栃木小1殺害事件の謎!その26
この事件で被害女児が拉致されたのは「偶然」だと私は考えていたのだが・・・
そう考えると、矛盾というか少々、しっくり来ない部分がある事に気づいた。
まず、いつもは女児の祖母が女児の帰りに迎えに行っていたとの情報があり、この点を考えると、犯人が事前に下見をしていたとしたら、祖母と一緒に帰宅する女児を見ていたはずで、被害女児をターゲットには選定しないだろう、と言うのが「偶然」の理由なんだけどね。
そこで素朴な疑問なのだが「偶然」だとしたら、犯人は「いつ」、「どこで」被害女児を見つけたのだろうか?
関係しそうな情報としては、事件当日に被害女児と一緒に下校していた同級生の証言として
1日午後2時15分ごろ、女児と同級生3人の計4人が一緒に下校。学校近くの通学路で、泥で汚れた白い乗用車に追い抜かれた。さらに数百メートル歩いたところで、Uターンして戻ってきた車が再び、横を通り過ぎた。
と言うのがある。だがまてよ、これは学校の近くの話だろ?
もしも、学校から女児の後をつけていたとしたら?それは相当妙な状態になるぞ!
想像すればわかるけど、小学1年生の歩くスピードの後を車でつけるなんて事をしたら相当目立つだろう?不審な車として目撃されていてもおかしくないよね?
そこから、考えると拉致の状況としては
1)犯人は女児が1人になってから、後ろから追いかけて追いつき女児を拉致した。
2)犯人は女児が1人で通りかかるところを待ち伏せして拉致した。
この2通りぐらいしか考えつかないんだよね。
もし、犯人が事前に情報を入手しないまま、偶然女児を拉致したとするならば
1)の場合は女児が1人になる場所まで後をつけていた事になるが、そうすると、先ほど書いた通りかなり、妙な状態になる。離れた場所から監視していたにしても、拉致現場付近は見通しがわるそうなので、離れた場所で様子を見ると言うのも難しいのではないだろうか?
2)の場合はもっと妙だ。つまり事前に女児の帰り道を知らなければ、待ち伏せする事ができない。女児の帰り道を知らない状態で待ち伏せができるとしたら?
犯人が女児の帰路を予測したと言う事になるが、その場合、犯人は相当現場の地理に精通していると言う事になるよね。
偶然女児を拉致したと考えると、いつも祖母が迎えにきている女児なわけで、下見をしていたのなら、ターゲットにならないはずだが、偶然見つけたとするには拉致現場の地理に相当詳しくなくては難しいように思える。
また、同級性の証言した白い車が犯人の物だとしたら?どう考えるべきだろうか?
学校の近くで子供4人の中に被害女児がいる事を確認した。と考えるのが自然のように思えるね。
しかし、そうすると、この段階で犯人は被害女児を拉致する事を決めていた事になるよね?・・・だけどそれも、変だぞ。偶然だとしたら、その4人の家が何処にあるのか?1人になる事があるのか?犯人はそれらを知らない段階でターゲットを選定している事になる。
また、なぜすれ違う必要があったんだ?
もし、この段階でターゲットを選定していたとしたら、犯人は被害女児の「顔を確認する必要があった」と言う事になるよな。もしかして犯人は目が悪いのかもしれないな。
まとまらないが・・・いずれにしても、「偶然」と考えるのは少々難しいかな・・・・
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コメント
このエントリーの
>泥で汚れた白い乗用車に追い抜かれた。さらに数百メートル歩いたところで、Uターンして戻ってきた車が再び、横を通り過ぎた。・・・
とは、共同通信の昨年12月-19日の記事ですね。この記事は読売12月-20日と合わせて読む必要があるかも知れません。(数百メートル歩くと、例の三叉路付近まで来てしまうのですが)一緒に下校した同級生の女児の1人が、通学路の三差路で有希ちゃんと別れた直後、
>(読売12月-20日より)
「(泥が付いて、汚れていた)白の小さい箱型の車が有希ちゃんの方に走って行った」
と言ってるんですね。例の今市市大沢付近の三叉路の画像をリンクしときます。時事通信のものですが、まだ見れる掲示板へつないどきます。
http://asyura2.com/0510/nihon18/msg/368.html
証言者の女の子は、有希ちゃんと別れてこの三差路を右へ歩いていったわけですね。ある日の日テレのTV番組「ザワイド」を録画して、この三叉路付近の映像を見ることができましたが、杉林の樹幹はけっこう透けて見える感じでした。写真を見ればわかるように、Y字路で分かれて歩いて行った子が有希ちゃんを見ていたとすると、進んでいっても杉の樹幹の密度がそれほど大きくならないので、何十メートルかの間は有希ちゃんの姿がちらちらと見えていたはずなんです。もちろん、車の動きは余計にわかります。それが「三差路で有希ちゃんと別れた直後、白の小さい箱型の車が有希ちゃんの方に走って行った」という証言の意味内容になります。別れた直後、というのは三叉路の杉林を透かして車を見たということでしょうね。
警察犬が有希ちゃんの臭いを追えなくなった地点、アパート=メゾンブランシェ付近は、写真の左の道の果ての少し向こうにあるようです。この地点へのgoogle地図へのリンクをあげておきます。
http://www.google.co.jp/maphp?
hl=ja&q=&om=1&ll=36.697122,139.746802&spn=0.004078,0.007135
共同と読売の車が同一ならば、かなり怪しい動きをしていることになります。あたかもターゲットの周囲をうろうろして状況を(首尾よく連れ去り可能か)確認しているとも取れますね。
いずれにせよ、犯人は下見をして、被害者に狙いをつけていたのかも。一連の動きで、「今日はおばあちゃんが迎えに来ていないぞ」と知れば「おばあちゃんが来れないので頼まれて迎えに来たよ」と言えば、車に乗せるのは極めて簡単でしょう。
現場地理はgoogle地図を検討できれば、付近の住人でなくても犯罪実行は可能ですね。
投稿: きれい眼お兄ちゃん | 2006/04/22 22:55