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2007/01/06

世田谷一家殺人事件再考その59

続報です。
現場に長女にいなちゃんの血が付着したティッシュが落ちていたことがわかった。母親の泰子さんが自らも負傷しながら、にいなさんを介抱するのに使ったとみられる。

ティッシュが発見された場所が不明だけど、3階のロフトで襲われて2人は負傷したと思われますから、3階で一度現場を犯人が離れた時に手当てしたんでしょうね。

持参した柳刃包丁が折れたので代わりの文化包丁をキッチンに取りに行っている時だったんじゃないかな?

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コメント

出血しているわが子を介抱する母親、それに対して再度の凶行。

たしかに一度台所に戻って包丁を取りに行っている時間があったのかもしれません。
しかし、そんな時間があったのならばなぜ大声を上げるとか、無理矢理子供を抱いて階段を駆け下りるとかしなかったのでしょう。

現実の犯行現場がどうであったかわかりません。「現実」というのはつねに奇妙な偶然に左右されるものであり、「残酷な犯罪」の現場で被害者は動転から、非合理的な行動を取るものです。

しかし、どうもこの事件の鍵は「犯人の長時間の滞在」にある、と思うのです。

犯行のテンポも実はゆっくりしたもので、いたぶるように相手を傷つける残虐なものだったのかもしれません。
被害者はなんらかの理由で外部に助けを求めることができない理由があったのかもしれない。
また、犯行が終わったあとも、朝の10時までだれも来ないことがわかっていた。

「突然の侵入者」はいつも時間に追われています。いつ、どこから他人が、警察がくるかもわからない。一瞬が命とりになる。

犯人の行動は、そんな状況下にあるとは思えないんです。
ま、そんなところから「背景になにかの組織があり、バックアップが万端である」という推理が発生するのでしょう。私はその立場については保留していますが、この事件の犯行の「妙なペース」はどうしても気にかかります。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/06 15:59

にゃんこさん、こんにちは
確かに助けを呼ばないのは変ですね。
壁一枚隔てた隣の家には母親と姉夫婦が居たわけだから、悲鳴をあげれば誰かが気付いた可能性があります。
喉を刺されて声が出せなかったのかもしれないけど・・・・
その場合は何かで窓ガラスを割るなどして大きな音を立てれば、隣の家で不審に思う人間が居たかもしれません。

その可能性を放棄して彼女は逃げる方を選んだ・・・
助けを呼ぶと、助けに来た人まで殺害されると考えたのかもしれないけどね。

もしくは単純に彼女がパニック状態だったのかもしれませんね。
誰かに刺されて子供は瀕死の状態、自分も刺されている。
こんな状態では私も冷静な判断はできないかもしれません。

一方の犯人の方はまだ息のある2人を残して、平然とキッチンへ代わりの包丁を取りに行っている点は少し妙な気がする。
悲鳴をあげられたら、犯人は窮地に立つでしょう。
その時は逃げれば良いと考えていたのかもしれませんが・・・・
その点だけみると、犯人は妙に落ち着いているように見えますね。

投稿: ASKA | 2007/01/06 17:36

犯人はずいぶんと冷静です。

「2本目の包丁」がそれを表しています。
被害者が抵抗したり、騒いだりしているなら、手っ取り早い方法として首を絞めることを考えるでしょう。揉み合って、どこかに体をぶつけさせて気絶させるだけでもいい。

階下におりて包丁を取りに行くのは、余程現場の掌握に自信があるのでしょう。

どうも、この犯人の現場での行動は(懐かしの)「居直り強盗」的なところがあり、「時間」と「外部の第三者」がまったく意識されていないように思われるんです。

また「現場で凶器を持ち替える」というのも、あまりないパターンのように思います。凶器が折れて使い物にならなくなったら、ふつうは被害者に対してその怒りをぶつけ、絞殺や撲殺に及ぶのではないでしょうか。こんな言い方良くないかもしれませんが、「殺人」という一大事(しかも修羅場)にあたって、よく冷静に行動しているなぁ、と感心してしまう…

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/06 18:02

ぼくは、最初は顔、頭ばかり忙しく攻撃したのは、
犯人の(激高しやすい)性格であり、
(素人的な)技量だと思うんだ。

犯人が現地をよく調査した上なら、もし通報された場合は、
下手すると5分以内に警官がやってくること、
あっというまに包囲されかねないことを知っていたはずだ。
公園前の通りの坂道の上には駐在所があるし、
環八に移っていた成城署から遠くない。
逃げる道は仙川沿いしかなくなってしまう。

事件は二つあると思う。
ひとつは、一家を殺害した件。
もうひとつは、何か探した件。
ふつうの家に強盗に入って入手できる金額は入手できた。
それを超える大金や通帳などが書類の間に挟まっているわけない。
暗礁番号を紙の中から探そうなんて、ありえない。
何かの重要な証拠書類なら、どこにあるかを訊くべきだ。
だって、家にないかもしれないではないか。
宝石や絵画を物色したわけでないし、
金塊やトランペットを探したわけでない。

殺害してまで探すべき、書類間にあると思われるもの。
犯人側にネガティヴな薄っぺらなものとは何か。
たとえば、借金の証書。なにかの証拠書類とか写真とか。
水につけると文字が浮き上がる暗号文書?(冗談です)

投稿: ちょっとだけ | 2007/01/06 18:11

複数犯を前提にしちゃいけないかもしれないけど…

玄関にだれかいたのかな?

包丁を上から突き立てる刺し方は、犯人の身長の高さ(足28㎝)ということもあるけど、階段、あるいは踊り場に陣取って被害者を上から刺したのか?

玄関には別の共犯者がいて、刃物や銃などで脅している…包丁を取りに行っても逃げられる心配はない。「大声を出して誰かが外から来たら殺す」と脅している。奥さんは隣家のお母さん、お姉さんに助けを求めることが出来なかった。犯人も共犯者も、助けを呼べば隣家の「家族」が来ることは知っていた。

室内での行動はすべてスラセンジャーを履いた犯人だけが行い、共犯者が去ったあとも10時まで残って何かを探す。宮澤さん一家の命が奪われたあと、共犯者は現場を立ち去る。玄関を除いて室内には一歩も足を踏み入れない。(一部で報道されている玄関のコンバットブーツ破片はこの共犯者のもの。)

