« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007/05/31

会津母親殺害事件その13

続報です。鑑定留置が決まりました。
1)殺人と死体損壊容疑で送検された少年の精神鑑定のため、8月30日までの鑑定留置を会津若松簡裁に請求し、認められたとの事。

2)少年は東京都内の施設に移され、今後、精神医学の専門医の鑑定を受ける。

3)少年の拘置期限は6月5日までだったが、鑑定留置期間中は拘置を中断する。

警察がどう考えているか分からないが、私は精神鑑定は必要だと思います。
その理由ですが、犯行の動機として少年が話しているのは
・「学校に行けと母親がうざかった」
・「食事の支度や食器の片付けをしない弟を殺そうと思った」
の二つなんだよね。その前は「誰でもよかった」と話している。

母親の動機にしろ、弟の動機にしろ、私は殺害するほど強烈な恨みにはならないだろう?と言うのが疑問な点です。

殺人事件の犯人の殆どはまず、自分が逮捕されない事を考えますよね。
それなのに、この少年は事件の直後には自首する事を考えている。
「どうせ逮捕されるから」が自首した理由と話していた。

私はこの点が事件後どうなってもかまわないとした覚悟の犯行と見て「間接自殺」を考えています。
(6/1追記 単純に自暴自棄になっているってのも有りだね)

ですが・・・それだけでは下の説明ができないんだよね。
頭部と右腕の切断した理由を、「弟と母親への憎しみを隠すために、マスコミにセンセーショナルに取り上げてほしかった」と話している。

まず、憎しみを隠す必要があるのか?
殺害の動機を隠す必要があるのは普通は犯人が逃亡している場合などに、捜査陣をかく乱し動機から犯人像をしぼらせない場合だよな。

でも、今回は自首しているので動機から犯人像をしぼらせないような行為は必要ない。

次に「マスコミにセンセーショナルに取り上げてほしかった」と言う点なんだけどさ、これはいろんな意味で実践しているよね。
・母親の殺害
・頭部の切断、さらに自首に持参
・腕を切断し、植木鉢のオブジェの作成(当初はバラバラにして天井から吊るすつもりと話している)
・犯行後のネットへ最期の日記の書き込み
・早朝にタクシーで堂々と出頭

恨みを隠すよりもセンセーショナルに報道してもらう事の方が主な目的だったのではないかな?

これはつまり、「目立ちたい」とか「注目されたい」と言った事なんじゃないの?
そう考えると「成功願望」とかが背景にあるのかな?と言う気もしてます。

少年は中学までは学業も、スポーツも優秀な成績だったし、顔もイケメンとか言われてましたから、いろんな意味で周囲から注目されていたと思います。

ところが、高校では成績も振るわず、学校にも馴染めないまま、不登校の状態になってしまいました。

少年は「周囲の自分に対する評価は低い」と感じていたのではないだろうか?
このあたりから、以前のように注目されたいと言った成功願望に繋がったと私は考えています。

・・・しかし、これだけでは事件の全てを説明できません。
本やDVDに少なからず影響を受けたと私は考えています。

これらの幾つかの要素が複雑に入り組んで動機となっていると思うのですが、はっきりした事は精神鑑定の結果を待つしかないでしょうね。

いずれにしても、今はなぜこの事件が起きたのか?その理由を究明する事が最大のポイントです。
現在、そして将来子供を育てようと考えている人間や教育現場の人間は真剣に考えなければなりません。
なぜなら、全ての子供にこのような事件を起こしてしまう可能性があるかもしれないからです。

| | コメント (0)

2007/05/29

近隣トラブル、心神喪失の行方

栃木で15年前から隣人の男性に対して、嫌がらせを繰り返してきた女性が名誉毀損で逮捕される事件があった。
女性は3月29日ごろ、この男性の実名を挙げて、「逮捕歴がある」などと事実に反した内容や性的な内容が書かれた張り紙を住宅の通路の壁に張り、男性の名誉を棄損した疑いで、今月8日、栃木署に逮捕された。

 

どうなるかと思っていたら・・・
宇都宮地検栃木支部は29日、「犯行当時、心神喪失の状態にあり、責任能力がない」として、不起訴処分にした。

 

と言う事なんですが、確かに心神喪失だったとしても・・・・
じゃあ、これからどうなるの?って事だよね。
また家に戻って、もし同様の嫌がらせを続けたら?どうなるの?
また逮捕しても、心神喪失で不起訴なの?

 

でも15年間も心神喪失状態なの?
そんな人物を放置していて大丈夫なの?
つい最近も地下街で女児が刺された事件があったしね。

 

この事件の続報はもう報道されないだろうが、継続してウォッチしていきたいね。

| | コメント (0)

会津母親殺害事件その12

続報です。
1)少年は「不登校について母に注意され、うざかった(うっとうしかった)」と話している。

2)頭部と右腕の切断した理由を、「弟と母親への憎しみを隠すために、マスコミにセンセーショナルに取り上げてほしかった」と話している。

3)2人に対し「悪いと思っている」と謝罪の気持ちも示しているらしい。

4)少年は影響を受けた本として小説やマンガを複数ずつ挙げ、その中に殺害方法について影響を受けた本もあったと話しているらしい。

5)少年のアパートから死体損壊をテーマにした英国の作家の小説、残虐シーンが描写された国内のマンガなどが押収されている。

さてこんな所だね。
今回の中で2)の内容は快楽殺人を偽装したと言う事なんだけど・・・・
しかし、漫画や本に影響されたとも話している。
ロープやフックは前日に用意したようだが、本や漫画は以前から読んでいたようだしね。
少なからず影響は受けていたと思う。

いよいよ捜査は難しい段階に入ったね。
これからも、少年はいろんな事を話すだろう。問題はその真偽をどうやって確かめるのか?と言う点だな。
さらに、少年自身の心の奥にある「ホントの理由」はもしかすると、少年自身も気づいていないかもしれない。

時間を掛けて精神鑑定を行う事で、よりホントの理由に近づける事を期待します。

| | コメント (0)

2007/05/28

会津母親殺害事件その11

続報です。
少年は始め、弟を殺害するつもりだったようです。

・少年は、事件前日の14日、弟が朝食後に、食器を片付けないことに腹を立て、玄関にあった金属バットで殺害しようと考えたとの事。
(また、少年は4月半ばから学校に通わず家にいたが、弟は部活動で遅くなるため、弟の分も夕食を用意することが多かったという。家事の分担など、弟と口論になることもあったらしい)

・ところが、運動部に所属する弟には「力が強くて、かなわない」と思い、思いとどまった。
・14日午後、凶器となった包丁とノコギリなどを市内で購入し、弟の殺害の準備をした。
・14日夜に「弟を殺す際に、気づかれて騒がれないようにまず弱い母親を殺した」と話している。
・別室で寝ていた弟を襲わなかったことについては「疲れたから」と話しているようだ。

さて、こんな所だね。
ちょっと微妙な話が出てきたね。
1)前日に殺害しようと考えたのは実は弟だった。
2)体力的に勝る弟を殺害する為に凶器やその他の道具を準備した。
3)所が偶然アパートに来ていた母親を事件に気付くと騒がれると思い先に殺害する。
4)しかし、母親を殺害後に本来殺害するはずの弟には手を出さずに、母親の遺体を解体する。
5)バラバラにして吊るすはずだったのだが、うまく切断できずに諦める。
6)その後、カラオケ、ネットカフェと時間をつぶしながら朝に警察に出頭する。

こんな流れなんだが・・・・
2)で準備した道具一式の中にロープやフックがあるわけだから、バラバラにして吊るすのはこの時、既に計画していたはずだよね。
単に殺害するだけなら、ロープやフックは必要無いからね。

3)の判断はありそうな気もするが、問題はその後の4)の行動だな。
もともと弟を殺害する為に母親が邪魔だったので母親を殺害したのだから、解体作業などせずに弟を殺害すれば当初の目的は達成できたはずだよね。

殺害しバラバラにする事が本当の目的で殺害する相手は誰でもよかった。
この人間は殺害して良いと言う理由を自分の中で作る事ができれば、誰でもよかったと言う事かな。
だから、母親を殺害し解体した事で目的を達成し、弟への殺意は解消されたと言う所なのかな。

いずれにしても2)の殺害前に解体用ののこぎりや吊るすロープ、フックを用意していた事は少年の動機を考える上で重要な項目になるね。

| | コメント (0)

2007/05/26

会津母親殺害事件その10

続報です。
1)男子生徒のアパートから押収されたマンガの中に、殺害方法や遺体の損壊状況に酷似した描写が含まれる作品があることが分かった。男子生徒はこのマンガを書き写したとみられるイラストも残しており、県警は男子生徒がこのマンガに影響を受けた可能性もあるとみて調べている。このマンガにも遺体切断などのほか、遺体をつるすシーンが含まれている。
タイトルは公表していませんが、内容の説明などから見て「多重人格探偵サイコ」である可能性は極めて高いですね。

2)接見した弁護士に動機を話しているようだ。
動機について質問したところ、少年が回答したとの事。ただし、公表できないと弁護士はなしている。

3)福島地検は25日、少年の拘置を来月5日まで延長することを裁判所に申請し、認められた。

4)接見した弁護士に反省をほのめかしたらしい。

とこんな所だね。
事件後10日以上経過して、少年の心にも何らかの変化が出て来たんだろうね。
真相の解明に期待です。

| | コメント (0)

大阪湾女性遺棄事件その4

続報です。遺棄容疑で逮捕されていた容疑者が殺人の容疑で再逮捕されました。容疑を認めているようだ。

容疑者は先月22日午後8時半ごろ、明石市内の被害者の自宅マンションを訪れ、被害者の首を手で絞めて殺害した疑い。

1)被害者は2日前に離婚届を提出したが、容疑者は「本当に出すとは思っていなかった。復縁を認めなければ殺すつもりだった」などと話している。

2)遺体を包んだ袋などを事前に準備していた。

3)殺害後、被害者の携帯電話から自分の携帯電話に電子メールを送信し、被害者が生きているかのように偽装もしていた。

 

復縁を認めなければ殺すつもりだったか・・・・
容疑者は被害者を物のように考えていたんだろうね。
彼の目には人形のように見えていたのかな?

