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2007/09/21

京都父殺害事件の謎!

9月18日4時40分頃、京都府京田辺市で父である45歳巡査部長を実の娘の16歳二女が手斧で殺害する事件が起きている。

1)18日4時40分頃、119番に「ナタで首を切った」と通報があった。

2)5分後に現場に駆けつけた警察、消防によると1階のダイニングキッチンに被害者の41歳妻と19歳長女、16歳二女の3人が放心状態で座り込んでいた。

3)3人の近くに刃渡り11cm、長さ30cmの血の付いた手斧が置かれていた。

4)被害者は2階の寝室のベッドに血まみれで横たわっていた。

5)ランニングシャツにパンツの下着姿で首には切りつけられた傷が複数箇所あった。
この時、既に心肺停止状態で、大量に出血していた。カーテンにも血がついていた。

6)争ったような痕はなく、就寝中に襲われたとみられている。
妻とは普段から寝室は別になっていた。

7)警察官が3人に話しを聞くと、二女が「殺した」と話した事から5時15分、殺人容疑で緊急逮捕した。

8)二女は黒いワンピースの上半身全体に返り血を浴びていた。

9)二女は取り調べに対して「父親の交友関係に悩んでいた。手斧は一週間くらい前に、近くのホームセンターで買った」と話している。
交友関係とは女性関係の事のようで数年前から悩んでいたと話しているようだ。

10)二女は犯行前に自室で白いパジャマから黒いワンピースに着替え、別室で寝ていた父親を襲った。着衣を替えた理由を、二女は「白いパジャマでは血が目立つ。黒い服なら血が付いても大丈夫と思った」と説明しているという。

11)二女は父親の死亡を確認した後、2階の隣室で寝ていた母親に「お父さんを切った」と犯行を告げていた。

12)巡査部長と母親は不仲だったといい、二女は父親について「暴力をふるわれた」「女性関係が嫌だった」、「家族全員がお父さんに不満を抱いていたのに、平静を装う家族関係が許せなかった」などと供述している。
同署でさらに詳しく聴いたところ、「お父さんがこの世から消えてしまえばいいと思った」などと、強い殺意を自供した。反省や後悔などは今のところ口にしていないという。

さて、また妙な事件が起きているね。
この事件で妙なのは、二女の行動に一貫性が無い事だな。
1週間前に凶器の手斧を用意して、早朝4時に寝込みを襲い殺害している。
殺害直前には黒い服に着替えて返り血を目立たないような工作もしているのだが・・・
殺害後は母親に殺害を告白しており、逃亡もしてない。

ここでポイントは黒い服に着替えた理由が返り血が目立たないようにする為と言う事だね。
ただ、殺害する事が目的でその後どうなってもかまわないと言うのであれば、こんな工作をする必要は無いでしょ?

さらに供述の中に「家族全員がお父さんに不満を抱いていたのに、平静を装う家族関係が許せなかった」と言う点。
本来、憎んでいたのは父親だったはずなのに、家族全員も許せないと言っている。
しかし、父親以外の家族を傷つけてはいない。

最大の疑問は凶器の「手斧」だね。
普通に凶器を考えたら、「包丁」が一般的だよね。手斧やナタを凶器に使う事が全く無いわけではないが、普通の犯罪者は使わないだろう。
包丁の方が入手が簡単だし、取り扱いが楽だからね。

手斧のような刃物では振りかぶらないと殺傷力が無いだろう。
その点ではターゲットが無防備な時にしか使えない凶器だろうな。
そう考えると、事前に手斧を用意した時点で寝込みを襲う事は計画していたと言う事になる。
そして、複数回も首に手斧を振り下ろしている点から切断を狙ったのか?とも思えるけど、このあたりは供述を待つしかないだろうな。

さて、まだ、16歳と言う事もあり凶器を選択する上で何か参考になる事でもあったのか?と色々考えたけど、最近起きた事件で手斧やナタを凶器にした物は無いよね?

頭部を手斧やナタで切断する事件も過去にさかのぼってみても、思い当たる事件は1件だけであの「32人殺しの津山事件」の最初の犠牲者である母親が、首を斧で刎ねられている(切断されている?)

