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2006/12/03

憑き物殺人事件

最近ではさすがに、聞かなくなったが、戦後の日本でもこんな事件が起きていました。

昭和30年5月 埼玉県大里郡寄居町 36歳主婦が死亡、体全体に鶏卵大の黒いアザがあり、皮膚は膨れ上がっていた。オオサキ狐を払う為に主人37歳と近所の知人男性3人の4人に殴り殺された事件。

昭和45年12月 青森県蟹田町 18歳男性を母親47歳がムジナを払う為に暴行し殺害した事件、現場には夫と娘も居た。

これらの事件は加害者に殺意があったわけではなく、むしろ治療してやろうとか救ってやろうと言う「善意」によって暴行が加えられている。
そして、加害者と被害者が家族である事が悲劇と言える。

地元のローカルな信仰や言い伝えなどが事件の背景にあるようだ。
ただ、この種の事件の中には集団催眠状態といった精神的に正常な判断ができない状態で事件が起きている場合もある。

例えば、祈祷師がお祓いや除霊を行うのだが、そこは密室状態でその中に祈祷師、被害者、そしてその家族が夜通し祈祷を行うわけだ。
そんな異常な状態が長時間続くうちに被害者が嫌になって苦情などを言うと、それは霊や憑き物が言った事として捕らえられ、ふとしたきっかけで暴行が始まるともう止まらないわけで、被害者が動かなくなると除霊やお祓いが終了する。
ところが、その時には被害者は死亡しているわけだ。

治療のはずが、自ら最愛の人間を死なせてしまうこの種の事件は悲劇だよね。

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