« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008/03/31

茨城連続殺傷事件その5

容疑者が「最初の計画では(卒業した)中学、高校や、以前、住んでいた横浜でも人を殺し、ネットオークションで名前を知った京都の人も殺害するつもりだった」などと供述していることが29日、分かった。

 

少々驚いたが、もう誰かれかまわず、ちょっとでも自分の人生に関係した人間なら片っ端から殺害するつもりだったんだね。

それほど自分の過去が嫌だったのかもしれないが・・・
その一方、家族への殺意が妹だけなんだよな。
両親への殺意は今の所、話が出ていない。

 

メンタル面の解明が必要かもしれないね。

 

08/04/02追記
容疑者が、3月19日に同市内の男性を殺害した後、「横浜に行った」などと供述していることがわかった。
容疑者はこれまで「以前住んでいた横浜でも人を殺そうと思った」と供述しており、土浦署捜査本部は、殺人を実行しようと横浜に行った可能性があるとみて裏付けを急いでいる。

 

08/04/03追記
水戸簡裁は3日、3月19日の土浦市内の男性に対する殺人容疑で逮捕された同市中村東、無職容疑者の拘置を13日まで10日間延長することを認めた。

 

08/04/14追記
4月13日、同市中村東3、無職、24歳男性容疑者を殺人と殺人未遂の疑いで再逮捕した。「複数殺せば死刑になると思った」と容疑を認めている。

 

08/04/22追記
容疑者(24)を立ち会わせ、8人が殺傷されたJR荒川沖駅周辺の現場検証を行った。
現場検証は約1時間15分かけて行われ、改札口付近や連絡通路、同県阿見町の会社員(当時27)が殺害されたショッピングセンター入り口で、犯行状況を確認したとみられる。

 

08/08/27追記
容疑者(24)の精神鑑定結果の概要が27日分かった。容疑者を極度に自分が重要と思い込む性格の「自己愛性人格障害」と診断しており、妄想や幻覚はなく、完全責任能力を認める内容になっている。地検は鑑定結果などを総合的に判断し、来月1日までに殺人と殺人未遂の罪で起訴するとみられる。

アメリカ精神医学会の診断基準「DSM-4」によると、自己愛性人格障害は「自分が重要で素晴らしい」という大げさな感覚を持つことがあるという。鑑定は、容疑者が自らを世間にアピールするために事件を起こしたとして、動機は理解可能であり、完全責任能力を認めたとみられる。

09/12/18追記
殺人、殺人未遂罪などに問われた同市中村東3、無職、男性被告(26)に対し、水戸地裁は18日、求刑通り死刑を言い渡した。裁判長は責任能力について「犯行は人格障害によるもので、行為の是非の弁別性、行動制御能力には影響していない。完全な責任能力があると認められる」と認定。さらに「極めて残忍な犯行であり、動機は身勝手極まりない」と指摘した。

判決によると、被告は08年3月19日午前9時15分ごろ、土浦市中村南5、無職、被害者(当時72歳)方で、被害者を文化包丁(刃渡り約18センチ)で刺殺。殺人容疑で指名手配中の同月23日午前11時5分ごろ、同市のJR荒川沖駅改札口南側の通路などで男女8人の首などに文化包丁とサバイバルナイフ(同約21センチ)で切りつけ、同県阿見町、会社員、男性(当時27歳)を殺害し、男女7人に重軽傷を負わせた。

被告は6月3日の第3回公判で、動機を問われて「自殺は痛い。人にギロチン(のボタン)を押してもらう方が楽」「死刑になるまで殺し続ける」などと陳述。計2回実施された精神鑑定は、金川被告を自分が特別な存在と空想する「自己愛性人格障害」と診断し「責任能力に問題ない」とした。

検察側は論告で「謝罪はなく、更生の可能性は皆無」と死刑を求刑。弁護側は「心神耗弱だった疑いが残る」と主張し「死刑を求める被告に死刑を与えるなら刑が刑として機能しない」と訴え、「死刑願望がなくなれば更生の可能性もある。完全責任能力があったとしても無期懲役が相当だ」と死刑回避を求めていた

| | コメント (0)

岡山ホーム突き落とし事件その3

これまでの調べに対し、少年は「どこかで人を殺そう」と思い、25日午前9時30分ごろ、自宅にあったナイフや小説を持って大東市の自宅を出発したと話している。

大阪駅まで電車で行き、大阪・梅田や兵庫県尼崎市などでゲームをしたり、漫画や小説を読んだりして午後5時ごろまで過ごしたようだ。

阪神尼崎駅から終点の山陽網干駅(兵庫県姫路市)まで電車で行き、ここでJRに乗り換え、「すぐに料金が分かった岡山駅までの切符を買った」と話している。

午後9時過ぎに岡山駅に到着、ナイフを袖に隠し、付近で人を刺そうとしたが、決心が付かず、駅の近くでホットドッグを食べたときに初めて「電車でひかせて人を殺そう」と決心したようだ。

 

少年は調べに対し、JR新大久保駅での事故を挙げ、「ホームから落とせば人は死ぬと思った」などと供述しているという。

01年1月に起きたJR新大久保駅の事故では、ホームから転落した乗客を救出しようと、韓国人留学生(当時26歳)とカメラマン(当時47歳)が線路に下りたが間に合わず、3人とも亡くなった。

 

警察は少年の自宅を捜索、自宅に残していた携帯電話のほか、マンガ本、参考書などを押収した。
押収品には、猟奇的殺人事件を扱った「ひぐらしのなく頃に」や、死に神と手を組んだ青年が殺人を繰り返す「DEATH NOTE」のマンガ本などがあったようだ。

 

さて、こんなところなんだけど。
最初から「人を殺す事を決めていた」んだよね。
ここが「刑務所に入りたい」とうまく繋がらないんだよな。

しかし、新大久保の事故は美談だったんだけどな・・・受け取る人によって感じ方は違うと言う事だね。

 

やはりメンタル面での解明が必要かもしれないね。

| | コメント (3)

尼崎下沢公園殺害事件

3月30日午前9時15分ごろ、兵庫県尼崎市南武庫之荘10の「下沢公園」で、公園にある公衆トイレ付近で毛布に包まれた遺体が発見される事件が起きている。

 

遺体は左胸に刺し傷があったことから、県警捜査1課は殺人、死体遺棄事件として尼崎北署に捜査本部を設置した。31日に司法解剖して死因などを調べる。

調べでは、遺体は
年齢:20~40代。黒い短髪で身長約170センチ。
服装:えんじ色のウインドブレーカーの上下を着ていた。靴は履いていなかった。

腐敗が進んでおり、発見者の男性が異臭に気付いた。
遺体はあおむけでひざをやや曲げ、毛布数枚にくるまれ、ロープや粘着テープが何重にも巻かれていた。所持品はなかった。

 

近所の57歳男性によると、29日夕に発見現場近くを通った際には包みはなかったという。何者かが29日夕から30日朝にかけて放置したとみられる。

現場はJR東海道線の甲子園口駅北東約700メートルで、武庫川東岸沿いの住宅街。

 

とこんな所だね。
遺棄現場は住宅街の中で唯一人気の無い場所のようだね。
遺体は死後相当時間が経過しているようなので、失踪者リストから身元に辿り着くまでそれほど時間は掛からないだろうな。

梱包と言うとバラバラ事件と同様に捜査のセオリーがありそうなんですが・・・どうなるかな?

まずは身元の続報をまちましょう。

| | コメント (1)

2008/03/30

世田谷一家殺人事件再考その78

J9の書き込みについて、再度考えてみたい。今回はコミケとの関係を中心に考えています。(以前の書き込みは世田谷一家殺害事件再考その72を参照願います)

日付 書込 内容
2000/12/26(火) 15:39 J9 Hさんへ
今回の仕事では「残虐行為手当て」は付与しますか?
2000/12/26(火) 16:29 H バナナは果物のためオヤツに入りません。
2000/12/29(金)・30(土) コミケ開催
2000/12/30(土)・31(日) 世田谷一家殺害事件発生
2001/01/04(木) 09:47

J9

振りこみ確認しました。
抵抗に会いましたが物理的消去に成功しました。
Bupは西ひ32bに預けています。
ちなみに遺留品は御苑でも売っています。
2001/01/04(木) 11:22 H データを確認しました。お疲れです。

キーワードの解釈について、Googlで検索した結果などを参考にしています。

残虐行為手当て 実在したサークル名、文脈からこの可能性は無いと思うのだが・・・
ゲーム(ピットファイター)のボーナスポイントの訳、ゲーマーなら「ボーナス」、「報酬」と解釈できるかな。
バナナは果物のためオヤツに入りません。

残虐行為手当てがただの「ボーナス」または「手当て」、「報酬」と考えると、「今回の仕事には別手当ては付きません」と解釈できる。

振込み 口座振込みとしたら、銀行は1日から3日までは休みなので振込みは31日か4日の朝と言う事になる。31日は日曜だがATMからなら可能
抵抗に会いましたが物理的消去に成功しました。 消去に対して物理的消去だとすると、HDDのデータとかCD-ROMのデータをメディアごと物理的に消去と考えられるかな?
Bup DVDの実際の映像などの実データや各タイトルを制御するファイル
西ひ32b コミケの卓番号?しかし、番号は22までしかないのでこの点が問題。だけど、元々隠語で掲示板で連絡している所を見ると、実在の卓番号を使うとは思えないね。それにこの時、コミケは終了しているので場所では無く、「人」を指しているのではないかな?
遺留品 売れ残りの品物?物理的消去されなかった残りのデータの事?
御苑 新宿御苑周辺には同人誌等の購入できるショップがある
データを確認しました。

J9から渡された物、つまり西ひ32bに預けたBupはデータ(電子ファイル)と言う事だよな。

で、妄想的に全体を考えると
J9:今回の仕事は別料金ですか?
H :今回の仕事は契約の範囲内で別料金は発生しません。

J9:報酬の振込みを確認しました。
  抵抗されましたが、メディアごとオリジナルデータは消去しました。
  電子ファイルは西ひ32b(人)に預けています。
  売れ残りは新宿御苑でも売っています。

H: データを確認しました。お疲れです。

と言う感じかな。世田谷事件とは無関係と考える事もできると言う事だね。
とは言え、まったく根拠はなし

| | コメント (74)

小石川家族殺傷事件

3月28日午前0時15分ごろ、民家から「隣の家で家族が刺される事件があった」との110番通報する事件があった。

 

警視庁富坂署員らが東京都文京区小石川の製本工場兼経営者宅に駆け付けたところ、6人が腹などから血を流して倒れており、救急車で病院に運ばれたが、3人が心肺停止の状態という。

事件があった民家は7人家族で、駆け付けた捜査員に対し、この家の43歳男性が「自分がやった」と話したという。

男性によると、刺したのは、両親と妻、長男、二男。男性も腹などにけがをしている。心肺停止になっているのは、両親と妻。ほかに男性の長女がいたが、隣家に逃げて無事だったらしい。

現場は小石川植物園から南に300メートルの住宅街。

 

容疑者は、数カ月後に大得意先の製本会社が埼玉県に移転することで「仕事が減ってしまう」と悩んでいたらしい。
このため自身の工場も埼玉への移転を計画したが、74歳父親が寝たきりで「環境を変えられない」として断念したようだ。
(創業者の父親は文京区での事業継続にこだわり「父と意見が合わない」と取引先の担当者らにこぼすこともあったという。)

最近は、従業員に「給料が下がるかもしれない」「手当を削らしてくれないか」とこぼすようにもなっていた。

同業者の男性(42)も「社長(容疑者)は『埼玉に移転しようと下見に行ったが、家賃の関係でうまくいかなかった』と話していた」と話す。また、自宅近くにマンションが建ち、「製本作業の音がうるさいと言われ、この場所に居づらい」と悩みを打ち明けていた。

従業員男性も「そばに新しくマンションができるという話もあり、『荷物の搬出入が難しくなる』『騒音問題もある』などと困っていた」と話した。

この得意先の従業員によると、容疑者は事件前日の27日夜、「別の得意先も廃業してしまうらしい。やっぱり、埼玉についていったほうがいいのかな」と青ざめた様子で語っていたという。容疑者は「得意先が廃業してしまい、月30万円の売り上げがなくなってしまうのは厳しい」と漏らしたようだ。