 

07/6/15追記
神戸地検は15日、殺人や窃盗などの罪で、元夫の30歳無職容疑者を起訴した。
同容疑者は「(被害者が)離婚直後から他の男性と親しく交際していると思い、恨みを抱いた」と供述しているらしい。

07/09/28追記
初公判が27日、神戸地裁であった。男は殺人と死体遺棄について起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、「被告が被害者の携帯電話の履歴を見たことや、被害者が元交際相手の男性と連絡していたことで(夫婦間の)口論が絶えなかった」とし、「離婚後、被害者が男性と親しげに電話で話していることに激怒し、殺害を決意した」と指摘した。

 

起訴状によると、男は離婚した女性に恨みを抱き、4月22日午後8時半ごろ、女性宅を訪れ、両手で首を絞めて殺害した。
室内から現金やかばんなどを奪ったうえ、遺体に袋をかぶせて車で神戸・長田港まで運び海中に遺棄した、とされている。

 

男は窃盗については「被害者の家出を装うため」として、無罪を主張したとの事。

07/10/05追記
論告求刑公判が4日、神戸地裁であり、検察側は「数日前まで妻だった被害者に対する冷酷極まりない犯行」として懲役25年を求刑した。
論告に続いて弁護側が最終弁論を行い、被害者宅から現金や携帯電話などを持ち出したことについて「家出に見せかけるために持ち出したもので、窃盗罪には当たらない」と主張した。
被告と入籍した後も以前の交際相手と連絡を取り続けた被害者にもトラブルの一端があるとした。
その後の最終意見陳述で被告は「何も言いたいことはありません」と述べ、結審。
判決は11月16日に言い渡される。

| | コメント (0)

光市母子殺害差し戻し審開始

弁護団は被告人の精神鑑定を行ったらしいが、私は弁護人にこそ、精神鑑定が必要なんじゃないか?と怒りと共に疑問が浮かんできました。

 

今回の弁護団の主張はと言うと(一部大きなところを書くと)

 

1)強姦目的じゃなく、優しくしてもらいたいという甘えの気持ちで抱きついた。 口を塞ごうとして誤って首を絞めてしまった。

 

2)乳児は泣き止ますために首に蝶々結びしたら死んでしまった。

 

3死後に姦淫したことは、被告が死者を生き返らせようと思ってやった蘇生の儀式だった。

 

正気なのか?と思ったのだが・・・やはり正気なんだろうね。

そこで冷静になって考えてみると、別の見方ができる。
こんな奇奇怪怪な主張をしなければ成らない程、弁護側は追い詰められていると言う事ですね。
弁護側の目的は単純に死刑を回避したいだけだと思います。つまり一か八かの賭けに出ている。
そう、普通の弁護手法では死刑を回避できないと判断したと私は推測しています。

 

こう考えると、死刑を回避できるかも?と考えているだろう被告人も哀れに見えてきます。
弁護団は死刑の判決が出た時、なんと被告人に説明するのだろうか?
少々興味のあるところですね。

 

もともと今回の差し戻し審の目的は死刑を回避する正当な理由があるのか?
と言う点に絞られているので、弁護団の主張がその理由に該当するのか?を裁判官がどう判断するのか・・・・時期に答えはでます。
裁判の行方に注目です。

| | コメント (7)

横浜女児刺傷事件

5月25日JR横浜駅の地下街で2歳の女児が女に刺され重症を負う事件が起きている。
刺されたのは横浜市中区の28歳主婦の2歳長。
傷害の現行犯で逮捕された新潟県三条市林町、老人介護施設職員29歳女性容疑者が、神奈川県警の調べに、「自分の前を子供が歩いていた。かまれると思って自分を守るために刺した」と、意味不明な供述をしているようだ。

 

事件は25日午前10時40分ごろ、横浜市西区のJR横浜駅東口地下街「ポルタ」の噴水前で、地下街の噴水を見ていたところ、背後から近づいてきた容疑者に女児が突然抱きかかえられた。母親が「何するんですか」と言うと、同容疑者は無言のまま、いきなり果物ナイフで女児の背中の右側を1回刺したという。母親と一緒にいた男児にけがはなかった
女は母親の悲鳴で駆けつけた非番の鉄道警察隊の警察官ら3人に取り押さえられ、神奈川県警戸部署が傷害の現行犯で逮捕した。

県警によると、容疑者は24日から行方が分からなくなり、同市内に住む53歳母親から新潟県警三条署に家出人捜索願が出ていた。同容疑者は以前、横浜市内の短大に通っていたため、土地勘があったとみられる。(一部報道では家出した時に横浜に来たともある)

調べに対し、容疑者は三条市でナイフを購入。同日夜に三条市を出て、横浜駅近くのサウナで1泊したと供述している。

容疑者は2月ごろから三条市内の老人介護施設で調理などを担当していたが、精神的な不調を訴えて大型連休明けから休みがちだった。

犯行直後の目撃者の話では、母親がしゃがんで女児と男児を抱え、もう一方の手で女の腕を押さえていた。
女の片手には血のついた果物ナイフが握られていた。女は最初、逃げようと暴れていたが、男性3人に取り押さえられるとすぐにおとなしくなり、うつろな表情で床にあおむけで倒れたという。その後、駆けつけた警察官に抱きかかえられながら連行された。

刺された女児には通行人の看護士の女性が走り寄り、タオルで止血するなどの応急措置が施されたという。

さて、こんな所なんですが・・・・
通り魔事件は過去にも沢山あります。
何処で事件が起こるのか全くわかりませんし、今回の場合は2歳の女児が刺されています。
被害者に何か問題があったとは思えませんね。

人通りの多い地下街でこんな事件が起きるとは・・・池袋の通り魔事件もそうだけど・・・
そう言えば、飲食店で食事中に店員に拉致されてレイプされてしまう事件などもありましたね。

「自分の身は自分で守れ」と常々思っているのですが、こうなると守る以前に危険を察知する勘とか洞察力などが必要なのかもしれません。

 

「木の芽時」には精神と肉体が不安定になる事が多いと言われていますから、この時期は要注意かもしれませんね。

 

07/09/13追記
横浜地検は13日、傷害の現行犯で逮捕され殺人未遂と銃刀法違反の疑いで調べていた29歳無職女(新潟県三条市)を不起訴処分にした。同地検は、心神喪失で刑事責任を問えないと判断したとの事。
同地検は同日、心神喪失者医療観察法の適用を横浜地裁に申し立てた。同地裁は申し立てを受け鑑定入院命令を出した。

| | コメント (7)

2007/05/24

化学工場爆発事故

5月23日午後5時55分ごろ、三重県四日市市塩浜町、三菱化学四日市事業所内にある化学薬品会社「新菱サービス」の工場の蒸留プラントが爆発する事故が起きています。

三重県警や同事業所によると、半導体などの精密機器を洗う薬品の濃縮作業中に突然爆発した。
爆発は半導体などを洗浄する溶剤の製造のための、酢酸エチル除去タンクか、アルコール加温用タンクのどちらかで起きた。
火災などは発生せず、近くの施設にいた三菱化学の研究員3人が軽傷を負った。
負傷したのは事業所内で勤務する男性(40)と中国人男性の研修生(43)、女性(25)。いずれも打撲程度の軽傷という。

爆発の衝撃でプラントのスレートの屋根と側面の壁が破損したほか、現場から約200メートル離れた北伊勢上野信金塩浜支店の2階窓ガラス(縦約2メートル、幅約1メートル)2枚が割れ、支店前の歩道に落下した。周辺の住宅11軒のガラスも割れた。

| | コメント (0)

会津母親殺害事件その9

続報です。
1)少年は「殺害場面などグロテスクなものを見ると興奮するので、自分でも人を殺したくなった」「(母親を殺害したのは)女で弱いと思ったから」と話しているようだ。

2)少年は欠席が目立つようになった昨年9月ごろから、携帯電話で関連サイトからダウンロードした残虐な画像を見たり、殺害をテーマにした本に熱中したりし始めた。
4月13日の登校を最後に不登校状態になって以降、さらに残虐な世界につかっていったらしい。

3)切断した右腕を植木鉢にさした理由について「飾ろうと思った」と話しているようだ。

4)事件前日の14日に、包丁やのこぎりに加え、ロープ、スプレー缶、植木鉢、土といった、事件に使ったり、使うつもりだった道具一式を買いそろえていたようだ。

5)少年は14日に市内の100円ショップで200円の包丁を購入し、その他は市内のホームセンターで買ったと話している。

6)ロープは「遺体の一部をつるすつもりだった」と話している。

7)事件現場のアパートからは、過去の殺人事件を集録したノンフィクションの本が押収されていたようだ。

こんな所かな。
どうも、報道される材料の多くが快楽殺人の方向を向いているようだね。

それともう一つ、犯行に使う道具一式が前日に用意されているのも注目だね。
母親が泊まりに来る事を少年はどの時点で知ったのか?
もし、道具一式を購入した以前に知っていたのなら、母親を殺害する事を計画していた可能性が出てくる。

さて、ここまでの報道から私なりに動機を推測するとやはり二つかな。
A)快楽殺人・・・材料を見るとやはりこの説は外せないよな。
B)間接自殺・・・私はこれもあるかなと思ってます。

快楽殺人説には疑問が二つあります。
あ)情報が揃い過ぎている。事件が出来すぎている。

い)快楽殺人犯は時間を掛けて、段階を踏んで完成されていくと一般に言われています。
10代前半で小動物などの虐待をはじめ、エスカレートして最初の殺人を行うと言うのが典型的なパターンなんだよな。
その意味で、この事件では変質が急激すぎないか?と言うのが疑問なんだよね。
中学卒業するまで、少年は優等生だったようだし、その彼が2年たらず、実質的には8ヶ月程度で快楽殺人犯に成れるだろうか?
(ただし、少年のメンタルに以前から問題があり、その為、急激な変質となったと言うのもあるかもしれません)

現場周辺での動物虐待事件なども無いようだしね。

この二つの疑問を説明する為に考えたのが、間接自殺説と言うわけです。
快楽殺人に見えるのはそれに偽装している為です。
少年は死刑にしてもらう為により残虐な快楽殺人を演じている。

いづれにしても、専門家の診断や鑑定を待つ必要があるだろうね。

| | コメント (0)

会津母親殺害事件その8

続報です。鑑定留置して精神鑑定を実施する方針を固めたとの事。

あのタリウム女子高生事件でも鑑定留置をして精神鑑定をしてました。たしか3ヶ月だったかな。

こんな事件では時間を掛けて謎を解いていく必要があるだろうな。

さて、ついでにここまで分かっている少年を当日の行動を見てみよう。
14日(月)午後6時に母親は仕事を終え少年のアパートへ

15日(火)午前1時30分頃、寝ている母親を殺害(少年の証言)

・その後、頭部、右腕を切断、右腕を白く塗装し植木鉢へ刺してオブジェを作成

15日(火)午前2時30分頃、自宅から約1.5kmのカラオケボックスに入店する。頭部を持ち自転車で移動した。

・カラオケ店で未明にかけて携帯のSNSサイトに書き込みを行っている。

15日(火)午前4時55分ネットカフェに入店、6時52分出店、入店の時に手に怪我をしていた。(2時間ほど米国の人気ヒップホップバンドのDVDを見る)(カラオケボックスとは約2.4km離れている,自転車で移動)

15日(火)午前6時21分、携帯でタクシーを呼ぶ、6時50分タクシーにのり警察に向かう

15日(火)午前7時頃、母親の頭部を持参し警察署に出頭

とこんな所なんだけどさ。
カラオケ店の滞在時間が気にならないかな?
2時30分頃に入店して、次の2.4km離れたネットカフェに4時55分、移動時間を10分とみて約2時間あるけど・・・長すぎない?

