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2008/02/10

青森母子放火殺人事件その6

続報です。長男の供述が少しわかってきました。

 

1)関係者の話を総合すると、長男は八戸署捜査本部の調べに対し、当初は「パソコンを見てくれ」と話していた。このため、パソコンに残された残虐なストーリーの文章が、動機の解明につながるとみられていた。ところが、その後「あれ(文章を)見てもわかりませんよ」と供述を翻し、今では「恥ずかしくて(文章を)見られたくなかった」と話しているという。

2)母については、2日に1度のペースでけんかしていたとの事。原因は、長男が母の飲酒癖と母の交際相手を嫌っていたためだ。母との仲について長男は、以前は「その(けんかした)時ごとに気持ちはスッキリしていた」と話していたが、最近になって「普段からけんかしていたのを引きずっちゃった(から殺害した)のかな」と言い始めたという。

3)事件当時の心境について長男は「衝動を抑え切れなかった」と話している。理由に挙げているのが「月」だ。以前、図書館の資料で「新月や満月の時に殺人事件が多い」という説を知り、「自分もその一人なんだ」と話しているという。事件が起きた1月9日は新月の翌日だった。ただ、計画性については否定しているという。

別の報道では「頭が痛くなり、別の心が自分を支配した」とも話している。

4)母の遺体の腹部を裂いて人形を詰めた。この後、長男は「何でこんなことをしちゃったんだろう」と後悔。「漫画本とかが犯行の動機にされると困る」などの理由で、午後10時40分ごろ浴室で雑誌類などに火をつけ、アパートを出たという。

5)別々の場所で殺害した3人の遺体を川の字に並べたのは「バラバラだとかわいそうだから」と説明している。

 

6)事件直後、長男は3人に対する謝罪や反省の言葉を語らなかった。しかし、後になって、3人に対して罪悪感を感じ始めたようだ。

 

7)青森地検は2月6日、殺人などの容疑で逮捕・送検された長男について、精神鑑定のための留置が青森簡裁に認められたと発表した。期間は4月下旬ごろまで。地検は同日、長男を拘置先の県警八戸署から青森市の医療施設に移送した。

 

こんなところだね。
どうも、供述の内容がチグハグというか、まとまりがないと言うか、理解できないな。
メンタル面に問題がある可能性もあるが、それは鑑定の結果を待つしかないだろう。

 

私が気になるのは、もしかして長男は死ぬのが怖くなったのではないか?と言う事ですね。
3人を殺害しているので死刑と言う可能性もあります。死刑になりたくない為に罪を軽くできないか?とあれこれ供述の内容を変えているのでは?と言う疑いもありますね。

いずれにしても、鑑定の結果を待ちましょう。

参考リンク
青森母子放火殺人事件その5
青森母子放火殺人事件その7

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コメント

犯罪の被害者は悲惨だと思います。
誤解を恐れず言えば、犯行者もまた悲惨です。
たとえ犯行を一顧だにしない犯行者であっても、
親族血縁者がいるでしょう。その人々が、
自分には全く関係なく起こされた事件のために、
その後の人生がどうぶれるか。
どう悩まなければならないか。

痴漢も殺人も同じようなものではないでしょうか。
触るか、刺すか。わずか1秒の気持ちの制御。
一秒を、僧侶も牧師も、何もできんとですか。

投稿: ナガイ | 2008/02/10 17:07

デーリー東北に
一家が歩いて来た道をトレースしてありました。
簡単な記事ですが、読後は気が滅入ってしまって・・。

投稿: ナガイ | 2008/02/11 14:24

いつもお世話になっております。

>デーリー東北に一家が歩いて来た道をトレースして

どうしてどのような道を歩まねばならなかったのか
の微細な部分には何らかの配慮が見て取れるところ
がまた暗くなりますね。。。

投稿: ROM専 | 2008/02/12 11:26

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