渋谷短大生バラバラ事件その3
今回は私がこの事件に対して疑問に思う事をメモして置きます。
まずは続報です。
1)事件前、被害者は家庭での言葉遣いや態度について、両親に厳しくしっ責されていたようだ。
被害者が短大に通いながらタレントを目指していたことについて、両親は容認していたが、事件直前、被害者の家庭内での態度や言葉遣いを巡り、両親が「なぜ親や兄たちの立場をもっと考えられないのか」などとしかり、言い争いになっていたらしい。
2)被害者は事件の数日前、友人に対して「家庭の中で大きなトラブルが起きている」と話していたらしい。
3)死因について、頭部を木刀で殴打したが致命傷にならず、タオルで首をしめ、浴槽に沈めて窒息死させたとの見方が強いようだ。
4)容疑者は大学歯学部を目指し3浪中で「『受験生なんだから』と言われ続けていた」と話しており生活面などで強い制約を感じていたらしい。
5)Nステの報道では被害者は容疑者から日常的な暴力を受けていたらしいとの情報もあるが、他のメディアでは報道されていないので信憑性に難あり。
さて、こんな所かな。
世間では家族が家族を殺害して遺体をバラバラにした事をショッキングに受けとめている方も多いかもしれないが、私は家族が家族を殺害して遺体をバラバラにする事については違和感を感じていないんだよね。
ここ数年はバラバラ事件も頻発しているせいもあるけど、10年以上も昔の事件だと「バラバラ事件は親しい人間を疑え」と言うのが捜査のセオリーだったりする。
そんな意味でこの点には違和感は無いのだが、それ以外の点には少々違和感と言うか疑問があるんだよな。列挙すると
A)遺体の解体が細かすぎる点
以前にも書いたけど、遺体を解体する目的は遺棄する場合に都合よく運搬する為だったり、遺体の身元を隠す為と言うのがセオリーだよね。
その方向から見ると、この事件では解体が細かすぎるし、頭髪や胸、足首などはどちらの目的にも合致しないと思う。
その意味では、解体には別の目的があったのではないか?もしかすると、解体自体が目的だったのではないか?とさえ思えてくる。
B)容疑者の行動に一貫性が無い点
犯行に使った木刀や包丁などを洗剤で洗い、返り血を浴びた衣服も洗濯している。廊下の血痕などもふき取っている点は入念な犯行の隠蔽工作のように見えるよね。
ところが、肝心の遺体はビニール袋に詰めただけで、部屋に放置している。
氷で冷やしたり、家人に臭うかもと話したりしてはいるが、どうみてもおかしいよね。
この点がどうも矛盾というか、一貫性が無い行動に見える。
容疑者はもしかすると、家族は警察に通報しないのではないか?と考えていたのかなとも思うぐらいだ。あるいはメンタルに問題があるのか?とも思える。
今のところ、この2点が私の疑問な点です。
参考リンク
渋谷短大生バラバラ事件その2
渋谷短大生バラバラ事件その4
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コメント
初めまして。
>10年以上も昔の事件だと「バラバラ事件は親しい人間を疑え」と言うのが捜査のセオリーだったりする。
家族間は例外的ですよ。それに犯罪心理学上セオリーという程でもありません。
>Nステの報道では被害者は容疑者から日常的な暴力を受けていたらしいとの情報もあるが、他のメディアでは報道されていないので信憑性に難あり。
逆です、Nステだけが正しい。報道には規制が掛かるもの。
特に現政権は統一教会=男権家族主義、のスジでしょう。
女への暴力は隠蔽したくなるかもね。それが家族の「絆」であり「秩序」だから。
投稿: | 2007/01/10 03:39
初めまして。
>Nステだけが正しい
その理由は?
投稿: | 2007/01/10 06:22
臭いと腐敗防止にナフタリン使わなかったの?某前科者の本で読んだわ。中高一貫卒に歯科医目指してたならそれぐらい知識あっただろうに。
歯科医以外の身の丈に合う進路の考慮や助言が未熟な被害者にはできなかったのね。
投稿: | 2010/11/26 06:31