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/06 18:33

こうじゃないですか?
1 二階の窓から侵入した犯人は、二階の子供部屋で寝ていた
 礼ちゃんに気づいて、騒がれないように、首を絞めて殺す。
2 みきおさんが、二階の物音に気づき、階段を上がってくる。
3 みきおさんが階段を上がってくるのを、犯人が待ち構えて、
 いきなり、柳刃庖丁を顔面めがけ突き立てる。ビックリした
 みきおさんは階段から落ちるが、犯人は構わず刺してくる。
 落ちるときに,庖丁の切っ先が,みきおさんの頭部に残る。
 さらに逃げようとした、みきおさんの足や臀部に斬りつける。
 一階の階段下で、ついに、みきおさんは、殺さてしまう。
4 泰子さんと、にいなちゃんは,ロフト(3階)で寝ていたが、
 大きな物音に気づいて、泰子さんが、このときに起きだす。
5 犯人も、ロフトへ続く階段に気づき、階段上の物音に反応。
 ロフトに上り,二人を刺す。(折れた柳刃を持っていたなら、
 深く刺せず、出血の割に致命傷を与えられなかったのだろう。
 持っていなかったら、手のケガで、握力がなかったのだろう)
 犯人は(更に「折れた」ことで?)致命傷を与えたと思って、
 台所で,自分の傷を治療していた?(ここで文化庖丁を発見)
6 犯人が、ロフト階段下におりたことで、この隙に逃げようと
 にいなちゃんを抱え(ティッシュで止血して)ロフト階段を
 物音をさせないように下りる。(叫んだら殺されると思う)
7 犯人に見つかって,台所の文化包丁で、階段下で殺される。
8 犯人は,親娘が「死んでいなかった」ことに衝撃を受けて,
 死んでいるのに、何回も(文化包丁が曲がるほど)刺した。

侵入犯が「複数」というのには、どう考えても「無理」があります。
他の人がいた「痕跡」がない。玄関は「施錠」してあり開いてない。
一階にみきおさんがいて、気づかれず玄関に入ることはあり得ない。
陰謀説は根拠がない。疑問があるだけで「分らない」のは陰謀(笑)

 

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/06 20:21

5 のとき。既に「2つor3つに折れた」柳刃庖丁を捨て、
 ここで、文化包丁を持っていった可能性もあるのですが。
 週刊文集の記事(柳刃の破片がロフトに?)を尊重して、
 「2つに折れた」のは、みきおさん襲撃と判明してるが、
 「3つに折れた」のは、ロフトだったとして推論します。
 
 泰子さんと,にいなちゃんが、最終的に殺されてたのは,
 ロフトではなく、ロフトから二階に降りる階段下だった。
 一度は「死んだ」ものと考えて。ロフトから出なければ、
 階段下で死んでいたのと。ティッシュの説明がつかない。

 途中で、庖丁を取り替えるとは、ちょっと考えられない。
 その間に「逃げようとした」だけなら,説明がつくけど、
 犯人が戻るかもしれないのに、ティッシュで止血を試み、
 たとえパニックでも、待っているというのは、理解不能。
 意識を失った、血まみれの親娘を「死んだ」と思い込み、
 一度階下に下りて、何かしていたと考えるのが自然です。 

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/06 21:45

なるほど、かなり整合性のある推理ですね。
一連の動作が流れるようにつながっています。実際の犯行の手順としては確率が高いと思います。殺害者の行動としての、緊張感と、迅速な反応がきちんと感じられる…
この流れに文句をつけるわけではないんだけど、そうすると

脱いだ上着をたたむ。

という動作がなんだか変なんですよね…進入後、長男を殺害する前か直後にジャケットを脱いだわけです。畳んだのは全ての殺害が終わったあとと見ることもできるわけですが、これはなんなんだろう。

犯人の行動の8割くらいが説明できる推理を立てると、どうしても説明できない2割くらいの部分が残る。
いつもこんな感じなんですよね、この事件。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/07 02:04

おはようございます。上着などを畳んだ理由ですか?
そうですね。単純に「犯人は几帳面だった」のかな?

アイスのカップを重ねたり、2階居間のソファーに
カード類、手帳、運転免許証などを並べたりしてる。
(日本語「読み取り」能力というのも、ここから?)
衣類を畳んで置くのも、同じ性癖と見えなくもない。

頭部だけ執着して攻撃したのも「性癖」と考えれば。
「柳刃庖丁で頭蓋骨を突く」というミスチョイスも、
柳刃庖丁を、このミスチョイスで折ったのに。更に
文化包丁に替え、死後も頭部を繰り返し刺したのも、
パラノイア(偏執狂)的な、犯人の性向と思えます。

このパラノイア性と。わりと流行に敏感ともとれる,
服装からの人間像(ニャンコさんの分析に同感)と
一致しない(それで「遺留品は拾い物」説なのです)

それで、この事件に「最初からある疑問」に戻ります。
なぜ犯人は「現場に、いつまでも、いたんだろうか?」
私の結論は「大晦日に、帰るところがなかったから」です。
服を畳んだのも「逃げ出すつもりじゃなかったから」です。
「逃げよう」と思ったのは「予想に反して」人が来たから。
畳んだ服を置いてきたのは、かなり「予想外」だったから。

なぜなのか(犯人は、宮沢さんの家は「公園拡張工事で
立ち退く家だから、誰も来ない」と、思い込んでいた)と
考えると、かなりな部分で「辻褄があう」気がしてます。
ただの勘違いか?公園付近の家が,なくなってたからか?

ついでですが「ロフトにティッシュ」があったので、
止血にナプキンを使ったのは必ずしも偶然じゃない。
救急箱にナプキンがあったからだけかもしれないが、
ティッシュじゃなくナプキンを選んだ可能性はある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/世田谷一家殺害事件
によると。2枚のハンカチ、ヒップバッグの内外に
「刃物による20数カ所の傷」があるとされます。
(で、私は、数日持ち歩いてたと考えてるのです)

私は「背後に組織があって云々」の説には、懐疑的で
「組織があるなら、何で早くに、書類を持ち出すなり,
パソを持ち出すなり、安全に作業をしないんだ?」と
思うのです。組織があるなら,犯行現場に留まってる
リスクを軽減するはず。少なくとも「夜明け前」なら
車で迎えにくることも、逃げ出すことも、簡単です。
そうしないのは,やりたくても、出来なかったから。
バックアップする背後の組織なんか「ない」からです(笑)

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/07 09:05

遺留品の衣服が「拾ったもの」というのはやはり疑問です。
犯人のJKはユニクロのエアテックですが、この商品、犯行の当時まだ発売されて1~2年のものだったと思います。しかも着まわしの効く黒です。帽子とマフラーは見た感じからして安価なもの(ただしどれも年代物ではない)ですから、なんらかの理由で捨てられたものと見ることも可能でしょう。

しかし通常、いくら大晦日の大掃除とはいえその時代のトレンドの衣服を簡単に捨てますかね?

