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2006/09/07

徳山高専殺害事件の謎!その10

今回は犯人の殺害後の行動について考えてみたい。
犯人が殺害後に行っているのは
1)被害者の遺体を研究室に放置している。
2)被害者の所持品の中から研究室の鍵を持ち去っている。
3)研究室のドアを施錠している。
4)遺体の首にはヒモが巻きつけたままだった。

他にも気になる点はあるのだが、現在報道されているのはこのぐらいかな。
さて、首にヒモが巻きついた状態の遺体を研究室に放置しておけば、遠からず事件が発覚する事は誰の目にも明らかだね。
前回も書いたけど、これは事件後にどうなってもかまわないと言う犯行とも思える。
しかし、そうだとすると、なぜ研究室を施錠する必要があるのか?
また、被害者の鍵を持ち去る理由は何か?

やはり施錠したのは遺体の発見を遅らせる為の時間稼ぎだろうね。
そして、鍵を持ち去ったのは鍵の所有者を容疑者として絞り困れるのを防ぐ為だと考えるのが妥当なように思う。
いづれも時間稼ぎが目的だろうな。
そう考えると、目的を達成後はどうなってもかまわないとする考え方に矛盾するよね?

ここを説明するには、実はまだ目的は達成されていない。あるいはもう一つの目的があると考えると説明できる。
例えば、自殺だな。犯行の目的は達成したのだが、警察に逮捕されるのは嫌だった。
けれど、それほどまでに覚悟の上の犯行ならば、時間稼ぎなど必要ないだろう。
場所を選ぶ必要もないと思うけどね。
それとも、最後は犯罪者として死にたくは無かったのか?
それなら、最初から遺体は放置しないし、犯行現場も別の場所を選んだんじゃない?

やはり、この可能性は低いだろうな。

1)から4)の行動が衝動的な犯行の後の行動だったとしたらどうだろう。
つまり殺害するつもりは無かったのだが、結果的に被害者が死亡してしまった。
犯人はその事態に動転し、とにかく、現場から離れる事を考える。
咄嗟に施錠する事で遺体の発見を遅らせる事を思いついた。
その後はあての無い逃避行と言う事になる。
(よくある、怖くなって逃げたと言う所かな。)

こちらの方が説得力があるようにも思うが、実は意外に犯人は冷静だったのではないか?と言う疑問もあるんだよね。
それは後で書く事にしよう。

話は変わるが、明日発売の週刊誌に所在不明の少年の実名と顔写真が掲載されるらしい。
これで、少年の身柄が確保されればよいのだがどうなるか。
続報を待ちましょう。

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コメント

残念な結果になっちゃいましたね。。

投稿: た | 2006/09/07 14:23

>この可能性は低いだろうな。
とおっしゃってましたが、「たとえば」のとおりになってしまいましたね。

投稿: ユキ | 2006/09/07 14:36

二人共残念な結末をむかえてしまいました。ご冥福を祈ります。
何が原因で殺されたのか、前途有望な被害者の歩さん。原因は何にせよ殺人を犯した加害少年。簡単に人を殺す原因は何なのか?真相究明が待たれます。人と心の痛みを教えない義務教育での道徳時間打ち切り、生徒が悪さしてもPTA怖さに真剣に向き合えない教師。週休二日制にして凝縮された授業プログラム。せめて義務教育ぐらいは真のゆとり教育で道徳の時間を設けて頂きたいものです。現行のゆとり教育=教師のゆとり休暇に思えます。また余計なこと書いちゃいました。管理人さんゴメン!!

投稿: 通りすがり2 | 2006/09/07 19:54

たさん、ユキさん、通りすがり2さん、こんばんは
ホントに残念な結果です。生きて罪を償って欲しかったです。
遺族の方もインタビューで話していましたが、「なぜ娘が殺されなければならなかったのか?」そのホントの理由を語る事ができる唯一の人間が死亡してしまった事は遺族にとってさぞかし無念だろうと思います。
被疑者死亡と言う事で裁判も行われないとなれば、警察の握った情報も公表される事もないでしょう。
遺族が事件の真相に近づく道が残っているのか心配です。

投稿: ASKA | 2006/09/07 22:50

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