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2006/12/31

世田谷一家殺人事件再考その57

捜査会議の情報が報道されている。
1)捜査本部は、一家が殺害された深夜の時間帯に大規模な聞き込みなどを実施した。

2)捜査本部は指紋にとらわれない“脱指紋”ともいえる方針で、幅広い捜査を展開してるようだ。(前回のNステの報道とも一致しているね)
捜査本部が力を入れているのは「マタカン」と呼ばれる、犯人そのものでなくても犯人を知る人物や周辺者を探る捜査らしい。

3)外国人の可能性も引き続き視野に入れており、不審外国人を知る周辺者を探る捜査も行われている。

4)聞き込みで現場近くの駅で犯人と同じ身なりをした人物の目撃情報があった。

5)ヒップバッグの中の微物(チタン酸バリウム)がスケートボードに使われる物質と同じことも判明。現場前の公園にスケボー練習用コースがあり、愛好者への捜査にも力を注いでいる。

6)犯人がハンカチに穴を開けて包丁の柄に巻く特異な滑り止めをしていた新事実も公表。過去の犯罪で例がなく、犯人がどこかで見聞きした方法の可能性があるとみて、情報提供を求めている。
(ASKAの事件簿でも情報提供を求めていますが、今の所過去の事件で同じ使用方法があったと言う情報が1件ありました。この点は調べてみる予定です。)

昨年もそうだったが、この時期には捜査情報が捜査本部から発表されているね。
事件の風化を防ぐ事が目的だろうし、私も賛成なのだけど、どうも情報が断片的なのが残念だ。
どうせなら、警視庁なり成城署がHPで情報をまとめて欲しいんだけどな。
昨年報道された内容などは未だに警察関係のHPには記載されていないし・・・・
このブログを含めて、民間の多くのHPやブログがこの事件に取り組んでいるのに、警察の対応が片手落ちのような気がする。
警察のHPについては
警視庁のHPとか上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件を参照して欲しい。

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コメント

新年。おめでとうございます。

「事件」サイトで「おめでとう」は、変かな?
ASKAさんは、知ってるかとも、思いますが、
このサイトに、事件の報道経過が載っています。
http://www.aliceinwonderland.com/library/japanese_files/setagaya_murdercase/paperclamps.html

事件後、タクシーが「不審な3人組の男が現場近くでタクシーに乗り込み、シートに血痕が残っていた」とか「昨年夏から事件直前の十二月中旬にかけて、宮沢さん方近くの世田谷区上祖師谷や千歳台では、野良猫を虐待する事件が少なくとも四件発生している」とか「一、二階には血のついた足跡が多数ありながら、階段には途中から上りの一方向しか足跡が採取されていない。「犯人は玄関から入り、一度靴を脱いでから犯行に及んだ可能性がある。床が血だらけになったので、途中で靴を履いたんだ。そうでなければ階段の足跡の説明がつかない」とか、続報のない記事も多くありますが。どうなんでしょうかね?

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/01 11:39

あんぐらーさん、こんにちは、今年もよろしくお願いします。
そうですね、この事件に限らないのですが、事件を考える場合に報道された情報の信憑性と言うのが問題になると思います。
栃木小1事件などでは、全く正反対の情報が報道されたりしていますし。
また、報道されない内容もあるでしょう。
被害者の人権などに配慮して報道されない情報なども、断片的な手がかりから推理する事になりますし。
この事件の場合は情報が多すぎるような気がするほど大量の情報が出ていますね。
しかも、警察の公式発表ではないような物もあるし。

目撃情報については、警察が裏付けが取れた物は公式に発表すると思うのですが、この事件の場合、警察が情報をまとめていないので、裏付けが取れないのか?単に発表しないのか?判断ができません。

いづれにしても、警察は東京近辺を中心に捜査しているようなので、栃木の件はどうも事件には関係ないのではないか?と思います。
あるいは、その後、東京に戻っている可能性もありますが・・・

複数犯人説については、決め手がありませんが、先日のNステの報道から男女4人を探している点などは、何かあるかもしれませんね。

投稿: ASKA | 2007/01/01 16:48

おはようございます。私は、わりと日本警察の捜査力を信じてるんですよ。
従って「捜査が行き詰まるのは、捜査の方向性が違っているから」になる。
彼らが「調べた方向」からは,どうしても、犯人の姿が見えてこなかった。
ならば「その捜査方向の先には、犯人はいない」と、考えるべきではない?

