栃木小1殺害事件の謎!その42
さて今回は、殺害場所が拉致現場から十分に距離がある場合について考えてみたい。
この場合のポイントは
・女児の捜索が女児の失踪直後に始まっている事。
・殺害場所が拉致現場から十分に距離がある事。
この二つだ、具体的に書くと、
殺害後に今市方面に戻ると、既に女児の捜索が始まっている為に警察の車両検問があるかもしれない?と犯人が考えたとしたら?
拉致現場近くに遺体を遺棄するのは危険と考えたとしても不思議ではないだろう?
この為、犯人は遺体を今市とは反対方向の茨城方面に遺棄する事にした。
この説は以外に説得力があると思う。
しかし、この場合は犯人の動機を見直す必要がありそうだ。
なぜか?殺害現場と犯人の住居が近いかもしくは同一だとしたら、犯人はなぜ、ターゲットを大沢小学校の生徒に決めたのか?って事なんだけどね。
犯人の住居が拉致現場から車で一時間以上離れているとしたら、ターゲットの候補地は相当な広範囲になるはずだよね?
大沢小学校の近辺だけでも小学校が4校ぐらいあるので、栃木県の北部や南部、そして茨城県西部、北部も含めると、ターゲットの候補になる小学校は数十校はあったはずだよね。
そんな中でなぜ、大沢小学校の生徒を選んだのか?偶然と考えるのは安易過ぎるような気がする。
そしてもう一点だが、距離が離れているのが犯行の障害になるのではないかな?
障害と言うのは、距離が離れている為、どうしても現場を下見しようとしたら時間が必要になるよ。
宇都宮より東側なら少なくとも1時間は必要ではないかな?往復で2時間、さらに現場周辺の地理を調べるのにも時間が必要だから、一度の下見で3から4時間ぐらい必要だっただろう?
しかも、1日だけの下見ではいかにも不安だよね。
少なくとも、拉致を実行しようとする曜日と同じ曜日での下見はしたいんじゃないかな?
下見だけでも3日ぐらいは行っていると思う。
もし犯人が仕事を持っているとしたら?仕事を終えた後にお金にもならないのに、3時間以上も時間を掛けようと思うだろうか?
と言うのが障害の意味なんだけどね。
犯行を思いついたとしても、それを実行するのにはかなりの時間とエネルギーが必要になる。「半端の意志では犯行を実行できないのではないか?」と言うわけだ。
だから、もし犯人が拉致現場よりも十分離れた場所に住居があるのだとしたら、かなり強い意志で犯行を実行したのではないだろうか?
この意味ではターゲットは誰でも良いと言うわけではなく、最初から被害女児をターゲットに選定していたのではないだろうか?と言う疑問が湧いてくるね。
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