私はゴミに詳しい(笑)わけではないですが、通常大晦日で捨てられる衣服は時代遅れのものではないでしょうか。
拾得物らしい特徴「食べ物の汚れやしみ、埃や髪の毛、破れ」などそれらしいところがあれば警察も「拾得物の可能性あり、捨てた方は情報を」という呼びかけをすると思うのですが。
捨てられる衣服ゴミのなかにはきれいな状態のものもあります。ただし、たいていの場合「時代遅れになった」というのが理由でしょう。
まだ、着られる状態のものがコーディネイトのまま捨てられるのはちょっとイメージしにくいですね。

また、たんにスクワッター的な行動の結果が犯行であれば、殺害後すぐに立ち去るべきでは?
あんぐら~さんの説では、侵入の動機は説明できても、滞在の理由が弱いと思います。いかに「帰るところがない」とはいえ、4名の殺害の現場で、誰が見ても自分が犯人という状況に長居して得はないでしょう。「帰るところがない」なら、それこそ好都合。どこかに帰らないと疑われる立場ではないのだから、一刻も早く別の雨のしのげる場所に移動すればよいのでは?

「背後の組織」についてですが、週刊誌などが言っている意味の組織は私もいないと思います。
ただ、警察が追求しにくい、マスコミがなんらかの事情で取り上げられない組織の介在はあるかもしれないと思っています。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/07 15:57

こんばんは。「捨てた」とは、限らない。「あげた」でもいい。
あるいは「万引き」でもいい。要は<買ってない>ということ。

大晦日に捨てられるのは,住み続けてるなら、通常ゴミですが、
3月末同様、12月末は「今月末まで」が、多い月と思います。

社会的理由では。国に帰る外国人留学生が、捨てて行ったとか、
就職する(退寮する)先輩が、捨てたとか、後輩にあげたとか。
「引っ越す」ときに。安物は捨てて行ったというケースですね。

物理的理由では、ダイエットしたから服のサイズが違ったとか。
太ったから着られなくなったとか。極端な場合では死んだとか。
いくらでも着られる服を捨てる(不要になる)理由はあります。

片付けなきゃならないとき。荷物を少なくするため捨てるなら。
偶然じゃなく,ゴミあさりをしているような人なら、入手可能。
ある人には「捨てるのは惜しい」物でも、別の価値観の人には
「いらない」ことはある。「ない」とは、言い切れないですよ。

結果論ですが、遺留品のルートを、いくら捜しても出ないのは。
遺留品と同じものを「買った人」だけが捜査対象で、この人の
指紋、血液型から。体型、年齢、アリバイで絞り込んだと思う。
しかし犯人像にまったく合致しない人が、捨ててしまってたら,
この品物は、捜査対象からは、外されてしまっているでしょう。

指紋・血液型が残り、遺留品が数多く、該当する対象が少なく、
なぜ、犯人に行き当たらないか?遺留品が、正規ルートからは
「外れている」からでしょう。既に、捨てたか。あげたかした。
そう考えないと、たった10枚のシャツが、出ない理由がない。

捨てたシャツ、あげたシャツは、今は持ってないから届けない。
ま。あくまでも「仮説」ですから(笑)確証などはありません。

滞在の理由は「少なくとも数日は、人がこの家には来ない」と、
犯人には、そう思う「根拠」があったんじゃないでしょうか?
(このへんは、あくまでも「犯人の行動からの推測」です。)

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/07 19:25

人の「性格」は、その人と,他のヒト、あるいはモノとの、関係性で決まります。

人の「性格」をいう、ユングの古典的区分に「外向性」と「内向性」があります。
遺留品から描ける人間像は(外のものに関心を示し,自分を外に向かって表現し、
他人が自分のように行動することを望み、人に見られているときに仕事ができる)
「外向性」の人間像です。一方、犯行の手口から描く犯人像は(引っ込み思案で、
内のものに関心を持ち、主観的で、他人との関係を避けたがる)「内向的」性格、
()内は「広辞苑」から引用。

もっとも「古典」ですから単純な性格区分ですが、それだけに基本的な区分です。
「流行を取り入れる」というのは、完全に「他人(外)の眼」を意識しています。
遺留品のスタイルが、トレンディーであればあるだけ、この人は「外向的」です。

「カップを重ねる、服をたたむ、カードを分類する」これらは,自分だけの行為。
「他人(外)の目」を、全く意識してない。しかも、いきなり「殺害」している。
怨恨で、言い争った証言はないし。金銭で、人質を取り金銭を要求してもいない。
犯人と家人との会話は想定できません。快楽殺人としても、この人は「内向的」。

遺留品の服装が、都会的でオシャレであればあるほど。犯人像とは乖離していく。
このへんに矛盾があるので、一緒に住む家族がいるという想定が出るのでしょう。

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/07 20:10

にゃんこさん、あんぐらーさんこんばんは
背後の組織については、以前にいくつか週刊誌に書かれていますね。
信憑性は置いといて、2002年の週間文春に犯行以前に興信所(探偵)にみきおさん一家の住所を調べて住民票を取った複数の人物が居たとの記事がありますね。
また、2002年の一橋文哉のレポートだと宗教団体の関連が書かれています。
昨年の週間現代の場合は家族が匿っていると言う事が推理として書かれていますね。

なんとも言えないけど、家族が匿っていると言うのはありそうな気がします
もう1点は犯行後の目撃情報が無い事は車で逃走したとか、犯人の家が近所だったとか、そのあたりが疑われますね。

投稿: ASKA | 2007/01/07 21:34

あんぐらーさんのホームレス犯人説なんですが、ひとつ疑問が浮かんできました。
事件が12月30日の夜に行われている点です。
つまり、年末で田舎へ帰省する家族が現場の周囲にもあったのではないか?と言う事ですね。
仕事納めが28日ぐらいですから、29日か30日には帰省している家族がありそうです。

ねぐらを探すのなら、安全な留守宅を選ぶのではないでしょうか?
昼間の内に物色しておけば、夜になっても明かりの点かず、車の無くなった家などで目星がつきそうな気がします。
留守だから食べ物が無いと言う可能性もありますが、現金を盗めば現金で食料を買う事もできるし、帰省宅ならば1月3日までは安心していられるのではないでしょうか?