調べでは、容疑者は7人家族。ただ1人無傷となった小学6年の12歳長女が「母親が刺された」と隣家に駆け込んで発覚した。死亡したのは37歳妻と74歳父親、70歳母親。
いずれも胸を刺されており、父母は2階の寝室で、妻は3階の寝室で倒れていた。
(続柄は容疑者に対する関係を示す、例として父親とは容疑者の父親の事)

重傷を負った小学2年の8歳長男と4歳二男も寝室で血まみれで倒れていた。
パジャマ姿で寝ていたところを襲われたとみられる。
凶器は包丁とみられ、腹や胸を刺して3階で倒れていた容疑者のそばから見つかった。遺書などはなかったようだ。

会社社は94年度以降、経営難の中小企業を対象とした区の低利融資あっせん制度で計約4500万円を借りていたことが分かった。
文京区経済課によると、融資は申込日の直前3カ月あるいは1年間で、売り上げか営業利益が前年比10%以上減少していることが条件。利息2.4%のうち2.1%までを文京区が、残りを借り手が負担する。

助かった小学6年の12歳長女は「お父さんは最近、ストレスがたまっていた。仕事などで悩んでいた」と話したという。 

さて、こんな所だね。
2月にも足立区で父親が家族を殺傷する事件が起きている。あちらも将来を悲観してと言う事だね。
「自分が稼がないと家族は生きていけない」と容疑者は考えていたのかもしれない。
それもわからなくはないが、かといって、必ずしもそれが正しいと言う事でもない。

父親がいなくても、立派に成長して自立している人は沢山いるからね。
それに、貧しいから不幸とも限らないでしょ?富めるから幸福とも限らないしさ。

生きていれば幸福になる可能性はゼロじゃないけど、死んだらそれっきり、幸福になる可能性もゼロになると思うけどな。

 

08/04/04追記
富坂署は4日、男性を殺人と殺人未遂の疑いで逮捕した。

09/02/16追記
初公判が16日、東京地裁で開かれた。被告は「間違いございません」と起訴事実を認めたが、弁護側は「犯行時は重度の鬱病(うつびょう)による心神喪失だった」として無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で、被告が事件の半年くらい前から製本工場の経営悪化などで将来に不安を抱くようになり、得意先の廃業が相次いだことなどから犯行を決意したと指摘。また、殺害の順序を考え、長女に犯行を見られた際には「夫婦げんかだ」と取り繕っていたなどとして、責任能力も問題なかったとした。

 弁護側は、被告には事件後、妄想や幻覚などの症状があったとして、「犯行時も重度の鬱病の症状があった」と主張した。

 

09/06/04追記
東京都文京区の自宅で2008年3月、両親と妻、子供2人の計5人を殺傷したとして、殺人と殺人未遂罪に問われた自営業男性被告(43)に対し、東京地裁は4日、懲役25年(求刑・懲役30年)の判決を言い渡した

裁判長は「安易に無理心中という方法を選択しており、家族や会社を支える立場にあったものとして許されるものではない」と述べた。

弁護側は心神喪失による無罪を主張していたが、判決は、「家族全員を殺害するための合理的な順序を考え、計画通りに行動し、記憶の欠落もない」と指摘。
「自己の行動をおおむね正しく制御していたと評価できる」とし、被告の責任能力を認めた。

判決によると、被告は、チラシ作成会社を経営していたが、07年秋ごろから売り上げが減少し、会社と自分の将来を悲観。08年3月、無理心中をしようと自宅で両親と妻を次々と包丁で刺して殺害し、当時8歳の長男と4歳の次男にも重軽傷を負わせた。

| | コメント (2)

2008/03/28

千葉英会話講師殺害事件その10

続報です。
捜査本部は容疑者の顔写真を公開しており、事件直後から最近まで、目の特徴などが酷似した男がJR池袋駅近くのパチンコ店やホテル、飲食店に出入りしている姿がたびたび目撃されている。

一方、これまでの調べで、容疑者が事件前に知人と池袋を訪れていたことも判明。
このため、捜査本部は池袋に土地勘があり、事件後も訪れている可能性があるとみて、捜査員を集中的に投入。飲食店やホテル、風俗店での聞き込みなどを進めている。

さて、逃亡中の容疑者の目撃情報が出ていると言う事なのだが・・・
捜査本部の狙いは何だろうな?

報道すれば、潜伏中の容疑者にもその情報が伝わる可能性が高いよね?
別の場所に逃亡するかもしれない。
それなのに、あえて情報を流す事にどんな意味があるのだろうか?

 

容疑者が動く事を待っているのか?それとも陽動か?

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
千葉英会話講師殺害事件その9
千葉英会話講師殺害事件その11

| | コメント (3)

大阪タクシー事件の謎!その13

続報です。3月27日大阪地裁で判決が言い渡されました。無期懲役です。

大阪府高槻市で平成18年9月、59歳個人タクシー運転手が刺殺された事件で、強盗殺人などの罪に問われた36歳元郵便局員の判決公判が27日、大阪地裁であった。
裁判長は「大金を得るための犯行で、動機は身勝手で短絡的」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。

弁護側は「被告は犯行当時、鬱病(うつびょう)などで心神耗弱状態にあった」と主張したが、裁判長は「善悪の判断能力はある程度低下していたが、心神耗弱を認めるほどではない」と退けた。

被告は昨年2月、公判前整理手続きのために訪れていた大阪地裁の地下1階被告人控室の洗面台で首つり自殺を図り、一時意識不明の重体となった。

この事件も妙な事件だったが、一審判決で一区切りと言う事だね。
責任能力がポイントだったが、責任能力は有ると言う判断になったようだ。

 

控訴するかどうかはこれからだね。
続報をまちましょう。

 

09/09/09追記
上告審で、最高裁第2小法廷は7日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。無期懲役とした1、2審判決が確定する。

1、2審判決によると、被告は06年9月、高槻市の路上で個人タクシーの運転手(当時59歳)の頭をナイフで刺して殺害し、タクシーを奪うなどした。1審公判前の07年2月、大阪地裁の被告待機室の洗面台で首つり自殺を図っていた。

参考リンク
大阪タクシー事件の謎!その12

| | コメント (0)

茨城連続殺傷事件その4

続報です。
容疑者が「(死にたかったが)自殺はしたくなかった。複数の人を殺せば死刑になると思った」と供述していることが分かった。

 

容疑者が母親の携帯電話に送った、複数の殺傷を予告するメールが「おれが犯人だ。犠牲者が増えるよ」という内容だったことも判明した。

このメールが送信されたのは21日午前。19日に近くの無職の男性が殺害される事件があり、行方が分からなくなった容疑者の所在などを確認するために母親が送ったメールに返信されてきたという。

容疑者は逃走中の22日午後、この携帯電話から「早く捕まえてごらん」と警察を挑発するなど、2度にわたって110番通報。この際、JR荒川沖駅周辺と取手駅周辺から発信されたことが確認された。それ以外はほとんど電源を切っており、母親へのSMS送信時もすぐに電源が切れ、発信場所の特定には至らなかったという。

所持していた携帯電話2台のうち1台は、文化包丁や逮捕時に身に着けていたニット帽やリュックサックなどと同時期の2月に購入したことも新たに分かった。

こんな所だね。
結局は間接自殺を狙っていたと言う事か・・・・
迷惑な話だが・・・何が彼をそこまで追い込んだのか?
これがこの事件のポイントになるかな。

 

続報を待ちましょう。

| | コメント (2)

2008/03/27

岡山ホーム突き落とし事件その2

続報です。
少年が岡山県警の調べに、「人を殺すかどうか迷っていた」と供述していることが分かった。少年は岡山駅に着いて約4時間後に事件を起こしており、県警は少年が当初、ナイフで事件を起こそうとしたが怖くてできず、結局、ホームから人を突き落とすことにした可能性があるとみて詳しい動機などを追及する。

 

調べでは、少年は「誰か人を刺してやろう」と思い、自宅から持ち出した果物ナイフ(刃渡り約12センチ)を入れたバッグを持っていた黒のショルダーバッグの中から、さやなどに入れていない抜き身の状態で見つかった。自宅台所から持ち出したという。
25日午後7時ごろ、岡山駅に到着。駅西口周辺を歩き回るなどした後、再び構内に入り、同11時5分ごろ、ホームにいた男性に背後から近づき、無言のまま両手で突き飛ばした。

県警の調べに対し、「電車が近づいたので、(男性の)背中を無言で押した。男性が線路に落ちるのを見ていて、覚えている」などと供述していることが、わかった。

少年は進学希望を持ちながら、経済的な事情で断念したことを家出の理由の一つとして供述していた。約4時間後に事件を起こしていることから、県警は、この間に少年がナイフを携帯しながらも事件を起こすことをためらい、最終的に突き落とす方法に変えたのではないかとみている。

少年は岡山駅に来たことについて、「大阪を離れたいと思い、行く当ても確認せずに電車に乗った」と供述しているという。

高校では大学進学を目指していたが、家庭の経済的な理由などで断念した。少年は高校関係者に、最終的には就職するために簿記の資格をとって、事務仕事をしたいと話していたらしい。

しかし進学の夢は捨てきれなかった。父親に「家が貧しいので、お金をためて国立大学に進学したい」と明かし、冬休みに郵便局でアルバイトをしたほか、事件前日の24日には父親と大阪・梅田のハローワークを訪れ、仕事を探していた。父親は慌てないでゆっくり考えるよう諭したという。

 一方、職探しは難航しており、約3カ月前には、大東市内の駅で少年とばったり会った小中学校の同級生に対し「金が足りず大学に行けない。社会人になることを決め、就職活動をしているが仕事が見つからず難しい」と話していたらしい。

 

調べでは、男性は山陽線のホームの一番前で、電車を待っていた。電車(4両)の先頭車両が入る約30秒前、接近を知らせるアナウンスがあった。
電車の運転士は約50メートル手前で、男性が線路に転落したのに気づき、ブレーキをかけたが、間に合わなかった。ホームは、約100人の乗客で混雑しており、警察官が駆けつけ「誰か落ちましたか」と聞くと、男性の後ろに並んでいた少年が「私が突き落としました」と右手を挙げたという。

 

岡山西署は27日午前、少年を殺人容疑で岡山地検に送検した。

 

とこんな所だが・・・
少年は小学校、中学校と「いじめ」にあっていたようだ。
その為か高校は遠方の学校を選んでいるようだ。

 

それから、進学の問題は深刻だったのかな・・・
就職か進学かの選択はもっと早い時期に決まっているのが普通でしょ?

最後まで進学の可能性を捨てきれなかったけれども、経済状況を考えて「就職」の決断をしたんだろうね。成績が良かったので諦めきれなかったんだろうな。
その判断自体は本人も周囲の人間も正しいと考えていたのだろうが・・・
しかし、本人は進学の希望を捨てきれずに葛藤があったのかな?

とは言え、それと「刑務所に行きたい」のつながりが分からないね。

 

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

茨城連続殺傷事件その3

続報です。
容疑者が県警土浦署捜査本部の調べに、19日の男性殺害について「悪いことをしたとは思っていない。反省もしていない」と供述していることが27日、分かった。

容疑者は悪びれる様子もなく取り調べに応じ、毎日の食事も完食しているという。

容疑者は逃走時、「捕まえてごらん」と、警察を挑発するなど2回110番をしたことが分かっている。
逮捕時に所持していた携帯電話には110番以外の通話はなく、メールも自宅に残した携帯電話へ1回だけ送信していたことが新たに確認された。

自宅に残した携帯電話は昨年4月から使用しているが、逃走時に使用していた携帯電話は今年2月上旬に購入。
2月には2度の凶行で使った文化包丁も購入しており、捜査本部はこの時期には殺人を計画していた可能性もあるとみて調べている。

19日の事件で容疑者が男性宅玄関付近に自転車を放置して逃げたのは、自分の犯行だと誇示するのが目的だった可能性があることが27日、県警の調べで分かった。

 

19日の事件の後の逃走中に東京・秋葉原で購入した新作ゲームに熱中していたことが、土浦署捜査本部の調べでわかった。
忍者が刃物や飛び道具で敵を次々と倒す内容で、23日にはJR常磐線荒川沖駅周辺で8人殺傷事件を起こしており、捜査本部はゲームが影響した可能性もあると見て調べている。

調べによると、ゲームは、ポータブルゲーム機用で20日に販売されたばかり。容疑者が23日の事件時に背負っていたリュックサックにゲーム機があり、遊んだ形跡があった。

 

県警捜査本部の調べに一連の犯行の動機について、「母親に口答えする妹(長女)に腹が立った」と供述していることが26日、分かった。
容疑者は、母親に対する妹の態度に「いらだった」と話している。

 

茨城県土浦市のJR荒川沖駅周辺で、通行人ら8人が殺傷された事件で、被害者の刺し傷は首を中心に上半身に集中していることが27日、県警土浦署捜査本部の調べで分かった。

殺害された会社員の遺体を司法解剖した結果、会社員は首を1カ所刺されたことによる失血死だった。重軽傷を負った7人のうち2人も首を刺され、5人は頭や肩などを刺されていた。

こんな所だね。
ここまで出ている状からすると、2月ぐらいから犯行を計画していた可能性があるね。
あと気になるのだが・・・「母親に口答えする妹(長女)に腹が立った」と言うのはどこか聞いたフレーズだな・・・

 

渋谷の女子大生バラバラ事件でも同じような事を被告が話していたな。

 

偶然かな?それとも何か共通点があるのか?

