国分寺女性射殺心中事件その3
続報です。
1)警視庁は23日、和田康敬副総監が22日夜に女性の遺族と会い、謝罪したことを明らかにした。
遺族は「二度とこのようなことがないようにお願いします」と話したという。
警視庁は20人態勢で、管理体制に問題があった疑いがあるとして、立川署の特別監察に入っているとの事。
2)女性が事件直前、巡査長に「きょうは話をしたくない」という拒絶する趣旨のメールを送っていたことが23日、警視庁の調べで分かった。
3)女性が付きまといに悩み、客だった別の警察官に相談したところ、警察官は「ストーカーをやめるように言うよ」と答えたとされ、警視庁は経緯を調査するとの事。
4)巡査長が東京都国分寺市にある女性の行きつけの飲食店で、男性店長(35)に「女性を好きになり、悩んでいる」と話していたことが23日、分かった。
巡査長は「女性を好きになってしまった」と告白。女性の店で、接客を受けて好意を持ったといい、「好きになった自分に悩んでいる」と漏らした。
しかし、女性は店長に、巡査長の付きまとい行為を明かしたうえで「お客さんだから」と苦悩していたらしい。
5)巡査長が上司に佐藤さんと結婚したいと相談していたことが警視庁捜査本部の調べで分かった。
6)巡査長はキャバレーを訪れるたびに女性を指名し、ほかの女性従業員に、携帯電話に保存した女性の笑顔の写真を自慢げに見せることもあったらしい。
7)巡査長につきまとわれていると感じていた女性は「15日で辞めたい」と店側に伝え、16日から店を休んだ。18日から宮城県内の実家に帰省し、事件当日の20日に東京に戻った。
8)巡査長は女性に、一日に何十回も電話をかけたケースがあったほか、旅行帰りに空港で待ち伏せしたこともあった。
9)巡査長は昨秋ごろ両親に「交際女性がいる」と報告。父親は巡査長が女性にプレゼントを発送するのを目撃していた。実家に入れていた毎月10万円の生活費も4月からは8万円に減額。7、8月には両親から計100万円を借金した上、数百万円あった預金も使い果たしていた可能性がある。捜査本部は22日に巡査長の自宅を家宅捜索。押収した通帳やカード類を調べ、詳しい背景を捜査するとの事。
10)捜査本部が巡査長の携帯電話を調べたところ、女性と頻繁にメールでやりとりし、20日も数通のメールを受けていたことが判明。巡査長が発射し、不明だった銃弾1発は押し入れの床から発見された。
11)巡査長は死亡退職扱いになるとみられ、約1200万円の退職金が支払われる見込みだが、巡査長の両親は受け取りを辞退し女性の遺族に渡したいとの意向を警視庁に示しているという。
こんな所なんですが・・・今風に言うと痛い事件ですね。
私の勝手な偏見かもしれませんが、この40歳の巡査長は女性との交際の経験とかなかったのではないかな?
お店で接待されて好意を持ったって言うけどね・・・・
女性にしてはみればビジネスでしょ?
多額のプレゼントをもらったところで、ビジネスに変わりはないだろうね。
そこのところを周囲の人間が誰か教えてやるべきだったんじゃないのかな?
それにホントに女性が好意を持って結婚したいと思うような男性なら多額のプレゼントなんて要求しないでしょ?
結婚するにしたってお金がかかるからね。
逆に男性の側からみれば、これだけお金を掛けたのに、話が違うじゃないか?って所だろうね。
少々、巡査長に憐れみさえ感じてしまうな・・・・
そう言えば、最近読んだ本で「死者からの告発」高濱桂一(宮崎医科大学教授)さん著の中にも似たような話があったな。
たしか、看護婦が同居の博打好きの男性に誠心誠意尽くしていたのだが、その男性が別の女性と結婚したいと別れ話を出した所で殺害を決意し、寝ている男性の全身に硫酸をかけて殺害したと言う事件だったな。逮捕された看護婦が検事に死刑にしてくださいと涙ながらに懇願したそうだ。
別れ話のもつれってのは、いつの世も犯罪の引き金になるって事だよね。
| 固定リンク
コメント
ASKAさん、おはようございます。
事件の続報を読ませていただき私も、
最初こそ拒まれていた相手の女性を道連れにするなんて、ただ単に所持していた拳銃で一人自殺しただけではないのに、それまでの職務は遂行されていたぶん死亡退職金が支払われるのかー、など
フツフツと憤りを感じつつ同様に哀れに思えてなりませんでした。
特にテレビで報道されるたびに警察官の画像が表示されるのには胸が痛くなります。
女性の職業柄お店に警察官がプライベートで行き来するたび、色々なお客さま相手をしている姿に嫉妬も生まれたでしょうし、自分以外に奪われたくないという思いも強かったのかも知れません。
だからといって被害者を殺していい理由ではありませんし、被害者ならびに双方のご両親の事を思うと無念でなりません。
投稿: ぶんぶん | 2007/08/24 09:25