投稿: ASKA | 2007/01/07 21:45

犯人の性格を「内向的」と断定するのは危険じゃないかな。
サカキバラ事件の犯人は自分の犯罪をアピールする行動をとった。奈良県少女誘拐殺人事件の犯人は知人に被害者の遺体写真を見せたところからアシがついた。
本来社会的存在である人間であるからこそ、「内向的」凶悪犯は多くの場合、自身の犯行を社会にアピールしたがるもんです。
まあ、この事件では「指紋、血液、遺留品を平然と残す」というところにその影があるとも言えなくもないが…
また、一部の報道に死後の遺体の損壊の仕方に異常な傾向が見られるというものがあるようです。
しかし、どうも「意図的に自分の犯行を誇るための表現」のようなものが見受けられない。
ある性癖や、なんらかの事情での不幸のため、社会を逆恨みしている犯人だと仮定しましょう。もしそうであるならば、宮澤さん一家が「その憎悪の対象たる社会を代表する存在」であることを表す「何か」を示さざるを得ないと思うんです。この事件の場合はそれが欠けている。
いわゆる「劇場型犯罪」意識のようなものが見られない。この事件を知った人々を驚かすための工夫のようなものはないんです。私たちが「驚いて」いるのは、犯人の行動の「非日常性」ではなく、むしろ行動の「日常性」ではないでしょうか。あたかも「あたりまえの毎日の一仕事終えて、一休みした後去っていったような犯人」への驚きです。
犯人の殺害の手順を、あんぐら~さんの仮定のままと見ると非常に迅速で行動的、臨機応変の手際です。しかし、一方で現場に侵入するまでの準備には欠けるとことがある。相手が宮澤さんだと想定していなくとも、社会に対する恨みで殺害をしようとするならもう少し前からネチネチと計画しているべきだし、殺害の方法、手順に関して内向的な異常者特有のファンタジーがあってよいと思います。
そして、殺害の手順が終わってしまうと犯人は、非常に冷静に、まるで日常の生活での出来事のように止血や上着の整理、書類あさり、暗証番号の推理、PCの操作を行なった。まるで殺人なんて関係ないように。

私はこんなふうにとらえています。
1)犯人が「殺害」を決意したのは現場ないし、せいぜい2~3日前。(あるいは時期に係わらずのだれかの指示であって、自分はこの殺害に対しての「思い入れ」がない。)
2)刃物の使い方から、殺害の経験はない。しかし、「現場での行動力」は高い。非常に豪胆な性格でそれを誇っている。しかしこれは「社会に対して恨みを持つものが、「自分の本当の力を思い知らせたい」というコンプレックスから生まれた自己の誇張ではない。
3)日常でも行動は直截的で迷いがない。その場にあわせて「合理的」と考えられる行動を直感的に選択する。「思い悩む」タイプの人物ではない。ただし、全体としてみると整合性のない部分がある。

もう一度繰り返しておきますが、私は「組織説」には疑問を感じています。しかし、そうした説が出る背景には以上のような犯人像から「誰かに指示をされた、凶悪で自己中心的に行動できる屈強な男が犯行を行なった」というイメージがあるのではないでしょうか。
また1)~3)のような性格と、遺留品から推測される犯人像とはあまりかけ離れていないように思うのです。

さらに、2)の「行動力」について、以前私は「原子力保守」関係の仕事についた経験者が犯人ではないかと推理してみたことがあるのですが、それはさておき、犯人の「仕事での経験」で養われたものかもしれない、と思っています。準備はともかく「現場でなんとかしなければならない能力」が要求される、そんな仕事をしたことのある人物をイメージしています。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/07 23:11

仮定の物語①
犯人は女を捜していた。
その女がどこにいるかを、宮沢さんに尋ねたが、教えてくれない。
幾度か掛け合ったが、だめ。
前日も頼んだが、だめ。その日も訪問したが、玄関払い。
玄関はもう開けてくれないから、裏から押し入った。
こどもを人質にして、聞きだすつもりだった。
ところが、手順が狂ってしまった。
あとは、住所が書かれたものを探し出すよりほかない。

投稿: ちょっとだけ・・・ | 2007/01/07 23:23

仮定の物語①の続き
いつまでもいた理由。
探しものはお手上げ。
犯人は女から電話があるのを待った。

どう思います?つくり過ぎかあ。

投稿: ちょっとだけ・・・ | 2007/01/07 23:28

議論は尽きませんが………

それともうひとつ、事件報道当初から思ってたんです。

「寒いんじゃねぇか?」

私はユニクロの「エアテックジャケット」の保温性がどれほどか知りませんが、ロンTにマフラーにエアテックジャケット一枚?12月の夜に?
ちょっと寒すぎると思ってました(笑

某掲示版で「バイクはないな」という書き込みがありましたが、なるほどな、と思いました。ニットの手袋じゃバイクは無理だね。
また、あくまで遺留品だけからの推測をするとたとえ数日でも「家がなくさまよう」スタイルではないと思います。今度は遺留品が少なすぎる。「居座る」つもりなら、もう少し何か持っていてもよい気がします。外に所持品を残して「居座る」つもりなら、今度は所持品が第三者に拾得物として届けられる危険も出てきまますし、「家なし」ならば手持ちの所持品は貴重でしょう。
家を失った事情にもよりますし、出たあと友人宅を渡り歩くと推測することも出来ますが、「家なし」になるなら、もう少し防寒を考えてもよさそうです。

また、ヒップバッグに「包丁しかない」というのも異常。

まあ、そのへんはいろいろな推測ができますが、
あくまで遺留品に限定して考えるなら、

「犯行現場までは『車』できている。せめて『電車』。帰りも同様。」

というのが自然な推理になると思う。決して他の可能性を否定しませんが…

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/07 23:36

ちょっとだけ・・・さんこんばんは
興味深い推理です。犯人が「居座る」理由が明確ですね。
私も「犯人が宮澤さんに見つかって、ストレートに殺害に及んだ」のではなく、宮澤さんとのなんらかのやりとりがあって(最初は落ち着いて上着を脱いで畳み話し込んだ?)、結果として殺害の及んだのかも…と思っているんですが。

ただ、その説だと長男の殺害が最初にあった点が説明できません。
どうもこの殺害が最初であるところはなかなか動かせない感じなんですが…

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/07 23:44

1点訂正です。
犯人の手袋の件ですが、成城署のサイトで確認したところニットではなくフェイクスエードですね。失礼しました。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/08 00:17

ちょっとだけさん、ニャンコさんこんばんは
服装の件ですが、昨年の週間現代でも同じような事が書かれてました。
12月で外気温7度程度、もしバイクなら寒いだろう。車で近くまで来たのなら、もっと軽装だったはず、犯人は徒歩で移動したのではないか?
と言う事でした。

もう一つ、衣類を畳んだ件なんですが・・・
ただの思いつきなんですが、「借り物」だったらどうでしょう?
ジャンパーと帽子、手袋は誰かの借り物で犯行後は返すつもりでいた。
それで、返り血がつかない段階で脱いで畳んでおいた。
返り血が着かないように、長男は窒息死。

借り物だとしても、畳んだのは本人の性格か、あるいは持ち主に対する、崇拝とか恐れなどの感情があったのかもしれません。
借り物だから丁寧に扱ったというのも畳んだ理由になるかもしれませんね。

ただ、脱いだ理由は暑かったと言うのもあるかもしれませんし、殺害する為に身軽になったとも思えます。この方が自然ですね。

投稿: ASKA | 2007/01/08 01:01

マフラーが抜けてましたね。

投稿: ASKA | 2007/01/08 01:03

ちょっとだけさんの説は筋が通ってますね。
1)PCを起動したのはメールで探している人物との連絡の記録を調べる為
2)2000年の年賀状に探している人物の住所があると考えた
(ただし、全部を持ち去る理由は無いですね。急いでいたのかな。)
3)書類の中に住所情報があると考えて調べた
4)彼女からの連絡を待ったので長居した。
(翌日の10時にPCを起動したのもメールチェックだった)
このあたりはうまく説明できますね。

投稿: ASKA | 2007/01/08 01:34

気温との関係が掴めなかったんですが…徒歩でも寒くないのかな?

