« 大阪ビニール紐事件の謎! | トップページ | 長野女性変死事件の謎!その6 »

2006/12/26

世田谷一家殺人事件再考その55

今回は現場の遺留品に工作の可能性がないか?と言う点について考えてみたい。
まず最初に考えるのは現場の偽装や細工にはどんな意味があるのかと言う事を考えよう。
普通に考えれば、犯人自身が逮捕されない為に捜査をミスリードする為の物だろうね。
自分が逮捕されない為にどうしたらよいのか?と考えると偽装は幾つかのパターンに分けられるだろう。
A)証拠を残さない。
例えばオームの坂本弁護士一家殺害事件のような物だね。偽装とは言えないが、逮捕されない為の工作と言う意味では基本でしょう。

B)動機を隠す。
例えばトラブルから激して殺害した場合などに遺体からお金を盗む事で、物盗りの犯行に見せかけるわけです。

C)犯人像を隠す。
日本ではあまり無いのですが、現場に別人の毛髪や他人の衣類などを残す事で犯人像を絞らせないと言うわけですね。あるいは別の犯人像にミスリードするわけです。

この事件の遺留品について考えて見ましょう。
1)指紋
2)血液(DNA)
3)毛髪(警察発表は無いが、長時間滞在している事から考えて残っていると思う)
4)足跡
5)衣類
6)凶器の包丁
7)ハンカチ
8)止血バンド
9)ヒップバッグ(中の幾つかの粉状の物質を含む)
10)残虐な殺害方法
11)盗まれた現金
12)その他、奇妙な行動

ざっとこんな所かな。この事件の場合はA)は無いので、B)かC)と言う事になる。
B)の動機に関連した物としては10)と11)と言う所だね。
10)は怨恨を匂わせるが、11)は物盗りのようにも思える。どちらかが偽装だとも思えるのだが、12)のその他の奇妙な行動が余計だよね。それでもこの点については偽装の可能性はあると思う。
しかし、犯人がホントに意図して行っているかは分からないけどね。

C)の犯人像について考えると、関連する項目は1)、2)、3)の犯人を特定する情報と体形に関わる4)、5)さらに、犯人の生活環境に関わりそうな7)と9)と言う所だろうか。

ここで注目は2)と3)だな。
血液と毛髪はそれぞれ同じ情報をもたらすので、もしどちらかが偽装だとすると当然、二つの情報は食い違う事になるので偽装の可能性が考えらる。
今のところ、複数犯と言う報道は無いので、この二つの情報は一致しているのだろうね。

体形に関わる4)、5)そして7)と9)は偽装しやすい物だね。例えば、自分とは逆の性別の衣類、自分のサイズよりも大きな靴なんてのは簡単に用意できるだろう。
しかし、それは荷物になるよな。この事件の場合は2階の浴室の窓から侵入している。
余計な荷物を持った状態で侵入できる経路ではないだろうな。

で7)のハンカチ、9)のヒップバックは偽装にしてはミスリードするには方向が定まっていないような気がする。つまり、偽装ならもっと明確に方向付けした情報だと思うんだよね。
例えば性別を連想するような物とか、国籍を連想するような物とかね。

もし私が偽装するなら、1)と2)、3)だな。この3つを偽装すれば、捜査線上から外れる事ができるだろうね。
しかし、前述したように2)と3)はDNA鑑定で同じDNAかの判断が可能なので、偽装するなら同一人物の血液と毛髪を用意する必要があるだろう。毛髪はともかく、血液は難しいでしょうね。

最後に残るのが1)の指紋だな。
技術的にはダミーの指紋を作る事は可能だろう。正確にはコピーになるだろうが・・・
問題は2000年当時にそれが可能だったかが不明だね。
最近では指紋認証する機器が増えてきたので、その手の裏情報も比較的簡単に入手する事ができるけど・・・
2000年の頃はどうだったろうな。

もし、犯人がその道のプロなら1)、2)、3)を偽装する事も可能だろうけど今の段階では判断する決め手が無いね。

私の印象としては、偽装するならA)の「証拠を残さない」の方が簡単だと思う。
少なくとも3)と4)以外は犯人が注意すれば証拠を現場に残さない事ができたと思う。
その意味では、偽装の可能性は低いのではないかと考えている。

|

« 大阪ビニール紐事件の謎! | トップページ | 長野女性変死事件の謎!その6 »

コメント

みなさん、こんばんは
コメントありがとうございます。年末で仕事が忙しくてなかなかコメントにレスできません。ごめんなさい。
正月休みに入ったら、まとめてコメントする予定です。
世田谷事件についてのNステーションの報道内容は近日中にまとめて記事にすう予定です。