カラオケなんて1人で2時間は歌えないし、歌ったら喉がガラガラになりそうだよね。

このあたりを考えるとさ、カラオケやネットカフェってのは少年が怪しまれずに1人になれる場所として選択した可能性があるんじゃないかな?

深夜、高校生が自転車なんて乗りまわしていたり、公園のベンチなんかに居たら通報されて補導や職務質問されてしまうかもしれないよね。
バッグから頭部が出てくればその場で逮捕されるだろう。

ただ、そうなら、自宅の自分の部屋でも良かったんだよな。
なぜ、自宅ではダメだったのか?
さすがに、凄惨な遺体の近くには居られなかったのか?
それとも、弟に発見されてしまうのを避けたのか?

少年の自供を待ちましょう。

| | コメント (0)

2007/05/23

品川近隣トラブル殺人

23日午前11時ごろ、東京都品川区で女性が刺されて死亡する事件が起きている。
東京都品川区大井4の民家から「母親が刺された」と110番が有り,駆けつけた警察官が家の前で背中を刺された53歳の主婦を発見したが、まもなく死亡した。

 

被害者が「隣の家の息子に刺された」と話していたため、警察は隣家の無職の53歳男性の行方を捜査したが、同日夕に男性が自殺しているのを発見した。
警察は男性が被害者を刺して自殺したと断定した。

 

同日午後4時半過ぎ、現場から北約400メートルの病院の敷地内で男が逃走に使った自転車が見つかり、建物の非常階段で首をつって自殺していたのを捜査していた警察官が発見した。

 

男性は精神科に通院していたらしい。

 

さて、またもや近隣トラブルらしいのだが、何が原因だったのかな?

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

山形民家襲撃事件の謎!その9

続報です。判決が出ました。無期懲役です。

 

5月23日の山形地裁の判決で死刑の求刑に対して
裁判長は「犯行に10年以上前の性的暴行が大きく影響していることは否定できない。被告は比較的若く、更生の余地は残されている」と理由を説明した。

 

裁判長は、傷の深さや攻撃の執拗(しつよう)さなどから三人全員に対する確定的殺意があったと認定した。

争点だった被告が小学生だった十五年前、長男から受けた性的ないじめの影響について「心的外傷後ストレス障害(PTSD)に罹患(りかん)したと認められないが、可能性は否定できない」と述べたが「責任能力はあった」としたようだ。

 

こんな所だね。
2人を殺害し、1人が重症の事件で死刑が求刑されていたのだが、判決は無期懲役で本来なら死刑のところを、15年前の性的いじめの件を酌量したと言う事だね。

 

私としては妥当な判決だとは思うのだが・・・
被害者や遺族の感情としたらどうだろうね?
殺された二人は「殺されなければいけないような酷い事をしたのか?」
と疑問は浮かぶだろうな。

まだ、地裁ですから、判決の行方に注目ですね。

参考リンク
山形民家襲撃事件の謎!その8

| | コメント (9)

会津母親殺害事件その7

続報です。犯行後の行動がわかってきました。

1)切断された母親の右腕の手の部分が親指と別の指で輪を作った形だったようだ。

2)母親を殺害後、自転車で2時半ごろに市内のカラオケ店に入り、携帯電話から掲示板への書き込みを行うなどしたようだ。

3)少年はこの書き込みをした理由として「朝になったら自首すると決めていた。自首するまでのひまつぶしだった」と話している。

4)遺体切断に使ったのこぎりを自宅近くの日用品などの量販店で購入していたようだ。
のこぎりを詳しく調べたところ、両刃の通常の形とは異なる形状だったとの事。

5)遺体の左腕にも切断を試みた形跡があったようだ。少年は「うまく切れなかったのでやめた」と話している。
警察は現場から新品のロープとフックも押収していたようだ。バラバラにして天井から吊るそうと思ったと言う事を裏付けそうだね。
少年はロープとフックについて事前に購入したと話している。

6)右腕が挿された植木鉢は茶色のプラスチック製で高さ約30センチ、直径約20センチの筒状。少年が住んでいたアパート2階の母親が寝ていた部屋の入り口近くにあった。
植木鉢には約20センチの高さまで土が入っていて、ひじ上部からひじの関節にかけての10―15センチは土に埋まっていた。

さて、こんな所だね。
今回の報道で一番驚いたのは2)のカラオケ店に午前2時半ごろに入店している事だね。
なぜかと言えば、殺害が午前1時半ごろとしているわけだから、彼は殺害から首、腕の切断、右腕のオブジェの作成をわずか1時間で行っている事になる。

私は切断個所、1箇所につき作業時間として約1時間と見積もっていました。
所がこの事件では首と腕の切断をオブジェの製作と移動時間を考えれば、多分45分ぐらいで行っているんですよね。
年明けにあった渋谷のバラバラ事件でも15箇所に分割しているが作業時間はわずか2時間程度でこの事件も医学的知識を悪用したのでは?といわれていた。

もしかすると、この少年も事前に切断方法などを調べていたのかもしれませんね。

次に2)のネットに書き込みを行っている点だ。
ただ、時間的に見て、2chの書き込みではないだろうな。携帯SNSの書き込みの方は午前2時半ごろだから時間も一致するね。

ただ、この時には自首する事を決めていたようなので、もっと派手な事は幾らでも書けたと思うのだが、ずいぶん地味な内容だよな。
特に、自分がやりたかった遺体の切断について全く触れていないのが疑問な所だね。
-------内容の抜粋-------
-この後どうする?

 「罪を与えてもらいに行きます

 -自ら命を絶とうとは思わないのか?

 「いいえ。怖いですから。それに自分を殺さないと約束しましたから」

-------ここまで------
詳しい内容は会津母親殺害事件その3の紹介アドレスをご参照願います。

 「罪を与えてもらいに行きます」
この言い回しは少し変だよね。普通なら「罪を償う為に自首します」だよな。
これだと、罰してもらう事が目的のように聞こえる。

その後の自殺についての応答も
普通なら自殺してもおかしくないような状態だと問うているのに、怖いから自殺しないと答えている。

・・・間接自殺と言う線も出てくるかな。

最後に3)の「朝になったら自首すると決めていた。」と言う点ですが、やはりカラオケやネットカフェは時間調整だったんだね。

問題はどうして朝なんだ?と言う点だな。前回は弟に現場を見せない為と考えていたが、もう一つ見方があるな。
タクシーで警察署に出頭した理由を私はヒーローとして堂々と出頭する事にこだわったと考えています。
朝出頭したのも、実は同じ理由かもしれないと思い始めました。
暗い夜にこそこそ出頭するなんて犯罪者みたいない事ではなく、明るい朝に堂々と出頭しようと考えたのではないか?
もし、間接自殺を少年が希望しているなら、その希望を叶える為の第一歩だからね。
少年の最初で最後の晴れ舞台と言う事かもしれないな。

と考えると、本人から真相を聞きだすには少年のメンタル面の治療が必要になるかもしれないね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (1)

2007/05/22

会津母親殺害事件その6

続報です。
1)少年は取り調べに対して「高校では友達ができず、いつも一人だった」「勉強が面白くなかった」と話している。

2)殺害や遺体の切断に使った包丁やのこぎりは「14日の日中に買った」と話している。

3)凶器の購入については「誰でもいいから殺そうと思って買った」と説明しているという。

4)犯行の前後に少年は携帯電話、加入電話を含めた複数の相手に電話をかけていたことが判明。相手が不明のものもあり、県警が電話会社の記録を照会するなどして確認を急いでいるとの事。

5)母親は最初の一撃で即死に近い状態だったとみられる。

6)少年が、切断した頭部を持参して会津若松署に自首した理由について、「どうせ捕まると思った。証拠として頭を持って行った」と話している。

7)少年が殺害後に向かったカラオケ店は、アパートから約1・5キロ南の県道沿いのカラオケ店だった。
カラオケ店で数時間過ごした後、今度は県道を戻るようにして、カラオケ店から約2・4キロ北にあるインターネットカフェに向かい、午前4時55分、店に入ったことが確認されているらしい。
会津若松署は、ネットカフェから、県道をさらに約700メートル北上したところにある。

8)少年の所持品の中に切断された人間の頭部や手足のイラストが多数あった。
「死」や「狂気」といった文字もあったようだ。

こんな所だね。
凶器を購入したのは前日の14日でその時には誰でも良いから殺そうと思っていたわけだ。

しかし、犯行の直後にはどうせ逮捕されると思っていたわけだ・・・・
ここはどうなんだろうね、凶器を購入した時に既に、逮捕されると思っていたのだろうか?

もし、そうなら、犯行を行った後はどうなっても良いと考えていた、覚悟の犯行と言う事なのか?
逆に言えば、逮捕されても良いからこれだけはしておきたかったと言う事だろ。

8)はどうも出来すぎだよな、何か演じてるように見えるんだよな。対応も冷静だしね。
自暴自棄になって死刑になる為に残虐な犯行を演じているなんてのは考え過ぎかな?

