成田ミイラ事件
宗教にまつわる事件の事例として、成田ミイラ事件についてメモしておこう。
起訴状などによると、被告は1999年7月、脳内出血で倒れて兵庫県伊丹市の病院に入院した当時66歳男性が、男性の32歳長男らに連れ出され、千葉県成田市のホテルに運び込まれると、医師による治療を受けさせず、頭を手のひらでたたく「シャクティ治療」をしただけで、たんをのどにつまらせて死亡させ、同年11月に見つかるまで、ホテルのベッドに66歳男性の遺体を放置したとされる。(遺体はミイラ化していた。男性の長男はこの宗教団体のメンバーだった。そこで被告に相談し独自の治療を行おうとしたようだ)
保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕され、検察により殺人罪で起訴、その後、一審で懲役15年の判決が下された。
この事件で被告人がマスコミなどに対して、話した内容としては
1)成田で発見されたミイラ化した男性はあの時点では生きていたと話している。(定説と主張)
2)ミイラ化遺体についてもドイツ最高裁の判決文に生きていると記載されていると主張した。(判例&定説として主張)
この宗教団体のセミナー参加料は最高で500万に達していたらしい。
(バブル期には1万人がセミナーに参加したらしい)
2006/11月末に発生した北九州の事件でマンションの部屋で3人の遺体が放置された事件で、「蘇生信仰」の影響が疑われたので、過去の似た事例を探してみました。
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