今回は女児の件を事件として考えてみよう。
しかし、女児の件については情報が少ないので、かなり妄想チックになります。
1)事件の計画性について
女児が失踪したのは4月9日の午後4時ごろ、ポイントは失踪のタイミングで、4月9日は日曜日なんだよね。計画的な殺人だとしたら、女児の行動が予測しやすい登下校のタイミングを選ぶと思います。
日曜日のいつ、女児が外出するか?を予測できた人間はいないでしょう。
また、当時、殺害された男児は男児の自宅前に友人と3人ぐらいで遊んでいたと、彼女が話しています。
これが本当なら、自宅近くで女児を拉致する事は難しいでしょう。
これらの事から私はこの事件は突発的な事件だったと思います。
2)犯行場所と殺害方法
事件が突発的な物だとすると、殺害方法の溺死がポイントになるね。
それは、女児が飲んでいた水が川の水と言う検死結果が出てますから、殺害場所が川になると言う事です。
川の水をバケツに汲んでおいて、屋内で殺害と言うのであれば、それは計画的な事件になります。
そこで殺害場所の詳細を考えると、場所としては2箇所が考えられる。
2-1)自宅近くで殺害
この場合、犯人は女児と川の近くで接触し川べりに2人で降りて、そこで女児を川の水につけて殺害。しかし、川に流すと遺体に傷が無い事が問題になる事から、殺害後に下流に運んで遺棄したと考えた方がスマートに説明できそうだね。
しかし、失踪時刻が午後4時でしょ?多分女児も5時を過ぎたら家に帰るようにと言われていたと思うけどな、そうすると、殺害時刻が4時から5時までと考えた場合、時間が早すぎて屋外で殺害するには周囲の目が気になるだろう?
しかも、発見現場まで運ぶ為に車に乗せるのでさえ、目撃される可能性があるわけで、そのまま流してしまった方が犯人にとってリスクが少ないしね。
この場合の可能性はかなり低いと思う。
2-2)遺体発見現場近くで殺害
この場合は自宅近くで女児を車に乗せて、発見現場近くに移動し川辺で殺害したか、あるいは発見現場付近で女児と接触して川辺で殺害と言う事になる。
2-2-1)失踪前に残した女児の言葉は「友達に見せてくる」なので、自宅付近で女児を車に乗せたとしたら、犯人は友達の家まで送ってあげると言う言葉を使ったのかもしれない。
しかし、この場合は女児をつれて川辺に降りる事に必然性が無いよね。
女児は友達の家に急いで行きたいのに、途中の川で時間を過ごす必要が無いからね。
そうすると無理やり犯人が女児を車から降ろして、川辺に連れて行き、殺害と言う可能性が高いと思う。
そうすると、女児が抵抗した痕跡が残っていそうなんだけどね。警察は当初から事故としてみていたわけだから、抵抗の痕跡なんて調べていないかもしれないな。
2-2-2)女児が友達の家に向かう途中の発見現場近くで犯人と接触し、何らかの理由で川べりに降りて殺害、そのまま遺棄と言うのが一番スマートだな。
3)殺害の動機
動機を考えるポイントとしては
・着衣に乱れが無い。
・靴を履いている。
・外傷が無い。
そこでなぜ、溺死なんでしょうか?突発的に殺害するとしたら、凶器を持っていないわけで、身近な物を使うだろうけど、絞殺が可能性と一番高いと思うんだよね。
例えば、いたずら目的で川べりに降りたのだが、騒がれたので殺害と言う流れなら、咄嗟に絞殺だろう。
だから、溺死はある程度考えて選択していると思う。
偶然、川近くで女児に接触した犯人がその時、溺死を思いついて川べりに降りて女児を溺死させたと言う所だろうか・・・・
4)犯人像
突発的な事件で殺害方法が溺死と言うのがどうも、私としては引っ掛かる。
溺死の必然性が無いもんな。
そんな所を考えると、犯人はメンタルに問題のあるタイプで明確な動機はないんじゃないかな?
あるいは、いたずら目的の犯行に失敗して、咄嗟に事故死を偽装+女児の悲鳴をさえぎる目的で水につけた可能性もあるかな。
次回はもし、計画的な犯行である場合を考えてみよう。
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