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2007/11/13

長野宗教法人集団暴行死事件その4

事件の経緯がわかってきました。要点を短くまとめてみます。
1)被害者の二女が教団創設者(故人)の孫にあたる少女に「財布に入れておくと、お金がたまるお守り」と避妊具を見せていた事が事件の発端だった。

2)この事に怒った主犯の女性教団幹部が9月24日午後8時、70数人の会員を、普段は講義や集会に使われる教団施設の大会議室に集めた。避妊具を神聖なお守りに例えたことに会員が激怒。二女を囲んで殴るけるの暴行が始まった。

3)女性教団幹部はごみ袋に30個ほどの避妊具を張りつけた特製のベストをほかの会員に事前に準備させ、二女に着させた。この時男性会員は遠ざけられ、女性ばかりが暴行を行う事となった。

4)会員らは被害者の二女の夫、長女の夫、長女にも暴行。さらに「娘が悪いのは母親のせいだ」と声が上がり、施設外にいた被害者が呼び出された。

5)午後11時半ごろ。座布団に座った被害者が「(二女の言動の)どこがいけないのか」と開き直るような態度を見せた事をきっかけに被害者に対する暴行が始まる。この時「家族がやるべき」との声で被害者家族も被害者の暴行に加わる。

6)女性教団幹部は「内腿を踏め」とか暴行に消極的な少女達をあおり、暴行を主導していた。

7)暴行は断続的に約1時間続いた。モデルガンの銃口を口に入れる、馬乗りで髪の毛をごっそり抜く-などの陰湿な行為もあったらしい。

8)被害者がぐったりすると、「紀元水」が口に流し込まれたが、外傷性ショックで死亡した。

この手の事件と言うのはやはり一般的な社会からみるとかなり異様な状況だね。
事前に避妊具をつけたベストを用意するなど、この日に暴行をする事は事前に予定されていたような気配すらする。
そうすると、ターゲットは二女と言う事になるが、4)で母親が悪いと言うのが気になる点だな。

その場にいない母親を呼び出しているのは、真のターゲットは母親だったと言う見方もできるよね。
あるいは一家全員を教団から追い出そうとしたとも思えるかな・・・

とにかく、一般社会と隔絶した集団と言うのは良い方向に進む場合と逆に悪い方向に進む場合があるし、特に悪い方向に進んだ場合は内部の人間にはそれが分からないと言う状況になりがちです。
集団内部の人間に注意しろと言うのは難しいだろうけど、自分がしている事、あるいはしようとしている事がどんな事なのか?と言うのは自分の頭で考える必要があるだろうね。

08/08/27追記
傷害致死などの罪に問われた同会創設者の二女の被告(50)の初公判が26日午前、長野地裁で始まった。

被告は、被害者の二女に対する傷害罪については起訴事実を認めたが、被害者に対する傷害致死罪は「死に至るような暴行は加えなかった。(会員への暴行の)指示は出していない」と一部否認。リンチを家族内の暴行として届け出させたとする犯人隠避教唆罪については否認した。

08/11/08追記
同会創設者の次女で、元会幹部の女性被告(50)(小諸市乙)の判決が7日、長野地裁であり、裁判長は、懲役12年(求刑・懲役14年)の実刑判決を言い渡した。

起訴状では、被告は昨年9月24日夜から25日未明にかけ、多数の会員と共謀し、小諸市の紀元会施設内で、会員のすし店経営被害者女性(当時63歳)に殴るけるの暴行を加えて死亡させたうえ、被害者の夫らに身代わりを依頼、小諸署に「家族4人で暴行した」と虚偽の説明をさせたとしている。

一連の事件では、計39人が傷害致死などの容疑で逮捕・書類送検された。今回の判決で、起訴された26人全員に有罪判決が言い渡された。

09/06/08追記
傷害致死などの罪に問われた教団創始者の娘の女性被告(51)の控訴審判決が8日、東京高裁であり、裁判長は懲役12年とした一審長野地裁判決を支持し、弁護側控訴を棄却した。
裁判長は、同被告を首謀者と認定した上で、「教団内部での強い影響力を背景に、未成年者を含む多数の信者らを加担させた刑事責任は極めて重い」と指弾した。

09/10/02追記
傷害致死罪などに問われた元教団幹部、女性被告(51)に対する上告審で、最高裁第1小法廷は9月30日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役12年とした1、2審判決が確定する。1、2審判決は被告が暴行を主導したと認定した。

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