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

2008/03/26

岡山ホーム突き落とし事件

3月25日午後11時5分ごろ、岡山市駅元町のJR岡山駅の山陽線ホームで岡山県倉敷市笹沖、県職員、38歳男性が男に突き飛ばされて線路に転落し、入ってきた福山行き下り普通電車にはねられる事件が起きている。

 

別のホームにいた岡山県警鉄道警察隊員が列車の警笛に気付いて駆け付け、ホームにいた大阪府大東市の無職18歳少年が「自分が突き落とした」と認めたため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

 

男性は病院に搬送されたが、全身を強く打っており約5時間後に死亡した。
県警岡山西署は殺人容疑に切り替え調べている。少年は「人を殺せば刑務所に行ける。誰でもよかった」などと供述しているらしい。

ホームには帰宅途中の乗客らがおり、「少年が男性を突き落とした」との目撃情報が複数あった。少年と男性に面識はなく、少年は岡山に初めて来たという。

少年は「誰か人を刺してやろう」と思い、兵庫県姫路市の網干駅で私鉄からJR線に乗り換え、同日午後7時ごろ、岡山駅に到着。駅の外へ出るなどしたが決心がつかず、その後140円区間の切符を買って再び駅構内に入ったようだ。

ホームで電車待ちの列の先頭にいた男性に左後方から近づき、背中を無言で突き飛ばしたとみられる。逮捕時、少年は白いシャツと黒のズボン姿。ショルダーバッグに、現金3560円と自宅から持ち出した果物ナイフ(刃渡り12センチ)が入っていたとの事。

 

学校関係者によると、少年は大阪北部の府立高校を今春卒業したばかり。おとなしく真面目な性格で、放送部に所属し、高校3年間で欠席はわずか2日しかなく、高校から「精勤賞」をもらっていた。
日ごろから問題行動はなく、2月29日に行われた卒業式に出席した際も特に変わったところはなかったという。
成績もよく、大学への進学を希望していた。しかし、家庭の経済的な理由で断念し、「自分で仕事を探してお金をためてから、大学に進学したい」と前向きに話していたという。

また、少年が卒業した大阪府大東市の市立中学校の校長によると、少年は中学1年の時に4~5人にいじめられたことがあり、保護者同士で解決したらしい。

自宅の近所の住民によると、少年は小さいころから切れやすく、けんかをしたりすると、すぐに「殺してやる」などと叫んでいたという。

父親が茨城県の8人殺傷事件について24日夜、一緒にテレビニュースを見た際、「こんなことしたらあかんよ」と言うと、少年は理解した様子で「ふーん」と答えたという。

父親が最後に少年と顔を合わせたのは25日午前6時過ぎ。出勤する父親を少年は玄関まで見送り、変わった様子はなかったという。同7時半ごろ、勤務先から少年に携帯電話をかけ、「就職に向けて、今日は頑張って運動しいよ」と言うと、「はーい、頑張るよ」と答えた。

 

さて、また妙な事件が起きたな。
ホームに立つのも命がけになってきたな。
難しいのは再発防止をどうしたらよいのか?と言う事だね。

最終段階では私も正直な所、良い防止策が思いつきません。
とりあえず、あるのはホームと線路の間に新幹線ホームのように柵を作って転落を防止する方法ですね。
更に一歩進めて、電車が停車するまでは全面を柵を立てて、電車が停止した所で乗車口の部分だけ、柵を降ろすなんて事が考えられるけど・・・

コスト的に問題があるだろうな。

もっと上流の段階では、少年に対するメンタル面でのケアと言う事になるけど・・・
学校や家庭では問題は無いようだし、学生時代に「いじめられていた」と言う事があるようだけど・・・
既に卒業しているしね。

 

気になるのは「刑務所に行ける」なんだよな。「死刑になる」では無いと言う事で、死にたいと思っていたわけでは無いんだろうね。

 

「刑務所に行ける」・・・今の生活から逃げ出したいと思っていたのかな?
メンタルに問題があった可能性もあるしね。

 

続報を待ちましょう。

| | コメント (1)

秋田4歳児変死事件の謎!その20

続報です。男性被告に懲役16年が言い渡されました。
裁判長は量刑が女性受刑者より重い理由について「結婚の約束をえさに共犯者を籠絡(ろうらく)して殺害を指示し、態様は狡猾(こうかつ)で主導性は明らか」と述べた。弁護側は即日控訴した。
(女性受刑者は懲役14年)

判決によると被告は06年10月23日夕、軽乗用車内で騒いだ男児に腹を立て、頭を缶で数回殴り首を絞めるなどして失神させた。
発覚を恐れ、結婚を望んでいた女性受刑者に「嫁にもらって一生面倒見る。川かどこかに捨ててくれ」と殺害を指示した。

被告は捜査段階では暴行、殺害指示とも認めたが、初公判で「自白を強要された」と無罪を主張。しかし裁判長は、殺害を認め謝罪した被告の拘置理由開示法廷での陳述などから自白の任意性、信用性を認め、地裁判決を受け入れた女性受刑者の証言などから共謀を認定した。

さて、これで男性被告にも一審判決が出て、事件は一区切りと言う所だね。
真実は現場にいた3人しかしらない。死亡した男児と女性受刑者、そして被告だね。

もし、被告が素直に犯行を認めて、謝罪していたら、判決はどうだったろう?とちと考えさせられる事件だね。
死亡したのは男児1人、計画性も無いし、殺害方法も残忍と言うほどでもない。
だから、死刑がでる可能性は無かったと思うな。

そうすると弁護方針としては量刑をできるだけ軽くする方向だったと思うのだが、自白強要の主張は逆効果だったんじゃないかな?

控訴審を待ちましょう。

09/07/29追記
殺人罪に問われた母親の交際相手の元高校非常勤校務員、男性被告(46)の上告審で、最高裁第3小法廷は27日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役16年とした1、2審判決が確定する。

被告は「暴行も殺害の共謀もしていない」と無罪を主張していた。1、2審は捜査段階の自白や女性受刑者の証言をもとに退けていた。

| | コメント (0)

茨城連続殺傷事件その2

容疑者が県警土浦署捜査本部の調べに対し、犯行時に着ていたスーツを逮捕容疑となった19日の男性殺害前の今月15日前後に購入したと供述していることが25日、分かった。
スーツ購入の動機について、「東京都内に行き、サラリーマン風のスタイルでいれば、警察にも分かりづらいだろうと思った」

 

これまでの調べで、容疑者は19日午前、男性を殺害後、いったん自宅に戻って着替え、東京・秋葉原に向かったことが分かっている。秋葉原で頭を丸刈りにし、購入したスーツに着替えていた。19日から22日まで、都内のビジネスホテルに宿泊していた。

8人を殺傷した23日も、このスーツ姿でメガネをして現場のJR荒川沖駅に現れ、警戒中の警察官が見逃していた。

1月中旬には、8人殺傷で使ったサバイバルナイフ(刃渡り約20センチ)を携帯電話のサイトを通じ約3000円で購入。このナイフを携行するため肩掛け型のナイフサックも用意し、2月には同市内のホームセンターで男性殺害と8人殺傷に使った文化包丁(同)を約3000円で購入している。

コンビニ退職後、家族との会話もほとんどなくなったというが、それ以前は、家族が就職を促すと物にあたるなど暴力をふるっていたという。

23日の殺傷事件の直前まで凶器の文化包丁は自分で作った紙製のさやに入れて、スーツの内ポケットにしのばせ、サバイバルナイフはショルダータイプのナイフサックに入れていた。

 

容疑者が、23日の殺傷事件では乗っていた下り電車が事件直前に駅に到着した際、「通行人の襲撃を決意した。7、8人殺すつもりだった」と供述していることが分かった。駅周辺には私服警察官8人が配置されていたが制服警官はおらず、改札口内外にいた2人の警官は、容疑者が改札を抜けたのに気付かなかった。

荒川沖駅に設置された防犯ビデオには、着衣や所持品が容疑者と酷似している男が午前11時ごろ改札口を抜け、西口に移動し、1、2分後に走って東口方向へ向かう様子が映っている。本人も日暮里駅で常磐線に乗って来たと認めている。

 

当時駅周辺には私服の土浦署員が8人配置されていた。西口ロータリー付近に2人、改札口内外に1人ずつ、上りホームに1人、東口ロータリーに1人、さんぱる長崎屋内に2人でこのうち1人が責任者の警部補だった。

 

殺傷事件で現場近くにいた8人の警察官は容疑者に気付かなかった。
けがをした巡査は、襲われた直後に改札口内にいた署員に声を掛け、異変の発生を伝えた。
この署員は長崎屋方面に走ったという話で店に入ったが、発見できなかった。
西口や上りホームにいた署員は被害者の救護活動に追われ、長崎屋内にいた2人も発見できなかった。

8人とも携帯電話は所持していたものの無線機はなく、通行人の110番まで他の警察官に異変が伝わらなかった。

逮捕時に所持していたサバイバルナイフを「1月下旬に携帯電話のサイトで購入した」と供述していることが分かった。
一緒に所持していた文化包丁の購入やコンビニのアルバイトを辞めたのもほぼ同時期で、県警は殺人の計画性を裏づける供述とみている。

容疑者は、父親に定職に就くよう言われると、家庭内で物にあたるなど暴力をふるっていた。

捜査本部は25日午前、容疑者の身柄を19日の男性に対する殺人容疑で水戸地検に送検した。

 

事件前に、自分の携帯電話から、もう1台所有していた別の携帯電話に、「おれがやることがすべてだ」「おれが神だ」などとする電子メールを送っていたことがわかった。
一方、メールには「おれも自分を終わりにしたい」という記述があり、殺人願望を正当化しながら破滅願望も抱いていたとみて、土浦署捜査本部は分析を進めている。

 

容疑者は県警土浦署捜査本部の調べに対し「家族との会話はほとんどない。互いの携帯電話の番号も知らない」などと話していることが26日、分かった。
容疑者の家庭は食事も別々に取るなど、関係が希薄だったとみられる。一方で、同容疑者は高校時代ごろから、ストレスがたまると物に当たることがあったという。

 

容疑者の部屋の壁には赤い文字で「死」「Z」と書かれていたことも判明。
母親が1月に部屋に入った時にはなかったという。
ドアを拳で複数回殴ったような跡もあった。

19日の男性殺害容疑で全国に指名手配された翌日の22日午後0時42分。携
帯電話を使い、オペレーターの「お名前は」の問いに「○○○○です」と本名を答えた。さらに、「殺人事件の犯人です。早く捕まえてごらん」と挑発して電話を切ったという。

 電話した場所は荒川沖駅周辺で、約1時間後にも同じ携帯電話でJR常磐線取手駅周辺から無言の110番をかけた。

さて、こんな所だね。
相当ストレスがあったのかな。しかし、それでいて、犯行の準備はしっかり進めている。
覚悟の犯行のように見えて、最後は怖くなって自首している。

 

何が怖かったのかな?沢山の人を殺傷してしまった事か?
それとも、警察に射殺されてしまう事かな?