さて、事件の前後で電話をしていたようだけど、誰と何を話したのかな?
この事件で他の誰かが事件に関わっているとは思えないんだけど・・・
しかし、電話を受けた人間が少年の知人なら事件後、当然、あの時の電話は・・・と言う事になるよな。
もともと、友人が殆どいない少年が電話をするような人物としたら、中学時代や実家周辺の友人か、あるいは全く、面識の無いネット友達と言った所かな。

ちなみに、証拠として頭を持っていったって・・・・なんだろね。
彼は証拠が無いと自分の言葉は信じてもらえないと思っていたのかな?
ここもちょっとひっかかるところです。

いづれにしても、この事件は時間を掛けて少しずつ解いていく必要があるだろうな。
続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

2007/05/20

犯罪者の心

愛知で29時間も篭城し、子供2人と警官、機動隊員それぞれ1人の計4人に発砲する事件がった。

事件その物はよくある事件なのだが・・・・事件の終盤で警察が犯人との交渉を止めた所、射殺を恐れた犯人が警察に電話して突入するなと命乞いをしていたらしい。

自分の思い通りにならないと言う理由で自分の子供を撃ち、駆けつけた警官と機動隊員を撃った犯人だが、自分が撃たれるのは嫌だったんだろうね。
自分の命が危ないとなると、今まで銃口を向けていた警察に命乞いをする・・・・

人間の一番醜い部分を垣間見る事件だったな。

以前にも書いているけど、今や相手が肉親だろうと家族だろうと、いつ事件の当事者になるか分からない世の中です。

トラブルになる事が予想されるような事態なら、細心の注意を払う必要があります。
自分の身は自分で守れ!が基本ですよね。

08/10/07追記
被告(51)に対する論告求刑公判が7日、名古屋地裁であり、検察側は「人命を一顧だにしない凶悪極まりない犯行。更生の余地もない」として、被告に死刑を求刑した。
検察側は論告で、被告は元妻(51)との復縁を邪魔され、その報復と逮捕を免れるために事件を起こしたと指摘。「身勝手で自己中心的。重傷を負った2人も落命する可能性があった冷酷な犯行で、その反社会性に酌量の余地はない」とした。さらに「銃の脅威や威力によって日本全国を震撼(しんかん)させた事件。再発防止や治安を守るため厳重に処罰すべきだ」と述べた。 

| | コメント (1)

2007/05/19

会津母親殺害事件その5

続報です。
1)母親の遺体について、「もっとバラバラにするつもりだったが、ノコギリで切断する音が大きく、(同居の)弟に気づかれると思ってやめた」と話しているようだ。

2)少年は会津若松署の調べに対し、「死体を切断して飾ってみたかった」「グロテスクなものが好きだ」と話している。

3)遺体を切断してみたかったなどとし、「だから殺した。だれでもよかった」と話している。

4)少年は母親を殺害した後、切断した頭部を入れた通学用カバンを自転車の前カゴに入れて移動し、同市内のカラオケ店に立ち寄っていたようだ。
自転車で同市のカラオケ店に行って歌った。歌っている間、頭部を入れたカバンは自転車のカゴに置いたままだった。
カラオケ店は、アパートから約1・5キロ離れた市内のカラオケボックスだったことが分かった。

5)5月19日、福島県金山町の少年の実家を家宅捜索した。

とこんな所だな。
3)の内容からすると、殺人自体を目的にしていたわけではないようだな。
こうなると、快楽殺人説も薄くなってきそうだ。
とは言え、殺人に遺体損壊にしろ、以前からその兆候があるなら、何か情報があるのではないか?
と思い、会津若松市内での動物虐待事件を検索してみたが、それらしい事件は無いようだね。

となると、ここ最近急激にその嗜好を強めたのか?
単にホラー映画や殺人本などに感化されたのが最近なのかな?
このあたりは、続報を待つ事にしよう。

次に犯行後にネットカフェでDVDを見る前にカラオケボックスに自転車で向かっている事がわかった。
この時間も気になるね。
1人なので歌う時間は30分程度、長くても1時間ぐらいだろう。
こう考えると、カラオケやDVDの鑑賞は時間調整だった可能性も出てくるね。

午前7時頃に出頭する事はこの時間帯に事件を公にする事、事件を報道させる事を目的にしている可能性もあるよな。
もし、そうだとしたら、その時間帯を選ぶ理由は何だろうね?

出頭すれば現場に捜査員が出向く、弟が起きるのを待ったのか?
そうではないな、弟が起きれば、母親が居るのだから朝食を期待するだろう。
朝食が用意されていなければ、母親の様子を見に2階の現場に行くだろうね。
弟に現場を見せない為か?

あとは報道の時間を調整は無理だよね、犯行発覚後、どのぐらいで報道されるか分からないし。
高校の登校時間も無いよな、登校中に報道を必ず見聞きするとは限らない。
学校への通報もどのタイミングでされるか分からないし、どの道、具体的な事が生徒に知らされるわけもない・・・

他には家族の事を考えた?
でも父親は地方団体と言われているけど、職場との距離によっては通勤時間が長い事も考えられる。
・・・けれど、別に出勤後に事件が発覚したとしても、それほど問題ではないだろう。

もし、時間調整ならやはり、弟が現場を見ない為の配慮ってのが、可能性が高いかな?
そう言えば、バラバラにしようと思ったが音が大きく弟に気付かれるから止めたともあるな。
誰を殺しても良いと思っているなら、弟も殺害してしまえば良いわけだから、その意味では弟は殺害したくなかったとも思えるね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

世田谷強殺事件

5月16日(水)午前10時半ごろ、東京都世田谷区世田谷1の94歳男性方に男が押し入り、男性ら3人の頭をバールで殴り、現金約10万円を奪って逃げる事件が起きた。

 

襲われたのは94歳男性とその妻87歳、長男の45歳男性。
94歳男性と三男の居るところを遅い、外出先から帰宅した妻に「金はどこにある」と話し掛けて頭を殴った、両手を縛るなどしてハンドバックから現金を奪って逃走した。

 

男は30歳代と見られ、身長は170センチ以上あり、茶色のフレームの眼鏡をかけ、グレーか紺色のジャンパーに紺色の運動靴だった。現場は東急世田谷線世田谷駅から南西約300メートルの住宅街。

 

94歳男性は同日夜に死亡。妻と長男も頭や腕の骨を折る重傷を負った。

 

犯人とみられる男が事件直後、近くの銀行のATM(現金自動受払機)で、男性方から奪われたキャッシュカードを使って現金を引き出そうとしていたことが分かった。暗証番号が分からず、失敗した。

 

男が現金を引き出そうとしたのは事件発生から約15分後の午前10時半ごろ。世田谷区内の銀行で、帽子をかぶった男が数回試みたが引き出せなかった。

 

男は区内の別のATMでも残高照会していたことが調べで分かった。16分後に約2.4キロ移動しており、警察はバイクなどを使って逃走したとみて調べている。

 

さて、この事件だけどちょっと妙な感じだね。
事件は平日の午前10時頃に起きているし、凶器はバールのような物。
そして、わずか15分後にカードを使おうとしている。
もし、最初から強盗に入ろうと思うならはやり凶器は「刃物」が一般的なんじゃないかな?
刃物で刺したら死んでしまうからバールで殴るなら死なないと考えたのかもしれないけどな。

そして、カードを使うタイミングがわずか15分後なんだけど、確かに事件が発覚後時間が経過すると、被害者が盗難届を出してカードが使用不能になる可能性がある。

 

だけど、普通はまず逃亡する事を考えるよな。
それに、カードを使うのには暗証番号が必要な事は誰でも知っている。
犯人は暗証番号を知らないのにカードを使おうとしているんだよな。
多分、「1111」とか「7777」とかを試して当たればラッキーと言う所なんだろうが・・・

 

ちょっと急ぎすぎてるような気がする。
犯人は借金の返済などお金に困って、急遽犯行を思い立ったんじゃないかな?
となると、犯人は世田谷周辺に住んでいるかもしれないな。
もっとも、移動にバイクなどを使っているなら対象範囲は少し広くなるかもしれないけどね。

あるいは最初から計画していたのか?
それなら、その場で暗証番号を聞き出すだろうな。
財布ごと奪って逃げて、中身を見たらカードもあったと言う所だよね。

 

防犯カメラの映像も公表されているし、情報が集まるのも時間の問題だろう。

犯人逮捕に期待ですね。

5/22追記
暗証番号は奪った時に妻から聞き出していたようだ。
最初の銀行で引き出そうとして暗証番号入力に4回失敗している。
これを見ると、故意か偶然か犯人に教えた暗証番号は間違っていたようだね。

 

それからNステの報道で94歳男性は毎朝、家の前の通りを掃除していたようだ。
その時、家の鍵は掛けていなかったとの事。
事件当日は
・最初に妻が外出したが、この時、鍵を掛けていなかった。
・その後に犯人が侵入し、二人を殺傷。
・その後、帰宅した妻の手足をネクタイで縛り、暗証番号を聞き出して鈍器で殴り逃げた
と言う感じらしい。

 

この報道を見ると、犯人は被害者宅の生活習慣を知った上で犯行を行っているようにも思えるね。

参考リンク
世田谷強殺事件その2

| | コメント (14)

2007/05/18

会津母親殺害事件その4

報道が一段欄した所で、今回は私がこの事件について思う所をあれこれ書いてみよう。

まずは続報です。
・調べに対し、ホラー映画を見ているうちに人を殺してみたくなった、という内容の話をしているようだ。

・接見した弁護士は「母親に対して敵意や恨みなどは感じられなかった」と話している。

私が見たこの事件の奇妙な点を挙げると
1)切断した頭部を持参して自首した事。
2)切断した右腕を着色して植木鉢に挿してした事。
3)警察所へ出頭するのにわずか1km程度の距離をタクシーで移動している事。

頭部を切断するのは身元を隠す為などよくある事なのだが、この事件では遺体を隠すどころか、自首しているわけで、自首するのに頭部を持参する意味は普通に考えれば無いよね?

切断した右腕を着色して植木鉢に挿した事は、やはり少年にとっては意味のある事だと思うんだよな。

最後のタクシーの件だけど、これも相当に妙だよな。徒歩でも大した距離ではなく700mぐらいと週刊誌では書かれていたが、1kmと見積もっても、徒歩で十分行ける距離だろう。
17歳で中学時代はスポーツマンだったわけだしね。体力的には問題ないだろう。

これらの疑問について「快楽殺人」の面からちと考えてみよう。

快楽殺人の面からこの事件を見ると
A)切断した頭部を持参したのは?
 戦利品、あるいは戦果として持参したとも思えるよね。快楽殺人では遺体の一部を持ち去るのはよくある事だしね。

B)切断した右腕のオブジェは?
 儀式かあるいは、少年のメッセージとも思える。同様に快楽殺人では遺体に儀式的な装飾などを行う場合が多い。

C)なぜ近距離をタクシーで移動したのか?
 この点は私の推測なんですが、少年は堂々と自首したかったんじゃないのかな?
徒歩や自転車で自首するよりもタクシーで乗り付けて、堂々と自首する事にこだわったのではないかと思う。
これは、自分は犯罪者ではなく、ヒーローとして振舞いたかったのではと考えています。

ここまで書くと、快楽殺人かもと思えるのだが・・・・
だけどね、日本の過去の快楽殺人事件と言われる事件の中で自首した事件は無いんだよな。

快楽殺人とは殺害自体に快楽を覚えるわけだから、自首してしまうとその快楽を得る機会が無くなるわけで、犯人にとっては一番避けたい事だろう?

DVDのホラー映像を見ていて人を殺したくなったと話しているともある・・・

少年の部屋から押収された、ホラー映画のDVDや殺人の関連本などに感化されたと言うのもありそうな話だね。

つまり彼は快楽殺人を無意識に演じていると言うはどうかな?