投稿: ASKA | 2006/12/26 23:58

こんばんはASKAさん
またまた一人書きしてすいません。54のコメントを書いてから55に気がつきました…
Nステの報道の件ですが、次回発売の「週刊朝日」にも掲載されるようです。
また、私がNステを見ながら書き込んだコメントのうち、「4枚の写真」に関する点でちょっと自信がないものがあります。
4人目の男性を20代と書きましたが、これは30代だったかもしれません。某巨大掲示板のほうではそのように書いている人がおりました。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2006/12/27 00:28

推理小説の世界では.とっくに「指紋の偽装」はありますよ。
たしか、横溝正史の「本陣殺人事件」だと思うけど(自信なし)
死体から「手」を切り取り、血で死体の手形(指紋)をつけた。
印章偽造なら、コンピュータでの「読みとり」作業がいるけど。
アナログ(期間限定)だけど、これが一番「簡単」でしょうね。

新宿バラバラ事件のように手首から切り取れば、持ち運び可能。
殺人事件じゃなくても、事故や病死の「手や指」でも、可能か?

血液は難しいでしょう.すぐ凝固するし。出血の時間がわかる。
偽装しようと凝固を遅らせる薬剤を混ぜたら、墓穴を掘る(笑)

「小道具」で偽装するのも、指紋や血液が残っていれば逆効果。
「小道具」といえども、入手経路が限定されれば、指紋や血液で
「犯人と特定されるか、否か」というだけで、偽装にならない。
絶対「入手経路が分らない」以外。「残さない」のが簡単確実。

投稿: あんぐら〜 | 2006/12/27 09:01

番組見逃したのですが、Wikipediaで報道ステーションの内容がまとめてありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%94%B0%E8%B0%B7%E4%B8%80%E5%AE%B6%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6#2006.E5.B9.B4
の2006年12月25日付

投稿: yuy | 2006/12/27 17:56

あと読売新聞12月27日付けの↓
世田谷一家殺人、00年の賀状消える…犯人持ち去る?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061227i106.htm
ってかなり前の情報ですよね?
何で今頃また記事にしたんでしょ…。

投稿: yuy | 2006/12/27 17:58

はじめまして。
週刊朝日新春合併号によると、「当初、捜査本部が最も重視した目撃証言は、犯行時間帯とほぼ同時刻である30日午後11時35分から40分にかけて、現場前の公園通りを宮澤さん宅を振り返りながら、小走りで走り去ったという黒っぽいジャンパー姿の男」ということです。「この男の行方を必死で追っていた。」ことが、「初動捜査のミス」となったそうです。
確か、そんな報道が事件直後からありましたね。
しかし、時間帯からいっても、「行方を必死で追う」のは当然のことであって、別に「ミス」とも思えませんが。というか、追っても該当者に行き当たらないのが不思議なんじゃないでしょうか。
「犯人が朝、逃走したのであれば、目撃情報の捜査の角度はまったく違ってくる。」のはそうだとしても、果たして、この事件、単独犯かどうか、大いに問題なんじゃないでしょうか。
個人の単なる恨みや物取りのような犯行なのか、それとも国松長官狙撃事件のように背後に大きな組織が関わっていると思える事件なのか。

投稿: 森 | 2006/12/27 19:56

 「東武日光駅で31日午後5時20分に目撃された、右手から出血する30代の男」も、事件後、かなり早い段階で報道されてましたね。あんな田舎で、しかも観光客が少ないと思われる冬。この人物も、その後、行方がわからないようですね。いくら「事件から1年後に慌てて捜査を始め、日光に捜査員を大量動員した」にしても、この人物、かなり目立つと思われるし、目撃した人がいたら1年後でも記憶に残っていると思う。それがさっぱり消えてしまったようになっているというのが解せない。
 また、当日夜、現場付近からタクシーに乗ったとされる3人組。この3人組もその後、行方不明なのだろうか。たとえ無関係にしても、この3人から付近の様子などを聞けば、なんらかの参考情報が得られるかもしれない。それが、その後、全く手がかりが無いというのも不思議な話だ。

投稿: 森 | 2006/12/28 20:38

こんばんは.私の推理では犯人は「効き手の親指」に,
親指を使えないほどの、ケガをしていると思います。
(「カップアイスの食べ方が異様」だからですが)
「柳刃で具骸骨を刺す」という、へまなマネをしたから
柳刃が3つに折れたとかで,指をケガしたのでしょう。

