信越化学工場爆発事故
3月20日午後4時30分ごろ、新潟県上越市頸城区西福島の信越化学工業直江津工場内にあるメチルセルロース製造工場の3階付近が爆発、炎上する事故が起きた。
消防が消火作業にあたり、約5時間後に鎮火したが、4階建ての同製造工場1棟約9600平方メートルをほぼ全焼、付近にいた作業員の男性17人がやけどなどのけがを負った。うち、3人が重体、4人が重傷との事。
また、爆風で周辺の民家9棟で窓ガラスが割れるなどの被害が出ているようだ。
周辺に黒煙がたちこめ上越署と消防は、半径100メートル以内の住民に避難を呼びかけ、約130人が午後6時半過ぎまで、近くの中学校など3か所に避難したようだ。
警察や同社によると、鉄骨スレートぶき4階建てメチルセルロース製造工場の3階で爆発が起きた可能性が高い。メチルセルロースは建築材や医薬品製造に使用する補助材料で、3階ではセルロースと塩化メチルなどを化学反応させる作業をしていたという。当時、社員ら約20人が建物内にいたとみられ、警察は原因を調べている。
さて、こんな所なんだけどさ・・・・このところ、化学工場の爆発事故が多くないかな?
昨年12月11日に富山の金剛化学、同19日に大阪の明和化学で爆発事故が起きている。
偶然か?それとも共通点があるのか?
3/22追記
同社の81歳社長らは22日夕、東京都千代田区の本社で記者会見し、「同工場が製造するメチルセルロースの粉末をかくはんする過程で、粉じん爆発が起きた」との見方を示した。
同社幹部は「重体の従業員3人が働いていた粉末かくはんの過程で、静電気や火花など何らかの着火源が混入し、爆発したのではないか」と述べた。
前回の明和化学の爆発事故でも粉塵爆発が疑われている事を考えると、事故原因に共通点があるようだ。
日本全国にある化学工場だけでなく、粉塵爆発を起こす可能性のある材料を扱う作業場では注意しなくてはなりませんね。
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