でも、流石にそんな昔の事件を二女が知るはずも無いと思うのだが・・・
と思っていたら、意外な所で関連するかも?と思う情報があった。
あの「会津母親殺害事件」の容疑者の高校生のブログの自画像が大きな手斧を持った侍風のキャラクターだった。

それ以外だと日本人がイラクで斬首処刑されたあの事件とかあるけど、あれは手斧ではないしね。

このあたりは続報を待つしかないだろうな。

08/09/25追記
「父親の女性関係に数年前から疑念を抱いていた。(フランスで発明された処刑道具の)ギロチンにしようと思った」と話している。手斧はギロチンのイメージだったようだ。
次女は事件5日前の13日、自宅近くのホームセンターで手おのを購入。自室に隠し、殺害実行の日をうかがった。18日について、「この日だったら勤務先に迷惑をかけないと思った」と供述。巡査部長が休みの日を狙ったようだが、実際は17日が公休、18日は日勤予定で、勤務日を勘違いしたとみられる。
次女の部屋から、ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)と呼ばれる、黒を基調に中世ヨーロッパの美術様式をイメージしたファッションを描いたデザイン帳を押収した。

ネットでは「ひぐらしの鳴くころに」に似た描写があると指摘されている。

07/10/05追記
京都地検は5日、専修学校生の16歳次女を殺人の非行事実で京都家裁に送致した。
計画性、残虐性の高さを考慮し「刑事処分相当」との意見を付けたとの事。
少女は非行事実を認め、動機について「父の浮気が許せなかった」と供述しているらしい。
家裁は直ちに2週間の観護措置を決定。少女を鑑別所に収容した。
二女は父について「17歳になるまでに殺したかった」と憎悪をあらわに。「母と姉には申し訳ない」と話す一方で、当初は父親への謝罪はなかった。
だが最近になって、泣きながら父への謝罪を口にするなど変化もあるという。

07/10/18追記
殺人の非行事実で送致された専修学校に通う次女(16)の第1回少年審判が18日、京都家裁であった。裁判長は職権で、殺害時の少女の心理状態を調べるため、医師による鑑定の実施を決めたとの事。

08/01/24追記
京都家裁は23日、殺人の非行事実で送致された二女(17)を中等少年院送致とする保護処分を決定した。
裁判長は「潔癖性の二女の資質と、父親の女性関係がわかるような両親の不適切な対応があいまって殺害に至った」と判断した。
処遇期間は「相当長期の処遇が相当」とした。

家裁は二女の鑑定結果から「こだわりが強いという資質的な特性が犯行に影響したことは否定できず、抑鬱(よくうつ)症状が強まっていたことも認められる」と指摘。
父母ともに二女の資質を無視した不適切な対応をしていたとして、「保護処分を許容しうる事情がある」と判断した。

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コメント

ASKAさん、こんばんは。
津山事件から八つ墓村と連想してしまいましたが、16歳ぐらいなら推理小説など読まれていたのでは?

投稿: ぶんぶん | 2007/09/21 02:48

ASKAさんはじめまして。以前よりお邪魔していました。

今回の事件、すぐに天童荒太の小説を思い出しました。
黒い服に着替えたり、手斧を使ったり、と彼女にとっては聖なる儀式だったのかもしれませんね。家族を浄化する。

それにしても、医者の息子が父への憎しみから家に放火した事件がありますが、彼女は直接憎しみの対象である強い父を殺すことにした、という事実に一種すがすがしさを感じるしだいです。女は強い。

投稿: リリポレ | 2007/09/21 06:37

ASKAさん始めまして、そしてこんばんわ

首を落とそうとしたのはリリポレさんが仰ったような儀式な意味合いの他にもアニメ等の影響(悲しいことですが)かな?と思いました
複数のニュースページを見る限りでは(同じ内容でしたが)
計画的犯行を思わせる内容の記事が書かれてましたが
私はリリポレさんの意見が近いと思います。
ただわからないのは殺害後に自失状態になっていたのは何でだろう?と言うことです、結果が解っていて計画をしたのに
その結果でショックを受けた理由はなんだったのでしょう?
目的を達成した達成感後に訪れる自失感だったのでしょうか?    皆様のお考えを教えてください

投稿: ヒヨコ | 2007/09/22 23:42

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