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2007/02/03

滋賀園児殺害事件の謎!その6

続報です。初公判がありました。

弁護側の冒頭陳述で、被告は慣れない日本での生活から精神的に不安定になり統合失調症と診断され、入通院を繰り返していたことに言及。

 

「他の母親との付き合いや子育てのストレスが原因で病状を悪化させ、善悪を判断する能力がないか、極めて低い状態だった」と「心神喪失か心神耗弱状態だった」と主張した。

 

裁判長は争点として(1)事実関係(2)責任能力(3)量刑の3点を列挙している。
公判と並行して精神鑑定を行い、責任能力の有無を焦点に事実解明を進める。
公判前整理手続き適用で2~3月に10回程度の集中審理を行い、
判決公判は10月16日との事。

 

被告が事件前に、
1)家から鋭利な刺し身包丁を選んで持ち出した
2)逃走資金として現金2万3000円を持ち出した
3)刺殺直前、長女に「見たらあかんよ」と声を掛けた

被告を逮捕した警察官も証人として出廷し、逮捕時に被告が「子どもを殺すつもりで刺した」と供述したことや、「(自分は)頭がおかしい」と繰り返す被告に「そうであれば自分の子供も刺すはずでは」と尋ねると「刺せません」と答えたことなどを明かし、被告の言動に異常はなかったと証言したようだ。

 

被告は「刺したが、砂人形なので血も流れていないし声も出していない。人は殺していない」と述べ、殺人罪の起訴事実を否認した。

さて、こんな所ですね。
私としては弁護側の弁護方針もアリだろうと思っています。
普通に考えれば、無抵抗の子供2人を殺害している。情状を酌量しても相当重い罪になると思われる。

しかし、責任能力自体を争えば、もしかすると罪は問われないかもしれない。
被告が事件前に通院していた事もこの場合は有利な材料だ・・・・

 

本当の事は本人しか分からないからね。
とは言え、法廷で唾を吐いたり、暴れたり、奇声を上げたりと言うのは、どうかな?
もし、演技ならちょっとあざとすぎる・・・

 

弁護側の主張はわかるが、ほぼ1年前の事件で、その時にメンタルに問題があったとしても、「現在はどうなのか?」と言う事なんだよな。
事件当時は相当のストレスもあったろうが・・・・現在は拘置所に拘留されていると思うけど、子供もいないし、気に入らない園児を保育園に送る事もない。
現在の状態で病状が継続、あるいは悪化する事があるのかな?

公判の行方に注目です。

参考リンク
滋賀園児殺害事件の謎!その5
滋賀園児殺害事件の謎!その7

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