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

2008/03/24

茨城連続殺傷事件

3月19日午前9時20分ごろ、茨城県土浦市中村南の無職、72歳男性方の玄関先で、男性が血を流して倒れているのを34歳次女が発見し、近所の人を通じて119番通報した。
男性は病院に運ばれたが間もなく死亡。首付近に刃物で傷つけられた跡があり、県警土浦署は殺人事件として捜査を始めた。
調べでは、男性は次女と60歳妻の3人暮らし。2階の自室にいた次女が「助けてくれ」という叫び声を聞いて玄関先に駆け下りたところ、男性があおむけに倒れていた。妻は仕事で不在だった。

現場付近に乗り捨てられたマウンテンバイクに血痕が付着してたことが20日、土浦署捜査本部の調べで分かった。マウンテンバイクの所有者の男性は事件後、連絡がとれなくなっており、捜査本部は事件と何らかのかかわりがある可能性があるとみて行方を捜している。

男性は事件当日の午前8時ごろ、妻を仕事先の大型スーパーに車で送って帰宅。玄関で外出時の革靴からサンダルに履き替え、カギを閉めたとみられる。ズボンのポケットには現金入りの財布のほか、車のキーと自宅のカギもあった。

捜査本部は20日、筑波大で男性の遺体の司法解剖を行った。死因は頸動脈切断による失血死だった。

 

土浦署捜査本部は21日、同市中村東、無職24歳男性容疑者を、殺人容疑で全国に指名手配した。
現場に乗り捨てられていたマウンテンバイクの防犯登録から、容疑者が浮上。現場から約1キロ離れた自宅で、三浦さんのものとみられる血の付いた衣服が見つかった。

容疑者は19日朝、自宅にいるところを家族に確認されているが、その後の足取りはわかっていない。

ところが事件は思わぬ展開を見せる。
23日午前11時ごろ、茨城県土浦市荒川沖東のJR常磐線荒川沖駅構内と駅前で、4日前に市内で起きた殺人事件で指名手配となった男が刃物を振り回しながら、通行人ら8人を次々と切りつけた。

8人は病院に運ばれたが、1人が死亡、2人が重傷、5人が軽傷を負った。男は間もなく、県警土浦署員に取り押さえられ、手配の容疑で逮捕された。県警は無差別殺傷事件とみて動機を追及する。

容疑者は逮捕時、文化包丁とサバイバルナイフ(いずれも刃渡り約20センチ)を持っており、通行人らの殺傷を認めている。
本人の携帯電話から22日午後、「早く捕まえてごらん」という内容と無言の計2回、110番通報があった。県警は発信地の同駅周辺も警戒対象にし、私服の警察官が8人いた。

 

死亡したのは同県阿見町うずら野、27歳男性会社員で、首を刺されていた。同県つくば市、18歳男子高校3年と、土浦市、62歳女性会社員が首や肩などを刺され重傷を負った。
けが人の1人は私服で警戒中の同署地域課の29歳男性巡査で、頭を切られていた。

県警によると、容疑者は駅改札口付近の2階連絡通路で男女5人に切りつけたあと、通路を移動し、途中で2人を刺した。さらに1階におり、「荒川沖ショッピングセンター」前で、死亡した男性を切りつけた。

約15分後、容疑者は駅西側約200メートルにある交番まで行き、土浦署につながるインターホンで「私が犯人です」と告げ、同署員が駆け付けた。交番は不在だった。

容疑者は19日の男性刺殺事件後、都内の理髪店で丸刈りに髪形を変え、土浦市内に戻ったとみられる。包丁は土浦市内で購入し、ナイフは携帯サイトを通じて買ったという。

容疑者は携帯電話を2台持っており、1台は家に置き、もう1台で110番通報をしていた。

 

容疑者は、定職を持たず、1月ごろまで市内のコンビニエンスストアでアルバイトをしていた。身長は約170センチでやせ形。家族ともあまり会話がなく、事件後は行方が分からなくなっていた。

 

目撃者の話では、容疑者はうなり声をあげながら、同駅西口から東口方面に全速力で移動。片手に文化包丁、片手にサバイバルナイフを持っていた。刃物を振り回し、途中の改札口付近で5人を刺し、その後、駅に隣接するスーパー「長崎屋」に通じる歩道橋などで3人を刺したという。

 

容疑者は、8人死傷、19日の男性殺害とも容疑を認めており、「誰でもよかった。人を殺したかった」と供述しているという。
逮捕時は、とくに抵抗することはなかったという。

容疑者は19日に男性を殺害する直前、自分の銀行口座から約40万円を引き出していた。
犯行後はの22日夜には、東京・秋葉原で1泊。この間、頭を丸刈りにし、荒川沖駅に現れたときはニット帽をかぶり、銀縁眼鏡、黒スーツ、白シャツ、ネクタイ姿に変装していた。

妹2人と弟1人がおり、家族との会話はほとんどなかった。部屋には100冊余りの漫画本やゲームが並んでいたという。また、近所の人がゲームセンターで遊ぶ姿をみかけていた。

同容疑者の弟の友人(17)は「家に遊びに行くと、(金川容疑者は)いつも一人でゲームをしていた。兄弟仲は良いみたいだったけど、行方不明になった後も心配した様子はなかった」と話す。

県警は23日、約170人態勢で警戒。荒川沖駅にも防刃チョッキを着用した8人の捜査員を配置していたが犯行が起きるまで容疑者の姿を確認できなかったばかりか、犯行後にも容疑者自ら交番から通報するまで見失っていた。

県警は、最初の連絡が荒川沖駅周辺、2度目がJR取手駅周辺で発信されたことを確認。警視庁や千葉県警、JR東日本にも協力を依頼し容疑者の行方を追っていた。
だが、容疑者の最近の写真を持っていなかったという捜査員は誰一人、頭を刈りニット帽をかぶってメガネをかけ変装していた容疑者に気づかなかった。

供述や調べによると、男性を殺害した19日の行動について、当初は「妹を殺そうと思ったが、(自宅に)いなかったのでやめた」。その後、自宅を出て「小学校のほうに行った」。同校は、容疑者の母校で、近くの市立中村小学校にマウンテンバイクで向かった。

しかし、当日は卒業式が行われ、父兄や教職員が大勢いた。このため、母校の襲撃は断念したらしい。

その後、小学校から東へ約200メートル離れた男性被害者宅の前を通った際、玄関先の物置のそばにいた男性を「たまたま見掛け、背後から襲った」という。

とこんな所だね。
妹の殺害に母校の小学校を襲撃するか・・・
池袋で妹を殺害しバラバラにした事件や池田小の事件でもなぞるつもりだったのかもしれないね。

定職につかずにアルバイトだったようだが、自分の思い描いた人生とは違っていたんだろうな。
私の憶測だけど自分の人生をリセットしたかったのかもしれないね。
あるいは、自暴自棄になって最後に世間の注目を浴びるような大事件を起こしてやろうと思ったのかな。

いずれ、本人の供述が出てくるでしょう。

 

格差社会、ワーキングプアなどの問題もあるかもしれないが、私は子供の教育にも問題があるように思います。
平等を教えるのは重要だと思うけど、多くの人は思い通りの人生は生きられない。
人生の大半は上手くいかない事の方が多いと言う事を教えるべきだと思うな。
だから、努力して少しでも良くしましょうと言う事なんだよね。

 

続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

2008/03/23

世田谷一家殺人事件再考その77

公園近くさんのお話を聞いてもっと視野を広げてこの事件を考えた方が良いのでは?と思い始めました。
いままでは、事件その物に焦点をあてて考えていましたが、周辺の情報なども考えてみようと思います。
今回はまず、事件の以前から祖師谷公園周辺で起きていた動物虐待事件の情報についてです。

No. 時期 事件の内容
1 1999年7月頃 宮澤さん宅から南に2kmの場所で自宅の敷地内や車の上に上がってくる近所の猫を吹き矢などで、追い払っていた。
2 2000年春頃 この頃から上の問題の人間はボーガンを使用し始める
3 2000年8月

祖師谷公園付近でしっぽを切り取られた茶トラの猫が、力なく歩いているのを近所の住民が発見し、保護。世田谷区内の動物病院に運び込んだ。

「オスの猫で、体重は4キロほど。しっぽが途中から切り取られていたのですが、カッター、あるいはナイフでスパッと切り取られていた」(動物病院院長)

4 上の事件の数日後 同じく公園で発見され、運び込まれた猫は片目に釘を刺し込まれていた。「こ の子はキジトラのメス猫で、体重は3キロぐらいの大きさ」(同)というが、住民が保護する際 に暴れたためか、病院に来たときには、釘はすでに抜け落ちていたという。
5 2000年12月中旬

アメリカンショートヘアのオス猫が、後ろ足の皮膚をはぎ取られた無惨な姿で運び込まれた。

「左の後ろ足は一部の皮膚がはぎ取られ、右後ろ足はお尻から足首にかけ、かなり広範囲の皮膚が“削ぎ落とされた”という感じ。ハサミかナイフ、あるいは包丁のような鋭利な刃物を使ってはぎ取られた」(同)。この猫は苦しみ抜いた末、運び込まれた翌日死亡した。

6 2000年12月23日 近所の女性(69)が飼っていた猫(オス、4歳)が自宅の庭に入りこんだことに腹を立て、猫の心臓付近をめがけてボーガンを放ち、猫を死なせた。
7 2002年4月 同区の仙川沿いの駐車場付近で、猫が一度に12匹も毒殺された。
8 2005年9月 同区大蔵団地内で保育園の縁石の上に、白い毒物が団子にして置かれていた。野良猫がそれを食べて死ぬ。
9 2005年10月 上と同じ手口で猫2匹が死ぬ。

10

2006年4月 芦花公園で毒物により約50羽のハトが死ぬ

青くを塗ったNo.1、2、6は同一人物の記事ですが、容疑者は逮捕起訴されて事件は解決済みです。容疑者の手に怪我は無く、世田谷一家殺害事件とは関連は無いようです。

2002年以降のNo.7、8、9はどれも毒殺なので手口は以前のNo.3、4、5とは方向性が異なると思います。

やはり問題はNo.3、4、5の凄惨な手口の事件だね。

でこれも事件との関連性は未確認なのですが某掲示板の例の書き込みは
----------ここから----------
名前: 黒ムツさん投稿日: 2000/12/27(水) 17:03

俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺し、又はては烏に与え、これを13歳に成った今でも続けている。

其れと並行して犬も殺すことを7歳の頃に覚えた。
最初に殺すのもあまり躊躇いは無かった事が鮮明に記憶に残っている。
俺に突然噛み付きかかって来た体長約60cmの少し大き目の犬だった。
一発蹴るとまだ噛み付きかかって来やがるので、俺は犬の腹を引き続き蹴った。

何発蹴ったのか覚えていない。死んだ時には其の犬は口から大量の血を流し、腹からは内臓が少し食み出ていた。
勿論今でも此れは野良犬を見掛けるとやる。
いまでは蹴る力も倍増し、手でバラバラにする事さえ躊躇わないようになった。

悪臭がするがそんなこと気に為ない。
猫にも時々同様のことをやる。
猫を顔を含め包帯でぐるぐる巻きにした上で、内臓を切り裂いて取り出し、道路に放り出して置く。
すると烏が咥えて持って行ってしまうか、自動車に引かれて余計に悲惨な光景に成る。
が、其れがまた快感だ。

友達とどちらの結果に転がり込むか賭けをしたことさえある。
最近では人間を切り裂いて内臓を見たいとも考える。
あの歌舞伎町で起きたビデオ屋爆破事件の容疑者の少年が供述していたように。
今では隣の幸せそうな家族を見るとあの大分一家殺傷事件のようにしてしまいたいとも思う。
決行日は12月31日午後11時59分だ。21世紀がやって来る前にちゃっちゃと殺ってしまおうか考えている。
----------ここまで----------

事件前に周辺で起きている凄惨な動物虐待事件を見ると、この掲示板の書き込みも関連付けて考えてたくなるんだよね。
そして、世田谷事件後にはこの手の凄惨な動物虐待事件は起きていないのも、疑問だね。

とは言え、世田谷事件後は周辺は警察官だらけと言う状況だから、とても以前と同じような動物虐待は出来なかったと言うのが真相かもしれないけどね。

書き込みの中に出てくる事件の概要は

歌舞伎町で起きたビデオ屋爆破事件:
2000年(平成12年)12月4日午後8時20分ごろ、栃木県岩舟町の県立高校2年の男子生徒(当時17歳)が新宿区歌舞伎町1のビデオ店「マック」に火をつけた手製爆弾を投げ込んだ。その後、少年は自首した。

大分一家殺傷事件:
2000年8月14日午前2時50分、大分県大野郡野津町町(現臼杵市)で発生した事件当時15歳の少年による隣家殺傷事件

とりあえず、参考情報として、メモしておきます。

08/03/30追記
まずは原文です。(アンダーラインの赤と青の部分は私の装飾です)

