杉並親子殺害事件の謎!その10
続報です。強盗殺人で追起訴されました。
1)東京地検は3月23日、元日本大学理工学部3年の21歳被告を強盗殺人罪で追起訴した。
被告は起訴事実を認めているという。被告は金品目的で野元さん宅に侵入。2人をナイフで刺殺し、現金など104点を奪ったとされる。
2)容疑者は2人の殺害を認めたうえで、「使う目的はなかったが、取りあえず金を手に入れたいと思った」と供述しているらしい。
3)凶器はコレクションとして持っていた軍事用ナイフで、犯行後に捨てていたことも判明した。
4)調べに対し、「2人とは面識がなかったが、高齢者の1人暮らしだと思い、被害者宅を狙った」と供述しているようだ。
5)被害者のネックレスも同容疑者宅から見つかった。ナイフは供述通り、現場から約500メートル離れた雨水升の中から発見された。
6)供述によると、容疑者は1月25日未明から夕までの間、被害者宅に侵入。「2階で物音がした。気づかれたので殺した」としており、最初に2階寝室にいた長男を殺害した後、1階寝室で寝ていた母親を殺害した。
3/24追記
7)現場付近の民家では事件7日前の1月18日未明、2階ベランダに男が侵入する事件があったが、被告の犯行だったことが新たに分かった。
8)さらに2人を殺害後にいったん外出、半日後に再び戻り、現金やカードのほか、ネックレスなど104点(9200円相当)を奪うなど執拗(しつよう)に物色していた事実も判明した。
こんなところだね。
今回の注目は、6)殺害の順番が長男が先だった事かな。
それから、1)の現金など104点を盗んでいる所。
104点はかなりの量だよね。金目の物を物色した印象だ。
そして、最大の注目は
「使う目的はなかったが、取りあえず金を手に入れたいと思った」
私はてっきりお金に困ってとか、遊ぶ金が欲しくてとかの動機を考えていましたが、この理由は想像できなかったな。
だって、これは必要に迫られたわけじゃないって事なんだよね。
とりあえず、あれば良いってレベルの理由なんだけど、ホントにこの人メンタルに問題ないのか?と疑いたくなるよね。
誰だってお金はないよりあった方が良いだろう、あっても邪魔にはならないし。
こんな理由で強盗殺害事件を起こしてしまうのなら、世の中に強盗殺人犯が氾濫してしまうだろうな。
彼は本当の事を話しているのか?「思い出せない」の件もあるので、ここは慎重に受け止めるべきだろうな。
参考リンク
杉並親子殺害事件の謎!その9
杉並親子殺害事件の謎!その11
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コメント
ずっと前にも書いたけど…
「動機」ということから犯人を割り出す、ということを私たちの国ではずっとやってきた。もちろん警察を中心にだけど、素人の私たちも、犯罪について何か考えるときは、「事件の謎を解くヒントになるはず」と思ってきた。
でもそういう時代じゃなくなったのかもね。
この犯人の言っていることは、もちろんメンタル面での問題もあるのかもしれないけれど、ちょっと酷いよね。
「目的はないけど金が欲しくて」「104点の盗み」と「2名の殺害」をした…
世田谷の場合も、4名の命を奪い、大変な修羅場を繰り広げたんだから、余程の「恨み」とか「大金」とか、「背後の組織」なんかがあると思ってしまうけど、
「動機」は些細なことなのかもしれない…
ありふれた表現かもしれないけど、「命の重み」が軽くなったのかなぁ…
投稿: 迷探偵ニャンコ | 2007/03/23 23:59
動機よりもプロファイリングという時代に突入してしまったのかなぁ。
アメリカのように。。。
投稿: maipenrai | 2007/03/24 00:13