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2007/09/28

会津母親殺害事件その15

続報です。精神鑑定の結果が出ました。
1)当初の予定では6月から8月31日の予定の精神鑑定だったが、1ヶ月延長して9月一杯精神鑑定を行っている。

2)鑑定では、問診や医学的な検査、心理テストなど広範囲にわたり、精神状態や障害の有無が調べられたが、身体的、精神的な病気は指摘されていないようだ。

3)しかし少年の人格には未熟な部分がうかがえ、心理テストではストレスへの抵抗力が弱いという結果が出ており、複合的な要因が挙がっているらしい。

4)地検は近く家裁送致する際、少年の責任能力を認めて「刑事処分相当」とする意見を付ける見通しのようだ。

さて、問題はより難しくなったな。
奇妙な事件の共通点としてキーワードを考える事もありましたが・・・・
今回の事件ではこの方向では考えられなくなったわけだ。
少年は正常な判断力を持った状態で犯行を行っている。

逆に言うと心神耗弱はもちろん、メンタル面の問題が影響したのでは無いと言う事だから、犯行時どう考えて犯行を行ったのか?どんな理由で犯行を行ったのか?
少年の話す内容が問題を解く鍵になると言う事だろうね。

しかし、少年が自分の中の気持ちを正確に言葉にする事ができるのか?
疑問の残るところだね。

次は法廷に舞台を移す事になるが・・・・
少年はどんな弁護を弁護士に望むのだろうか?
ここまでの報道の内容を見ると、隠し事はしてないように見える。
そして、精神鑑定の結果から心神耗弱で責任能力を争うのは難しいだろう。
また、供述内容から情状酌量を狙うのも難しいと思う。

もし、少年が死刑を望んだとしたら、担当の弁護士はどんな弁護をするのだろうか?
公判の行方に注目です。

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