ただ、これも気になっていたのですが、警察発表を受けて新聞も週刊誌も「トレーナー」と表記していますが、あれはどう見ても「ロンT」ですよね(笑
アパレルでは「カットソー」と呼んでいるようです。下着にTシャツを着ることがないわけではないですが、一般的には素肌に着ます。ネックから下着のTシャツが見えるとかっこ悪いので(笑)生地もTシャツよりやや厚い程度です。
さらにユニクロのエアテックですが、軽量で保温性は高いのですが、いわゆる「ダウンジャケット」ほど暖かくないです。そのものズバリの商品は着た事はないのですが類似品を着用したことはあります。さらに調べたのですが、「エアテック」は犯行のあった2000年の発売です。犯行の2ヶ月前。当時ちょっと話題になった商品です。

「トレーナーにダウン」のイメージなら真冬の晩でも大丈夫ですが、「ロンTにエアテック」だとちょっと寒いんじゃないかな、と思ったんんですよ。

さらに一点、某サイトで遺留品情報を纏めているところがあるのですが、それによると「手袋」には血痕があるようです。しかし、破れたところはないらしい…「手袋」と「ジャケット」は同時に脱いだものではないようですね。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/08 01:35

なんか夜中に盛り上がってきましたね。もう一回だけ書かせてください。
ちょっとだけさんの説について…
これも推測ですが、PCのチェックまでする犯人ですが

「宮澤さんの携帯」

についての話が出てないですね。PCについての本まで書いている宮澤さんですから、携帯は持っていたのではないでしょうか。誰でもそうですが携帯は自分の身辺から離さないか、すぐに手に取れるところに置くはずですね。ところが一切手を出さない…
すると犯人は「相手の電話番号には関心がない。あるいは知っている。」のかもしれません。知りたいのは「住所、居所」ということになるかもしれません。

さらに長くなるので今は書きませんが(おまけに推測の部分が多すぎなので)、「携帯のメール」の問題もあります。

おまけにもひとつ、今の思いつきでしっかり調べていないのですが、おばあさまが10時に宮澤さん宅の様子を不審に思い訪れたのは「直前に電話をしたが誰もでなかった」からだったと思います。ま、このころは着信ナンバーを表示するタイプの電話もあったわけですが、電話を待っていた犯人がそれに出ちゃったらまずいですよね。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/08 01:50

おはようございます。ちょっとだけさんの説ですが。
一点(場所が目的だった)以外は、不同意ですね。
現場に居続けたのは,誰かから,電話がかかるのを
宮沢さん宅の、固定電話で待ったということですね?

女からの電話かは別に、相手の電話番号は知らない。
時頃の隣家からの電話に出なかったのとあわない。
ナンバーディスプレーとしても,相手の電話番号が
分かってないのだから、まず出るはずだと思います。

相手の電話番号を知っていて(電話指令を持って)
「その番号なら出る」としても、記録がのこります。
宮沢さんの自宅電話を指令に使うことはあり得ない。
4人を殺してまでも待つ電話なら、目的を達せずに
「逃げ出す」でしょうか?「相手の住所」が目的なら,
手紙を持ち、殺害現場から、さっさと逃げ出せばいい。

同意できるのは、怨恨でも、金銭でも、快楽でもなく
欲しかったのは,そこの「場所」だったということ。

留守宅に侵入すればいいとのご指摘がありましたが。
あの辺りの豪邸は、セキュリティーが完備してます。
普通の民家には、留守じゃない住宅が隣接してます。
おっしゃる通り、年末には侵入犯罪が多いはずです。

現に,祖師谷の第七分団消防団が午後8時半から9時、
軽トラックで宮沢さん宅周辺を見回ったそうですが、
この時間帯は、公園には人けがなかったといいます。

唯一。侵入できそうな(窓が開いる)家を見つけた。
辺りに民家はない。人けもない。犯人が内向きなら
他者と比べることはなく社会的不満はないでしょう。
ただ「暖かい場所」が欲しかっただけの動物的動機。

どうも、犯人は「縄張り」を主張するモズのような、
「ハヤニエ」を辺りに刺しておく、イメージがある。
縄張りを破る「侵入者の脅威」に慌てて飛び去った。

2000年の年賀状ですが、宮沢さんは2000年8月に
広島国際アニメーションフェスティバルの運営など
アニメ関係の付き合いが、多かったんじゃないのか?
全くの妄想ですが(笑)犯人が、アニメオタクなら
年賀状に、興味のある人名があったのかもしれない。

内向・外向の違いは,その人の関心が「内向き」か,
「外向き」かで「表現・自己顕示」とは、少々違う。
どの人にも両方の要素があるはずで、規定性の違い。
どの要素(外部の評価,自分の評価)が、その人の
行動原理・評価原理になっているかという問題です。

「流行を意識してる」とは思えないということです。
流行りモノを置いて行っても、彼には問題なかった。
なら、流行りのコーディネイトには関心は薄い、と。
論理上からは、そう考えるべきじゃないでしょうか?

「寒い」と言えば、全部、置いてっちゃった、彼は。
上半身は、デサントのシャツ一枚? 寒くないのか?

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/08 10:53

「流行りモノを置いて行っても、彼には問題なかった」というのはどうでしょうか。

あんぐら~さんの推理だと「縄張りを破る「侵入者の脅威」に慌てて飛び去った。」わけですから置いていったのは「仕方なく」でしょう。

私はこの立場をとりませんが、「ユニクロ」(流行りモノ)を「汚したくなかった」からわざわざ脱いで畳んだ、ともとれますよね。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/08 12:25

この事件は男を片っ端から調べまくったけど、
何も出てこなかった。
まだ調べ尽くしていないのは、女。
被害者と関係あるのは男ではなく女で、
女の方の関係者群に犯人がいる。
だから、若い女を含む4枚の写真の人物を
探しているという噂が出てくるのでは?

