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2006/05/07

過去の事件に学ぶ、その1

過去の殺人事件をあれこれ見てみると、加害者のタイプが見えてくる。
現在起きている事件、そしてこれから起こるかもしれない事件で被害者にならない為に何に注意するべきかを過去の事件から考えてみたい。

殺人事件の被害者にならない為にどうすればよいか?
1)金にルーズな人間とは関わらない、例え肉親であろうとね。
2)異性関係にルーズな人間とは関わらない。

基本的にはこの2つだと思う。通り魔殺人などの突発的な事件には当てはまらないけど、日常の中で起こる事件はこれでだいぶ回避できると思う。

「犯罪の影に女と金」と昔から言われている事なんだけどね。
所がね、日常生活の中ではなんか笑い話みたいになってしまって、緊張感や危機感が無い事が多い。特に肉親だったりするとまったく無防備だったりする。
それも人情と言うものだろうけどね。
けれど、肉親や配偶者による保険金目当ての殺人が過去にどれだけあったかと考えるとそんな事も言ってられないんだよな。

そして、異性関係にルーズな人間もトラブルメーカーである。
これも、社会的にみれば「ただの浮気」として簡単に片付けられている事が多いのだが、それも度を越すと殺人事件に発展する可能性があるので要注意だ。
当の本人が加害者になる場合もあるし、相手が加害者になる場合もある。
恋人や配偶者が度を越した浮気者なら、早めに別れた方が良いでしょう。

話は変わるが、世田谷一家殺人事件の犯行時間を考える上で参考になる事件を見つけたのでちょっと概要を書いてみよう。
昭和60年7月に熊本県で起きた、強盗殺人事件なんだよね。
この事件の注目は実は犯人は以前に逮捕され、無期懲役で服役し仮釈放後に逮捕のきっかけとなった関係者を復讐の為、惨殺したと言う事件だ。

私が世田谷一家殺人事件の犯行時間の参考になると考えているのは、その凄惨な殺害状況が世田谷一家殺人事件に似ている点なんだよね。

この点について書くと
被害者は63歳女性と22歳女性の2人で、刺身包丁でめった刺しにされている。
刺し傷はそれぞれ、41箇所と35箇所だった。また被害者の1人には頭頂部にも刺し傷があった。
犯人は深夜2時過ぎに被害者宅に侵入、寝室で2人で寝ている所をまず、63歳女性をめった刺しにして殺害、その時に目がさめた22歳女性を布団の上から刺したが、22歳女性はなんとか起き上がり電話まで廊下を逃げた。追いかけてこれを殺害しようとしたところ、63歳女性が「うめき声」を上げた為、22歳女性を追いかけるのを中断して63歳女性の胸と喉を刺してとどめを刺す。その後、電話をしようとダイヤルしている最中の22歳女性の背中を指し、電話線を切る。
22歳女性を抱えて、63歳女性の隣にほうり投げると、更にめった刺しにして殺害する。

更に発見時に恥ずかしい思いをさせようと、二人の衣服を剥いで全裸にしている。
その後、高い所に吊るそうと考えたがこれは断念した。

その後、今度は自分のズボンについた返り血を風呂場で洗い、布で挟んで上から踏んで乾燥している。逃走前に家の中を物色して現金の入ったカバンを盗んでいる。

この事件の犯行時間が約2時間だと言う事なんだよね。多分実質的に殺害に掛かっている時間は15分程度なんではないだろうか。この事件を参考に考えると、世田谷一家殺人事件も殺害行為自体は1時間以内で終わったいるだろうと思うわけです。
めった刺しと言う割には犯行時間は短時間なんだよね。

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コメント

この頃のASKAさんの見解少し違うなと感じたら、やはり約10年も前なんですね 若い。

投稿: ぶりぶり | 2015/11/24 00:42

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