この「日光の男」の件は私も引っかかっているのです。
なぜなら,今市大沢小1殺害事件(現・日光市今市)が
祖師谷事件と同様、女児刺殺(多数の刺し傷)だから。

違いと言えば,祖師谷が「首から上を刺している」のに
今市事件では「左胸を集中して刺してる」くらいです。
(事件そのものはだいぶ違う。今市事件は殺害目的で、
女児拉致も死体遺棄も、どう考えても車を使ってる。)

祖師谷事件から12月30日で6年ですが,今年12月1日
今市事件から1年が経ちました。今市事件の大疑問は
今市から(日光とは反対方向に)60数km離れた茨城県
常陸大宮市三美の山林に衣服なしで放置されてたこと。
体に血液が少なく、血を洗って体を拭いた形跡がある。

この事件。祖師谷事件に(見ようでは)酷似してる。
刺殺で同じ部分(頭とか心臓)を集中して刺している。
しかも「死後、何回も刺している」点も共通している。
犯人の「用意している」凶器が、細く尖った和式刃物。
出血の多い刺殺なのに「血液処理」にもたついている。

この2つの事件は、全く関係のない犯罪なのだろうか?

投稿: あんぐら〜 | 2006/12/28 23:41

「カップアイスの食べ方」については疑問に思ってましたが、なるほど親指に酷いケガがあれば、そのまま食いつきますね。片手でカップをもち、もう片方でスプーンを握らなければならない。アイスクリームを「掘る」って結構握力つかうからね。
止血への異常な拘りについて以前書き込みをしたことがあるんですが、親指の、しかも骨が見えるくらいの傷を負っていればあわてて止血せざるを得ないかもしれない。失血死ということは考えなくとも、手が不自由という状況は犯人にとって憂慮すべき状況でしょう。そのへんで犯人は酷く慌てたのかもしれない。
PCの使用についてもKeyboadには指紋はのこっておらずMouseのみに残っていたのも同様の理由かもしれない。右親指の変換キーって頻繁に使うからね。
警察発表では「手のケガ」ということだけが言われていますが、もしかしたら、他の部分(足とか、胴とか)にも出血を伴うケガがあったのかもしれません。
手のケガって確か手形から判明したんでしたっけ?

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2006/12/29 01:35

確か冷蔵庫に,犯人の血液があって「手のケガ」としたんたと思います。
おそらく、開けて食べ物や飲みものを出した時、ついたんでしょうから。
常識的には、手形とか、指紋か掌紋じゃないですか?

祖師谷の一家殺害事件と、今市の女児殺害事件の犯人が,同一なら、
もう一つ、変な類似点(心理的なかな?)があるような気がします。

祖師谷事件で、犯人が柳刃庖丁を折ったのは,首から上を刺したから。
骨の多い、頭部を執拗に刺すのは、刺殺でも異常じゃないでしょうか。
頭部だったら、むしろ頚部。首の頸動脈を切るケースが、多いと思う。

しかも犯人は、柳刃が使えなくなっても,庖丁を替えて。同じように
奥さんと女の子の「首から上を、死んだ後も、執拗に刺し」続けてる。
(この手口が,警視庁プロファイリングの、犯罪嗜好性なんだと思う)

一方の今市事件では、女の子の「左胸を執拗に刺している」んだけれど
服を脱がせ、女の子の体についた血も洗い流して、体を拭き取ってから
放置した。普通、そのまま遺棄する。服を脱がせるのだって,普通なら、
着ている物から身元が分かるのを防ぐため。身元を知られたくないなら、
道ばたに「放置」じゃなく、遺体を辺鄙な場所に埋める。あるいは焼く。
今市事件は,服は脱がされているが、イタズラの形跡はなく、刺殺目的。
詳細は明らかでないが、死体の血を洗ったので、残留血液が少なかった。

類似性の説明が難しいが。「服を刺す」こと「服に血が滲む」ことに
心理的に「抵抗感がある」ように思える。正直言って、祖師谷事件で
「頭部を、執拗に突き刺している」意味が、全く理解できなかった。

「頭を、庖丁で突いた」から、自傷したので。「滑り止め」は二次的。
頸動脈を切っただけなら、自傷しない。頭部に拘るなら、撲殺だろう。
しかも自分が用意した凶器が,バカな使用法で、3つに「折れて」も
凶器を替え、庖丁の先が曲がっても、執拗に頭部を突き刺し続けてる。
返り血を浴びるのは必然で。血がイヤなら、最初から刺殺を選ばない。

