国分寺女性射殺心中事件その4
続報です。
1)調べによると、20日午後7時から同9時50分ごろにかけ、巡査長の携帯電話に女性からメールが6件届き、「もう付き合えない」「きょうは話をしたくない」という趣旨の文面があり、「放っておいて」とも書かれていた。
さらに「ごめん、ともちゃん訴える」「指紋取れば分かるよね」と書かれたメールもあった。女性は事件前、店に来た巡査長の後輩警察官に「空き巣に入られたら指紋取るよね」と質問。メールはアパートへの無断侵入を疑っているとみられる。
2)警視庁は、女性が巡査長に送った携帯電話のメールの分析などから、巡査長が女性の留守中に部屋に不法侵入したことが発覚するのを恐れ、口封じのため殺害したと断定したようだ。
3)事件当日は午前0時過ぎから事件直前まで22件で、返信がないまま「今どこなの」と女性に呼びかける内容が目立つという。夕方以降にメールが増加、午後9時20分ごろ、女性が「訴える」とメールを送ると、巡査長は「えっ、何を訴えるの?」と返信したという。
また、女性の部屋の窓のクレセント錠近くに直径4センチ程度の穴があき、ガムテープでふさがれていたことが新たに分かった。何者かが外部から侵入を試みたとみられる。捜査本部は巡査長の指紋が付着していないか検証しているようだ。
4)調べによると、巡査長は女性に好意を寄せて店に通い詰め、昨年11月からカードで約63万円を支払ったほか、ブランド品を贈り、店外で飲食もした。
女性は当初、大切な客として、親密さがうかがえるメールを送っていたが、今年5月以降は返信を出さなかったり、拒絶するような送信をしたりした。
これに対し、巡査長のメールは「電話に出てよ」といった内容が大半を占める一方で、一緒に酒を飲んだ翌日には喜びに満ちた記述を送っていた。
巡査長は女性を本気で好きになったといい、調査会社を使ったり、自宅アパート付近で様子をうかがったりした。
一方、女性は巡査長をうとましく思い、周囲に相談。「警察官に携帯電話のメールや持ち物を勝手に見られている。すべてを監視されているようだ」と訴えていたとの事。
5)巡査長が女性に付きまとっているという話を聞きつけた上司の地域課係長が今月15日、確認のため巡査長と一緒に女性が勤務する店を訪れていたことがわかった。
係長は女性に事情を聞かないまま、「トラブルはない」として、署の幹部には報告していなかった。直属の上司の判断ミスが明らかになったようだ。
6)女性が利用していた東京・国分寺市内の飲食店の男性経営者(35)によると、巡査長は今年5月、この店を2度にわたって訪れ、「女性のことが好きだ」「交際相手がいることも知っているが、どうしたらいいか」と相談を持ちかけていた。
女性の知人に女性へのストーカー行為をとがめられた際、「わかっているが、やめられない」などと悩みを打ち明けていたとの事。
7)巡査長が先月から今月上旬にかけ、勤務終了後の女性をタクシーに乗せ、送っていたことが25日、分かった。巡査長が自ら話し掛けるケースは少なかったという。
巡査長はストーカー的行為をする一方で、急にやせたとの証言があるようだ。
8)女性がエスカレートする巡査長のストーカー行為を警戒し、自宅アパートの玄関の錠を交換していたことが、警視庁の調べで分かった。
玄関ドアの錠は、女性が平成14年に入居した際のものではなく、交換の時期や経緯の確認も急いでいる。
さて、いろんな情報が出てきたね。
ただ、口封じの為に射殺したと言うのはどうかな?
私はそんな意味ではないと思う・・・・
口封じだけなら、巡査長が自殺する必要は無いからね。
私としては、マジメに仕事をしてきた巡査長が偶然女性と知り合って、将来の為に貯めた預金を使い果たし、その上、警官としての道を外れた事をしてしまった。
全ては女性の為だったが、その女性からも拒絶され、何もかも失った巡査長がこの転落人生の原因となった女性を殺害し自分の人生に自ら終止符を打とうと思った、どちらかと言うと自暴自棄の「おまえを殺して、俺も死ぬ」って所だったのかなと思っています。
ただ、一つだけ気になっている点がある。
射殺した状態は女性が横になっている状態だったと思われる。
さらに、ムリに押し入ったような状態でもなさそうだ。
巡査長はどうやって部屋に入ったのか?
私はてっきり「合鍵」を持っていたのではないか?と考えていたが、女性は部屋の鍵を変えているようだし、部屋に招き入れて、自ら横になるなんて事しないと思うんだよね。
状況としては女性が寝ている部屋に音も無く忍び込み、寝ている女性を射殺したと言う所だと思うのだが・・・
続報を待ちましょう。
07/08/26追記
巡査長の制服ズボンの右ポケットに、女性宅の合鍵が入っていたことが26日、警視庁の調べで分かった。
巡査長が所持していた鍵は女性が使っていた鍵と型番が同じだった。捜査本部が証拠品を整理し、最近になって巡査長が所持していた計6本の鍵のうち1本が女性方の玄関ドアの鍵だと確認した。
女性は02年2月にアパートに入居し、04年2月に1階にある現在の部屋に移った。その後、大家に伝えずに、シリンダーごと鍵を交換していた。巡査長が所持していた鍵は交換後の鍵で、女性が使っていた1本は室内に落ちていた。
案の定、巡査長は合鍵を持っていたか・・・
しかし、鍵を持っているのが分かったのが26日、事件発覚から5日も経ってからってのはどうかな?
事件当初に当然、侵入方法は誰もが疑問を持ったはずだ。
それに、ストーカー行為が発覚したわけだから、合鍵と言うのは連想されそうなんだけどな・・・・
| 固定リンク
コメント
ぼくはいきなりぶっ放されて女性は腰を抜かしたのだと思う。
このいきなりが命中しなかった一発。
騒ぐなという威嚇だったのか。
一緒に死んでくれと気持ちを見せようとしたか。
チャカ抜いたら暴発しちゃった?
29年前、世田谷。
夕暮れ前に買い物に行こうとした(だったかな)大家の婦人が、
所有のアパートの一室に若い警察官がいることに気がつきました。
その警察官が不思議なことを言いました。
女性が死んでいるので、警察に連絡してくれ。
警官でしょ、あんたがすれば・・とは大家さんは言わなかった。
しかし、通報を受けた警視庁はすぐにへんだと思った。
バカ警官はどいつだ?と、交番に戻って勤務を続けていた若い警察官が調べられました。
この事件は、大量の上司が処分を受けるという顛末となります。
投稿: ナガイ | 2007/08/26 04:27