170 名前: 黒ムツさん 投稿日: 2000/12/27(水) 17:03

俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺し、又はては烏に与え、これを13歳に成った今でも続けている。其れと並行して犬も殺すことを7歳の頃に覚えた。最初に殺すのもあまり躊躇いは無かった事が鮮明に記憶に残っている。俺に突然噛み付きかかって来た体長約60cmの少し大き目の犬だった。一発蹴るとまだ噛み付きかかって来やがるので、俺は犬の腹を引き続き蹴った。何発蹴ったのか覚えていない。死んだ時には其の犬は口から大量の血を流し、腹からは内臓が少し食み出ていた。勿論今でも此れは野良犬を見掛けるとやる。いまでは蹴る力も倍増し、手でバラバラにする事さえ躊躇わないようになった。悪臭がするがそんなこと気に為ない。猫にも時々同様のことをやる。猫を顔を含め包帯でぐるぐる巻きにした上で、内臓を切り裂いて取り出し、道路に放り出して置く。すると烏が咥えて持って行ってしまうか、自動車に引かれて余計に悲惨な光景に成る。が、其れがまた快感だ。友達とどちらの結果に転がり込むか賭けをしたことさえある。最近では人間を切り裂いて内臓を見たいとも考える。あの歌舞伎町で起きたビデオ屋爆破事件の容疑者の少年が供述していたように。今では隣の幸せそうな家族を見るとあの大分一家殺傷事件のようにしてしまいたいとも思う。決行日は12月31日午後11時59分だ。21世紀がやって来る前にちゃっちゃと殺ってしまおうか考えている。

まず、一番気になったのは最初の「又は」です。
明らかにこの文章はおかしいですよね?しかも、誤変換やタイプミスでもない。

俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺しては烏に与え・・・となるはずだった文章だろうね。
でこの「又は」をどう考えるかと言う事なのですが、私はこう考えています。

俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺し、又は・・・でこの後に別のエピソードを書くつもりだった。

つまり、「Aをしたり、又はBをしたりした。」と書くつもりだった。
そこで、「最初の俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺し、
又は」まで書いた所で別のエピソードを考えたんじゃないかな?

で考えて、思いついた所でそのまま「ては烏に与え・・・」を続けてしまった。
ここで重要なのは、どこまで書いたか忘れてしまう程の時間を考えていたと言う事。

私はこの黒ムツさんは実際の動物虐待は行っていないと考えています。
実際に自分が体験した事ならしばらく考えないと書けないような事は無いと思うんですよね。
そして、動物虐待自体が嘘ならば、ここに書かれた内容も全て嘘ではないか?
ただの妄想とか空想を書いたのではないかな?と考えています。

08/03/30追記
maiさんにコメントいただきましたが、「又は」は「又、果ては」つまり
「鼠を刺し殺し、又(殺すだけでは飽き足らず)果ては鳥に与え」と考えた方が自然ですね。
と言う事で08/03/30に追記した「又は」についての部分はあまり意味が無かったかもしれませんね(^_^;)

| | コメント (19)

2008/03/22

千葉英会話講師殺害事件その9

続報です。ポリスチャンネルでこの事件について新しい情報が公表されたようです。
詳しくはポリスチャンネルを参照願います。

 

さて、今回公表された情報は逃亡しいている容疑者についての物です。
1)容疑者の情報提供を呼びかけるビラ。(変装を想定した写真あり)
2)容疑者が書いた被害者の似顔絵。
3)容疑者の遺留品の「靴下」
4)容疑者の遺留品の「靴」
5)容疑者の遺留品の「リュックサック」

 

遺留品の3)から4)は逃亡時の遺留したとありますので、玄関先から逃亡した時に残していった物でしょう。

 

今回の情報の中で私が注目しているのは「リュックサック」です。

 

容疑者は殺害した遺体をベランダの浴槽に隠した後に現場を訪れた警官を振り切って逃亡しています。

 

その時に現場に残したのがこの「リュックサック」です。

このリュックサックには容疑者が逃亡する時に持ち出す理由があったと私は考えています。
ただ、非常に残念なのが「リュックの中身」が公表されていない事ですね。
中身から容疑者の逃亡先も推測する事ができたのですが・・・

極端な例を言えば、航空券や列車の切符などがあれば、逃亡先が推測できたでしょう。
とは言え、公表しないのは問題の「中身」が無かったからと言うのもありえますね。

 

とりあえず、今回は中身が無い「空のリュックサック」だった場合について考えてみましょう。
リュックサックは中に何かを詰めて持ち運ぶ事を目的にした物ですよね。
だから、容疑者はリュックサックに何かを詰めて運びたい物があったと言う事です。

ところが、家を出る時は空だったのだから、持ち運びたい物は家には無かったと言う事だよね。
逃亡途中で「何か」を入手してリュックに詰める予定だったと言う事だと思う。

そこで問題は逃亡に必要な物とは何だったのか?
・現金やカード類
とにかくこれは必要だろうね。しかし、それなら財布で十分だろう。

・着替え
・食料
確かに必要かもしれないが、着替えなら家にあったはずだし、食料をわざわざ持ち出す理由も無いだろう。購入すればすむ事だからね。
しかし、食料については逃亡先で山などに隠れようとしたら、持ち運ぶ必要が出るかもしれない。
だけど、それなら、やはり野宿用の道具が別に必要だろうな。

 

と考えると、容疑者が逃亡に必要な物と言うのが意外に難しい事に気づく。
家に無いと言う事は普段の生活では使用しない物と言う事だろうな。

 

一つの可能性として、「自殺用の道具」かな。
首吊り用のロープとかね。包丁と言うのもありえるけど、自宅にあった物を持ち出す事もできたはずだ。
だけど、若い男性の一人暮らしで経済的に恵まれていた事から自炊はしていなかったので包丁など家に無かった可能性もあるね。

ただし、最初から自殺するつもりならば、自宅で自殺してもよいかもしれない。
だけど、その場合は自分が犯人である事を認める事になるから、それは避けたかったんじゃないかな。
自殺しても遺体が発見されなければ、未解決のまま、自分も容疑者の一人と言う立場のままですからね。

 

今回は「空のリュックサック」の場合を考えたが、中身が公表されれば、その場合についも考えてみたいね。

参考リンク
千葉英会話講師殺害事件その8
千葉英会話講師殺害事件その10

| | コメント (1)

秋田小1殺害事件の謎!目次

秋田小1殺害事件・・・第一報から一審判決まで約2年経ちました。一区切りと言う事で目次を作成しました。この事件はリアルタイムで記録と推理を行った事件でした。

1 男児殺害事件の第一報、連続児童殺人事件の疑い

2

男児続報、最後の目撃から自宅までの間で失踪
3 男児続報、遺棄現場の状況と犯人像について
4 男児続報、遺体の状況について
5 男児続報
6 男児の首の絞めた跡について
7 男児続報、事件の計画性について
8 男児続報、遺棄時刻と場所について
9 男児の殺害場所と犯人の住所について
10 男児事件、女性犯人説について
11 男児事件の疑問について
12 男児事件、動機についての推理
13 男児事件、続報と団地の状況について
14 男児の死亡の状況についての推理
15 男児事件、計画性、不審な音、遺棄のタイミングについて
16 男児事件、殺害方法についての推理
17 男児事件、事件の証拠について
18 男児事件、任意事情聴取の報道について
19 男児事件、容疑者逮捕の報道について
20 男児事件、続報
21 男児事件、捜査方法の問題点について
22 男児事件、続報と動機について
23 男児事件、続報
24 女児事件について事件の概要
25 男児事件の続報と、女児事件の事故説について
26 女児事件について母親の関与の可能性について
27 男児事件の続報と動機についての推理
28 女児事件の自殺説について
29 女児事件の事件としての推理
30 女児事件の計画的犯行の推理
31 男児事件の続報
32 男児事件、女児事件の疑問
33 男児事件の続報
34 男児事件、凶器の処分についての疑問
35 男児事件、続報と記者会見について
36 「事件より事故の方が救われるでしょ」についての私の考え
37 続報と弁護士の記者会見について
38 続報と容疑者が誰かをかばっているのか?について
39 女児事件の続報
40 女児事件の推理
41 女児事件の動機について
42 記者会見と容疑者の人物像について
43 男児殺害の動機について
44 女児の遺体の状況と動機、ネットの噂について
45 女児事件の続報と女児事件の事件とする主張について
46 女児事件の続報
47 冤罪の可能性について
48 続報と動機について
49 精神分析の簡易鑑定の結果
50 女児事件について他に真犯人がいるとの主張について
51 事件の証拠についての推理
52 Sageさんの疑問についての私の考え
53 能代警察署の誤報道について
54 女児事件の初動捜査の不備について
55 弁護方針として女児の殺意を否認した事について
56 精神鑑定の請求について
57 一審初公判の情報
58 一審判決公判の情報

| | コメント (0)

2008/03/20

秋田小1殺害事件の謎!その58

続報です。判決公判が3月19日、秋田地裁で開かれ、裁判長は無期懲役を言い渡しました。

判決理由で裁判長は「2人の将来を奪った結果の重大性は言葉に尽くせない。
死刑適用も十分に考えられる」と言及。しかし女児殺害は衝動的で、男児殺害も計画性は認められないなどと情状を考慮し、判決を無期懲役にとどめた。

そのうえで仮釈放について「刑責が重大であり被告の性格改善が容易でないことに十分注意することを希望する」と述べた。

判決は、女児殺害について「接触への嫌悪から苦手意識を持ち、愛したくても愛せない長年の悩みがあった」と指摘。殺害当日に「(魚を)見たい、見たい」と橋から家に帰ろうとしないため、急激にイライラした感情を高め、女児が怖いといって抱きつこうとした瞬間、とっさに殺意を持って押したと認定した。

弁護側が主張した殺害後の「健忘」は認めず、「大変なことをした。自分のしたことを信じたくない」の思いを強め、事件の記憶を抑圧したと指摘した。

男児殺害については、まず「(女児殺害を)大変なことをした」と後悔し「自分のやったことを信じられない、信じたくない思いにとらわれ、記憶抑圧を深めて(他人が起こした)事件であると思い込むようになった」と判断した。さらに「娘はいないのに、男児は何でこんなに元気なのか」という切なさ、嫉妬(しっと)心や憎たらしいという気持ちなどでとっさに殺害を決意したと認めた。

・女児(長女)、男児ともとっさに殺意を持って殺害した

・男児殺害時に、完全責任能力があった

・両事件とも衝動的、突発的な犯行で、計画性はなかった

主文を宣告する裁判長の声を被告は表情を変えずに聞いていたが、閉廷直後、殺害した男児(当時7歳)の遺族に向かってサンダルを脱ぎ「申し訳ありませんでした」と突然土下座した。

判決文をすべて読み上げた裁判長が「被告人、立ちなさい。判決は以上です」と言った直後だった。被告が「一言いいですか」とつぶやいた。

「なんですか」と問いただす裁判長に対し「今まで男児の遺族に謝罪していないので」と声を上げ、突然ピンクのサンダルを脱ぎ出した被告。
傍聴席の男児の両親に向いて正座し、声を震わせながら、「大事なお子さんを奪い、申し訳ありませんでした」と言って、額を強く床に押しつけた。

30秒近い土下座の間、男児の父は目線を下に向け、母は受け入れないかのように目をつぶって顔を背け、その様子を見なかった。

被告は即日控訴。死刑求刑していた検察側も控訴する方針。

さて、まずは一審で判決が出たね。
2006年5月(女児は4月)の事件発生から2年近くたってようやく一審判決が出た。
罪の無い子供2人を殺害しその殺意が認定された上で判決は「無期懲役」となった。

これまでの方向性で3人は死刑、1人は無期、2人はボーダーラインと言った事から考えると、死刑もありえる所だった。
今回の裁判長もその点は「2人の将来を奪った結果の重大性は言葉に尽くせない。死刑適用も十分に考えられる」と話しているからね。

計画性が無い突発的な事件であった事が「情状酌量」のポイントとなったようだ。

さて、この判決の中でちと気になったのは
「大変なことをした。自分のしたことを信じたくない」の思いを強め、事件の記憶を抑圧したと指摘した。

この点です。これは何か?と言うと。
女児を殺害後に警察が事故として処理した事について被告人が殺人事件を主張した事に対するコメントなんですよね。

私はこの事件で一番の謎だったのがこの点でした。
自分に不利になるような事をどうして強く主張したのか?と言う事です。

公判前の報道などから、女児の事件について親族から事故ではなく事件だとする意見が多かった。
その中で自分が事故を主張すると疑われてしまう為に強く事件を主張したと考えていました。