この点については精神鑑定の結果を待つべきだろうな。
しかし、快楽殺人を考えるなら「性的興奮」がポイントになるだろうね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

2007/05/17

会津母親殺害事件その3

続報です。
1)切断した腕は、右腕の肩部分からで、白い塗料が塗られ室内の植木鉢に入れられていた。切断された右腕は指を上にして立てられ、指先は自然ではない状態になっていた。

2)少年は「人を殺すのは悪いこととは分かっている」などと話している。

3)少年の父親が文書を公開した。事件で近所や世間に迷惑を掛けたと謝罪した後、メディアの報道で傷ついていると訴えた。「息子の学校や世間の皆様に大変なご迷惑をお掛けしていることも大きな悩みです」として、関係者への取材を控えるよう要請した。

4)少年は「たまたま母親が来て、隣の部屋に寝ていたから殺した。家族でもだれでもいいから人を殺したかった」と話している。

5)少年の自宅アパートから残虐な描写のあるマンガを含め、殺人に関する本を数冊押収しており、事件との関連を調べている。

6)少年は警察の調べによく話すものの、反省や後悔の様子は見せていない。

7)報道しているのは一つだけなんだが、携帯のSNSの日記に少年が殺害直後に書いたと思われる物があるらしい。
リンクは避けるがアドレスはttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/17/news089.html

15日未明から早朝にかけてネット上の友人らと日記のコメント欄でメッセージをやりとりしていたようです。

日記の書き込みは15日午前2時30分頃

正直な所、私はこれも否定的に考えています。
理由としては、内容に具体的な事が書かれていない点が私としてはおかしいと思っています。
この事件の特徴は首を切断している事、そして右腕を切断し着色した上で植木鉢に指先を細工して差し込んでいる。
これは、少年のメッセージじゃないのかな?
だとしたら、その点に全く触れていないのはおかしいのではないか?と言うわけです。

それともう一点は、時間です。書き込みは2時半ごろだから、一見書く時間はあるように見えるけど
「15日未明から早朝にかけてネット上の友人らと日記のコメント欄でメッセージをやりとりしていたようです。」
こうなると話は違うんじゃないの?

少年の証言通りなら、殺害は午前1時半ごろ、でネットカフェに午前4時55分に入店している。移動時間を考えると、3時間20分ぐらいだろうな。
この時間で頭部と腕の切断、腕の着色と細工、着替えをしている。
書き込む時間はあるだろうが、メッセージのやり取りをやるにはタイムラグがあるし、作業を中断してメッセージのやりとりをするかな?と言うのが疑問な点だね。

さて、こんな所だね。
どうも、4)や5)の内容や
「戦争が起これば人を殺せるのに、戦争が起きないから、いま人を殺してしまおうと思った」
からすると殺人その物が目的のように思える。

部屋から押収された本に殺人に関する物があったと言う事なんだけど、タイトルを教えてほしいね。

私は腕を植木鉢に刺したと言う報道で「多重人格探偵サイコ」を連想しました。
あの漫画に「フラワー殺人」と言うのがあって、生きた人間の脳で花を育てる描写があるんだよね。
もしやと思い、古本屋で11巻までざっと立ち読みしてきたけど、腕を植木鉢に刺す描写は見つかりませんでした。
(私が見落としていたら、お気づきの方は教えてください)
ただし、4巻だったかの表紙に切断した右腕で十字架をかたどるような絵があったけど、直接関係は無いと思います。
5/18追記
多重人格探偵サイコの中で切断した頭部をバッグにいれて運ぶ描写があります。
ただ、この点だけを見て影響を受けたとするのはちと、早いような気がする。
と言うのは、少年が頭部を持ち運ぶと決め手いたのなら、剥き出しで運ぶのはムリだろうから何かに隠して運ぼうとするのが自然だろうね。
その意味で身近なバッグに入れて持参したと言う説明でもムリは無いような気がする。


週刊誌あたりが書いてくれるだろう。

それから、精神鑑定を検討しているようだけど、やった方が良いだろうね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

2007/05/16

モラルが崩壊した国、中国

日本もモラルが崩壊した国になってしまったと思っていたら、その上を行く国があった。
中米のパナマで風薬のシロップを飲んだ人100人以上が死亡する事件があった。
調べてみたら、中国産の原材料のグリセリンが実は毒性のあるグレチレングリコールだったと言うわけだ。偽装グリセリンと言うわけだ。

他にもあるな、アメリカペットフードを食べた猫が大量に死亡したとか、これもたんぱく質に偽装しようとしてメラニンとかシアヌル酸を入れたとか、中国国内でも、食塩に偽装した工業塩を食べて中毒症状になった例などあるようだ。

こうなると、自分の身を守る為にとりあえず、中国産、中国製は避けた方がよさそうだな。
とは言え、原材料のグリセリンが中国産なんて表記している薬は無いだろうな。

これからは、原材料の輸入元や製造元も製品に表示してもらう必要がでくるな。

最後にこれは、事故か?犯罪か?
私は事故じゃないと思うけどな・・・多分、当事者達は発覚してしまったのが事故だと思っているかもしれないけどさ。

07/06/15追記
厚生労働省は6月15日、JTB商事(東京都豊島区)など2社が中国から輸入、販売した練り歯磨きから、毒性のあるジエチレングリコール(DEG)が検出されたと発表した
同省医薬食品局は「練り歯磨きは食べるわけではなく、検出された量も少ない。仮に毎日使ったとしてもほとんど影響はないが、念のため使用は中止してほしい」としている。

同省は2社に対し、製品の成分表示にDEGの記載がなかったことを理由に自主回収を指示したとの事。

| | コメント (1)

大阪湾女性遺棄事件その3

続報です。
動機について「被害者に好きな男性ができ、腹が立った」と供述していることが分かった。殺害目的で被害者宅を訪れたとも話しており、計画的犯行の可能性があるようだ。

 

さて、離婚の原因が何か?と言う事になるな。
1月に結婚して、4月に離婚している。
離婚した理由が被害者に新しい恋人が出来た為ってのもあるかもしれないのだが・・・
私としては、離婚する理由として嘘を言ったんじゃないの?って可能性があると思うんだけどね。

被害者周辺の証言などでもっと事情がわかってくるだろう。

 

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

会津母親殺害事件その2

続報です。

1)首を切断するのに使用したのこぎりと刃物は事前に準備していた可能性が高い。
5/17訂正
のこぎりは数日前に市内のホームセンターで購入したようだ。また、刃物は自宅にあった物を使ったようだ。
5/18訂正
刃物も事前に購入したと供述しているようです。このあたりの報道は混乱しているようですね。

2)母親の遺体の右腕が切断されたうえ、スプレーで色(白色)を塗られ、少年が住んでいたアパートの植木鉢にさした状態で残されていたことが分かった。母親の頭部と腕が切断された遺体の近くには、切断に使ったとみられるノコギリとスプレー缶も置いてあった。
腕は手のひらを上にして植木鉢にさし、アパートの屋内に置かれていた。

3)殺害と切断はアパート2階の母親が寝ていた部屋で行われた。

4)少年は被害者の首付近を何度も刺すなどしていた。

5)母親の手には、刃物から身を守ろうとしてできたとみられる複数の傷があった。

さて、こんな所だな・・・
午前1時30頃に殺害し、午前4時55分にネットカフェに向かう間の約3時間20分は頭部を切断するだけなら時間がかかりすぎていると思っていたら、案の定、被害者の右手も肩から切断されていたとの事。

頚動脈切断の失血死、その後も首の切断と腕の切断の作業をしているのだから、犯行現場は血の海だな。
相当量の返り血を浴びているだろう。
多分、少年は自宅を出るまえにシャワーを浴びて着替えてから家を出ていると思うな。
こう考えると、時間も良い感じになる。

さて、今回の報道で気になるのは右腕が切断された上に白く塗られた上に、植木鉢の上に置かれていた点だね。
私の知る範囲では過去の事件にそんな事件は無いと思う、近いのが酒鬼薔薇事件で切断された頭部に悪戯書きがされていたらしいと言うところかな。

で、別の面から見ると儀式?とも思えるわけで・・・・
そうなると「快楽殺人」と言う可能性も出てきそうなんだよな。
その割には左右対称じゃないし、性的行動なども報道されていないので、今の段階ではなんとも言えないね。

あとは、事前に凶器を準備していたとしたら、この犯行を何時頃から計画していたのか?なんて事も気になるね。

続報を待ちましょう。

5/17追記と訂正
6)動機について、「戦争が起これば人を殺せるのに、戦争が起きないから、いま人を殺してしまおうと思った」と話しているようだ。

7)母親を布団に寝た状態で殺害した後、そのまま移動させずに体の一部を切断したため、アパートの部屋は布団以外にほとんど血痕が残っていなかったようだ。

8)自首してきたが、着用していたパーカと黒のTシャツについて、「アパートを出る時に着替えた」と話している。アパート室内に血のついた衣服が残されたままで、自首した際、はいていた靴下には血がついていたようだ。

着替えたのは予想通りだったけど、部屋が血の海と言うのは見込み違いだったようです。
意外に返り血は多くなかったようですね。シャワーについては今の所不明だけど、靴下は替えていないようだから、シャワーは使ってないかな。

| | コメント (0)

2007/05/15

会津母親殺害事件

5月15日の朝、17歳の少年が母親を殺害し切断した頭部を持って警察に自首する事件が起きています。

1)5月15日午前7時ごろ、福島県会津若松市の会津若松署に、同市内に住む県立高校3年の17歳少年が、女性の切断された頭部を手提げバッグに入れて持ち、「母親を殺した」と1人で自首してきた。

2)少年の住むアパート室内から頭部が切断された47歳母親の遺体が発見され、県警は少年を殺人容疑で逮捕した。

3)少年は両親、祖父母、兄弟との7人家族。少年は長男で、通学のため、別の県立高校に通う16歳次男と会津若松市内のアパートで暮らしていた。母親は保育士、父親は農協職員、母親は15日が47歳の誕生日だった。
母親はこの14日に少年のアパートに泊まりに着ていた。
同居している弟は署員がアパートに行った時におり、事件にはまったく気付いていない様子だったという
母親は身の回りの世話をする為に頻繁にアパートに来ていたようです。

4)少年は「世の中から戦争やテロがなくなればいい。殺すのは誰でもよかった」と供述し、動揺した様子は見られないという。少年は通院中で、警察は動機などを慎重に調べているようだ。

5)午前1時半ごろに寝ている母親を殺害した。遺体は布団に横たわり、そばには切断に使用したとみられる刃物が残されていた。

6)警察に出頭する前にネットカフェに立ち寄り2時間ほどDVDを見てから、タクシーで警察に出頭した。

7)うつ病と診断され、今月から通院していた。少年は不登校のような状態で、精神的に不安定だったといい、精神科の専門医の治療を受けていたという。
学校は4月16日から欠席していた。
4月27日に担任がアパートに行ったが、面会できなかった。

8)14日の午後9時ごろから11時20分にかけて2chに「母親を殺してきた」と言うスレッドがたち意味不明な書き込みが10回ほどあった。(本人の書き込みかは不明)

5/16追記
9)司法解剖の結果、死因は頚動脈切断による失血死

10)4月20に市内の病院の精神科を始めて受診した時に、「学校になじめない」「眠れない」など相談していたようだ。

時系列に並べると
14日(月)午後6時に母親は仕事を終え少年のアパートへ

14日(月)午後9時から11時20分にかけて、母親を殺害したとの2chへの書き込み(本人かどうかは不明)

15日(火)午前1時30分頃、寝ている母親を殺害(少年の証言)

15日(火)午前4時55分ネットカフェに入店、6時52分出店、入店の時に手に怪我をしていた。(2時間ほど米国の人気ヒップホップバンドのDVDを見る)
(ネットカフェは自宅から1キロ強で徒歩で15分程度と推測する)

15日(火)午前6時21分、携帯でタクシーを呼ぶ、6時50分タクシーにのり警察に向かう

15日(火)午前7時頃、母親の頭部を持参し警察署に出頭

とこんな所だが・・・
午前1時30頃殺害し、ネットカフェに現れたのが午前4時55分、この間が約3時間20分掛かっている。
微妙な所だけど、少し時間がかかりすぎているような気もする。
凶器が一種類だけのようなので、切断に時間が掛かっていたのかな?

