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2007/09/23

秋田小1殺害事件の謎!その57

続報です。9月12日に初公判がありました。
1)初公判が9月12日、秋田地裁で開かれた。被告は、長女彩香さん(当時9歳)殺害について「殺害しようと決意したことも、橋の欄干に乗せたことも、手で押したこともありません」と述べ、全面否認。米山豪憲君(当時7歳)については、殺人と死体遺棄の事実を認めた上で、「当時の精神状態が正常だったかどうか、わたしには分からない」と述べ、弁護側は心神耗弱だったと主張した。

2)検察側は冒頭陳述で、子育てなどで邪魔に感じていた彩香さんの存在を疎ましく思い、犯行時には極限に達していたと指摘。
「魚を見に行った藤里町内の藤琴川大沢橋の欄干に彩香さんを乗せ、川に突き落として殺害した」と述べた。

この後、現実からあえて目を背けようとした被告が、別の犯人による事件だと訴えたが無視され、社会に対する激しい憎悪を持ったと説明した。
二つの事件を関連づけた上で、「帰宅する豪憲君を見つけ、自分を不当に無視している社会に報復するいい機会ととらえ、殺害を決意した」と強調した。

3)弁護側も冒頭陳述し、被告は、彩香さんに触れられるのを嫌がる「スキンシップ障害」で、「欄干の上で抱きついてきた彩香さんを反射的に払いのけた」と主張。彩香さんを助けなかったのは、健忘に陥っていたことを理由に挙げた。

4)「自殺願望などで精神的に疲弊し、心神耗弱状態だった」と主張する弁護側の申請を受け、審理と並行して被告人の精神鑑定が行われる。

5)被告は罪状認否後に意見陳述し、事前に準備した書面を読み上げて謝罪の気持ちと現在の心境を吐露した。

罪のない2人の子に対し、「ごめんなさい」という気持ちでいっぱいです。米山さんと、わたしの家族が失ったものは大きいと思います。両方の家族に対し、謝罪しなければならない。申し訳ありませんでした。

豪憲君の事件について、1年半前のわたしは嘘をつき、卑怯でした。隠そうと人のせいにしたり、必死でした。その後、耐えられなくなり、押しつぶされそうになりました。ゲームとは違い、リセットボタンはないのに、わたしはそれを探していました。毎日、いろんなことを考え、落ち込んでいます。

この公判で1年半前のわたしとどう変わったのかを見てほしい。償わなければいけない。彩香はお母さんと、いつもわたしのそばにいた。できることならもう一度、抱いてあげたい。

公判の行方に注目です。

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