この点について記憶の抑圧として
(女児殺害を)大変なことをした」と後悔し「自分のやったことを信じられない、信じたくない思いにとらわれ、記憶抑圧を深めて(他人が起こした)事件であると思い込むようになった
と裁判官は判断したと言う事です。
このあたりは、精神分析の知識が推理にも必要と言う事ですね。これからは定期的に読む事にしようかな。

次は控訴審ですね・・・被告は無期懲役では重いと言う事なんだろうな。
では、何年なら受け入れるつもりなのかな?
裁判官が変わるば「死刑」が出てもおかしくない事件だと思うけどね。

続報を待ちましょう。

| | コメント (10)

2008/03/17

岩手母娘不明事件の謎!その20

続報です。被告人は控訴審で真犯人は別にいると主張し事実関係を全面否認した。

1審の盛岡地裁で死刑判決を受けた青森県五戸町上市川、塗装業、31歳被告は17日の仙台高裁の控訴審初公判で、「真犯人は別にいる」として1審で認めた事実関係を全面否認し、無罪を主張しました。

検察側は「被告の説明に基づき、遺体が見つかっている」などとして棄却を求めた。

弁護側は「(被害者の)自宅に入ったが、殺害などはしていない。被告が当時手伝っていた不法投棄グループの別の人間の犯行の可能性が高い」と主張している。

1審で認めたことについては「事実を話すと妻子に危害が及ぶと思った」と話している。

さて、全面否認か・・・
一審で裁判長は「パチスロにふけるなど自堕落な生活で借金を膨らませ、何の落ち度もない母娘を惨殺した。動機に酌量の余地は全くなく、極刑をもって臨むほかない」と死刑判決を出しているんだよね。

情状酌量は見込めないと言う事で戦術を変えたんだろうな。
しかし、難しいと思うけど・・・
何しろ、被告人が供述した場所から遺体が発見されているのだから、これは犯人しか知らない秘密だよね。
それに、事件後に盗まれたCDなどを中古品買取店に売っているしね。

被告の主張の通りなら警察は裏付け捜査をしているだろうね。
公判の行方に注目しましょう。

| | コメント (4)

2008/03/14

川崎多摩区通り魔事件

3月12日午後10時頃、川崎市多摩区登戸新町のアパート自宅前で24歳女性会社員が若い男に刃物で刺される事件が起きていた。
女性は右肩などを負傷し約1カ月の重傷。神奈川県警多摩署は傷害事件として捜査している。
調べによると、女性が刺されたのは自宅玄関前。徒歩で帰宅し鍵を開けて中に入ろうとしたところ、男にいきなり背後から抱き付かれ、肩など3カ所を刺された。

 

男は身長170センチぐらいで中肉。短髪で青っぽいダウンジャケットを着ていたという。

 

さて、またしても起きた通り魔事件なのだが・・・
私が注目しているのは昨年までにおきている3件の通り魔事件との関連だ。
偶然だろうが、今月3日に昨年4月に起きた通り魔事件の初公判が行われている。

帰宅途中の女性を自宅前で後ろから刃物で刺す手口は昨年4月の事件に似ている。
そして、過去3件の事件の発生間隔が1年半、6ヶ月、そして今回の事件は前回から1年・・・・

しかし、事件の発生場所が以前の事件は宮前区付近だったが、今回はそこから約30kmくらい離れている。
だけど、車はもちろん、電車でも移動可能な範囲だね。

宮前区の通り魔事件で被告人は否認しているしね。
何か関連があるのか?それとも全く別の事件なのか?

続報を待ちましょう。

| | コメント (2)

2008/03/13

痴漢でっちあげ事件

大阪の地下鉄で金目当てに痴漢事件をでっちあげる事件がおきている。

 

2月1日午後8時半ごろ、被害者が仕事帰りに乗った大阪市営地下鉄御堂筋線の車内で事件は起きた。
天王寺駅手前でブレーキがかかり、被害者が隣に立っていた31歳女と肩が触れた瞬間、女が「触りましたね」と声を上げ、泣きながらしゃがみ込んだ。そこへ、乗客をかき分けて甲南大4年、24歳男性容疑者(京都市山科区)が「触りましたよね」と連呼しながら近寄ってきたという。

被害者は誤解を解こうと、自ら天王寺駅で降りた。「助けてもらえる」との思いで足を運んだ駅の一室。
「やってない」と訴えたものの、声を荒らげる警察官は「触ったやろう」と耳を貸さず、府迷惑防止条例違反で現行犯逮捕し阿倍野署に連行した。

翌日も朝から取り調べが続いた。弁護士と接見して無実を訴えた後、午後6時にようやく釈放。

容疑が晴れたのは女が自首した後の2月中旬。女は交際中の容疑者から「示談金をとろうともちかけられてやった」と供述したといい、署の取調室で数人の刑事が「私たちもだまされました」と被害者に謝罪した。
その後、署長から「このような事件がないよう一生懸命捜査します」と電話があったという。

被害者は「男性なら誰でも起こり得ること。周囲の信頼がなかったら心が折れていたかもしれない」と振り返り、取り調べに関して「何を言っても信じてもらえなかった。警察は最初にもっと言い分を聞いてほしかった」と話している。

 

いつか起こると思ってましたが、やはりおきましたね。
幸い今回は真相が発覚したけれど、女性が自首しなければ、どうなっていたか?

しかし、これは難しいね。
結局、被害者と容疑者の言い分がまったく逆になるわけでしょ?
その上で第三者を装った共犯者が見た!と被害者を肯定する証言をすれば、警察は被害者とその共犯者の言い分を受けれてしまうだろうな。

その意味でこの種の犯罪を防ぐ事ができるのか?と考えてみるのだが・・・
一つには、裏づけ捜査と言う事になるけど・・・・
現場に居た他の乗客の証言を集めるしかないだろう。
ところが、ここにも問題があって、極端な話だけど、その車両に乗っている被害者以外の全員が共犯者だとしたら?さらに捜査は難しくなる。

 

とりあえず、女性に近づかないと言うのが唯一の自衛手段と言う事になるかな?

やはり、車両内に監視カメラを設置して、映像を記録するとかしないと根本的な対策は無理だろうね。

 

しかし、日本がどんどん嫌な国になってるような気がするね。

 

08/03/18追記
甲南大は18日、虚偽告訴容疑で逮捕された同大法学部4年、24歳容疑者(京都市山科区)を無期停学とし、本人と面会して事実関係を確認した上で退学処分にすると発表した。 

 

08/04/14追記
起訴された大学生の男が14日までに、別の事件で「美人局」を働いていたとして強盗未遂の疑いで大阪府警に再逮捕された。
容疑者は2月1日夜、同じ女と共謀して市営地下鉄御堂筋線の電車内で痴漢を目撃したとでっち上げ、近くにいた男性を府警阿倍野署に引き渡したとして虚偽告訴の罪で起訴されている。

| | コメント (2)

2008/03/12

硫化水素自殺?

3月12日午後6時15分ごろ、岡山市国富1の民家で「母と兄が倒れている」と帰宅した15歳次男が119番通報する事件があった。
岡山県警岡山東署などによると、高校2年の17歳長男と43歳母親が2階の長男の部屋で倒れており、病院に搬送されたが間もなく死亡した。

調べでは、長男は自室のベッドにうつぶせ状態で、ベッドのそばに母親が倒れていたという。
室内には市販の洗浄剤など薬剤の容器が十数本あった。消防によると、薬剤を混合した液体が約5~10リットル残っていたらしい。

現場には異臭が立ち込めており、県警は室内にあった薬剤を混ぜ合わせて硫化水素を発生させ、中毒による自殺を図ったとみて死因を調べているとの事。

 

さて、2月16日の埼玉の事件で心配していた事が現実となってしまったようだ。
「善悪はそれを用いる人の心の中に有り」と言う言葉を思い出した。
やはりメンタル面からアプローチするべきなのかな?

 

08/03/14追記
2人の死因は硫化水素中毒だったことが14日、岡山県警東署の調べで分かった。
警察は妻が異変に気付いて部屋に入り、巻き添えになった可能性が高いとしている。

 

08/03/22追記 別件で硫化水素自殺がありました。
3月20日午後7時50分ごろ、京都市左京区田中上古川町にあるマンションの管理会社から、「2階の部屋の玄関に硫化水素発生中という張り紙がある」と119番があった。
市消防局員が駆けつけると、玄関ドアが内側から目張りされ、浴室内で男性が死亡していた。  

府警下鴨署の調べでは、この部屋に住む20代のアルバイト男性とみられ、自殺の可能性が高いという。張り紙には手書きで、「浴室で硫化水素発生中。絶対に入室せず、消防に連絡して下さい」などと記されていた。浴室から硫化水素が検出され、液体の入った衣装ケースがあった。

男性はこの日、部屋を退去予定で、管理会社員が訪問して張り紙を見つけた。

 

他人の巻き添いを避けるため「有毒ガス発生中」と張り紙をする方法はインターネットの自殺サイトで紹介されており、サイトを参考にしたようだ。

 

08/03/27追記
27日午前2時35分ごろ、神戸市北区若葉台の64歳会社員方から、「浴室で異臭がし、息子が倒れている」と119番があった。
救急隊が駆けつけ、家族4人が病院に搬送されたが、アルバイトの27歳次男が硫化水素による中毒で死亡。
助けようとした会社員も意識不明の重体。妻(59)と無職の長男(32)も治療を受けたが、命に別条はないという。
神戸北署は次男が洗剤などを混ぜて硫化水素ガスを発生させ自殺を図り、家族が巻き込まれたとみて調べている。

 

次男の部屋には遺書めいたメモもあったようだ。

 

またしても、硫化水素による自殺だが・・・この方法は止めてください
この事件でも家族が巻き添えになって死亡している。
全く関係の無い人まで巻き添えにしてしまう可能性だってあります。

 

08/04/24追記
高知県香南市の市営住宅で23日夜にあった、硫化水素によるとみられる市立中学3年の女子生徒(14)の自殺で、住民計21人が4病院に搬送されたほか、68人が自力で病院に行った。生徒の母親も含め14人が入院した。

自分は死亡してしまうから、その後どうなってもかまわないと言うのは無責任です。
他人を巻き添えにしてしまったら、残った家族にどんな迷惑がかかるか考えましょう。

| | コメント (0)

2008/03/09

奄美児童殺傷事件

3月8日午後6時55分ごろ、鹿児島県奄美市名瀬港町、飲食店経営、53歳男性方で「子供が首を刺され、病院へ搬送」と名瀬消防署から県警奄美署に通報する事件がおきている。

 

搬送されたのは長男の5歳と次男の3歳の兄弟2人で、間もなく弟の死亡が確認された。兄も手などに軽傷。同署は殺人事件として調べている。

 

調べでは、男性方は33歳妻と兄弟の4人家族。ご主人が外出先から帰宅すると、弟が首から血を流して倒れていたという。
事件当時、妻と兄弟の3人が家にいた。

 

同署は包丁で切りつけられたとみて、両親から詳しい事情を聴いている。

 

現場は奄美市の中心部、名瀬港近くにあり、ホテルや商店、飲食店などが立ち並ぶ繁華街の一角。
男性は近くで焼き鳥屋を経営している。

 

まだ、事件の状況が良くわからないのだが・・・
情報を整理すると
1)事件当時家には妻と2人の子供が居た。
2)弟3歳は首を刺され、病院に搬送されるがまもなく死亡した。
3)兄5歳は手に軽い怪我。
4)現場から凶器とみられる包丁が発見されている。
5)119番通報は女性の声だった。

 

凶器の包丁は犯人が持ち込んだ物なのか?それとも現場にあった物なのか?