このあたりは続報を待つ事にしましょう。

それから、出頭前の2時間に米国の人気ヒップホップバンドのDVDを見ていたと言うのだが、このあたりがまた微妙だな。

普通にみればおかしな行動なんだが・・・・
この時には頭部は切断してバッグに入れて持っていたんだよな。
最後に出頭する事を決断する為の時間だったのか?
それとも、しばらく見る事ができないので見納めと言う事だったのか?

それから、ネットの書き込みについては、今の所なんともいえないな。
時間的には殺害前に書き込んだと言う事になるのだが、そうすると内容が過去形なのが少々おかしいんだよな。
それなら、殺害後にも書き込みそうだしね。
私としてはこの点は否定的に見ています。

精神科に通院中と言う事ですから、正常な判断ができない状態だったと言うのもあるかもしれませんね。

なんにしても続報を待つ事にしましょう。

| | コメント (0)

大阪湾女性遺棄事件その2

続報です。容疑者が逮捕されました。
5月14日夜、女性の元夫を名乗る男が、神戸水上署捜査本部に「女性の遺体を遺棄した」と出頭した。
捜査本部は15日、死体遺棄容疑で男を逮捕した。男は女性の殺害についてもほのめかしているらしい。

 

遺体は兵庫県明石市魚住町住吉の21歳無職の女性と判明した。
逮捕されたのは住所不定、無職、30歳男性容疑者。

容疑者は4月22日午後10時ごろ、大型ポリ袋に入れた被害者の遺体を神戸市長田区南駒栄町の長田港まで知人の車で運び、遺体の両足に鉄製ダンベルをつけ、遺棄した疑いで逮捕された。

被害者と容疑者は1月22日に結婚したが、遺体を遺棄する2日前の4月20日に離婚している。4月22日に遺体を遺棄した。

ダンベルは以前から容疑者が持っていた物。
袋は洗濯物の回収などに使う大型で、容疑者が以前働いていた神戸市の風俗店で使われていたとみられている。

殺害場所は被害者の自宅だったとほのめかしている
容疑者は被害者の遺体を遺棄した後、被害者宅から衣服を持ち出して、捨てるなど被害者が家出したように偽装工作していた。被害者の父親は5日後の5月27日、明石署に捜索願を出していた。

容疑者は遺棄した22日以降は、風俗店の寮に潜伏していた。鉄製ダンベルは約5年前に購入し、アパートから運び出していた。

容疑者は「2人の間でトラブルがあった」と話しているようだ。

 

さて、予想通り早い段階で容疑者が逮捕されたね。
離婚の直後と言う事を考えるとと離婚に絡んだトラブルって事だろうね。

 

しかし、悪い事はできないな。
この事件ではボートが漂流していたのを通りかかった船員が通報した事でそのボートの近くを漂流していた遺体が発見されたんだからね。

どんなトラブルだったのか・・・続報を待ちましょう。

| | コメント (1)

筑波山不明遺体の謎その5

続報です。容疑者が逮捕されました。
既に窃盗容疑で逮捕されていた葛飾区の解体工、45歳男性被告を死体遺棄容疑で再逮捕し、埼玉県三郷市の杭打ち工、53歳男性容疑者を同容疑で逮捕した。ともに容疑を認めている。

 

被害者のカードを使った事で足がついたと言うわけだな。
動機なども知りたいけど、もう報道されないかもしれないね。
続報に期待しています。

5/26追記
2人を強盗殺人容疑で再逮捕した。容疑者は殺害を認めたが「金が目的でない」と話している。

 

07/11/01追記
強盗殺人と死体遺棄の罪に問われたくい打ち工、53歳被告に対する判決公判が1日、水戸地裁で開かれ、裁判長は懲役25年(求刑無期懲役)を言い渡した。
裁判長は「利欲的で生命の尊さを軽んじた犯行」と指摘した。

 

07/12/06追記
判決公判が6日、水戸地裁であり、裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
検察側は論告で「動機は利欲的で、計画立案にも主体的に関与した」と指摘。弁護側は「ヤミ金を営む被害者の過酷な取り立てで、自らに危害が加えられることを恐れて犯行に及んだ」などと主張し、寛大な判決を求めていた。 

| | コメント (0)

2007/05/13

千葉英会話講師殺害事件その8

事件後1ヶ月がたったので、そろそろ動機についていつもの妄想を書いてみる事にします。
まずは、情報を整理しましょう。

A)3/21(水)深夜 JR西船橋駅前で容疑者が被害者に声を掛け、被害者の自宅に押しかけて25日9時30分のレッスンの約束を取り付ける。この時、自分の電話番号と被害者の似顔絵を書いたメモを残している。

 

B)3/25(日)朝9時ごろ、被害者が自宅を出る。(JR西船橋から行徳駅まで7分)
C)3/25(日)朝、行徳駅のカメラに容疑者と被害者が待ち合わせる所が写っていた。
D)3/25(日)行徳駅前の飲食店で 8時55分から9時45分ごろ英語のレッスンをしていた。
E)3/25(日)その後、タクシーで容疑者の自宅へ(約3分) 
F)3/25(日)その後、容疑者のマンションのエレベータの防犯カメラに2人が写っていた。
G)3/25(日)被害者は10時50分に小岩で英会話の仕事の予定があった。
H)3/25(日)夜から翌26日の未明にかけて浴槽を動かしたと思われる物音が聞かれている。
I)どのタイミングか不明だが、園芸用の土砂を購入している。
J)3/26(月)15時頃に英会話スクールの職員から捜索願いが出される。
K)3/26(月) 23時頃、自宅を訪れた捜査員を振り切り逃亡、現在に至る。

 

これらの中で捜査員が捜査をすれば容疑者に辿り着く情報はと言うと
A)被害者宅に残したメモとルームメイトの証言
D)行徳駅前の飲食店での目撃情報
E)駅前から自宅マンションまでのタクシー運転手の証言
F)マンションエレベータの防犯カメラの映像

 

これらの事から被害者と最後に会っていたのが容疑者である事は、捜査開始直後にはわかるだろうね。

 

そして、J)K)から容疑者は逮捕されたくないと考えている事がわかる。(07/06/30修正)

 

でここからは私のいつもの妄想です。
まず、事件の動機なんだけどね。
上に挙げた事からみて、容疑者が犯罪行為をしようと考えていたとはちと思えないんだよね。
あるいは犯罪行為をしようとしているが、しかし警察に追われるような事にはならないと考えていたとも思えるね。
つまり、自分が疑われる情報が多すぎると言う事なんだよね。

 

その意味で、容疑者は被害者を殺害するつもりは無かったと考えています。

 

しかし、被害者に近づく一連の行動は計画的な面を感じます。
特にA)は常識的な行動とは思えない。被害者の対応によっては警察に通報されてもおかしくない行動です。
容疑者がそこまで強引な行動に出る理由は何か?と言うのは注目ですね。

 

そして、行徳駅前の飲食店での個人レッスンはマンションへ連れ込む為の布石とも考えられますね。

 

ここで私が注目しているのは、個人レッスンの時間をなぜ午前9時頃からにしたのか?と言う点です。
もし彼が被害者を自宅マンションに監禁するつもりなら事件の発覚を遅らせる為に、英会話スクールでの講義の仕事が終わった後、少なくてもその後仕事の予定が無い時間帯を選ぶのじゃないかな?

 

この点は微妙なんですが、無断外泊した段階でルームメイトが捜索願いを出しそうなんだけど、捜索願いを出したのは英会話スクールの職員だった(26日の午後3時ごろ)
たぶん単身日本に来て仕事をするぐらいだから、無断外泊ぐらいは問題にはならないんだろうな。

 

午前中に個人レッスンを受けたのは、その方が怪しまれないと考えたのではないかな?
ただし、時間を決めた時には、被害者は容疑者に対して、10時50分から講師の仕事がある話はしていると思うんだよね。
時間延長とか出来ませんよと言う意味でね。

 

だけど、被害者をとにかく自宅マンションに連れ込み監禁する事を最重要な目的とするならば、これも有りだな。
講義の仕事が終わった後の夜に自宅に連れ込むのはムリだと判断したとも思える。

 

容疑者の目的を考える上で重要なのが性的暴行の有無です。
今の所、この点についての報道は無いのですが過去の事例でも事実が隠された事件は沢山あります。
発見された遺体が全裸であった事からこの点は考える必要があるでしょうね。

 

ですから、ここで性的暴行が無い場合とある場合に分けて考えてみましょう。
・性的暴行が無い場合。
性的暴行が無い場合は正直な所、動機は全く分かりませんね。
マンションに連れ込みはしたが、それには犯罪の意図は無かった、ところが何らかのトラブルとなり、容疑者の感情が爆発して、殺害に至ったと言う所かな。
容疑者は経済的に恵まれていて金銭的なトラブルの可能性は低いと思います。

 

・性的暴行があった場合。
普通に考えて、性的暴行する事を目的に被害者に近づき、自宅マンションに連れ込んだと言う事だろうね。
ただ、やはりこの点にも疑問はある。
最初に書いたけど、犯罪の致命的証拠を残しすぎている。
もしこの通りなら、容疑者は以前から似たような事件を起こしていて、それが事件になっていないと言う事だと思うな。
つまり被害者が泣き寝入りして、警察に訴えていないと言う事だろう。
このあたりは警察が容疑者の過去の生活を調べれば分かるだろうね。