投稿: ちょっと | 2007/01/08 13:47

私の推理は「にわかホームレス&遺留品頂き物」説ですけど(笑)

柳刃庖丁だけは「万引き」か「買った」可能性があると思います。
理由として、一般家庭には「柳刃」はない。万能か牛刀でしょう。
従って、柳刃と同じ頃に入手したのは、ハンカチとヒップバッグ。
理由は、柳刃をハンカチで包み、ヒップバッグに入れていたから。
スラセンジャーとズボンは,柳刃入手以前から、既に持っていた。
最後に、ラグランシャツ(中古品)などを入手(拾ったor貰った)

飛び立ったのは。外来者の脅威に怯えたので「仕方なく」ですが、
実際には、二階から出ようとした形跡があったと言われているし、
ジャンパーなどを身につける程度の時間的余裕はあったはずです。

ちょっとだけさんの説で「ここ(場所)に連絡が来る」とすれば、
それは電話じゃなくて,人だと思います。以前少し書きましたが。
「窃盗犯だけなら,共犯者がいた」可能性を捨てきれないのです。
(子供を含めた、複数殺人(死刑)の動機を持つ共犯者はいない)

理由の一つ目は、初動捜査ミスといわれた事件発生時の目撃証言。
午後11時頃「現場の公園付近から、走って逃げた男」がいたこと。

理由の二つ目は、共犯者が逃げたなら、犯人が「ここ」に留まる
必然性が出てくること(共犯者が「犯人にとって重要」な場合)
相手に、決まった住まいも、電話もないなら、直接会うしかない。
(ここに入ってたのは知ってるから、顔を出すんじゃないか?)
そう思って「ここ」に留まったとしたら、理解できなくもない。

第三の理由、侵入口である「二階の浴室に犯人がいた」ことも、
「侵入盗の共犯者が戻って来るのを待っていた」なら符合する。

最後に、警察が調べ尽くしたと思っているのは「近隣に住む」
男性だけです。「近隣に住んでない男性」は、捜査対象外です。
近隣に住んでいれば、家族が隠す云々も、あり得ないでしょう。

警察が、外国人らしい男女を調べている、理由は分りませんが。
スラセンジャーの線からは、どうしても「外国人」しかでない。

私の「仮説」も「外国人か海外渡航者が捨てたかあげたものを、
犯人が拾ったか貰った」説です。元所有者は韓国で買ったはず。

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/08 15:58

ついでに。日本と韓国の間には「犯罪人引き渡し条約」が締結されていて。
http://www.toonippo.co.jp/news_hyakka/hyakka2004/1210_3.html
日韓・日米の間では、犯罪人(指紋など)の照会なども、可能なはずです。
従って、犯人の指紋&血液が残っている、この事件では(徴兵制がある)
韓国への指紋照合依頼は,既に行われた(該当車無し)と考えるべきです。

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/08 16:11

あんぐら~さん、すみません、そうでしたね。

ただ、私はどうしても「拾いもの、貰い物」とは思えません。
以前ちょっと触れたユニクロのエアテックの件ですが、また調べてみました。

ユニクロエアテックジャケットの発売は2000年10月のようです。

「エアテックは家庭用洗濯機で洗うと振動で洗濯機が壊れる!」というすごい欠点があって、これに関してユニクロ側が謝罪と注意広告を出したようです。
以下の一文で検索すると、この件についてくわしいページが見られます。
[ユニクロ(ファーストリテイリング)の広告・宣伝戦略について]

発売3ヶ月のジャケットを拾えるとはちょっと思えないんです。
「貰う」というのもあるけど、「貰ったもの」を着て犯罪じゃ、アシが着くよね。アシが着かないならそれは「共犯者から貰った」しかない。すると「家がなかったから侵入した」という線は薄くなる。

ま、このへんはずっと平行線なんでこれ以上突っ込みません。

ただ、あんぐら~さんは「実況見分(?)」してますし、当時から都市計画による立ち退きで宮澤家宅の周囲は空き地になっていた。
「強盗」ないし「居座り」のため宮澤家に目をつけたというのはありうるかもしれません。
さらに12月30日という「日」の問題もある。私はこの時期フリーに動けるのは「単独犯なら一人暮らしの学生?」「共犯者がいるなら誰でも可」と思っているんだけど、このへんはもうちょっと考えてみるべきかもしれません。

「デサント一枚」の件ですが、実際寒かった(寒くて無理)と思ったようですよ(笑)。雑誌系の情報ですが、犯人は宮澤さんのコートを「試着」してみた形跡があるそうです。ところがサイズが合わなかったらしい。
「上着畳み」の件ですが、私は「エアテックは着ていなかった」ということもちょっと考えてみました。エアテックは「帰り用」です(笑)。侵入時は別の服を着ていて犯行後着替えるつもりが、急に逃走したためエアテックは忘れて逃げた。どうして畳まれているかというと、これは「畳んだ状態で別のバックにしまってあったものを取り出したまま置いた」から。
でも、そうなら宮澤さんのコートの試着はおかしいですね。
ま、「共犯者」を持ち出せば別の推理もできる。ASKAさんの推理だったと思うけど、犯人は風呂場の窓から共犯者と何かを受け渡ししていたかもしれない…という展開。血だらけになってしまった犯人が共犯者に「着替えをもってこい」と連絡。共犯者が着替えを持ってくることが出来たのは朝になってからだった。犯人は血だらけのラグランはすでに脱ぎ捨て、宮澤さんのトレーナーに着替えて待っていた。エアテックが届いて、風呂場窓から受け取り、2階に置いた直後に逃走せざるを得ないことになる。犯人は仕方なく宮澤さんのトレーナーの上に侵入時に持っていた上着を羽織って逃げた…

ま、ちょっと作りすぎですね(笑

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/08 20:04

4人を殺した殺人犯が、窃盗の「共犯者」を待っていたとすると。
多くの(たたんだ)遺留品には、別の意味があるかもしれません。

私は、殺人者に遺留品から得られる人格イメージを感じませんが、
仲間を見捨て,さっさと逃げた男は、遺留品イメージに合います。

危ない仕事は、共犯者にやらせ、道具を揃え,見張ってただけで、
成果は山分け。事件後に新聞でも見て、怖くなって、雲隠れした。

(以下は、全くの「想像」です)侵入を見つかって、4人殺した。
逃げた「共犯者」が「ここ」に帰ってくると信じて、朝になった。
さすがに自分が,共犯者に「見捨てられた」と、やっと理解した。
自分を裏切った「窃盗共犯者」に調えてもらった、遺留品の数々。