 

続報を待ちましょう。

 

08/03/14追記
県警は14日、兄弟の母親で同市名瀬港町、無職、33歳容疑者を殺人と殺人未遂容疑で逮捕した。
容疑者は「間違いありません」と容疑事実を認め、無理心中をほのめかす供述をしており、心中を視野に調べているとの事。

 

8日午後6時ごろ、帰宅した53歳夫が、興奮していた容疑者を病院に連れていった後、再び家に戻って、兄弟を発見。
2人は病院に運ばれたが、弟は首に十数センチの切り傷があり、まもなく死亡した。死因は失血死。
自宅台所から血の付いた包丁が見つかり、兄弟の血液と一致した。

容疑者は中国籍で、01年に結婚して来日。2人を産み、育てていた。8日朝に手首を切って病院に運ばれた後、自宅に戻って事件を起こしたとみられる。

 

自殺や心中をしようとした理由は何だったんだろうね?

| | コメント (0)

2008/03/08

長野女性ヘルパー殺害事件その5

公判の様子がわかってきました。

弁護側は、被害者と被告の確執の本質が、被害者による「日常的ないじめ」と明確に指摘し、被害者側に「事件を引き起こした主因があった」とする見方を示している。

被告の夫、被害者の兄の証言によると

「妹が高3の時、私も妹も2階に部屋があり、たばこの臭いがすごかったので注意したら、(妹が交際していた)男が私の部屋まで来て5分ぐらい怒鳴られ、妹と関わるのはやめようと思いました」

「(結婚後、実家で妹と同居していたとき)『早く出て行け』というメールが妻に来たので、すぐに引っ越しました」

「『母から娘の生活資金をいただいたが、(妹に)返せと言われた』と(被告から)聞きました」

被告と結婚する前のエピソードまで交え、被害者の性格や素行に関する“問題点”を、実の兄である夫が次々と暴露していった。

さてと、被告の妻をかばう夫が殺害された妹の素行の悪さを暴露する展開・・・
これと似た事件がありましたね。
あの、渋谷女子大生バラバラ事件でも同じような事が公判で行われていたね。

 

殺害された妹の素行の悪さを両親が証言したいたな。

 

それは置いといて、妹と関わるのは止めようと思っていたのだから、離れて暮らせばよかったと思うのだが・・・・

同居と言うのは難しい問題なんだね。結婚して親や兄弟姉妹と同居しようと考えている方はこのあたりは良く考えた方が良いだろうね。
元々素行に問題のある家族との同居は避けた方が賢明かもしれないね。

 

08/04/22追記
判決が出ました。「あなたに対する判決を言い渡します。主文。被告人を懲役10年に処する。未決勾留日数90日をその刑に参入する。金づち1本を没収する」

「理由の要旨を読み上げます。まず、犯罪事実ですが、被告人は平成14年4月に専門学校に入学し、現在の夫と交際を始めた。16年7月に婚姻し、子をもうけ、18年7月に長野県富士見町の実家に引っ越した」
「被告は被害者と、18年12月ごろ同居するようになった。しかし、家事をほとんどせず、帰宅が遅い被害者に、不満をもつようになった」

「19年4月から、被告と被害者は同じ職場で働くようになったが、職場で被害者の携帯がなくなり、警察が職場に来る騒ぎになった。6月には、被告は別のセンターに異動させられ、被害者は、携帯がなくなったことを自分のせいにしようとする言動を取った」

参考リンク
長野女性ヘルパー殺害事件その4

| | コメント (2)

2008/03/07

北九州殺人放火事件

北九州市八幡西区で04年3月、被害者男性(当時58歳)方が全焼し、焼け跡から被害者の遺体が見つかった事件で、福岡地裁小倉支部は5日、殺人や非現住建造物等放火などの罪に問われた60歳妹被告に対し、殺人と放火罪については無罪、威力業務妨害と窃盗罪については懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役18年)を言い渡した。

裁判長は、検察側が立証の柱とした拘置中の同房25歳女性への犯行告白の証拠能力を否定した上で「犯人と断ずるだけの確たる心証を形成するには至らなかった」と述べた。

事件は物証に乏しく、「犯行を告白された」とする同房女性の証言の証拠能力と信用性が焦点となった。
検察側は、覚せい剤取締法違反容疑などで拘置中の同房女性に被告が「本当は2回刺した」「首の辺りだったと思う」などと告白した後に、保存してあった首の動脈に刺し傷が確認されたとして、これが「秘密の暴露」に当たると主張。
被告は「告白自体していない」と起訴事実を否認していた。

裁判長は「同房者によって供述を得ようとする捜査手法であり、任意性は認められない」と判断。
虚偽供述を誘発しかねない不当な方法で、適正手続き確保のためにも証拠能力は肯定できない」と捜査の問題点を指摘した。

さらに「意図的に被告と女性を同房にしたと言え、代用監獄への身柄拘束を捜査に利用したとのそしりを免れない」と批判した。

検察側が死因としていた首の刺し傷を「生前に受けた外傷と認めるには疑いが残る」と退け「秘密の暴露とは言えない」と判断した。
その上で「同房女性への犯行告白には信用性がない」とした。凶器や着火道具など具体的な物証がないことと併せ「検察側の立証は十分とは言えない」と結論付けた。

被告は04年3月23日ごろ、被害者宅で被害者の右首と左胸を刃物で刺して殺害し、翌日灯油で放火したとして起訴された。
事件後の同年5月、被害者の貯金口座から現金を引き出した窃盗容疑で逮捕されて以降、一貫して容疑そのものを否認していた。

弁護側は、同房者がスパイとなって自白を勧めた松山事件(84年に再審無罪)を引き合いに「自白強要禁止に違反する違法捜査だ」と冤罪を訴えていた。

04年3月24日夕、被害者方が全焼したのを発端に発覚。福岡県警は、火事の翌日に被害者の貯金通帳から500万円を引き出した窃盗容疑で同5月、実妹の被告を逮捕。
さらに、被害者の妻が経営する学習塾に02年、壁を設けて出入りを不自由にし、業務を妨害した威力業務妨害容疑で同7月に逮捕した。
拘置中の同房女性への「犯行告白」証言をもとに、被告は同10月に殺人、非現住建造物等放火容疑で逮捕されたが、捜査段階から一貫して容疑を否認している。

一方、「犯行告白」を受けたとする女性は、二つの警察署の留置場で片岸被告と同房となった。最初は窃盗容疑で拘置中の北九州水上署、2度目は覚せい剤事件で再逮捕されて八幡西署に拘置された。公判での証言などでは、最初の房で片岸被告から「関与を告白された」と捜査員に供述。2度目の房内では「殺したことを認めます」とのメモも書かせていた。

検察側は公判などで「捜査員は、女性に調べに応じても便宜を図れないことを告げていたし、女性本人の事件捜査を優先させて移監した」などと主張。

弁護側は「2度目に一緒にいた74日間、調べのほとんどは被告関係のことで、自らの事件の調べは8日間にすぎない」などと反論していた。

04年
3/24 被害者方が全焼し居間付近で遺体見つかる
3/25 死因が特定されず県警が自他殺両面からの捜査を発表
5/23 窃盗容疑で逮捕
6/13 窃盗罪で起訴
7/1 威力業務妨害容疑で逮捕
7/9 窃盗罪で初公判。弁護側が別件逮捕による公訴権の乱用として公訴棄却申し立て
7/22 威力業務妨害罪で起訴
8/13 窃盗罪について無罪を主張
9/24 威力業務妨害罪も無罪主張
10/03 殺人容疑で逮捕
10/25 殺人罪で起訴。非現住建造物等放火容疑で逮捕
11/16 非現住建造物等放火罪で起訴
12/20 殺人罪なども無罪主張。検察側が同房女性を証人申請。弁護側は異議

2005年
01/28 地裁支部が同房女性を証人として採用する決定。弁護側は決定取り消しを求める
1/31 同房女性が検察側証人として初出廷
3/23 県警捜査員が証人出廷。違法捜査との弁護側主張に「適正な捜査」と反論
6/27 同房女性が「警察側から『事実を聞いてくれ』と頼まれていない」と証言

2006年
7/24 被告人質問で出火当時自宅にいたとアリバイを主張
10/16 被告人質問で「兄を殺したと話したことは一度もない」と犯行告白を否定

2007年
10/10 検察側が懲役18年を求刑
11/12 弁護側最終弁論。無罪を主張し結審

2008年
03/05 地裁支部が殺人と非現住建造物放火罪については無罪の判決。他の2事件で懲役1年6月、執行猶予3年とした

さて、これも酷い事件だな。
もし、留置場に拘留される事になっても、同じ留置場にいる人間を信用してはいけないと言う事なんだね。
無実であるなら、どんな理由でも犯行を認めるような言動やメモは書いてはいけない。
それが知らぬ間に警察に渡ってしまう事があるかもしれないからね。

| | コメント (1)

新日鉄名古屋爆発事故

3月6日午後3時50分ごろ、愛知県東海市東海町、新日鉄名古屋製鉄所内の廃塩酸処理施設で爆発が起きている。

現場近くで作業していた設備会社員、22歳男性が破片の下敷きになって胸や肩の骨を折る重傷、同僚の23歳男性と、新日鉄関連会社「テツゲン」社員、26歳男性の2人が肩などに軽傷を負った。

愛知県警東海署の調べでは、爆発したのは同施設にある「テツゲン」名古屋支店塩酸センターの培焼炉(高さ12.8メートル、直径8.3メートル)。

廃塩酸の不純物を取り除いて再利用する円柱形タンクで、2月23日から配管の取り換え工事を行い5日に終了していた。

3月6日は午前中から作業員11人が炉の点検作業などを行っていた。
午後3時過ぎから、配管の漏れの有無を調べるために培焼炉にガスを入れてテストしていたところ突然爆発、炉の上部が吹き飛び、屋外で作業していた男性らが破片でけがをした。同署は7日朝から現場検証して原因を調べる。

「テツゲン」の名古屋支店長は「原因は今のところ分からない。工事は長期間行っており、培焼炉の中に爆発するものが残っていたとは考えにくい」と話している。

原因は何かな?
続報を待ちましょう。

08/03/12追記
同製鉄所の所長は12日、作業員が作業手順を誤ったことが事故原因である可能性が高いことを明らかにした。

| | コメント (0)

発煙筒工場爆発事故

7日午前9時10分ごろ、千葉県市原市奈良の発煙筒製造会社「国際化工」(本社・東京都千代田区)の千葉工場の屋外で爆発事故があり、作業をしていた同社従業員(39歳)が死亡した。
男性は、一人で使用期限切れの発煙剤を焼却処分する作業をしていたという。

市原署によると、男性は同8時半ごろから作業をしていたといい、同署で事故原因を調べている。

同工場では昨年6月にも、深夜に無人の鉄筋モルタル2階建て研究棟約150平方メートルが全焼する火事があった。

よく分からない事故だね。
何が爆発したんだろう?
何か手違いがあったのかな?
続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

熊本児童通り魔事件

3月6日午後1時半ごろ、熊本市高平の市立高平台小学校で、8歳2年生の男子児童が、男に腹部を殴られる事件が発生している。

 

男児に怪我はなかった。男児は「男はズボンのポケットにナイフのようなものを持っていた」と話しており、県警は注意を呼びかけている。

 

高平台小によると、男児は昼休みに1人で玄関から校庭に向かう途中、校門近くで男と出くわした。
男は無言で男児の腹部をこぶしで1回殴り、校門から逃走した。この日は水道工事をしており、門は開いていたらしい。

 

不審者は身長170センチくらいで年齢は不詳。
目出し帽をかぶり、黒っぽい服装をしていた。
同校は部活動を中止し児童を集団下校させた。

 

さて、男児に怪我無くてよかったね。
男はポケットにナイフのような物を持っていたのに、それを使わずに拳で殴った、しかも顔では無く腹・・・どことなく、怪我をさせないような、騒ぎを大きくしたくないような自制心が感じられるな。
ストレス発散の為にちょっと殴ったと言う所かな?
続報を待ちましょう。

| | コメント (0)

東京理科大爆発事故

3月7日午後3時半ごろ、東京都新宿区市谷船河原町の東京理科大5号棟4階の研究室で爆発があり、22歳男子学生が全身にやけどを負う事故が発生している。意識はあるという。

警視庁牛込署の調べでは、男子学生が研究に使った金属ナトリウムを廃棄処理するために、バケツの水に入れた後に爆発した。
誤って薬品が混ざり、化学反応を起こした可能性があるという。

当時、研究室では男子学生1人が作業しており、爆発で研究室の天井や器具などが焼損した。

さて、どんな薬品が混ざったのかな?
相当大きな爆発だったようだけど、死者がでなくてよかったね。
不注意だったのか?それとも、準備不足だったのか?手順に誤りがあるのか?
原因究明はこれからだね。

| | コメント (1)

2008/03/05

長野女性変死事件の謎!その9

殺人と死体損壊などの罪に問われた42歳無職男性被告の判決公判が3月5日、長野地裁で開かれ、裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。

 

