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2006/08/10

秋田小1殺害事件の謎!その52

今回はコメントいただいた、Sageさんの疑問について、私なりの考え(憶測)を書く事にします。

>男児事件についての私の一番の疑問は「尿と血痕」です。
>警察犬は玄関のその臭いに反応していない。(掃除してなかったんだからすごい臭いのはず)
>また、殺害された日の夜容疑者宅で事情聴取を行った警察官も、その玄関を通っているはずです。それなのに「血痕」に気付いてない。

1)警察犬が玄関の血痕と尿の臭いに反応しなかった理由。
逆に疑問なんですが警察犬は玄関に入っているのでしょうか?
私が持っている報道情報では警察犬が何度も、容疑者の家にたどりついたと言う事だけで、玄関まで入ったと言う情報はありませんでした。

事件当日と言う事は容疑者に逮捕状は出ておらず、家宅捜索令状も無いので、容疑者が許可しない限り、玄関には入れないと思うのです。
そして、娘の死後その捜査方針(事故扱い)について反発していた容疑者がはたして、警察犬が玄関に入る事を許可するとは思えないのです。

この点については、周辺住民が目撃している可能性が高いので、玄関に入っているかどうかの情報は出てくるでしょう。

では本題ですが、警察犬の目的は何でしょうか?
それは、「指示された臭いを追跡する事」ですよね?
指示された臭いだけに反応するように訓練されているはずです。
そうでなければ、覚醒剤の捜査なのに、血液や尿に反応してしまっては、捜査になりませんよね。
つまり、警察犬は血液や尿の臭いを追跡せよとは指示されていなかったと考えれば、警察犬が反応しなかった事は自然な事だと思います。

さらに警察が血液や尿の臭いを警察犬に指示しなかった理由ですが、事件の捜査で調べたかったのは、男児の生前の行動でしょう。
最後に目撃された公園付近から男児がどこへ移動していったのか?その痕跡を追跡する事が目的だったはずです。

だとしたら、追跡する臭いは「男児の生前の臭い」でしょう?血液や尿は死後に発生した臭いですから、生前の臭いでなければ、男児の最後の足取りになりません。
この為、警察犬に指示した臭いは血液や尿の臭いでは無いと思います。

このような事から、警察犬が玄関の血液や尿に反応しないのもムリは無い事だと思います。
>(掃除してなかったんだからすごい臭いのはず)
と言うのも、毎回そこでしていたわけではないし、ただ一度の事ですよね。
そして、量も大量とは言えないと思います。
だから、それほど臭うかというと少々疑問です。

2)事件当日に玄関を見た警官が血痕に気づかない理由。
これを考えるには、出血した血液の量はどのぐらいでしょうか?
と言う事を考えなければなりません。
死因は絞殺です。私も絞殺された遺体を見た事はありませんので勝手な想像ですが、多分それほど大量に出血していないのではないでしょうか?
なぜなら、出血するのは目、鼻、口、耳からだと思いますが、それらは元々、傷があるわけではありませんし、首が絞められていて、血流は止まっていると思います。また死後は心臓も止まりますから、死後には大量に出血しないでしょう。

つまり、出血した量は少なく、多分床などに数滴付着した程度ではないでしょうか?
遺体自体や着衣にはある程度付着したかもしれません。

警察官が立ち寄ったのは夜ですよね。
そして、現場周辺は田舎で舗装された道よりも舗装されていない道の方が多いのではないでしょうか。
そして、容疑者は男児の捜索にも加わり、あちこち歩いていたはずなので、靴には泥が着いていたと思います。
私の記憶では容疑者と弟の2人が捜索に参加していたと思います。(母親もいたかもしれませんね)
何が言いたいかと言うと、玄関には泥の着いた靴が何足も置いてあって、床面には泥が結構多くあったのではないか?と言う事です。
なにしろ、掃除してないぐらいですからね。

つまりは、床面の泥にまぎれて、血痕に気づかなかったか、あるいは、血痕その物が小さくて気づかなかったのではないでしょうか?
血痕の上に靴が置かれていたと言う可能性もありますね。
血痕については、現在の技術では相当小さな物でも検出する事ができますからね。

もっとも、この段階では警察官は形式的に周辺住民に事情を聞いただけで、容疑者が怪しいと思っていなかったと言うのがホントの理由かもしれませんけどね。

私の憶測を書いてみましたが、男児の件については物証として公判でその内容が分かると思いますので、公判を待ちましょう。

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コメント

ご検証ありがとうございます。

しかし、警察犬が玄関の中まで立ち入らなかったのは何故でしょうか。

豪憲君は供述によれば「自宅に招き入れられた」つまり自分の足で容疑者宅に入った、というのです。
それが本当ならば警察犬は玄関の前までは行くはずです。そして殺害現場を特定することが可能だったはずです。

それが出来なかったのは何故か?

「路上から何者かによって車で連れ去られた」という可能性が全くないとは言えないと思います。

投稿: Sage | 2006/08/11 09:16

すみません、また追記です。

容疑者は豪憲君の遺体の捜索などに協力しています。
警察犬での捜査にも協力していたと思います。

彩香ちゃんの件で警察とは何度か連絡を取っているはずですから、もしこの時不在だったとしても警察では彼女の携帯番号を控えていたはずです。

皆さんがおっしゃるように、畠山鈴香容疑者の供述は信用できないものばかりです。「殺害した」ということさえウソかもしれません。

投稿: Sage | 2006/08/11 09:22

Sageさん、こんにちは
>「路上から何者かによって車で連れ去られた」という可能性が全くないとは言えないと思います。」

可能性はゼロと言い切れませんが、私はあの状況で男児を車に乗せるのが一番難しいと考えています。
容疑者が無実だとすれば、最後に男児を目撃したのは容疑者になりますよね。
しかも、容疑者は娘の部屋で窓から外を見ていたわけで、目の前で男児が車に乗る所を見たか、容疑者から死角になる場所で男児が車になった事になると思います。

男児が車に乗るを見ていたのなら、犯人を見ているわけで、何も言わないのは不自然ですよね。
また、死角で犯行が行われたとしても、容疑者から10m程度の距離でしょう?
「おかしな音は聞かなかった」と言うのも不自然ではないかな?
容疑者だけでなく、男児の自宅にも家人が在宅でしたし。
ムリに男児を車に乗せるのは難しいでしょう。

投稿: ASKA | 2006/08/13 10:07

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