きちんとたたみ「現場に残す」ことで、口べたで理解者の少ない
自分の「唯一の仲間」と思った「裏切り者への決別」を宣言する。
(残念ながら遺留品は、殺人者の指紋と血液のため証拠にならず、
窃盗の共犯者は、買い揃えたのではなく、拾い集めて与えただけ)

予想外の来訪者は、殺人者が現場から立ち去る切っ掛けになった。
洗ったズボンも乾いたし。シャツ一枚で「寒い」けどカネも得た、
これで何とかなるだろうと、人目がないのを確かめて、外へ出る。

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/08 20:23

2002年の一橋文哉のレポートには風呂場の窓から外で待つ共犯者と物のやり取りをしたと言った事が書かれてましたね。
2002年頃の週刊誌だとタスラン・ブーツなどの報道で複数犯を匂わせていましたが、最近は実行犯は単独犯と言うのが多数派のようですね。

投稿: ASKA | 2007/01/08 22:05

一橋文哉レポでしたね。
タスラン・ブーツ、ラテックス止血帯、ベンゼドリンなど週刊誌系情報はその後出なくなりましたが、真偽の程はどうなんでしょう。

「エアテック差し入れ」説について…
21世紀の犯罪(?)として考える、という癖が私達はまだついてないのかもしれません。「携帯電話」ということを考えにいれると、若干リアリティーあるのかな…という気もします。
2000年当時18~25才程度の犯人ならば、携帯を持っていないとは考えにくい。犯行直後、酷い惨状と血だらけの自分の身なりに気づいた犯人が自分の家族、ないし友人、「何かの仲間」に連絡をとったと考えることもできるかもしれませんね。状況を把握した人物がエアテックを届けたのかもしれません。

「年賀状」の件ですが、「自分の今いる住所を誰かに伝えるため」という推理を某掲示版で読んだことがあります。(その用途に使ったことを悟られないため全部持ちかえった。)

これほどの犯罪を家族が隠匿するというのは、ちょっとありえない感じもありますが…。例えば「家族の誰かが持った恨みを息子(?)が代理で復讐する。」というような場合はあるかもしれません。家族は一切事前に犯行を知らない、犯行直後に犯人から連絡を受けて慌てた。犯行は「行きすぎ」だが、息子を助けるよりほかに手がないと考えた。

あ、もう「妄想領域」ですが…

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/08 23:35

あんぐら~さんへ

この事件、私もこの時期になると毎年気になって、ここにおじゃましてしまうんですが…
考えれば考えるほど、

「もう一人いたのかな?」

と思えてきちゃうんですよね…ところが明確な痕跡がない。

投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/01/08 23:40

私は「一橋文哉」なんぞは、テンから「信用してない」のです(笑)
あいつは、坂本さん一家殺害事件で、執拗に「暴力団関与説」を流布し。
オウムを放置し、地下鉄サリン事件まで起こさせた、チンカス野郎です。
確か、もう実行犯が自白しても,性懲りもなく暴力団関与説を流してた。

あれの情報源は,タレコミ屋といっぱい引っ掛けながらのガセネタ話か。
親しい捜査員の私見を拡大解釈、売れるように書き直しただけでしょう。
ま。週刊誌ネタは,最後に「?」マークを付けとけば。いいんですから。

私の「仮説」では、窃盗共犯者がいたとしても,似たような境遇の人間。
一緒に住んでて追い出されたか、24時間営業のネット喫茶かゲーセンで、
夜明かししてて知り合ったか。両者とも「家無し・宿無し」じゃなけりゃ
実際の事件で、翌朝10時まで、殺害現場にいた「理由」になりません。

共犯者に「寝泊まりできる家」があれば、殺害現場に残る、必然性はない。
現金を握って、エアテックを着て、共犯者と一緒に帰ればいいんですから。
「帰るべき家がない」から、少なくとも、朝までいるという解釈なのです。
夜中〜夜明けに、歩いてれば、職務質問もされるし。下手をすれば捕まる。

ただそれだと「午前10時までいなくてもいいだろう」という疑問もある。
電車の始発が走り出し。人が動き出したら。カネも盗ったし、逃げていい。

その点が弱いんですね。窃盗共犯者説は、事件発生当時に、現場付近から、
走り去ったのを目撃された男がいたこと。この男が事件に関係あるならば、
「窃盗だけなら、共犯者がいた、可能性がある」ので、組み立てたのです。

逃げた共犯者が帰るのを待つなら,午前10時まで「居残った」理由になる。
しかし、犯人が殺害現場を「しばらく安全」と考えていなければならない。
ただし理由は分りません。想像もつかない。最後の一軒と勘違いしたのか?
(確かに隣家と繋がった「一軒家」に見えて,他には家がないように見える)

2000年の「年賀状持ち去り」の件もある。パソコンの著作がある位だから
宛先のデータはパソコンに残っているはずで。年賀状だけを持ち去っても
意味がない(少なくとも,宮沢さんを知る人なら、そう思うはずでしょう)

そこで,年賀状の「誰かの住所が、犯人に必要だった」という解釈が出る。
これも分らないですね。覚えればいいし、時間があるなら書き写せばいい。
(私は、持ってなかったと思うけど)携帯があれば、携帯に入れればいい。
犯人にとって、2000年「年賀状にある住所の大部分が必要だった」のか?

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/09 16:06

(もし、本当に年賀状が犯人に盗み出されたとしたら、)
そのとおり。年賀状全部が必要だった。なんのため?
犯人は自分から消えた女を追っていた(と、ぼくは思っている)。
その消息を知る被害者を尋ねたが、訊き出すことはできず、
逆上してか、あるいは必要が生じてか、殺害してしまった。
女を追うためには、あとは、被害者の関係者を当たってみるしかない。

犯人は車の中は探さなかった。
倉庫の奥の奥とか床下、天井裏も探していない。
つまり、探しものは、被害者が厳重に隠すようなものではない。
ごくふつうに机の周辺にあるものだと思うんだ。

投稿: ちょっとだけ・・・ | 2007/01/09 17:07

多分,あの周辺に住んでる人は,何らかのカタチで,指紋とか、
血液型とかの「協力」を要請されてるんじゃないでしょうかね?

協力を拒めば「疑われる」から。全員を住民票と照らし合わせて
チェックしてるでしょう(一部「手抜き捜査員」の調査以外。笑
この欠落部分も埋めて)全部、チェックし尽くしたのでしょう。
韓国もなし、ローラーをかけ(現在も居住の)近隣男子もなし、
あと、残っているのは「昔、この付近に住んでいた」男子だけ?

ユニクロのエアテック騒動ですが。世田谷一家殺害事件、直前の
2000年12月27日付けで「お詫び広告」が出たのが気になります。
大部分のユニクロユーザーは、騒動は気にも止めないでしょうが。
中には「ケチがついた」で「処分対象に加えた」かもしれません。

私には,遺留品が「多重人格」を示してるように思えます。例えば,
スラセンジャー(テニスシューズ)=韓国人・あるいは韓国渡航者。
ヒップバッグ=スケートボーダー。海外に行くなど、かなりな腕前。
ラグランシャツ=流行に敏感。ただし服の色が変わるほど着ている。
帽子、マフラー、手袋、エアテック=堅実な都会派,センスは統一。
ハンカチ(コロン)=オシャレ。コロン成分はハンカチにしかない。
柳刃庖丁=ファッションじゃないが。持ち歩いた疑いがある。新品。

「新品だから、捨てないはずだ」というのは、普通の一つの考えで。
エアテックが、これに該当すると思いますが、洗濯機騒動があった。

ラグランシャツは前年夏以降に売り出され、もう色が変わってます。
ヒップバッグは,1996〜7年の古い製品で、かなり使い込んでます。
これらは「捨てた」としても、そんなに不思議ではないと思います。

なにしろ。遺留品を「買った」とすると,該当者がなくなるんです。
スラセンジャーに至っては「買った」該当者すら、近隣にはいない。
だとすると「買った」という前提を疑うべきじゃないんでしょうか?

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/09 17:19

私が「にわかホームレス」というのは(おそらく12月になってから)
「宿なし」になって、急に「寝る場所がなくなった人」をいってます。
新宿の「段ボールハウス」や。多摩河原に「小屋」がある人じゃない。
生活力がなく。金を稼ぐことが出来ず、使うことしか知らない人です。

金は、最初少し持ってて、24時間のネット喫茶なんかで夜を過ごした。
(パソコンを少し触れたのは。ネット喫茶の経験からと想定できます)
しかし、その金も(29日か)30日になって、使い切ってしまった。
車があれば寝泊まりできるし,運転免許があれば運転手でもなれるが。
自動車も、免許もない。携帯電話もないが、携帯で話す友達もいない。

この「仮説」にたてば。エアテックが「新品同様」なら。たたんだのは。
この男にとって「汚したら、もったいない」からじゃないでしょうか?

私の「共犯説」は、あくまでも「窃盗共犯説」で「殺害共犯説」じゃない。
事件から,もう6年経ってます。もし殺害動機を「共有する」人がいたら
とっくに容疑者になってるはずです。「殺害動機」自体が見当たらない。

みきおさんは、正義感が強く、はっきりモノを言うので,摩擦はあったし。
クリテーター特有の頑固さもあったというから、恨みを買うかもしれない。
しかし、みきおさんが恨みを買ったら、みきおさんだけが攻撃対象のはず、
個人の隙を狙うほうが容易だし、家族全員を殺せば複数殺人で死刑は必至。

韓国カルト教団の「見せしめ」説もあるが、カルトが「子供まで」殺せば,
オウムの例を出すまでもなく自滅。日本での布教だけでなくテロ組織として
全世界で「危険なテロ組織=非合法宗教団体」になることは避けられない。
「狂信者には関係ない」と言っても、宗教活動ができなければ、教団解体。

新宿バラバラ事件のように「見せしめ」なら,組織に逆らったひとりでいい。
対立組織の仕業なら、必ず「報復」があるはずで6年何もないことはない。
ま「組織犯行説」は、根拠のない「おとぎ話」以前の「バカ話」ですね(笑)

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/09 20:15

ちょっとだけさんの「犯人は女を捜していた」説を検討してみます。

なぜ犯人は「みきおさんが、女の行方を知っている」と考えたのでしょう?
なぜ犯人は「2000年の年賀状に、女の住所がある」と考えたのでしょう?
理由は不明として、みきおさんと争いになり,みきおさんを殺したとしても,
なぜ(その時には)寝ていたはずの「他の家族を殺す」のか? 理由がない。

柳刃を持って行ったのは「脅すため」としても。なぜ翌10時までいたのか?
女の住所があるはずなら、手紙の束を持って、さっさと「逃げ出せば」いい。
女を捜してどうするのか?ストーカーが「複数殺人=死刑」のリスクを負う?
最初から、この犯人は「頭がおかしい」とすれば、何でもいいんですけど(笑)

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/09 21:13

殺害順序についてだけど、
長男が一番先ってのは納得できるけど、
あとは同時進行ってことは考えられないかな。
①長男を絞殺
②長男のうめき声にきづいた長女が3階から2階に
 降りていったところ遭遇して、悲鳴を上げたため、
 のどを切り付ける。
③悲鳴を聞いみきおさんが1階から2階に上り、家族を守ろうと、
犯人に素手で立ち向かう。
④その隙に長女は3階で熟睡していた母のもとに戻る。
⑤奥さんはとっさに長女の首にティッシュをあて、2階に降りる。
⑥みきおさんが犯人ともみ合っているのを見た奥さんが
2階のキッチンから文化包丁を探しにいく。
⑦みきおさんを1階につきおとす。
⑧奥さんと包丁で切りあいになり、奥さんの文化包丁により
柳刃包丁が破損するが、結局文化包丁を取り上げて奥さん刺す。
⑨1階で動けなくなっていたみきおさんを繰り返し刺して殺害。
⑩3階の長女を2階に引きずり下ろし、
  長女と奥さんにどどめをさした。

投稿: | 2007/01/10 02:47

この想定が成立しないのは,ロフトに大きな血だまりがあること
奥さんと娘さんは、ロフトで「まず襲われた」と考えられること。

大きな理由として,柳刃庖丁の先が,みきおさんの頭部に残存。
みきおさんは、柳刃庖丁の刺し傷により失血死したとされるが、
奥さんと娘さんの死因が、文化庖丁による失血死とされていて、
公式には、この二人に柳刃包丁の傷があると発表されていない。
みきおさんは柳刃、奥さんと娘さんは文化包丁で,凶器が違う。

みきおさんは、頭部の傷の他に、足や臀部にも傷を負っている。
二人の傷は、頭部に集中していて,かなり残忍に損傷している
みきおさんと、女性二人を殺した「残虐さ」に差があるという。

もし三対一なら,誰かが「助けを求めて叫び声をあげる」なり,
警察に通報するなり、隣家の応援を求める。それに応戦すれば
(頭以外の)手や他の部分にも、応戦した傷あとが出来るはず。

刃物を持った侵入者でも、刃物で対抗するとは普通は考えない。
庖丁よりも、その辺のものを「投げる」とか「殴る」とかする。
キッチンには、皿を投げたとか、このような抵抗のあとがない。

三人殺害が同時並行と考え難い理由は、こんなところですかね?

投稿: あんぐら〜 | 2007/01/10 03:58

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