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2007/04/21

川崎通り魔事件

4月5日の夜に川崎市宮前区野川の路上で近くに住む保険会社事務員の40歳女性が男に刃物で刺され重傷を負う事件が発生している。

この事件で4月20日に事件を目撃し犯人を取り押さえようとしたとする26歳男性会社員が逮捕されました。

この男性は事件の1時間後に、「犯人を止めようとしたらもみ合いになり、自分も手にけがをした」と警察に名乗り出た男性だった。

男性は県警による任意の事情聴取に
「車で現場を通りかかった際、階段を上る女性を男がつけているように見えた。
おかしいと思い車から降りると、悲鳴が聞こえた。
駆けつけると女性が刃物で刺され、犯人を取り押さえようとしたら刃物が手に当たり、服に血がついたので自宅で着替えてから警察に来た」と説明しているという。

そして6日にこの男性の家を家宅捜査した結果、血の付いた衣服のほか、男性が現場まで運転した車も押収して詳しく調べた。
すると着衣から見つかった血痕が被害者のものと一致した。

逮捕された男性は容疑を否認している。

さて、この事件で容疑者の行動の疑問点は
1)刺されて倒れている女性をなぜ介抱しなかった点。
女性を介抱しなかったことについては「救急車の音が聞こえ、女性も大声を上げたので誰かが介抱すると思った」と話している。

2)事件の1時間後に警察に届けている点。

現場周辺で聞き込み捜査を続けたが、鈴木容疑者と男がもみ合っているような姿の目撃証言はなく、現場には容疑者と被害女性しかいなかったと判断。被害者の女性も刺した男に「似ている」と話していることなどから、逮捕に踏み切ったとの事。

調べによると、被害者の女性を最初に見つけた近所の49歳主婦は自宅1階の居間にいて、「やめて」という最初の悲鳴を聞いた。続いて「助けて」という叫び声が2回し、外に向かい、さらに「誰か助けて」という声を聞いた。
警察は女性の悲鳴で住民が駆けつけるまでの時間を8秒間と断定しているようだ。

今のところ、微妙な印象だね。
つまり容疑者の犯行だと断定する材料は今のところ無いと思う。
怪しい点としては容疑者の衣服に付着していた血痕が被害者の血痕と一致している点だね。
これも、可能性としてゼロではない。真犯人がいて、真犯人が被害者を刺した時に刃物に被害者の血が着き、その血が容疑者の衣服に着いた。と言うように考える事もできる。
しかし、この場合はあまり多くの血が容疑者の衣服に着く事は無いだろうな。

私としては、容疑者が犯人だとしたら、なぜ警察に届けたのか?と言う所が「鍵」になると思う。
本来なら、犯人がわざわざ警察に関わろうとは思わないよね。
容疑者が警察に疑われると感じる何かがあったのではないか?その疑いを逸らす為に被害者、あるいは第一発見者として警察に名乗り出たとするとツジツマがあうけどな。

もっとも、第一発見者の信憑性を疑えと言うは捜査のセオリーだけどさ。
最近は冤罪事件も多いので慎重に捜査して欲しいですね。

4/22 追記
容疑者が、現場から帰宅した際、着用していたズボンを洗濯し、別のズボンに履き替えて警察に「被害者」と名乗り出ていたことが21日わかった。
また容疑者宅には、被害者の血が付着した靴があったことも判明した。

容疑者は5日午後10時半ごろ、被害者が刺された現場近くから車で帰宅。妻と子供は外出中で自宅にいなかったらしい。

4/22更に追記
犯行直前、散歩中の住民が現場手前の階段で、女性のすぐ後ろを追いかけるように歩く容疑者とよく似た男を目撃していたことが21日、わかった。
調べによると、目撃した住民は、階段を下側から見ており、犯行そのものは見ていない。しかし、階段は一本道で、脇道から別の人間が紛れ込む可能性はないとの事。

参考リンク
川崎通り魔事件その2

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コメント

はじめまして!今日テレビで容疑者が語っていたけど矛盾してました ホントなんで助けに入ったのに すぐに警察に行かなかったんでしょうねぇ きっと 女性に顔を見られてしまって 自分は助けた事にしたかったんですかねぇ。。手の傷も 犯人とナイフでもみ合い切ったって言っていたけど 普通だと人差し指に出来るみたいだけど薬指と小指なので自分で切った可能性があると 元警察の方?がコメントしてました 淡々と話ていたし自分じゃないって言う気持ちが伝わって来なかったのでかなり怪しいです(-.-)

投稿: 桃 | 2007/04/21 17:10

容疑者のコメント(朝日系列でした?あの映像なんか変)
目が伏せみがちだったのと、言葉がとちっていたので
私も超あやしいと思いました。

投稿: maipenrai | 2007/04/21 21:38

靴にまで被害者の血が着いていたと言うのは容疑者にとって、不利な材料でしょうね。
あとは、凶器が発見されれば捜査も進展すると思います。

投稿: ASKA | 2007/04/22 09:48

夜のひと気のない寂しい場所(トンネル)で、
すれ違いざまに弱い標的である女性を刺し殺した犯人。
一方、
同じ様に夜、背後から女性を刺し殺そうとした容疑者。
確かに物証や目撃が無きに等しく、地域、時期等の
共通項がたとえ多くても、容疑者に対して現行の法では、
どうする事も出来ないのが現状ですが、
疑わしきは罰せずではなく、共通項を点数式にして、
かなりの点数をはじき出している容疑者には、
刑罰を与える様な方式をとることは、出来ないもの
なんでしょうか。

この前例をみない、グレーではすまされない容疑者により、
国は動くべきだと思います。

投稿: K.スカダー | 2009/03/12 00:29

K.スカダーさん、こんばんは
そうですね、お気持ちは分からなくもないですが・・・
えん罪などを考えると現実的には難しいでしょうね。

科学捜査が飛躍的に進歩すれば、何か方法が出てくるかもしれないと期待したい所です。

投稿: ASKA | 2009/03/18 00:00

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