会津母親殺害事件その9
続報です。
1)少年は「殺害場面などグロテスクなものを見ると興奮するので、自分でも人を殺したくなった」「(母親を殺害したのは)女で弱いと思ったから」と話しているようだ。
2)少年は欠席が目立つようになった昨年9月ごろから、携帯電話で関連サイトからダウンロードした残虐な画像を見たり、殺害をテーマにした本に熱中したりし始めた。
4月13日の登校を最後に不登校状態になって以降、さらに残虐な世界につかっていったらしい。
3)切断した右腕を植木鉢にさした理由について「飾ろうと思った」と話しているようだ。
4)事件前日の14日に、包丁やのこぎりに加え、ロープ、スプレー缶、植木鉢、土といった、事件に使ったり、使うつもりだった道具一式を買いそろえていたようだ。
5)少年は14日に市内の100円ショップで200円の包丁を購入し、その他は市内のホームセンターで買ったと話している。
6)ロープは「遺体の一部をつるすつもりだった」と話している。
7)事件現場のアパートからは、過去の殺人事件を集録したノンフィクションの本が押収されていたようだ。
こんな所かな。
どうも、報道される材料の多くが快楽殺人の方向を向いているようだね。
それともう一つ、犯行に使う道具一式が前日に用意されているのも注目だね。
母親が泊まりに来る事を少年はどの時点で知ったのか?
もし、道具一式を購入した以前に知っていたのなら、母親を殺害する事を計画していた可能性が出てくる。
さて、ここまでの報道から私なりに動機を推測するとやはり二つかな。
A)快楽殺人・・・材料を見るとやはりこの説は外せないよな。
B)間接自殺・・・私はこれもあるかなと思ってます。
快楽殺人説には疑問が二つあります。
あ)情報が揃い過ぎている。事件が出来すぎている。
い)快楽殺人犯は時間を掛けて、段階を踏んで完成されていくと一般に言われています。
10代前半で小動物などの虐待をはじめ、エスカレートして最初の殺人を行うと言うのが典型的なパターンなんだよな。
その意味で、この事件では変質が急激すぎないか?と言うのが疑問なんだよね。
中学卒業するまで、少年は優等生だったようだし、その彼が2年たらず、実質的には8ヶ月程度で快楽殺人犯に成れるだろうか?
(ただし、少年のメンタルに以前から問題があり、その為、急激な変質となったと言うのもあるかもしれません)
現場周辺での動物虐待事件なども無いようだしね。
この二つの疑問を説明する為に考えたのが、間接自殺説と言うわけです。
快楽殺人に見えるのはそれに偽装している為です。
少年は死刑にしてもらう為により残虐な快楽殺人を演じている。
いづれにしても、専門家の診断や鑑定を待つ必要があるだろうね。
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