韓国で売られたのみという、スラセンジャー以外の、遺留品のほとんどが、
犯行現場(北部、京王線、環8、荻窪、吉祥寺など)「近辺」で手に入り、
しかも、現場近くの公園は「バンク」に来てるスケートボーダー以外には、
地元住人以外の人がよく来るような公園でもないし。モノトリだとしたら、
この公園にいた以外に、被害者宅を「選んだ」理由は見当たらないだろう。

被害者周辺に(幼い子供まで殺すほどの)怨恨を持つ人間が見つからない。
近隣に住んでいれば、ほとんどの遺留品を買えたし、公園にも来ただろう。
服装からは若い男。従って、犯人を近隣に住んでいた15〜35歳としたのは
きわめて分りやすいし,それで「犯人にたどり着ければ」それでいいけど。
しかし、それで「捜査が行き詰まった」のは、6年経過して明らかだろう。

なら「遺留品を、犯人が買ったとは限らない」というのが、私の見解です。

年末は,普通でもゴミが多く出るし、引っ越す人も、田舎に帰る人もいる。
ゴミ収集最終日は、この当時は、いつだったろうか?29日か,30日か?
このへんの粗大ゴミ集積場所は、ドコなのか?公園の近所じゃなかったか?

10枚売られたのに,わずか1枚しか、所有者が分ってないのは、なぜか?
もし,この年の8月〜12月に販売されたという、薄手のラグランシャツが
捨てられてたら,捨てた人は、もう所有者ではないから、警察に届けない。
捨てなくても、田舎に帰る人が,荷物になると、人にあげたかもしれない。

同じことは、胞子にも、マフラーにも、黒いハンカチ(香水)にも、庖丁にも、
外国の砂が検出されたヒップバッグにも,韓国で売られたスラセンジャーにも
いえる。遺留品の<元>所有者と、犯人が結び付かない可能性は、受分ある。
要らなくなったから(捨てた・あげた)なら、事件以来、日本にいないかも?

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/02 08:29

おはようございます。
アングラーさん御紹介の上記サイト、初めてみました。
「不思議の国のアリス」が表であるにもかかわらず、中は、随分変わった角度からの情報が集められているサイトですね。
Info-Uladという人は、以前から北朝鮮関係の情報を集めていて、ネット上にホームページを公開していた人のように記憶があります。
こういう人も注目する事件だということが、この事件を他と際立たせている特徴ではないでしょうか。

投稿: 森 | 2007/01/02 08:44

あんぐらーさん、森さん、おはようございます。
そうですね、私も日本警察の捜査力、特に科学捜査力については世界でもトップクラスだと思っています。
そして、時々捜査の方向を間違える事もありますね。
秋田の女児殺害事件では初動捜査のミスが最後まで響いた気がします。

この事件で大量の遺留品がある事については、私も物に対する執着が殆ど無いと感じています。それで自分の物では無い、あるいは拾った物やもらった物と考えた事もありますね。(全部がそうかとは言い切れませんが)

この点について、警察は突然、玄関の呼び鈴が鳴ったので慌てて逃げ出した為に放置して逃げたと考えているようですね。

ただ、そう考えると、翌日の10時まで滞在している点が気になりますね。
この時間になれば、誰かが訪ねてきてもおかしくない時間でしょう。
探し物に夢中になって時間を忘れたか?それとも、どうしても見つけなければならない物だったのか?
滞在時間もこの事件の謎の一つですね。

投稿: ASKA | 2007/01/02 10:30

犯人の能力を正確に測る必要があると思うんだ。
こいつは殺人術や闘技は達者じゃないけど、
バカ力があるし、切れれば(すくんだりせず)大暴れできる。
決して知能が低くないし、ぐずじゃない。
そういうやつが、探し物を目的として侵入して、
始末がつかなくなるほど大暴れした後に、
せっせと手がかりが見えない仕事を続けるか。

大人を鈍器でノックアウトして、それから子どもを人質にする。
子どもを殺すと脅せば、探し物はすぐに見つかった。
この犯人なら、殺害はその後にもできる。
探し物が、そんなに難しい場所に隠された特別のものとは思えないし、
たかが年賀状1枚のつながりを消すために侵入だとか、
そんなこまでびびったなどと思えない。

投稿: ちょっとだけ・・・ | 2007/01/02 13:50

ちょっとだけ・・・さん、こんばんは
そうですね、探し物が例えお金だとしても、子供を人質にして要求する事ができました。
カードの暗証番号も殺害する前に聞きだす事ができたはずですね。

何かを探し盗むのであれば、家人が在宅時に侵入するのはリスクが高すぎるような気がします。
多分、正月にはみきおさん一家も初詣に行くと思います。
そうなれば、留守宅に侵入して盗む事ができたはずですよね。

あえて家人が在宅時に侵入しているのは、家人を殺害する事が目的だったのではないかと思います。
何かを探していたのは、犯人にとっては殺害よりは優先順位の低い項目だったかもしれません。

投稿: ASKA | 2007/01/02 20:10

こんばんは。全部の遺留品ではないですが。遺留品に「多数の人格」を感じます。

スラセンジャー = 韓国にいたか、知り合いがいる。個人輸入の可能性もある。
ラグランシャツ = マルフル(M/X)の顧客。2200枚のうちの一枚。
          サイズ(L)色とも同じなのは、その内の1/20〜1/30程度?
          都内で売られたのは200〜300枚。近い店舗では10枚該当。 
          店舗展開は山梨中心で関東甲信越。京王沿線にも店舗あり。
          http://www.marufuru.co.jp/shop/index.html
ジャンパー(ユニクロ)=普通のもので没個性。帽子・手袋・マフラーも没個性。
ハンカチ(黒)2枚=「無印良品」(3枚¥600)らしい。2枚が使用されている。
          2枚ともに庖丁で付いたと見られる,多くの切れ込みがある。
          (同様な切り込みはヒップバッグにもある)
          1枚は、特殊な方法で、庖丁の柄を包んでいた。
ギラロッシュ、ドラッガー・ノワール= 香水成分は,ハンカチ「だけ」から検出。
          芸能人では、石井竜也、華原朋美らが、愛用しているという。
ヒップバッグ  = カリフォアニア・三浦半島の砂、グリップボードの削りカスから
          スケートボーダーが(元?)持ち主だと思われる。
柳刃庖丁    = ハンカチに包み、ヒップバッグに入れて、持ち歩いていた。
          関孫六 銀寿 21cm 数千円台(¥2570。楽天)普及品。

血痕や指紋、多くの遺留品に残る、個人を特定する分泌物などから,侵入者は1人。
共犯者がいたとしても(私は単独犯だと思う)侵入者1人が着用したものが遺留品、

遺留品からは、ひとりの「好み」というには、統一感に無理のあるもの(柳刃包丁)
特定のものにしか付属せず(ハンカチ「だけ」に香水成分)必然性を感じないもの
(ハンカチに「香水」を付けて「庖丁」に卷く?)入手経路が地域的に別なもの
(スラセンジャー=韓国、ラグランシャツ=関東甲信越)があり「人格」がない。

少なくとも、スラセンジャーvsラグランシャツ。ハンカチvs柳刃庖丁は 対立する。
片方あるいは両方とも、拾ったか、貰った、あるいは盗んだ 可能性が高いと思う。

私は侵入目的は,基本的に家無し、宿無し、金無し、腹ぺこだったからだと思う。
朝までいたのは「逃げても、行くアテがなかった」からで。積極的理由はない。
逃げたのは、カネが手に入って、出て行っても、宿は何とかなるから。
「探し物」は「暗証番号」と同じように、ひとつの解釈でしょうね。
深い意味はなくて、被害者の交友関係に興味があったのでしょう。
目的が「探し物」なら、殺人までして、逃げ出さない。

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/02 20:22

「日本人」なんだから「初詣に必ず行く」とは、いえません。

普通、氏神(氏子の神社)産土神(住んでる土地の神社)に
参拝するのが「初詣」ですが、日本人の神道信者は,少数派。
仏閣に参拝するのも「初詣」だし。かなり「いい加減」です。
元旦でも、三が日でも、初XXでも,新年最初の参拝でも初詣。
クリスチャンもいるし、年末年始、海外に逃げ出す人も多い。
高級住宅地だから、海外組が、初詣より多いかもしれない?

小さい子がいれば、初詣に行くとしても「昼間」に参拝する。
たいていの公園は夜間は人がいないけど、昼間は誰かいます。
正月なら「凧揚げ」とかしてる。侵入経路は公園から丸見え。

「快楽殺人」としたら、朝まで「居続ける」理由が全くない。
殺人が目的なら,さっさと「現場から逃げ出す」のが合理的。
もし、捕まったら「快楽殺人を続ける」ことが出来なくなる。

人が来たから「逃げ出す」ことも、殺害現場の血の海にいる
真景の持ち主にしては、ごく「普通の反応」なんじゃないか?

金銭、怨恨、快楽と「殺人目的を分けられる」かも疑問です。
基本がどれかで、それぞれの要素があっても、おかしくない。

快楽殺人にしては,一番先に、寝ている長男を窒息死させ。
(血痕がない)二番目に、起きていたみきおさんを刺殺し。
(柳刃包丁で殺害)三、四番目に、奥さんと娘さんを惨殺。
(寝間着を着ていて、被害者宅にあった、文化包丁で殺害)
この手口からは、快楽目的で殺害した、イメージは出ない。

遅くなるほど、興奮して「残虐な殺し方をした」と思える。
この特徴は、普通に考えれば「頭の弱い粗暴犯」じゃない?
冷静さを欠き、殺人を楽しむじゃなく、激情に駆られてる。

殺害現場にいたのだって感性が鈍いだけ。興奮が収まって
なかった金銭が得られたので、人が来たから慌てて逃げた。
そう考えることに、とくに無理矛盾はないと思うけどね。

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/02 22:05

確かに、犯人が計画的に犯行に及んだとしたら、昼間に2階の窓から侵入するのはリスクが高いですね。
その意味では犯人は夜暗くなってから侵入するしかなかったと言う事ですね。

投稿: ASKA | 2007/01/02 22:39

他人の家でいきなり大暴れのはめになった犯人が、
庖丁の切っ先が欠けたとたん、くるりと背中を向けて
台所に一目散にスペアをとりに行くだろうか。

多分、一段落までは折れた庖丁で攻撃を続けた。
しかし、夫人と女児は絶命しなかった。
犯人が離れると、夫人は修羅となって救急車を呼ぼうとした。
たぶん、犯人は台所にいて気づいた。
見えるところにあった庖丁をとり、
再び凶行を繰り返した。そのときに、攻撃方法が変化した。

投稿: ちょっとだけ・・・ | 2007/01/03 09:19

想像はかってですが、事実は違います。
事件以来の記事を参照すると良いです。

一段落するまで、柳刃で攻撃したのは、
その通りですが「みきおさん相手」です。
折れた庖丁で攻撃したので、傷口が違い
第三の凶器があったと報じられています。

みきおさんは、普段着でまだ起きていた。
奥さんと娘さんは,ロフトで寝ていたか
寝ようとしていたか,別の場所にいました。
当たり前の話で、深夜11時半頃ですよ。
途中で。物音に気づいて、逃げようにも。
犯人の前を通らねばいけなかった。そのうちに、
犯人は、台所の文化包丁を手にしたのです。

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/03 09:30

あれ?
見つからないもののリストには、
第三の凶器は入っていない。

投稿: ちょっと | 2007/01/03 11:11

ちょっとさん、こんにちは
第三の凶器とは犯人が持ち込んだとされる2本目の凶器の事ですか?
見つからない物リストは、被害者宅から持ち去られた物を書いたので誤解されたようですね。
持ち去られた物リストに修正します。

投稿: ASKA | 2007/01/03 11:57

犯人がなぜ怪我をしたかについて。相手を掴みながら突いたからとか、
庖丁を落として拾ったとか、持ち替えたとかも原因になると思うけど、
庖丁の持ち方に原因があったのではと思うんだ。
きちんと中指小指をしめて握っていれば、庖丁は回らない。
犯人は親指人差し指で握っていた。
だから、庖丁が手の中で回って、刃に指が当たってしまった。
前者はスポーツ選手の持ち方。
後者は細工や作業で刃物を使う人。
そして、庖丁が好き。
怪我は大した傷かなあ。
右手怪我して、右手でマウスいじったのだから。
怪我を訊かれても、刃物が仕事の一部にある人ならね・・・。

事件の報道で、犯人の髪の長さ、整髪剤に触れたものがないのだけど、
帽子とマフラーが残されているのだから、
髪がいっぱいついていたとか、髪はべとべとだったとか、
カットは挟みかレザーか。そういう情報があってもいいはず。
つまりは、犯人は短髪で、抜け毛が少なく、整髪剤もつけていない。
清潔で、無意識に手早く畳んだり、そろえたりする習慣か訓練がある。なにか職業に由来していないのかなあと思うんだ。

投稿: ちょっとだけ・・・ | 2007/01/03 15:49

ちょっとだけ・・・さんこんにちは
髪型などについての報道は2004年の12月に容疑者らしき人物の似顔絵が公開されており、「髪はすこし長め」と言う事らしいですね。
ただ、その後、この点は報道されていない事からガセの可能性はあります。
もっとも、現場に残っていた毛髪が短かったら、矛盾する事になるので発表はしないでしょうが・・・
詳しくはwikiの2004年の情報を参照願います。

投稿: ASKA | 2007/01/03 17:11

犯人のマウス操作、アイスカップを握る、等の行動を見ていると、
右手の平ではなく、右腕等に怪我をしてるのではないでしょうか。
傷跡が右手に無ければ、いくら探しても見つかりません。

投稿: fortant | 2007/01/06 16:09

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