?
・・・・あとは続報を待つとしよう。
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コメント
包丁が欠けましたね。
訓練された者とか、経験者が、折れるような包丁を、わざわざ購入して使いますかねえ。しかも、包丁を振り回して自分も怪我してしまう。使い手ではありませんね。イメージで凶器を選んでいます。この事件は全体的にできすぎの部分がありますね。
投稿: 風が出てきた? | 2006/01/04 17:50
たしかに、包丁が欠けてるし、自分自身が怪我するなんてのは、訓練された人間の技じゃないですね。
投稿: ASKA | 2006/01/04 20:56
私は世田谷一家殺人に関心のあるものです。
犯人を突き止めたいと思っています。
こちらで少し勉強させてもらいますね。
投稿: 通りすがりの者 | 2006/01/11 21:53
このブログが約に立つのであればどんどん活用してください。
ただ、内容については、私の主観と偏見で書いてますので、他のブログやHPなども参考にんされた方が良いと思います。
いずれにしても、早く犯人が逮捕されるといいですね。
投稿: ASKA | 2006/01/12 00:10