刺殺なら,胸や腹を刺すのが普通で「頭を狙う」のは,尋常じゃない。
しかし「服を刺すのが、イヤだった」なら,頭部の攻撃は理解できる。
「頭に服はない」からね。なぜか服に覆われてないところを刺してる。

投稿: あんぐら〜 | 2006/12/29 08:21

週刊朝日で記事になっています。

http://asahi-podcast.cocolog-nifty.com/shukan/
編集長の解説↓
http://asahi-podcast.cocolog-nifty.com/shukan/files/20061226.mp3

事件発生時刻前後(30日午後11時ごろ)に被害者宅近くで目撃された男の情報に翻弄され、当初は朝逃走した可能性にあまり力をいれずに聞き込み捜査などのタイミングを逃すという初動捜査ミスを指摘しています。

投稿: yuy | 2006/12/29 20:11

一番大きな捜査の失敗は、犯人は「近隣に住む」15〜35歳ぐらいの男と。
さしたる根拠もなく「捜査範囲を限定してしまった」ことじゃないかな?
服装から、15〜35歳と考えるのは当然としても。なぜ「近隣」なのか?

祖師谷公園は、各駅(成城学園前・祖師ケ谷大蔵.千歳烏山・仙川)から
離れていて、確かに「地元民の公園」なんだけど。大学グラウンドも近く。
他から、この地域に来た人も,他の地域に移って行ってしまった人もいる。
他地域の人が、立ち入らない(立ち入れない)場所では必ずしもなかった。

「近隣」とすることで、高級住宅地に住む、殺人嗜好の「おぼっちゃま」。
裕福な家族は、薄々感づいているが、不名誉だから「隠している」となる。
この仮定は、正しくなかったのではないか?6年間が無意味に過ぎている。

例えば、2000年年賀状だけ盗んでるけど。なぜ「そんなモノ」がいる?
自分の住所があるとかなら,かえって興味を引いてしまい,逆効果だろう。
年賀状作成ソフトの自分のデータを消して,自分の一枚だけを抜けば良い。
そうすれば、そんなもの抜き取ると思わないから,調べることなんかない。

住所の最新データなので、窃盗犯なら「次に狙う」ところかとも思ったが。
窃盗犯で捕まって、4人を殺害した殺人犯で、死刑になる危険は冒せない。

では何なのか?犯人が「近隣住民じゃなかった」なら、こうも考えられる。
この付近に数年前まで住んでいた.あるいは去年は住んでいた友人がいた。
犯人は,その友人を頼って,この近所に来たのだが,もう引っ越していた。

そこで他にアテのない犯人は、公園から眺めて、犯行に踏み切ったのだが。
友人はともかく、友人家族は宮沢さんと年賀状を交換してる可能性がある。
とりあえず、今年の年賀状は、全部持っていって、中から見つけ出そうか?
逃げ出すとき。友人を訪ねた目的に沿って,年賀状から住所を探ったのだ。

全くの空想だが、これだと,犯人は近隣住民ではなく来たことがあるだけ。
犯人が、友人と思っている知り合いが、祖師谷近辺にいただけに過ぎない。

...警視庁のプロファイリングによる「犯人像」は、驚くほど変わっている。

事件発生当時は、事件発生時、被害者宅近くで逃げていくのを目撃された「身長175〜180センチ位、年齢25〜35歳位、やせ形、髪は少し長め、黒っぽいジャンパー、黒っぽいズボンの男」>事件前日29日に、柳刃包丁を吉祥寺で購入した「身長170センチ前後、年齢30代、黒っぽいジャンパーの男」>「事件当時、京王線沿線に住んでいた若者」>「犯人は韓国で育った人間ではない」>「当時一人暮らしで、金に困っていた18歳から35歳の男」>「家族と一緒に暮らす生活色の強い男」>犯人または周囲に「海外渡航歴がある人物」がいる>「酒もたばこもやらない人物」「漢字を読み分ける能力のある人物」「犯人は(空き巣特有の)引き出しを下から順番に開ける人物」>「スケートボードをしている人物」>「アジア系外国人」または「混血の日本人」または「日本人』>「事件当時、現場付近に住んでいてその後に引っ越した若者や外国人」>「薬物中毒や投薬治療中でなく健康体」「事件当時、現場付近の比較的裕福な家庭で、家族と一緒に暮していた15歳から35歳の男」>ボーイスカウト経験者(または自衛隊関係者)かも>・・・???

どうなんだろうね?これで「プロファイル」か?

