長野父殺人未遂事件
中3の二男が斧で父親のを殴り大怪我を負わせる事件が起きている。
9月24日午前2時5分ごろ、長野県辰野町の女性から「息子が父親の頭をおのでたたいた」と岡谷署などに通報があった。
救急隊が駆け付けると、44歳の父親が頭から血を流しており、近くの病院に搬送された。
本人は意識があるらしい。
また24日午前2時20分ごろには、この家に住む中学3年の15二男が町内の交番に一人で出頭している。
父親を殴ったことを認めたため、県警岡谷署は殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
調べによると、少年は同日午前2時ごろ、就寝中の父親の頭を複数回、おので殴った疑い。
交番に出頭した際、凶器とみられるおのを持っており、「父親の頭をおのでたたいた」と話した。
少年の家は両親と子供4人の6人暮らしだった。
情報が少ないが時系列に整理すると
1)9月24日(月)午前2時頃、事件発生
2) 午前2時5分、警察へ通報
3) 午前2時20分頃、二男が斧を持って町内の交番に出頭
さて、情報が少ないのでなんとも言えないが、知りたい情報としては
A)凶器の斧はどのように入手したのか?
B)動機は何か?
この二つぐらいかな。
京都の事件に比べると、この事件では殺意がどの程度あったのか?が疑問な所です。
本当に殺害するつもりならば、15歳とは言え渾身の力で斧を振り下ろせば、殺害は難しくはないでしょう。
その意味でどうも、明確な殺意は無かったのではないか?と言うのが私の見方です。
この事件には凶器に斧を使った点、就寝時に斧で頭部を狙っている点など京都の事件に触発された可能性がありますね。
「斧での殺害」に共通のイメージを持っていたのかもしれないね。
ネットでは「ひぐらしの鳴くころに」と言うゲームやアニメに似た描写があると言われています。
また、京都の事件で二女は「ホラー映画」が好きだったと言う話も出ています。
続報を待ちましょう。
07/09/25追記
次男は「父親の交友関係で悩んでいた」と話しているらしい。
1階居間で1人で寝ていた父親の頭を刃渡り約15センチの手おので数回切りつけ、殺害しようとした疑い。頭の傷は長さ最大25センチあり、骨に達した傷もあった。
少年は事件直後に家を出て交番に歩いて行ったとみられ、白いTシャツと黒ズボンを着ていたが、靴は履かず靴下姿。凶器とみられるおのを、手に持っていたという。
男性方は夫婦のほか、長女、高校生の長男、次男、小学生の三男の6人暮らし。男性は最近失業していたという。
07/09/27追記
凶器のおのは隣町のホームセンターで購入していたことが分かった。少年がおのを買ったのは、自宅から約5キロ離れた箕輪町内のホームセンターで、少年が持っていたレシートで分かった。
07/09/27追記
凶器の斧は事件の数日前に購入していたようだ。
この事件は9/24に発生しているが、京都の事件は9/18の発生だから、少年は京都事件の報道を知ってから斧を購入した可能性があるね。
07/10/12追記
長野地検伊那支部は12日、「刑事処分が相当」との意見を付け、少年を殺人未遂の非行事実で長野家裁伊那支部に送致した。家裁伊那支部は2週間の観護措置を決定し、少年を鑑別所に収容した。
07/11/3追記
殺人未遂の非行事実で送致された二男の少年審判が2日、長野家裁であった。
裁判長は「家族間のかっとうに起因するもので、保護処分が相当」として、初等少年院送致を決定した。
事件の6日前には、少女が父親を手おので殺害する事件が京都府で起きており、裁判長は「父親に対する憎悪の念を深めていたところ、事件の報道に接したことも強く影響した」と指摘した。
| 固定リンク
コメント