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2007/09/20

渋谷温泉爆発事故?その3

続報です。
1)爆発があったシエスパ別館(B棟)地下1階機械室に設置されたガス抜き用配管に構造上の不備があった疑いのあることが分かったようです。

2)機械室の換気扇は事故当時、稼働していた可能性が高いようだ。

3)警視庁は、配管から換気扇の処理能力を超えた天然のメタンガスが排気されて機械室内に充満し、制御盤のスイッチの静電気が引火して爆発したとみて、構造上の複合的な欠陥を焦点に、事故のメカニズム解明を進めるとの事。

4)警視庁では、現場の機械室で色をつけた煙をガスに見立てて、配管に亀裂や目詰まりがなかったか再現実験を繰り返し、換気状況が適切だったか鑑定を実施した。

5)調べでは、B棟には源泉をくみ上げる「ポンプ室」と源泉とガスを分離する分配器などが設置された「機械室」があった。

当初、ポンプ室のガス抜き用配管はポンプの真上から直接外へ排気するように設置されたが、住民から騒音苦情が寄せられたため、開業から3カ月後、機械室に配管を通してガスを排気するよう変更された。

シエスパを運営するユニマットグループでは、シエスパの開業後にオープンした別の温泉施設で、濃度の高いガスが発生するポンプ室の配管は直接外部へ排気するよう施工しており、グループがガスの危険性について認識していた疑いがあるようだ。

6)機械室には分配器や源泉槽で源泉から分離されたガスを逃す配管も設置されていた。この配管は道路を挟んだ本館(A棟)から排気するため道路下3メートルを通していたが、詳しい人間によると、空気より軽いガスが道路下の配管から機械室に逆流する可能性があるという。

7)換気扇の下には直径約10センチの外気を取り込むための吸気口が開いていたことも分かった。
通常、換気扇の反対側の壁に設置するが、機械室が地下構造のため、反対側には吸気口が設置できず、吹き抜けとなっていたポンプ室側の壁に設置せざるを得なかったようだ。

さて、ここまでガス検知器を取り付けなかったのが事故の大きな原因だと思っていたが、他にも問題があった可能性が出てきたね。

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コメント

(12月19日読売)
>ガスを屋外に逃がす2本の排気管が結露で詰まり、逆流したガスが湯の排水管を通じて・・
とか報道されていますね。うーん、ありそうかな。

投稿: ナガイ | 2007/12/19 17:05

詳しくない人間による、この事故の行方(報道の要約)です。
1)ガス抜き配管が結露した水で詰まってメタンガスが逆流する危険性を認識しながら水抜きの必要性を説明しなかった

2)ガス漏れの危険性を認識しながら、ガス検知器の設置を怠ったり、ガス抜き配管などが点検項目に入っていないことを放置したまま保守管理業者と委託契約

3)この状況で温泉のくみ上げを継続した結果、配管を逆流したガスが機械室に充満し制御盤の火花で爆発事故

というわけで、
「過失の競合」で事故が起きたと判断で以下の3人を立件(書類送検)。
ゼネコンの設計責任者。開業時の施設運営会社の保守管理担当役員と管理マネジャー。

あったり前そうなことを一言説明をしなかったために思いがけない大事になってしまったのでしょうか。いや、一言の問題ではないだろ? でも、この配管は水抜きが必要ですと言ったか言わなかったかだけですから。工事関係の人たちは、奥さんこれサービスでやっといたからね、ここもサービスで直しといたからねーと熱心に言いますが、そんなことより、よく掃除してね、とか、窓を何回も開けてね、とか言いまくった方がよさそうです。なにもかもが複雑になった時代に必要なものは、おべんちゃらよりうんざりするほどの警告連発でしょうか。このパソコンは食べられませんとか。

投稿: ナガイ | 2008/12/12 16:37

爆発事故の責任で検察官送致された訳では無いんですけど?
業務上過失致死傷罪は『結果責任主義』
死傷者を出した事が問題になっており、このような刑法があるのは日本だけだと思う。

投稿: joker | 2008/12/12 19:02

jokerさん、補足説明をお願いしたいのですが(面倒
であればこのまま放置してください)

>業務上過失致死傷罪は『結果責任主義』
>死傷者を出した事が問題になっており

これは逆に言えば、死傷者が出なければ(爆発事故
がおこっても)書類送検(検察官送致?)されなか
った、ということなのですか?

このあたりは私のようなものでは分からないもので・・・


投稿: ROM専門 | 2008/12/12 23:13

業務上過失致死傷罪(刑法211条)
業務上必要な安全配慮を怠った結果、死傷させた事を言います。これは、過失犯になります。
本罪の成立要件は『その過失がなければ死傷させる事はなかった』になります。
この事故を当てはめると、送検された3人は爆発事故が起きる事を予見してたにも拘わらず、必要な対処を取らなかった事が事故の要因で、結果的に死傷者を出してしまったのです。

投稿: joker | 2008/12/13 07:50

続きます。
事故がおきても死傷者が出なければ、刑事責任に問われる事はありません。
例えば、交通事故で人身事故になる時とそうならない時で天と地の差がありますが、これと同じ事です。

投稿: joker | 2008/12/13 07:57

事故のカテなので、なぜ・ミス・防止を主として、法務的なことは体言止めで逃げちゃいました。建造物がこなごなですが、死傷者が出なければ・・ということになるのでしょうか?

投稿: ナガイ | 2008/12/13 08:44

>建造物がこなごなですが、死傷者が出なければ…という事になるのでしょうか?
無理な話しですがそういう事です。

「例え過失行為であっても、その結果死傷者が出た場合は刑事責任も取って下さい」これが刑法で考えられてる『結果責任主義』で、自動車運転過失致死傷罪も同じ考えです。

投稿: joker | 2008/12/13 10:01

たとえば、客船ダイヤモンド・プリンセス火災では溶接作業上の不注意で業務上失火罪となっていますが、これはまた違うことなのですか?

投稿: ナガイ | 2008/12/14 00:45

業務上失火罪とか扱った事がありませんので何とも言えないです。
ただ、爆発する事を予見して対処しなかったというのと、溶接作業上の不注意で失火というのとでは、ケースが違ってくるので当てはまらないと思います。

投稿: joker | 2008/12/14 13:48

設計者は素人か?と疑いたくなるような過失です。設計した人・管理した人だけでなく、責任は会社全体の問題です。JR西日本の尼崎事故の時、当初、運転士ひとりの過失ととれるような報道もなされましたが、これは会社の体質が原因だった。今回も、リスクをチェックできない組織に問題があるのです。社会全体としても他人事ではありません。

投稿: 明智 | 2008/12/14 23:14

なぜ・ミス・防止に戻って愚見を述べたいと思います。

素人が業を営むということはバブル期頃からの流れだと思います。習いよりセンス人脈だということで。実際、これは当たりました。例示は・・やめておきます。

ところで。パン大好き。パンを語ればセンスが光り、資金の人脈も大あり。という場合。だからと言って・・・素人がパン工場を営めるでしょうか。街角のパン屋ぐらいなら、小ありかも。パン職人を一人抱えればなんとか。でも、工場となるとねえ。

本職の工場長は責任の分散・依存などはしないですよ。もしも本職工場長を置かないなら。その場合は社長が自ら工場全体の仕組みを微細に把握するしかありません。それらはすべて管理会社に委託したなどとは。噴飯コーシー吹いちゃう。

投稿: ナガイ | 2008/12/15 01:19

 設計部門で、図面をひいているひとが、全て設計者ではない。
 設計補助作業者でしかないひとが多い。
 多くの設計事項は、1から新規に設計するのではなく、過去の設計事項を流用し、必要な変更を行う流用設計であり、これらは、補助作業者にて行われることが多い。
 もちろん、ちゃんとした組織であれば、設計者が、的確に指示し、出来上がったものを、チェックする。
 ちゃんとした組織なら。

投稿: おきゅうと | 2016/01/24 12:47

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