投稿: あんぐら〜 | 2006/12/29 22:24

当初警察がマークしたのが「ラグランシャツ」。これが環状8号線付近の数店でしか扱ってなかったからでしょ。
たくさんある遺留品のうち、出所が限られていて、とりあえず捜査に着手できる範囲から当たるってことで「近隣」から始めたのでしょう。
ま、常套手段としてはこの手が妥当だったんでしょう。
被害者の刺し傷の件、私もWebで確認しましたが、宮澤さん、奥さん、娘さんともに「頭、首の刺し傷」と当初報道されてますね。
その後週刊誌か何か、ソースは明確ではないが、「性別により殺され方が異なっていた(Wiki)」という話が出ている。具体的にどうこうということが明確ではないが、死後の遺体の損壊を指すのか?
当初の新聞の発表が正しければ、直接の殺害は頭部と首に集中した刺し方ということになるのかな。
これも不思議な殺害方法ですよね。
何かの本で読んだけど、ナイフや包丁で相手にダメージを与えるなら、自分の胸元にナイフを構えて体当たりするのが一番のはず。
上から突き立てるという方法に犯人は固執してる。
顔や頭部を刺すのは「怨恨」というのが定説だけど、そういう動機なのかどうかもはっきりしませんね。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2006/12/29 23:54

おはようございます。ラグランは「都内では10枚販売されただけ」で、
数が少なく、捜査が容易と思えるのは当然ですが、なぜ「都内限定」?
捜査上の秘密でしょうが、解せない。全てが最初から「都内では」です。
(まさか。例によって「警察の縄張り争い」なんじゃないでしょうね?)

事件現場は、最寄りの各駅からなら10分もあれば、電車で多摩川を超え、
神奈川にはいるような、東京の西端です。東京都以外、神奈川などでは
一枚も販売されてない?全国で10枚じゃ商売できないと思います(笑)

何が根拠か分からないけど,かなり最初から、犯人は「京王沿線」居住者。
せいぜい「荻窪」「吉祥寺」が、捜査対象になるぐらいで、範囲が狭過ぎ。

これはラグランを売っていた場所に、捜査対象を絞りすぎたせいだと思う。
○ 京王線聖蹟桜ヶ丘駅前にある「M/X聖蹟桜ヶ丘」店で3着
○ 京王八王子駅ビル内にある「M/X八王子京王SC」店で2着
○ JR荻窪駅ビル内にあった「マルフル荻窪」店で3着
○ 京成線青砥駅ビル内にあった「マルフル青戸」店で2着
(「吉祥寺」は、12月29日の「柳刃庖丁」購入者の目撃情報からでしょう)

最近の目撃情報として、小田急「成城学園前」の目撃情報がでてきたけど。
あちこちで言われてるように、不自然で、6年経って思い出すはずがない。
「最近の情報じゃなくて、前からの情報だったんじゃないの?」とも思う。
最初から「京王線」重視で、それ以外を「無視してきた」のじゃないかな?

だけど「遺留品からは、足がつかないから、残した」ことも、あると思う。
「盗難車」を放置して逃げるように、盗んだ物、拾った物なら、出所不明。
貰った物だって、くれた人が死んでたり、帰国した外国人なら、分らない。
一緒に遊んだだけで,素性住所はもちろん。本名も知らないケースもある。

場所のプロファイリングに偏り,大晦日という時間のプロファイリングを
怠っている。私には、そのように思えますが・・・。

投稿: あんぐら〜 | 2006/12/30 08:43

頭や顔を刺すのは異常じゃないと思う。
襲われた方は、必然的に姿勢が低くなるから。
それから、長いストロークで庖丁を突き出しても、
ヒットするかどうか。
犯人は凶暴で運動能力が高いけれど、
喧嘩に明け暮れたとか歴戦の兵士とかの人種じゃないと思うんだ。

投稿: ちょっとだけ・・・ | 2006/12/31 02:28

最初だけは、そうだと思うんだけれど、犯人は
死んでからも「死体の頭部」だけを刺している。
死んでるんだから「ドコでも刺せる」はずだし。
生き返るのが怖ければ、心臓でも、首でもいい。

頭部を刺すことに拘るのは、やはり変だと思う。
すでに、一本の庖丁を,骨に当てて折ったのに。
学習能力がないだけじゃなく。心理要因がある。
そう考えたほうが、自然なんじゃないかな?

投稿: あんぐら〜 | 2006/12/31 07:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 大阪ビニール紐事件の謎! | トップページ | 長野女性変死事件の謎!その6 »