 

この線でもう一つの見方は、合意の上で性交渉を持とうとして自宅マンションに連れ込んだのだが、被害者に拒否された為、暴力により目的を達成した。ところが被害者が警察に訴えると話した為、咄嗟に首を絞めて殺害した。
この説は矛盾は無いように思うけどね。犯罪を犯すつもりが無いので証拠を残すのも説明できるしね。
しかし、この場合も同様の事を以前から行っていた可能性が高いので、警察の捜査に期待ですね。。

 

あるいは、目的を達成すればその後どうなっても良いとする、覚悟の犯行と言うのも考えられるのだが・・・
この場合、事件後の行動が中途半端だし、自宅まで来た警察からも逃げているので、この線は薄いと思うんだよね。

参考リンク
千葉英会話講師殺害事件その7
千葉英会話講師殺害事件その9

| | コメント (5)

大阪湾女性遺棄事件

5月11日午後5時5分ごろ、神戸市兵庫区和田崎町沖約15キロの大阪湾に漂流している黒っぽい袋を、第5管区海上保安本部のヘリコプターが発見した。
その袋を調べた所、足に重りがつけられた女性の遺体が見つかった。

遺体は若い女性で、黒色シャツに青と白の横しまのズボン姿。両足をロープで縛られ、重りが先につけられていた。袋は、ビニール製とみられ、頭と足の方から計2枚かぶせられ、ひもで縛られていた。

5月11日午後4時20分ごろ、現場近くを航行中の船から、「無人のボートが漂流している」との無線連絡が5管にあり、捜索した結果、ボート近くで袋が見つかったらしい。

 

女性は死後1~2週間。身長1メートル62、体重51キロ。女児を身ごもっていた。髪を茶色に染め、手には白の付け爪(づめ)、両耳にピアスの穴を開けていた。そして妊娠5ヶ月だった。
司法解剖の結果、死因は窒息死の疑いが強いようだ。

 

さて、この事件だが、被害者が妊娠していたのが捜査のポイントになるかもしれないね。
妊娠しては困る人間が犯人かな?

いずれにしても、被害者の身元が判明すれば、犯人は早い時期に逮捕されるんじゃないかな。
これを見ていたら、自首してください。被害者の身元はいずれわかりますよ。

5/14追記
司法解剖の結果、胃には米とごまが残っていた。海水は飲んでいない。
指には10指全部に付け爪が残っていた。
靴下を履いていたが、靴は無かった。
黄色と黒の寅ロープで両足を縛られて、おもりには鉄製ダンベル2個がつけられていた。
被害者は殺害のさいに抵抗していないようだね。

| | コメント (3)

2007/05/11

川崎通り魔事件その3

続報です。容疑者が殺人未遂で起訴されました。
起訴事実について、容疑者は「言いたくない」と黙秘しているようです。

横浜地検川崎支部は
1)現場で被告と女性の2人以外の目撃証言がない。
2)被告の靴と衣服から女性の血痕が検出された。
などから被告人の「女性に襲いかかった男を止めに入り、左手を切られた」の証言を「信用できない」と判断したようだ。

さてこんな所ですね。
これで、舞台を法廷に移すことになる。
私の印象としては、被告人に少々不利な材料が多いような気がする。
この事件では被告人が黙秘している事から考えると、被告人は当然犯行その物を否認するだろうな。
それは逮捕前のインタビューでも自分はやってないと話しているからね。

そうすると、検察側は被告人が犯行を行ったと主張し、弁護側は犯行は不可能とか別に真犯人が居ると言う事を主張する事になるんだろうな。

 

この場合検察側が弱そうに見えるのが、凶器が発見されていない事と動機が不明な部分だね。
逆に被告側が弱いのは目撃情報や被害者の証言、靴と衣服についた被害者の血液など不利な材料が多い事。

さて、このままだと難しい裁判になるだろうな。
決定的な証拠が出てくれば白黒の判断がしやすいのだけど・・・

裁判の行方に注目しましょう。

5/12追記
読売新聞によると「容疑者は示された起訴状の内容について否認しなかったという。」
彼のここまでの対応からは少々信じられないのだが・・・
いずれ公判になれば分かる事だな。

参考リンク
川崎通り魔事件その2
川崎通り魔事件その4

| | コメント (0)

2007/05/10

大阪ジェットコースター事故その3

続報です。車軸が折れた原因は金属疲労と断定されました。
1)折れた車軸は直径約5センチ。軸の方向に対して、ナットの付け根部分でほぼ垂直に破断し、断面の半分以上には、金属疲労の際にできる線状の凹凸があることが目視で確認された。
この事から捜査本部は車軸が折れた原因を金属疲労と断定しました。
一部には、ねじ切れたような痕跡もあり、府警は、専門機関などに詳しい鑑定を依頼するようです。

2)車軸の交換時期を8年とする文書が製造メーカーの関連会社で保守を行っていた会社が作っていたようです。
同様の立ち乗りコースターを持つ遊園地に渡されていました。

3)ジェットコースターのJISは、国土交通省の外郭団体「日本建築設備・昇降機センター」(東京)が原案を作成。1975年に制定され、車軸の探傷試験は当初から義務付けられていた。
 関係者によると、エキスポランドの技術担当者は、原案作成委員会に参加していた。この担当者は84年に技術担当の常務になり、2000年から04年まで相談役を務めていたとの事。

4)事故の目撃者に深刻なショック症状が出ているようです。
病院関係者などによると、気分が悪くなって病院に搬送された目撃者の中には大声をあげたり涙を流したり、自力で歩けず車いすやストレッチャーで運び込まれた人もいた。

ある女性は表情がこわばった状態でしゃべることができず、事故の様子を思いだしては涙ぐんだらしい。
別の女性は興奮による過呼吸状態だったようだ。
「事故の夢を見て何度も起きてしまい眠れない」「事故を思いだすと涙が止まらない」などと、学校のスクールカウンセラーなどに相談している女子中学生もいるようだ。
専門家はPTSDが懸念されているとの事。

こんな所だね。
4)については相当な惨状を見たんだろうな。
事件当初の報道でも目撃した多くの人が気分が悪くなり病院に搬送されたと報道されていたからね。

ジェットコースターなのでピンと来ないけど、コースターの前後の車両は連結されているわけだから、全体でみれば数トンぐらいの重量になるだろう。
時速数キロという速度だったとしても数トンの力で押されているわけだから想像を絶する力だよね。
コースターの座席に安全バーで固定された生身の人間が固定された鉄の棒に数トンの力で激突したらどうなるか?
簡単に想像できるよね。
このあたりは、事故の原因には関係ないのでいままで書かなかったけど、目撃者がPTSDになるようなら新たな被害者と言う事だからね。

実際の被害者の状態については、昨日発売の週刊誌に書かれていますが、体の一部が切断されたようです。

高所恐怖症の私は絶叫系コースターとかマシンに乗る事は無いのですが・・・
絶叫系マシンって諸刃の剣だよね。
スリルのあるマシンほど、安全には見えないな。
今回の立ち乗りコースターにしても、体は安全バーで固定されているだけで、何かに覆われて守られているわけではないし、走行中に体が何かに接触すれば、相当な衝撃になるのは簡単に想像できるからね。

スリルを求めれば求める程、危険な乗り物になっているのではないか?
と思うのだが、このあたりは専門家の話を聞いてみたいね。

09/09/29追記
大阪府吹田市のエキスポランド(閉園)で平成19年に乗客13人が死傷したジェットコースター脱線事故で、業務上過失致死傷と建築基準法違反(虚偽報告)の罪に問われた元取締役総括部長、男性被告(61)らの判決公判が28日、大阪地裁であった。裁判長は被告と元施設営業部長、男性被告(67)にいずれも禁固2年、執行猶予4年、罰金40万円(求刑禁固2年、罰金50万円)を言い渡した。

建築基準法違反罪のみに問われた元技術課長、男性被告(60)には罰金20万円(求刑罰金30万円)、運営会社のエキスポランド(破産手続き中)には罰金40万円(同50万円)を言い渡した。

| | コメント (3)

2007/05/07

川崎新妻殺害事件

5月7日午前0時ごろ、34歳の夫が28歳の妻を殺害する事件が起きている。
容疑者から「妻を殺した」と携帯電話で連絡を受けた神奈川県内の友人が7日午前0時過ぎ、交番に駆け込み事件が発覚した。

 

警視庁町田署員が東京都町田市森野2、健康食品会社員、34歳男性容疑者の自宅マンションに駆け付けたところ、室内で容疑者の28歳妻が倒れていた。
マンション前にいた容疑者が妻の首を絞めたことを認めたため、殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
同署はその後、被害者の死亡を確認したため、殺人容疑に切り替えて8日送検するようだ。

 

調べによると、容疑者は6日午後9~10時、自宅で妻の首を両手で絞めて殺害しようとしたようだ。
容疑者は、携帯電話に保存していたわいせつ画像を見た妻が激高し「家族や友人を殺してやる」などと言ったことや、これまでも夫婦げんかのたびに被害者が物を投げるなど暴れたため殺害したと動機を話している。

 

容疑者は「申し訳ないという気持ちはない。人を殺すことは正しいとは思わないが、家族や友人に被害がなくてよかった」などと供述しているという。
容疑者と被害者は2月に婚姻届を出したばかりで、6月には結婚式を挙げる予定との事。

 

とこんな事件なんだけどね。
いろんな事件を見てきたが・・・なんて言うかとても現実とは思えない事件だよな。
そんな携帯のH画像ぐらいで、結婚して妻となるべき女性を殺害できるのかな?
そのぐらい、迷惑メールで俺は知らないとか、友達がふざけて送ってきたとか、幾らでも言い訳できそうな気がするし・・・・
見られたら殺さなきゃならないような秘密ならなぜ携帯をロックしておかないのか・・・

 

その上、「申し訳ないという気持ちはない。人を殺すことは正しいとは思わないが、家族や友人に被害がなくてよかった」ってどんな気持ちだったのかな。
「家族や友人を殺してやる」と被害者が言ったらしいが、現実にそれを行うような人だったのかも不明だし。

 

どうも、動機は別のところにあるのではないか?と言うのが私の印象だな。
きっかけはこのH画像だったかもしれないが、殺意はもっと以前からあったんじゃないかな?

