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2006/07/04

広島女児殺害事件の謎!その20

さて、この事件の判決がくだされた。
広島市安芸区で2005年11月、下校途中の小学1年が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死罪などに問われ、死刑を求刑されたペルー人被告34歳に対する判決公判が4日午後、広島地裁で開かれ、裁判長は無期懲役を言い渡した。

検察側は先月9日の論告で死刑を求刑した。
被告が否認した殺意については、遺体の鑑定結果などから「数分間にわたって被害者の首を強く絞めつけた」と主張。「確定的な殺意に基づく行為」と指弾した。
また、争点の一つのわいせつ目的では、検察側が「児童を物色し、殺害行為と並行して生前の被害者の下半身を触るなどのわいせつ行為をした」と断定。被告の「『悪魔がやった』との供述は罪を軽くするための弁解」として「完全な責任能力が認められる」とした。

裁判長は無期懲役を言い渡した上で、「身勝手極まりなく、卑劣で冷酷。反省は十分でない」と指弾した。
衝動的な犯行だとして「死刑をもって臨むには疑念が残る」と指摘。一方で「遺族感情にかんがみ、仮釈放は可能な限り慎重な運用を希望する」と述べた。
 一方、弁護側は最終弁論で、「首などに手を置いただけで、殺意はなかった」と反論。殺害時のわいせつ目的についても「被害者の生存中に被告がわいせつ行為をした形跡はない」と否定した。
 また、「被告は犯行時、心神喪失状態だった」として、殺人と強制わいせつ致死罪で無罪を主張していた。

判決を聞いた直後に被告人が傍聴席の方を向いて、「神に感謝します。日本のみなさんに感謝します。女児を殺すつもりは無かった」などと言ったらしい。

判決については法律の専門家に任せるとして、無期懲役ですよね。
無期で無期でない日本の法律では無期懲役はいずれ出所すると言う事なんだよね。
多分20年ぐらいで仮出所になるだろう。
大阪で過去に母親を殺害した犯人に姉妹が殺害された事件が頭をよぎるな。
出所後はペルーに強制送還とかしないのかな?

しかし、裁判長も仮釈放に注文をつけるのなら、絶対に仮釈放しないように!とか言えばよかったのではないかな?どうも歯切れが悪いと言うか、思い切りが悪いというか・・・
多分、仮釈放の判断は別の人間や組織がやるわけで、他人の仕事に口出しはし難いと言う所かな。

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コメント

この被告はペルーでも性犯罪何件か犯してるんですよね。。
無期懲役は他の幼女殺害に比べて重い方ですか?

>首などに手を置いただけで、殺意はなかった

っていうの弁護士の中ではやってるんでしょうか。
本村さんの時もいってたような。

投稿: コロ | 2006/07/05 01:43

コロさん、こんばんは
無期懲役の判決は今までの判例からみれば、妥当な物だと思います。やはり被害者が1人の場合に死刑が出たケースは殆どありませんから。

殺害が無かったと強弁するには、これぐらいしか「言い訳」ができないんでしょうね。
弁護士も仕事なんでしょうが、ちょっとあきれますよね。

投稿: ASKA | 2006/07/05 23:53

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