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2006/01/19

世田谷一家殺人事件再考その25

今回は、この事件のポイントにそれぞれ3つの説、金目当て、怨恨、快楽殺人の視点から評点をつけてみる。

3:強く動機に影響している。
2:少しは動機に影響している。
1:あまり、影響は無い。
0:影響は無い。
-1:動機からは考え難い

項目金目
当て
怨恨快楽
殺人
備考
難しい侵入経路 動機の強さ
子供を含む一家全員の殺害 殺人の必要性
過度の遺体損壊 -1
豊富な遺留品と証拠 -1 -1 捜査に対する意識
10時間の現場滞在 -1 どんな意味があるのか?
現金の窃盗
カードの暗証番号の推理 経済的困窮?
犯行時の怪我 冷静度
合計 10

こんな所なんですが、合計については特に気にしなくて良いでしょう。
重要なのは、どの説にもそれほど大きな差が無い事です。
それぞれの説で、それぞれ、点数の高い項目もあれば低い項目もあるけれど、全体としてはどれもそれほど差が無くなっているんですよね。

しかし、まてよ、「金目当て」と「怨恨」は同時に成立する事は無いのだろうか?
この二つは動機として同時に成り立つよね。
そう考えると、この動機が並立した場合が一番、動機と行動の説明に説得力がある説になるのではないだろうか?

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コメント

今回は今までにない表現でしたね。
とても興味深かったです。
ASKAさんに私も説を見ていただきたい気もしています。
また、そのときまで。。。。

投稿: 通りすがりの者 | 2006/01/20 19:03

最近は無料のブログなんてもあるし、自由に意見を発表できますから、機会があったら、是非読ませてくださいね。楽しみにしています。

投稿: ASKA | 2006/01/21 19:52

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