 

容疑者は逮捕されているし、話もしているようなので真相はいずれわかるかもしれないね。
続報を待ちましょう。

| | コメント (1)

大阪ジェットコースター事故その2

続報です。
1)エキスポランドは92年に風神雷神2の運行を開始したが、同種の立ち乗りコースターがある全国5カ所の遊園地の中で、車軸交換を一度もしていないのはエキスポランドだけだったことが新たに判明。金属疲労で車軸が折れた可能性がある。

2)他の4カ所の立ち乗りコースターは、すべてトーゴ社(04年に倒産)製。車軸の交換時期の明示はないとされるが、北海道のルスツリゾートは85年ごろ設置し、これまでに複数回、車軸を交換したという。川崎市のよみうりランドは7年ごとに、岡山県倉敷市の鷲羽山ハイランドは4、5年ごとに車軸を交換。熊本県荒尾市の三井グリーンランドは、91年に導入し05年6月に交換した。ところが、エキスポランドは「異常がなかった」として、92年に設置当時の車軸をそのまま使用していた。
2年から長くても7年で他の遊園地は交換しているようですね。

3)折れた車軸は、直径約5センチ、長さ約40センチ。鉄とニッケルの合金製、軸方向に対して垂直に切れていた。

4)目視検査では分からない亀裂を調べるには、超音波や磁粉などを使う「探傷検査」が必要とされる。このためエキスポランドも年に1回は探傷検査を実施してきた。しかし今年の検査は大型連休後の今月15日に先延ばしされており、昨年1月下旬以降1年3カ月以上、検査が行われていない状態だった。

これに関連して
JISの遊戯施設の検査基準には、検査項目のほか、検査方法や使用器具なども定め、車輪装置は「年に1回以上、車輪軸の探傷試験を行う」と規定されており。探傷試験は「磁粉や超音波、薬剤を使用する」としている。

ところが、エキスポランドでは
「風神雷神2」に今年1月実施した建築基準法に基づく定期検査(法定点検)で、折損した車軸について、日本工業規格(JIS)の検査基準に反して、亀裂の有無を調べる「探傷試験」を怠ったまま、「A」(不適合の指摘なし)と判定し、吹田市に報告していたことがわかった。
これはもしかすると「虚位報告」かもしれないね。いずれにしても規定されている検査を行わなかったのは重大な問題になるだろうね。

さて、こんな所なんだけど
車軸の破断の原因が「金属疲労」の可能性があると言われている。
安全管理の関係者や事故に興味を持って調べている人間なら「金属疲労」と聞くと日航機の御巣高山墜落事故を思い出す人も多いと思う。
私もこの事故を思い出しました。

日航機は金属疲労で機体後部の圧力隔壁が破断し、その衝撃で尾翼部分にある4系統の制御システムが全てダウンし、制御不能となり御巣高山に墜落した事故です。
520人が死亡する大事故でした。
この事故ではテクノロジーの塊のジャンボジェットが墜落するのか?という思いから、墜落した原因は何か?に注目が集まりましたが・・・
その原因は金属疲労でした。そしてジャンボジェットには4系統の制御システムが用意されていたが、機体後部で4系統が一つに集まる部分があり、不運にもそこを破壊された日航機は制御不能となって墜落してしまったわけです。

| | コメント (1)

2007/05/06

出会い系少女監禁事件

5月5日出会い系サイトで知り合った中学3年の14歳少女を名古屋市内のホテルに監禁したとして、愛知県岡崎市伊賀町、自称工員、39歳男性容疑者を逮捕監禁容疑で現行犯逮捕する事件が起きています。

容疑者は少女の父親にメールや電話で金を要求しており、身代金目的の誘拐の疑いもあるとみて調べているようです。
少女にけがはなかったとの事。
調べでは、容疑者は4日ごろから5日午後2時50分ごろまでの間、三重県亀山市内の少女を名古屋市中区金山のホテルに監禁した疑い。
容疑者は5日午前6時ごろから、少女の父親にメールや電話で「あるだけの金を持って来い」「娘の裸の写真をばらまかれたくなければ金を持って来い」などと連絡し、名古屋駅や金山駅に来るよう指示した。

十数回に及んだメールと電話の発信元や、少女が父親に携帯電話で居場所を連絡したことからホテルを特定し、5日午後、捜査員が室内に踏み込んで容疑者を現行犯逮捕した。

 

さて、よくある事件なんですが・・・
過去にも出会い系で知り合った男女のトラブルなどから事件は頻発しています。
被害者の9割が女性で殺人やレイプなど重大な事件も珍しくありません。

世の中で一番怖いのは「人間」です。相手がどんな人物か分からないのに不用意に2人で会うのはどうかな?
2人で会う約束をしても相手が1人で来るとは限りませんし、1度や2度のメールで相手の心がわかる物でもありません。

出会い系で事件に巻き込まれる事例が沢山ある事は認識して欲しいと思います。

| | コメント (1)

2007/05/05

大阪ジェットコースター事故

5月5日午後0時50分ごろ、大阪府吹田市千里万博公園の遊園地「エキスポランド」で、走行中のジェットコースター「風神雷神2」(6両編成、乗客22人)の2両目の車輪が脱落し、車体が左側に傾いて、レール沿いに設置された緊急避難用通路の鉄柵に衝突する事故が起きている。

この事故で2両目に乗っていた若い女性一人が鉄柵に首を挟まれるなどして即死したほか、男女2人が重傷、19人が軽傷を負った。
また、事故を目撃した12人が気分の悪さを訴え、病院で手当てを受けたようだ。

調べなどでは、コースターは定員24人。立ったまま乗車し、全長1050メートルのコース上を最高時速75キロでアップダウンを繰り返す。
事故の際は、本来の停車位置の約200メートル手前で2両目の車軸が折れ、そのまま約100メートル走行した地点で脱輪した。
車輪はその後、車体から外れて地上に落下していた。

今の段階でははっきりと事故原因は発表されていないが、今回の事故の原因は車軸が折れた結果脱輪した事にあるんだろうと思われる。

問題はこの事故が未然に防げたのか?と言う事になるのだが・・・
点検整備で発見する事は出来なかったのか?事故を予見する事ができなかったのか?
このあたりに注目ですね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (1)

栃木小1殺害事件再考、その17

今回は遺棄現場について考えてみたい。
遺棄現場について私は以前に発見させる為に斜面に放置したと考えていました。
これは事件の発生直後に発見された点を無意識に重視してしまった結果かもしれないですね。

さて、私の遺棄現場についての考えを改める事件が起きています。
神奈川男性殺害事件の謎!なんですが、昨年11月に神奈川の山道の斜面に遺体が放置された事件がありました。
この斜面に放置した理由が「見つからないように山に捨てた」と言う事です。
この事件では林道から2m程しか離れていない場所に放置している。

つまりここなら見つからないと考えたのなら、「斜面に放置するのも有り」だなと言う事です。
見つからないのだから、埋める必要も無いと言う事だね。
(捜査をかく乱するような他の意図も無いでしょう)

すなわち事件直後に遺体が発見されたのは「偶然」と考えてもおかしくないよね。
あの遺棄現場は狩猟の狩場で無かったのなら、通り抜けもできないので通行人に発見される事も無いだろうし、近くに建物があるわけでもない。
狩人が発見しなければ、山林や農地の作業に来た人間が発見するか、山菜摘みに来た人間が発見と言う場所でしょう。
少なくても3月ぐらいまで人は入って来ないと考えれば、当面発見される可能性は無いだろう。

あの場所なら発見されないと犯人が考えたのだとしたら、遺棄現場は犯人の生活圏に比較的近い場所かもしれないね。
この場合は遺体が発見されれば自分が疑われると言う事も「発見されないのだから疑われない」と言う理由であまり気にされていないかもしれない。

とは言え、自宅のすぐ近くにと言うのも考えにくいの遺棄現場の半径20km圏内と言うところかな。
20km程度なら車で30分程度だからね。

それから、この場合はわざわざ2時間60kmも移動するのか?と言う疑問も無くなる。
自宅かあるいは生活圏に戻ってから殺害遺棄したのなら、遺棄現場はそんなに離れていないと言う事だからね。

逆に疑問なのは大沢地区にどんな理由で出入りしているのか?って事だな。
平日だからやはり仕事と考えるべきだと思うのだが・・・
仕事で茨城と栃木を往復するような物ってなんだろう?
普通に考えると「運送業」って所かな。
この線を少し調べてみるかな。

| | コメント (0)

税務署職員銀行強盗事件

5月1日午前11時ごろ、名古屋市東区徳川1の三菱東京UFJ銀行東支店に40歳ぐらいの男が押し入り、窓口付近にいた52歳女性行員に包丁のようなもの突きつけ「金を出せ」と脅した。
男は女性行員を人質にし、同支店東側の駐車場などに居座って現金を要求したが、同11時56分、愛知県警の捜査員が人質強要処罰法違反容疑で男を現行犯逮捕した。
女性行員も無事保護された。

とこんな事件が起きていたのだが、逮捕された男は大阪府堺市北区大豆塚町1、税務署職員、42歳男性容疑者。大阪国税局によると、同容疑者は奈良県の桜井税務署上席国税調査官だった。

しかしこの容疑者は一週間ほど前から欠勤し、行方不明になっていたようだ。
大阪国税局によると、容疑者は四月二十五日早朝、「体調が悪いので、今日は休む」と上司に電話。間もなく、この上司に妻から「行方が分からない。捜索願を出したい」と相談があったとの事。

 

さらに、翌二十六日に容疑者から「退職したい。明日から出勤しない」と電話があり、一方的に切れた。二十七日には勤務先である奈良県の桜井税務署に名古屋市内の郵便局の消印で辞職願が届いた。
三月中旬には一日欠勤したことがあり、「精神科に行ってきた。通常業務に支障はない」と言い、その後は四月二十五日まで欠勤や早退などはなかったらしい。

問題の動機だけど、
悪いことをすれば、税務署を辞められると思った。妻との関係が上手くいっていないからむしゃくしゃしたといった内容のものであった。

 

幸いこの事件では怪我や死亡する人などは出なかったのだが、犯人の最近の行動を見ると、メンタルに問題があったのではないだろうか?
仕事のトラブル、家庭のトラブルが重なりメンタルに相当な負担があったんだろうな。
過去の事件では、殺人事件を起こせば逮捕されて死刑になると言った川崎男児殺害事件や、人生をやり直したいと言った奈良の医師長男の自宅放火事件などがあった。

私が言いたいのは、このような事は「誰にでも起きる可能性がある」と言う事なんだよな。
例えばうつ病は「心の風邪」と言われるぐらいで一生の内に誰でも一度は罹っていると思う。(この事件の容疑者がうつ病だと言うわけではありません)
ただ、それを自覚しないので自分が病気だったと気付かないんだろうな。
今回の事件では3月に一度精神科に自ら出向いているので、この頃本人は異変の自覚があったんだろう。
しかし、その後も改善される事なく悪化してしまったんだろうな。

この時期に周囲の人間が異変に気付いていれば、もしかするとこの事件は防げたかもしれない。
本来なら家庭や職場で気付く可能性が高いと思うのだが、その両方でトラブルとなっていたのが不運だったのかもしれないね。

| | コメント (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »