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2007/09/02

みきおさんの臀部、足の傷

今回はAさんの「みきおさんの臀部、足の傷」についての仮説を掲載します。
------------ここから-------------
間取りを見て少し気になったのですが、犯人が2階浴室の窓から侵入したとすると、やはりまずは子供部屋に侵入、長男を絞殺するでしょう。
異変を感じた主人が子供部屋に近づいてきたら、凶器を使い殺害、1階に落とす。
ここで刃が欠けていたため、キッチンに行き文化包丁に持ち代える。
物音に気付いて親子で2階に下りてくる妻と長女を殺害。

これは現場から導かれる普通の殺害順序でしょう。

ここで、妻と長女の傷と、主人の傷の部位の違いに注目します。
妻と長女は上半身中心に刃物の傷がみられたそうで、これはその残忍さから有名です。これは犯人の推定身長から考えても矛盾しません。

しかし主人のみきおさんは、足や臀部にも傷があったそうです。
これは、身長の関係を考えると、おかしいと思われます。
足や臀部に傷がつくのがどのような時か考えると、階段や梯子により高さに差が生まれ、犯人がみきおさんより下段にいる時でしょう。このような状況はどうしたら生まれるのでしょうか。

仮説ですが犯人は長男を静かに殺害した後、廊下に出て一度梯子を下ろし、長男の部屋に戻った。
梯子が下りたのに気づいた主人は起きていたのが1階でもリビングでも関係なく、中2階にきて梯子を登り始める。
長男の部屋のドアは閉まっており、特に気にしない。
主人が梯子を登り始めたのに気づいた犯人は長男の部屋から出て、梯子を上っていた主人を後ろから切りつけ、落して床にたたきつける。

1回目の「ドスン」。
ここで角度的に急で、主人の頭部を刺してしまい、刃が折れる。息絶えた主人を1階に落とし、2回目の「ドスン」。

1回目と2回目の間隔は短く、合わせると「ドスン、ドスン」になる。
その後残った2人を殺害。
梯子をあげるだけならおそらく音は1回ですむのではないでしょうか。
後で邪魔だから上げたのは理解できます。

この説の弱点は「ドスン、ドスン」が梯子をあげる音だというのは、警察の検証結果であること、梯子レベルの高さから床にたたきつけて「ドスン」という音がするのかということです。
しかし、主人の足や臀部の傷に関しては説明がつきます。

あと、年賀状のことですが、私は1999年中に知り合って2000年中に犯行を企てた人物か、宮澤家の知り合いの個人情報(次のターゲット?)を知りたい人物かのどちらかが犯人だと考えています。

おそらく前者でしょう。指紋を残していることから、連続した犯行はしないと考えられますし。
2000年正月分を全部持ち出したのは、暗くて差出人まで読めなかったからではないでしょうか。
もしカムフラージュだったら、もうこの情報から犯人への到達は不可能ですね。

思いつきな上に長文、失礼しました。
--------ここまで---------

さて、この説のポイントはみきおさんの臀部や足の傷をうまく説明できる点です。
いままでは、死後に遺体を損壊したと思ってました。
しかし、上下位置の差による傷、ハシゴを上る時や階段を上る時に犯人に下から刺されたと考えるとうまく説明できます。

階段の場合を考えると、みきおさんが1階から2階に階段を上って逃げようとした時に下から追ってきた犯人に刺されたと言う事になる。
そうすると、侵入経路や殺害順番が今までとかなり変わってくるだろうな。
その意味ではハシゴで刺されたと考えた方が全体の流れが自然だろうね。

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コメント

Aさんの推理は思いつきそうでなかなか思いつかないものですね。

私はAさんの推理をヒントに階段の横歩きを混ぜて考えてみました。
横歩きの足跡は、暗かったからやみきおさんの死体を注意したのではなく、「死角をとった」という考えです。説明すると、始めはAさんの推理と同じですが、違うのは長男を殺した後です。私の思いつきによると、犯人は長男の部屋に潜伏してみきおさんを待ち伏せしたのではなく、階段の南側の壁に張りついて待ち伏せをしたと考えられます。
南側の壁に体を横にして張りついていれば、リビングから中2階に降りてきたみきおさんからは角度的に見えないのではないでしょうか。さらに犯人は黒い服。階段の電気が消えていれば、潜伏は十分可能だと思われます。
みきおさんが梯子を登り始めたのを見計らって、梯子の下からみきおさんの足や臀部を攻撃したのは、Aさんの推理に賛成します。
横歩きの足跡が不自然だったのは、横歩きのままで「移動」したと考えていたからです。壁に張りついて「潜伏」するのなら、不自然ではありません。

投稿: | 2007/09/06 01:03

横から失礼します~

>犯人は長男の部屋に潜伏してみきおさんを待ち伏せしたのではなく、階段の南側の壁に張りついて待ち伏せをしたと考えられます

いずれにしても、「待ち伏せをした」という行為に対する推理の
一致を見るわけですね。

うーむ、この犯人、やはり大胆ですよねぇ。。。

投稿: ROM専 | 2007/09/06 22:36

長男を誰にも気づかれずに殺した犯人が、自分から積極的に主人を殺しに行くとは少し考えにくい。
とすると、「ドスン、ドスン」の音もやはり犯人にとって出来ればたてたくない音だったハズです。

投稿: | 2007/09/07 11:05

私は、階段で逃げようと二階に上がったみきおさんを下から刺したというのは懐疑的です。逃げ場の無い二階に逃げるでしょうか。逃げるなら外です。多分、犯人が1番警戒したのは、みきおさんに外に逃げられる事でしょう。外に飛び出して、『助けてくれー!』と叫ばれたりしたら大変です。なので、犯人はみきおさんの足から攻撃したのではないかと考えます。

投稿: 向 彩香 | 2019/09/06 00:57

みなさん、おはようございます。

向 彩香さんへ
現場の1階は広い部屋では無いので、犯人との位置関係で、犯人が玄関側にいれば、みきおさんは2階に逃げるしかなかったかもしれませんね。
玄関から逃がさないように、犯人が玄関側に立った可能性もあるかもしれません。

投稿: ASKA | 2019/09/07 08:39

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