世田谷一家殺人事件再考その41
さて、モナザイトについて調べていたのだが、その過程で拾い集めた情報をメモしておく。
裏づけは不十分だから間違っている可能性があります。検証は少しづつ進めていきます。
1)ヒップバックから採取されたモナザイトは1億4千万年前(ジュラ紀)の物だった。
この情報から犯人の情報を絞り込めるか?と思っていたのだが、あまり効果はないようだ。
モナザイト自体がカンブリア紀やジュラ紀の古い地層の花崗岩がその源と言う事なので、一般的にモナザイトは古い物らしい。ネットで検索してみると朝鮮半島でジュラ紀のモナザイト採掘されるような書き込みはあったが、地質関係を調べると、カンブリア紀の地層が世界各地にある事。また、タイなどの地質調査のレポートなどでもジュラ紀の地層があるようだ。
例のモナザイト事件のモナザイトはタイから輸入された物と言われているが、このモナザイトも年代的には適合しそうだ。
2)モナザイトは現在日本にどのぐらい保管されているの?
三菱化成を含む業界団体、新金属協会の本「レアアース」には『モナザイトは...トリウムおよびウランを含有し...公害問題の対策を十分に考慮せねばならないので、従来年間300~400トンをマレーシアなどから輸入していたが...昭和47年以降は輸入されていないと書かれているらしい。
今回調べていて一番驚いたのがここなんだけど、例えば5年間300トンを輸入していたとして、1500トンが輸入された事になる。
モナザイト事件が150トンだからその軽く10倍以上のモナザイトが輸入されている事になるのだが・・・・
はたして、事件当時日本国内にはどのぐらいの量のモナザイトが保管されていたのだろうか?
なぜそんな事を考えるかと言うと、モナザイトは特殊な鉱物で一般人は入手できないと考えているのだが、その前提が崩れるかもしれないと言う事なんだよね。
しかし、モナザイト事件では売却先が見つからなかったと言う事だよな?だとしたら国内では需要は無かったと言う事でしょ?
それは、昭和47年以降輸入されていない事からも裏付けられるよね。
しかし、輸入された1500トンのモナザイトはどうなっているんだろうな?
モナザイトを原料とする加工品がどんな物か?と言うあたりがヒントになるかもしれないね。
3)モナザイトの加工品はどんな物?
・塗料・・・蛍光塗料
・温泉浴素・ラドン温泉
・入浴剤
・化粧水
・下着やサポータ(繊維に織り込む)
・ブレスレッドなど
・トルマリン(電気石)との組み合わせによりアルカリイオン水を生成。乗用車のノーワックス、新幹線やスカイライナーの車両洗浄
・自動車の排ガス減量効果を高める触媒の生産
・重油車のマフラーの内壁をモナザイトを含むセラミックスでコーティングすることにより、排ガスのクリーン化
とこんな所らしい。
この中で一番原材料のモナザイトの形をそのまま使用していると思われるのが、ラドン温泉だ。
これはモナザイトをタンクに詰めてそこに水を通すとラドン温泉になる言う事らしい。
全国にはラドン温泉が沢山ある、その保守管理をする人間、あるいは廃棄物処理業者など関係しそうなんだが・・・・
問題はモナザイトが核燃料として規制をうける物質であるので簡単に廃棄などできないはずなんだよね。そうすると、廃棄物処理業者の線は薄いかもしれないな。
次回は研究所や大学などでサンプルとして保管されているのか?と言うあたりを考えてみようかな。
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コメント
こっちじゃない?
http://blog.goo.ne.jp/adlum99v3t/
投稿: | 2011/05/27 07:45