徳山高専殺害事件の謎!その17
今回は容疑者の性格や個性について考えてみよう。
この事件を考えると、犯行のあちこちに容疑者の個性というか性格が現れている部分が多いんだよね。
私が気になった部分を列挙すると
1)犯行現場に被害者より先に現れている。
2)殺害後に研究室を施錠している。
3)被害者の鍵を持ち去っている。
4)自殺の直前に自殺に使用するヒモを2種類購入している。
5)自殺現場に止めたバイクは立った状態だった。
6)自殺用のヒモを購入したレシートが財布に入っていた。
1)については、待ち伏せしようと計画していたのなら、特に気にする程の事ではないが、そうでないのであれば、彼は待ち合わせ場所に待ち合わせ時刻より早く現れていると言う事なんだよな。
2)3)と関連しているが犯行後に早く現場を離れたいと言う時にも、偽装工作と時間稼ぎを忘れずにしている。普段の生活パターンなら自分の鍵で施錠しそうな所だよな。
5)山岳部と言うのは腐葉土などで地面が柔らかい事や滑りやすい事が多い。不用意にバイクを止めれば転倒する事も予想できる。彼は転倒しないようにしっかりした場所に停車したんだろうね。
6)自殺用に購入したレシートを財布に入れていた。
普通に考えればこの先、彼がレシートを必要になる事はないだろう?彼は普段からレシートを財布をしまう習慣があったんだろうね。
4)自殺用のヒモを2種類用意した点は非常に注目しています。
首吊り用のヒモに要求される条件は「強度」と「長さ」の二つだと思う。
普通なら丈夫なロープを使いそうなところなんだけど、価格の面などから荷造り用のヒモにしたんだろうね。
2種類のヒモを準備した理由を推測すると
あ)肌触りが痛くないほうを使おうと思った。
い)強度がより強い方を使おうと思った。
う)長さが足りないと思った。
ヒモの使用状況は
ヒモのうち1種類は男子学生の遺体が見つかった同県下松市山中の2本の木に結びつけられ、首つり自殺に使われたとみられる。もう1種類は遺体のそばにあった男子学生のリュックサックから未使用の束のまま見つかった。
いづれにしても自殺の直前に彼はそんな事を考える事が出来たと言う事が重要だよね。
パニック状態などではなかったと言う事だな。
彼の性格についての印象としては
まじめ、冷静、几帳面といったイメージが浮かんでくるね。
動機を考える上で参考になるだろう。
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コメント
初めまして、ダイと申します。
ブログ読ませて頂きました。
TBでも少々述べていますが、
この事件について、僕は藤村という男がなぜ
中山さんを殺害しなければならなかったのか
という動機については、僕の推測としては、
「自殺の道連れの為に殺した」と考えて
います。
被疑者が死んでしまったので、あくまでも
僕の推測ですが、どう思いますでしょうか?
投稿: ダイ | 2006/09/10 21:20
ダイさん、こんばんは
動機については私もまだ整理ができていないと言うか、有力な情報が無いと言う所ですね。
今ある情報からある程度推理したのが、「・・・その18」に書いてみました。
「自殺の道連れ」と言うのも可能性はあると思います。
遺書でも出てくれば、かなりはっきりするんですけどね。
続報に期待です。
投稿: ASKA | 2006/09/11 01:02