被告は公判で、被害者殺害を一貫して否認。殺害場所、方法が特定されておらず、弁護側は無罪を主張していた。

検察側は論告で、被告が「犯行計画」をノートに記し、交際中の被害者に借金させることや「睡眠剤、覚せい剤」の記載があったと指摘。
被害者は複数の金融機関から借金し、遺体からは睡眠薬の成分が検出されるなどノートの記載通りで、被告の犯行を裏付けるとした。

以前の論告で検察側は、
1)脇田被告のノートに、「レンタカーを借りさせる」「すい眠薬」などと記した犯行計画メモがある
2)石山さんが生前、最後に会ったのは脇田被告だった
3)脇田被告が購入したポリ袋などと、死体損壊・遺棄で使われた物が合致する――などとし、「犯人であることは疑いがない」と主張した。

 

動機については、「消費者金融から金を借りさせるなど、金を可能な限り引き出したあげくに口封じのために殺害した」とした。

 

一方、弁護側は、被害者の死因が不明なことから、改めて殺害を否定。「犯行計画メモ」についても、「具体的な殺害計画は書かれておらず、根拠が薄弱」とし、「殺害日時や場所は漠然とし、殺害方法も特定されていない。公訴は棄却されるべきだ」と訴えた。

 

さて、こんなところですが・・・
サスペンスドラマみたいな事件でしたね。
とにかく男性にしろ女性にしろ、交際相手はよく考えて選びましょう。

参考リンク
長野女性変死事件の謎!その8

| | コメント (0)

2008/03/03

川崎通り魔事件その6

続報です。初公判が行われました。

1)川崎市宮前区の路上で2007年4月5日、当時40歳女性会社員を刺して重傷を負わせたとして、殺人未遂罪に問われた住所不定、無職、27歳男性被告は3日、横浜地裁川崎支部の初公判で「すべて間違いです」と起訴事実を否認した。

2)検察側は被告が事件当日に購入した運動靴から会社員の血液型と一致するDNAが検出されたことを明らかにした。

3)検察側冒頭陳述によると、被告は昨年4月5日夜、川崎市宮前区野川の路上付近を軽乗用車で通行中、買い物帰りの会社員を見かけて襲おうと決意。午後10時25分ごろ、背中を包丁のような刃物で2回突き刺し、3カ月の重傷を負わせた。

4)事件当時、刺されて倒れた被害女性が、体をひねって被告の姿を2回目撃していることなどを明らかにした。この裁判は公判前整理手続きが適用されており、裁判長は、公判の争点が「犯人性」の1点であることを説明、6月9日の論告求刑までの公判計画を明らかにした。

5)神奈川県警などによると、被告はこの約1時間後、左手に切り傷を負って宮前署を訪れ、「(会社員を襲った)男ともみあって取り逃がした」と名乗り出た。
しかし、直後に届け出なかったり、もみ合っている目撃がないなど不自然な点が多く、県警は同20日に被告を殺人未遂容疑で逮捕していた。

 

やっと初公判だね。
何も続報が無い上にネットでは釈放されたなんて事も目にしたりして・・・どうなってんの?
と思ってましたが、 これから公判が進むようですね。

 

しかし、難しい事件だな。

一見して被告側に非常に厳しい事件なのだが・・・
とは言え、被告の供述と言うか主張が全くデタラメとは言えないんだよね。

被告が現場に居合わせているので、被害者に目撃された事も被害者の血液が衣服に付着した事も不自然な事では無いだろうね。

 

しかし、被害者が刺された直後に目撃している被告の姿が問題だな。
その時、手に刃物を持っていたとしたら、これまでの話と矛盾するからね。

被害者の証言がポイントになるかもね。

公判の行方に注目しましょう。

参考リンク
川崎通り魔事件その5
川崎通り魔事件その7

| | コメント (0)

2008/03/01

三島女子大生焼殺事件

2008年2月26日、2002年静岡県三島市で02年、女子短大生(当時19歳)が強姦(ごうかん)、焼殺された事件で殺人罪などに問われた36歳無職の被告上告が棄却され死刑が確定した。
小法廷は「身勝手な動機で、何ら落ち度のない被害者を誠に残虐な方法で殺害しており責任はあまりにも重大」と述べた。

人がどれほど残虐になれるのか?いろいろな事件がそれを物語っているが、この事件もそういった事件の一つだろうね。

事件の概要は
Wiki 三島女子大生焼殺事件を参照願います。
また、新潮社から出版されているその時、殺しの手が動く―引き寄せた災、必然の9事件 (新潮文庫)が詳しいです。

通りかかった見ず知らずの女性に欲情し、拉致監禁の上、レイプして、事件の発覚を恐れて殺害、しかも生きたまま焼殺なんて、こんな残虐な事がなぜできるのか?
「あんたの血は何色だ?」と聞いてみたいぐらいだ。

私も色々な事件を見聞きして冷静に事件を受け止められるようになったと思うのですが、それでも幾つかの事件では感情的になってしまう。
この事件はそのうちの一つです。

09/09/02記事修正
コメントで新潮社から出版されているその時、殺しの手が動く―引き寄せた災、必然の9事件 (新潮文庫) の引用では?との指摘を受け、内容を全面的に見直しております。
事件概要については、再度文章を見直した上で再掲載したいと思います。

| | コメント (4)

栃木小1殺害事件再考 目次

2006年6月27日以降、この事件についての記事はこちらのカテゴリに書いています。
それ以前の記事については栃木小1殺害事件の謎!を参照願います。

栃木小1殺害事件再考 目次

20 茨城美容師殺害事件との関連について
19 茨城美容師殺害事件との類似点について
18 情報提供を呼びかけるビラの内容について
17 遺体が斜面に放置されていた事について
16 遺体から検出されたDNAについて
15 過去の児童殺傷事件からこの事件を考える
14 不審車両とプロファイリングについて
13 プロファイリングと報道の矛盾について
12 不審車両と凶器の報道について
11 名無しさんの推理の紹介
10 この事件をもう一度考え直してみる
9 性的暴行があった場合の胸の傷について
8 懸賞金の報道について
7 性的暴行があった場合の遺棄現場について
6 性的暴行があった場合の殺害現場と犯人の住所について
5 性的暴行があった場合の過去の事件からの検証について
4 時間の謎について
3 快楽殺人説について
2 性的暴行と殺害の関係について
1 性的暴行の可能性と事件のおさらい

| | コメント (0)

栃木小1殺害事件の謎!目次

この記事を読んでくれている方もおられるようですので、ここで目次を作成しようと思います。
この事件はこのブログでは数少ないリアルタイムで事件の経緯を記録した未解決事件です。
その後、あまり情報もなくエントリーも47となり長くなりそうだったので、栃木小1殺害事件再考を別に作り、その後はそちらに記事を更新しております。

栃木小1殺害事件の謎!目次

47 2006年6月の新情報、遺棄現場、失踪直前の目撃情報について
46 殺害現場と犯人像についての推理
45 拉致現場大沢地区の印象について
44 犯人は遺体が発見される事を期待していたのか?について
43 犯人は遺体遺棄についてどう考えたいたのか?について
42 遺棄現場と拉致現場が離れている事について
41 捜査が行き詰っている事について
40 犯人が「刺殺」した理由について
39 殺害場所について
38 遺体の血液がほとんど無い事について
37 殺害現場の選定について
36 犯人が遺棄を急いでいた場合の仮説
35 警察のプロファイリングについて
34 女児の監禁状態ついての推理
33 女児の監禁時の室温について
32 この事件の拉致現場と準備期間、広島事件の影響について
31 複数犯人説の時系列シナリオ
30 複数犯人説について
29 犯人の移動ルートについて
28 犯人の拉致計画について
27 祖母のお迎え問題について、その2
26 祖母のお迎え問題について
25 遺棄現場が狩場だった事について
24 犯人像についての妄想
23 事件のまとめ、その2
22 事件のまとめ
21 犯人の動機について
20 犯人の住所が拉致現場から遠く、遺棄現場から近い場合について
19 犯人像について
18 空白の12時間について
17 遺棄現場と遺棄方法について
16 犯行計画について
15 犯人が遺棄を急いでいたのか?について
14 犯人が遺棄を急いでいたのか?について
13 女児の衣服について
12 事件のおさらいについて
11 犯人の住所と殺害現場について
10 死亡推定時刻について
9 続報と遺棄現場の選定について
8 続報とターゲットの選定について
7 続報
6 ターゲットの選定について
5 続報
4 続報
3 拉致現場と遺棄現場が60kmも離れている事について
2 続報
1 第一報

| | コメント (21)

会津母親殺害事件その18

殺人などの非行事実で家裁送致された少年の最終審判が26日、福島家裁会津若松支部であった。

裁判長は「完全責任能力はあるが、比較的軽度の精神障害が認められる。十分な治療と継続的な教育を施す必要がある」として、医療少年院送致の保護処分とする決定をした。また、医療措置終了後は「(犯罪傾向が進んだ少年のための)特別少年院に移送するのが相当」との処遇を勧告した。

裁判長は、
長男には障害により、高い知能水準に比しての内面の未熟、限局された興味へこだわる傾向、情性の希薄さ、他者への共感性の乏しさなどの特質があり、対人技術に乏しく、周囲への対処方法が分からず混乱したり、時として自分の劣等感を刺激され不満等を覚え、これを蓄積する傾向がある。

視覚刺激に対する興奮性反応の高さも認められる。

長男は、高い知的水準や運動能力を有し、周囲から問題のない子として受け入れられ、母をはじめ周囲の大人による必要適切な介入を得られなかった。
むしろ長男は中学2、3年生ごろ、他者と距離を置き表面的な反応で周囲からの刺激を回避できるようになり、問題性改善の機会をますます失った。

長男は、このころから対人技術の不全から来る不満等を発散させるため、死体写真や猟奇的漫画に接して興奮し、殺人・解体願望が芽吹くようになった。

高校進学による環境の変化の中で、友人を作ることに挫折した上、自己評価を低めていき、不満や寂しさなどを発散する場として、殺人・解体の空想に傾倒していった。
インターネットに耽溺するようになって、他者との現実的な接触のない昼夜逆転の生活を送るようになり、最終的には不登校になった。このような生活は情性の希薄さや共感性の乏しさを更に際立たせ、長男は将来への不安などから自棄的な気持ちを強めていった。

不満、不安などのはけ口としての殺人・解体願望は飛躍的に高まり、ついには臨界点を越え、非行に至った。

これからの教育を考えなくてはならない結果となったね。
殺人・解体願望があり、興奮したとあるので、「快楽殺人」だったと言う事になるのかな。
そして、一番の驚きは優等生とされた、中学2、3年の頃から既にメンタル面の問題が芽吹いていたと言う事なんだよね。

成績が優秀だとしても、人間的に問題が無いとは言えない
と言う事なんだよね。
成績はあくまで学業を測る尺度であって、人格や人間性を測る尺度ではないと言う事なんだね。

これは教育の現場では、かなり衝撃的な事なんじゃないかな?
学校関係者や両親にしても、「成績が優秀だから大丈夫」はまったくの根拠が無いと言う事だからね。
あの、タリウム事件の少女も成績は優秀だったしね。
成績で人間は測れないという事を受け止めなければならないね。

それから、快楽殺人として、長男は動物虐待をしていないようだ。
ただし、単純に報道されていないだけで、目立たないような動物虐待は起こしたいた可能性はあるけどね。

これらの事から考えると、長男の変質に気付く事ができたのは、家族だけだったのかな?
学校は不登校になり、友人もいない長男の嗜好を知る事ができたのは、猟奇的なマンガが部屋にある事を知っている家族だけだろうな。
それも、長男が隠していたとしたら知る事も難しいかもしれないけど。

最後にこの事件の分析というか推理についての反省を書きます。
私はこの事件について二つの可能性を考えていました。
一つは「快楽殺人」二つ目が「間接自殺」でした。
間接自殺は自暴自棄になって死刑になろうとショッキングな事件を起こしたと考えたのです。

しかし、今回の報道をみると、自暴自棄になっていたと言うのは想像した通りでしたが、間接自殺までは言及されていないね。
考えすぎだったようです。

そして、快楽殺人に対しての疑問として、
短時間に快楽殺人者になれるのか?と言う疑問がありましたが、優等生だった中学時代からその傾向があった可能性を考える事ができませんでした。
外面的な報道を疑う事ができなかったのは反省点ですね。

また、快楽殺人と自暴自棄を結びつけて考えられなませんでした、まだまだ修行が足りませんね。

| | コメント (3)

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »