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2008/04/30

那須塩原女子大生殺害事件その4

過去の報道情報を再度発掘してみたところ、色々な情報が発掘できました。

1)バイト仲間、学校の友人、パソコンの出会い系の知り合いなどを含めると、参考人は軽く二桁になるとの事。

2)凶器の文化包丁は刃の状況から以前に使用されたもので、犯人の自宅にあったものが持ち出された、とみている。

3)被害者のマンション玄関ドアのノブ、凶器の包丁にも指紋はなかった。

 

4)被害者の乗用車は、近くの駐車場にキー付きでとめられていた。車内には血痕があり、犯人が犯行後、何らかの目的で車を移動したとみられるが、車のキーやハンドルには血痕、指紋が残っていない。
現場から車までの道には血痕がないため、襲われた被害者が乗り込もうとしたのではなく、犯行後、犯人が乗り込み、車を動かした可能性が高い。さらに乗用車のすぐそばには、凶器の包丁も捨てられていた。

5)犯行時間前後に近所の人が、男の怒鳴り声や車が急発進する音を聞いてる。

 

6)被害者の携帯電話は自室で見つかったが、十三日夕方からの通話記録はなく、待ち合わせを約束したメールもなかった。

7)遺体の見つかった民家のガラス戸から道路付近まで、約4メートルにわたって遺体を引きずったような跡があった。

 

8)被害者の自宅にある2つの窓には、いずれも侵入された形跡はないらしい。

9)玄関はカード型キーで被害者と同居人の女性しか持っておらず、被害者は犯人を玄関から招き入れたものとみられる。

10)カギは特殊なカード型で使い方を知っている-という点から、顔見知りの犯行の可能性が高い。

 

11)部屋には土足の跡も残されていた。

12)部屋にあった被害者のバッグは口が開いており。部屋に捨てられていた財布には現金はなかった。

 

13)被害者宅には99年十二月にも空き巣が入り、現金数万円が盗まれているが、未解決のまま。

14)事件当日、白い不審な乗用車が目撃されている。

15)調べでは、文化包丁(刃渡り約20センチ)で刺されたとみられる遺体の傷は、7、8カ所確認されているが、刺された角度がいずれも右方向に向いていることから、犯人は左利きの可能性がある。

 

とこんな所ですね。
意外に重要な情報が発掘できました。
特に5)の「男の怒声」から考えると、犯人は「男性」と考えて良いだろうな。

それから、包丁、ドアノブ、被害者の車のハンドル、車のキーから指紋が出ていない。
包丁は洗ったかな?とも思ってましたが、ドアノブやハンドルは洗えないから、犯行後にふき取ったか?手袋をしていたんだろうね。

そして、ドアのカードキーは被害者と同居人しか持っていない。つまり合鍵を使って犯人が侵入した事も無く、窓から押し入った跡も無いので、被害者が部屋に招きいれた可能性が高いね。

 

となると・・・部屋に入れた時に被害者が裸だったか?服を着ていたか?と言うあたりも気になるが・・・いずれにしても、深夜2時頃に女性一人の部屋へ入れるような相手なのだから、親しい人間だったんだろうね。

 

報道の内容からすると、犯人は殺害後に部屋へ戻っていると考えられているようだ。
殺害後に部屋へ戻り、現金を奪い、施錠して車を移動した後に逃走と言う感じかな。

 

被害者の車を移動したのは7)の「4mの引きずった跡」を考えると、遺体を被害者の車に載せて隠そうとしたんじゃないかな?ところが、重くて車に乗せられなかったか?あるいは周囲の目を気にして断念したか?と言う所だよね。
車を動かす為に車のキーを取りに部屋へ戻ったんだろう。
その時、強盗に見せかける為に現金を盗んだんじゃないかな?
ただの強盗なら遺体を隠す必要も無いからね。

 

とは言え、強盗でも遺体が発見されなければ、強盗事件その物が発覚しないと考える可能性もあるね。

 

今回の情報を含めて事件の推理を進めてみましょう。

参考リンク
那須塩原女子大生殺害事件その3

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2008/04/29

川崎通り魔事件その8

第3回公判が4/28に行われました。
初めて行われた被告人質問では、検察側からの30以上の質問に対し、被告は一貫して「お答えできません」と繰り返した。

今回の公判から、陪席の裁判官1人と検察官1人が交代したため、冒頭、検察側が再び起訴状を朗読。屋裁判長が改めて認否を尋ねたが、被告は「間違いです」「(第1回と)同じです」と述べた。

 

今回の法廷では、検察側が被害者の飛沫(ひまつ)状血痕が検出された運動靴を証拠品として改めて示し、裁判長らが、公判の経過を説明した。

 

この後、被告人質問に入り、検察側は被告に対して、「(認否で述べた)起訴状の間違いとは、具体的にどこか」とまず尋ねたが、被告はしっかりした声で「お答えできません」と答えた。

 

さらに、検察側は「刺したか刺してないかも言わないのか」「被害者はあなたが犯人で間違いないと証言しているが、反論しないのか」などと、計30以上の質問をしたが、被告はすべての質問に「お答えできません」と供述した。

また、 被告は07年の事件で、発生約1時間後に「女性を助けた」と宮前署に名乗り出た。この際にトンネル事件を挙げて「また同じ事件があったら大変だと(考えて)様子を見てみようと思った」と話していたことを検察側は指摘した。

その上で「トンネルの事件もあなたがやったのではないか」などと質問した。
また07年の事件で、傷の一つは心臓近くに達しており「死に至る可能性があった」との医師の証言も検察側は明らかにした。

次回公判は5月21日で、証人尋問が行われる予定。

どうなんだろうね・・・・
この公判の唯一の争点は被告の犯人性のみと最初に裁判長が指摘しているのだが、前回の第2回公判で被害者が被告の犯行に間違い無いと証言している。(現場には他に誰も居ませんでしたと言うのはそう言う意味だよね)

それに対して、否定も肯定もしないで「お答えできません」と言う事なんだけどさ・・・
被告人の権利としてそれも「有り」だとは分かるのだが・・・
それが、被告人に有利に作用するのか?と言うのが疑問な所ですね。

 

これは私の憶測ですが「否定しない理由」は否定すると否定する根拠を示さなければならず、それを今回は回避したんじゃないのかな?

 

けれど、弁護側は「無罪」を主張しなければならないはずなんですよね。その時は必ず来るので、公判の行方に注目しましょう。

参考リンク
川崎通り魔事件その7
川崎通り魔事件その9

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お台場女性バラバラ事件その4

続報です。
容疑者は容疑を認め「いろいろと尽くしたのに無視された。(殺害)当日も声をかけたが無視されたのでかっとなった」と供述しているようだ。

調べでは容疑者は4月3日午後3時50分から同5時20分までの間、港区台場の女性と同居するマンション内で、女性の首を両手で絞めて殺害した疑い。
同容疑者は女性を殺害後、遺体を部屋で切断しており、「事件の発覚を遅らせようとした。独占したいという気持ちもあった」などと供述しているとの事。

容疑者の供述に基づき、女性の遺体の一部とみられる内蔵部分や皮膚などが26日、栃木県那須町のホテル跡地の生活排水処理槽内で発見された。

東京地検は28日、容疑者を死体損壊・遺棄の罪で起訴した。

女性の交際相手で同居の容疑者(死体損壊容疑で逮捕)が「ハニーの首を両手で絞めて殺した」と供述していることが28日、分かった。警視庁東京湾岸署捜査本部は同日、殺人容疑で野崎容疑者を再逮捕した。

容疑者は「理由は一言では言えないが、私の事を無視したことも一つだ」とも供述している。
家賃の分担をめぐるトラブルもあったとされ、捜査本部はさらに動機を追及する。

さてと内臓も発見されし、容疑者の供述も出てきた。
しかし、栃木県の那須ね・・・遺棄の順番としては
1)3日に殺害した直後に頭部や腕を現場近くの海に遺棄
2)その後、浜松町のコインロッカーに胸、腹などを遺棄
3)その後、栃木県那須町に内臓を遺棄
4)6日に埼玉県川口市で容疑者の身柄を確保

 

と言う感じだと思うのだが・・・
浜松町はともかく、栃木県那須町への交通手段は何か?ってのも気になるね。
新幹線でJR那須塩原と言うのも3日中に可能と言えば可能だね。
東京駅から那須塩原まで約1時間30分ぐらいかな。
21時の新幹線でも那須塩原に到着するのは22時30分頃、しかしこの時間ではレンタカーは借りれないのではないかな?

仮にレンタカーを借りれたとしても、事件は発覚しているので、手配されていればレンタカー屋から通報されそうなんだよな。

そう考えると、東京からは車で移動したような気もするんだけどね。

そして、細かく解体した遺体をなぜ、離れた3箇所に遺棄したのか?
普通遺体を遺棄する目的は遺体を発見させずに、事件を隠蔽する事だよね。
この事件の場合は解体直後の現場を目撃された事で事件は発覚している。
少なくとも、容疑者はそう考えてもおかしくないよね。

近くの海に頭部と腕を遺棄したのは良いのだが、問題は浜松町のロッカーの分なんだよな。
これは、時間が経過すれば必ず発見される。人体の一部である事が分かるのはほぼ確実だからね。
そして、那須町の廃屋の汚水処理槽に内臓を遺棄する。こちらは、容疑者が供述しなければ発見される可能性は低いだろうね。

そう、遺体を隠し発見されない事を目的にするのであれば、那須町に遺棄するのが一番良い方法なんだよな。

川口市での自殺未遂も謎で、自暴自棄となり自殺を考えていたのであれば、遺体を隠す必要もない。

容疑者の犯行後の行動がどうもチグハグだ。
「被害者を独占したい」と言う話もしているので「理屈では説明できないような感情」があったのか、あるいはメンタルに問題がある可能性もあるね。

 

今回の事件は殺人と死体遺棄で裁判となると思うのだが、問題は量刑だね。
前回の死体損壊事件をどう解釈するかで量刑は大きく変わると思うんだよね。

もし、前回の事件が無かったとしたら、1人を殺害してバラバラにした事件、最近の新宿バラバラ事件の求刑が20年でしたから、同じ程度の量刑になると思うのですが・・・

前回の事件がただの「遺体遺棄事件」とするならば、それほど量刑は変わらないと思うが、前回の事件でも殺人があったとするならば、極刑もありえると思う。

このあたりを裁判官がどう考えるのか?いずれ裁判で答えは出るでしょう。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
お台場女性バラバラ事件その3
お台場女性バラバラ事件その5

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2008/04/28

水戸白鳥惨殺事件

4月28日午前5時半ごろ、水戸市千波町の千波湖で、湖畔でコクチョウやハクチョウ計7羽が頭を殴られるなどして殺されているのが分かった。水戸署は動物愛護法違反事件とみて調べているとの事。

調べでは、殺されていたのはハクチョウ2羽とコクチョウ5羽。同湖北側の半周1.5キロにわたる岸辺や湖中に倒れているのが見つかったとの事。
いずれも頭や首に何かで殴られたようなあとがあったらしい。

千波湖は、偕楽園の南東に隣接する淡水湖。
湖を管理する水戸市によると、周辺には約120羽のハクチョウやコクチョウが生息している。

08/05/03追記
市内の中学2年の13歳男子と、中学3年の15歳男子が水戸署に対し、「棒で殴った」などと話していることが3日わかった。

捜査関係者によると、2人は同じ中学の遊び仲間で、同署で動機を調べている。この湖では先月17日ごろにも7羽の死骸が見つかっており、2人は一部について殴ったことを認めているらしい。

08/05/14追記
県警水戸署は14日、同市内の中学3年の少年(15)を鳥獣保護法違反容疑で書類送検し、中学2年の少年(13)について同法違反の非行事実で茨城中央児童相談所に書類を送った。2人は同じ中学校で「羽を広げて抵抗する鳥を殺すのが楽しかった」と話しているらしい。

08/07/15追記
水戸家裁に書類送致された同市内の中学2年の男子生徒(14)の少年審判が7月7日、同家裁であった。裁判官は初等少年院送致の保護処分を決定した。

生徒はこのほか、器物損壊5件と暴行1件の非行事実でも書類送致されていた。

裁判官は「犯行態様は生命に対する哀れみを一切感じさせないものがあり残酷」と指摘。「攻撃性や感情統制力の不足」を挙げ、「要保護性の程度は極めて高い」と判断した。

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鳥獣保護法違反の非行事実で水戸家裁に書類送致された、同市内の中学3年の男子生徒(15)の少年審判が15日、同家裁であった。裁判官は初等少年院送致の保護処分を決定した。

つまり2人とも少年院に送致されたと言う事です。

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2008/04/27

東京あきる野市資産家不明事件

4月9日頃から東京あきる野市の資産家の姉(54歳)弟(51歳)が失踪する事件が起きている。
時系列に情報を記述すると
4/10
10日午前8時ごろ、市役所の代表電話を経由して人事課に「姉は体調が悪いので休む」などと電話があった。翌11日以降は無断欠勤が続き、連絡がつかない状況が続いている。一方、捜査1課が女性らの口座を調べたところ、10日以降、都内の複数のATM(現金自動預払機)で現金の引き出しがあった。捜査1課は防犯カメラの映像を解析するなどして引き出した者の特定を急いでいる。
女性の上司は「(女性は)体調が悪くても出勤するような人。また弟が電話してくるようなことは、これまでなかった」などと話している。

4/14 事件発覚
警視庁捜査1課と五日市署は、2人が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査。自宅を検証した。調べでは、女性と弟はともに独身で、2人で暮らしていた。女性が9日以降、事務所に姿を見せず、連絡を受けた親類が署に届け出た。自宅にはカギがかかっており、2人の携帯電話は応答がない状態が続いているという。

4/16
現金数万円入りの封筒が、室内の机の上に手つかずのまま残されていたことが16日分かった。

10日以降、2人の口座から5カ所以上の金融機関で計250万円以上が引き出されていた。防犯カメラの映像から、すべて同じ男が、あきる野市から23区内に移動する過程で引き出したらしい。女性は今月28~30日、四国に旅行する予定で、すでに代金を支払っていた。関係者は「旅行を楽しみにしていて、自ら姿を消す理由は思い当たらない」と話している。

 

4/17
2人の口座から現金数百万円を引き出した男は、防犯カメラに映らないようマスクをするなどしていたことが17日、分かった。警視庁捜査1課と五日市署は、映像を解析するなどして、男の特定を急いでいる。

 

調べでは、現金は都内5カ所以上で引き出されており、同一人物の可能性が高い。また、女性宅には土足で上がり込んだ跡があったほか、微量の血痕も検出されたうえ、血をふき取ったような跡もあったという。

4/21 容疑者逮捕
警視庁捜査1課は21日、2人のキャッシュカードを使って現金を引き出したとして、あきる野市秋留、無職、60歳男性、福生市本町、土木業、64歳男性の2容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
警視庁は五日市署に捜査本部を設置し、姉弟が失踪(しっそう)した経緯についても2人が知っているとみて追及する。60歳容疑者は「覚えがない」と否認、64歳容疑者は「キャッシュカードで現金を引き出したことは間違いない」と供述している。

調べでは、60歳容疑者は今月11日午前9時半ごろ、あきる野市二宮のスーパー内にある現金自動受払機(ATM)で、姉名義のキャッシュカードを使い120万円を引き出した疑い。64歳容疑者は12日午後8時50分ごろ、埼玉県狭山市根岸のコンビニエンスストアのATMで弟名義のカードを使って50万円を引き出した疑い。

4/22
9日夜に最初に弟の口座から現金が引き出され、先に弟が何らかの被害に遭った疑いのあることが22日、警視庁五日市署捜査本部の調べで分かった。

姉弟のキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑で逮捕された元同市職員、60歳容疑者は、市保険年金課に在籍当時、市民の資産状況について知りうる立場だったことが分かった。姉弟は所有地を市に売却して億単位の収入を得ており、警視庁五日市署捜査本部は60歳容疑者が姉弟の資産情報を得て、2人を狙った可能性もあるとみて調べている。

2人の口座から金を引き出したとして窃盗容疑で逮捕された元同市職員で無職の60歳容疑者が「借金が500万円以上ある」と話していたのに、最近は次々と返済していたことが22日、分かった。

警視庁に窃盗容疑で逮捕された元同市職員60歳容疑者が、姉弟が行方不明になった今月10日以降、知人に借金の返済を始めていたことがわかった。

 

知人の証言によると。

 

60歳容疑者は「ATM(現金自動預け払い機)で下ろすので、1日50万円が限度」と話しており、同庁では、盗んだ現金を充てていたとみている。

 

福生市内のマージャン店経営者によると、常連客だった60歳容疑者は賭けマージャンなどで650万円以上の借金があり、数年間返済していなかったが、10日になって経営者に50万円を、14日に別の常連客に40万円を返した。この時、60歳容疑者は「姉から金を借りた」と話していたという。

 

同様に窃盗容疑で逮捕された土木業64歳容疑者も11日、滞納していた家賃の一部約11万円を払ったという。姉弟の口座からは9日~14日、五百数十万円が引き出されていた。

4/23
2人の口座から金を引き出したとして窃盗容疑で逮捕された64歳容疑者が旅行先から知人に「金が入るから、マージャンをやろう」と電話していたことが23日、分かった。

姉弟は今月10日から行方不明となり、60歳容疑者は同14日まで借金の一部を知人らに返済していたが、翌日には「返済を待ってほしい」と話すようになった。警視庁が捜査を始めたことが明らかとなり、現金を下ろせなくなったためとみられる。

 

また、60歳容疑者は同19日に知人らと近県に旅行に出かけたが、宿泊代を全額払えず、このころには引き出した現金が底をついたとみられるという。

元同市職員の60歳容疑者が姉弟の失踪の翌日、知人女性を身代わりに使い、姉名義の3つの口座から残金全額を引き出そうとしていたことが23日、分かった。
女性が銀行窓口で姉の生年月日を間違えたため、行員に別人と見破られ、失敗に終わったという。
その後、ATM(現金自動預払機)での引き出しに切り替えたとみられる。
60歳容疑者は姉名義分のの通帳や印鑑しか持っていなかったことも判明。

姉弟が失踪したとみられる翌日の10日、300万円の借金があった知人に「姉の通帳で金を引き出して返すから、女の人を連れてきてほしい」と依頼したという。
知人は女性を伴って、すぐに沖倉容疑者と立川市内の銀行に向かった。60歳容疑者は姉名義の3冊の預金通帳と印鑑を女性に手渡し、姉の名前や生年月日を教えて窓口で全額引き出すよう依頼した。
だが、女性が生年月日を間違えたため行員に見破られ、「委任状がないと下ろせない」と引き出しを断られたという。この際、知人は「お姉さんの所に(委任状をもらいに)行こう」と説得したが、60歳容疑者ははぐらかしてこの要請を拒否していた。

4/24
64歳容疑者が昨年、月7万2000円の家賃を8カ月間続けて滞納し、2回に分けて年額の20%程度しか支払っていないことが24日、分かった。元同市職員の無職60歳容疑者は「収入がない」と言っては金を借りていたという。
警視庁五日市署捜査本部は両容疑者が金に困り、数カ月前から資産家の姉弟の金を狙った疑いがあるとみて捜査するとともに、2人の行方を捜している。

64歳容疑者が、60歳容疑者から現金を下ろすように頼まれたと、警視庁に供述していることがわかった。

 

同庁では、一緒に逮捕した元同市職員の60歳容疑者が犯行を主導したとみて調べている。

 

同庁幹部によると、64歳容疑者は、現金自動預け払い機(ATM)で預金を引き出すよう、60歳容疑者からキャッシュカードを渡されたと供述。行方不明になっている姉弟については、「面識がなかった」と話しているという。

 

60歳容疑者は依然、容疑を否認しているという。

 

元市職員の60歳容疑者が姉弟失踪直後、左手に包帯を巻いていたことが24日、分かった。キャッシュカードを脅し取った際、姉弟に抵抗されて負傷したとみられる。また逮捕直前、逃走計画を練っていた可能性があることも浮上した。

警視庁五日市署捜査本部の調べなどによると、60歳容疑者が姉弟失踪後の10日、左手に包帯を巻いていた姿を知人が目撃。60歳容疑者は「車をいじっていたら突然ボンネットが閉まって挟まれた」と説明したという。

また逮捕直前、60歳容疑者は「昔の彼女がいる熊本に旅行に行こう」と知人を勧誘。この際「飛行機じゃなく車を使いたい」と人目を気にしており、逃走を計画していたとみられる。

 

4/25
64歳容疑者が警視庁五日市署捜査本部の調べに対し、「キャッシュカードの暗証番号も60歳容疑者から聞いた」と供述していることが25日、分かった。
60歳容疑者は容疑を否認。「被害者の名前も、カードも知らない」と話しており、捜査本部はカードや暗証番号の入手方法を追及する。

とこんな事件ですね。
ニュース報道などで被害者の住居の写真などを見てもそれほど派手で目立つ生活をしているようには見えないんだよね。
だから、外見から裕福な家と言う判断はできないと思うんだよな。
周囲の人に話しを聞けば、アパートを経営しているなんて話は出てくるだろうけどさ。

 

被害者は地味な生活をしている中で今回の事件に巻き込まれたとしたら、防犯対策をどうしたらよいのか?と言うのはホントに考えなくてはいけないね。
常識の範囲では対策が無いのではないか?と思えてくる。

容疑者達が何らかの方法で被害者が資産家であると言う情報は入手できると思うんですよ。
そんな状況で狙われた被害者はどう対処するべきなのか?と言う事ですよね。
通帳とか印鑑を金庫にしまっていたとしても、拉致されて脅され、拷問されたら情報は話してしまうだろうな。

だとしたら、拉致されない方法を考えるしかないと思うんだよね。
しかし、そうなると、四六時中、ボディーガードでもつけなくてはならないって事でしょ?
かと言って、そのボディガードが犯罪に走らないとは限らないしね。

そう言えば、容疑者がターゲットを被害者に選定した理由はなんだろうね。
東京なら資産家は他にも居ると思うんだけどね。
もしかすると、家族が少ないので失踪しても事件が発覚しないと考えたのかもしれないね。

被害者の発見に期待しましょう。

08/05/29追記
逮捕された男2人は、長野県飯綱町の農地で重機を使い、深さ約1mの穴を掘って遺体を埋めていたことが5/8日、警視庁の調べで分かった。

元同市職員、60歳容疑者が「マージャン仲間に姉弟の話を聞き、借金苦から、2月ごろに現金を奪うことを計画した」と供述していることが29日、分かった。警視庁五日市署捜査本部は29日、強盗殺人容疑で、容疑者と元暴力団組員、64歳容疑者を再逮捕した。

09/05/12追記
強盗殺人などの罪に問われた元同市職員、男性(61)、土木業、男性(65)両被告の判決公判が12日、東京地裁八王子支部で開かれ、裁判長は求刑通り61歳被告に死刑、65歳被告に無期懲役の判決を言い渡した。

公判で両被告は起訴事実は認めたものの、どちらが犯行を主導したかで主張が対立。61歳被告側は「計画後迷っていたが、65歳被告の強い実行力で犯行が遂げられた」とし、65歳被告側は「終始、61歳被告の指示に従って行動していた」などと主張、互いに積極的な関与は薄かったと強調していた。

検察側は冒頭陳述で、多額の借金返済に困っていた61歳被告が65歳被告を犯行に誘い込んだとし、主犯格と位置付けていた。

起訴状は、61歳被告らは共謀して昨年4月9日夜、無職、男性=当時(51)=宅に侵入し、男性と姉の図書館職員、女性=同(54)=をナイフで脅すなどして現金35万円などを強奪。
翌10日未明に2人の頭に袋をかぶせて窒息死させ、同月13日には2人の遺体を長野県飯綱町の農地に埋めた。さらに、奪ったキャッシュカードで預金口座から計約520万円を引き出した、としている。

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新日鉄大分製鉄所転落事故

4月26日午後3時40分ごろ、大分市西ノ州の新日本製鉄大分製鉄所で、3階のベルトコンベヤー(高さ約5メートル)を清掃作業中の下請け会社の29歳男性社員(同市)が1階のコンクリート床に転落する事故が起きている。
病院に運ばれたが、頭や胸を強打し、出血性ショックで間もなく死亡が確認されたとの事。

 

原因は何だろうな?突風でも吹いたのかな?
しかし、高所での作業なので命綱など必要だったんじゃないのかな?

 

続報を待ちましょう。

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横浜港南区妹殺害事件

4月26日午後6時15分ごろ、女が「自宅で妹を殺した」と無職の44歳姉が警視庁渋谷署に出頭する事件が起きている。
連絡を受けた神奈川県警港南署員が、横浜市港南区芹が谷の民家に駆けつけたところ、日本体育大学の職員の39歳女性が2階居室で死亡しているのを発見した。
港南署は殺人事件の疑いがあるとみて、女性の死因を調べるとともに、出頭した女から事情を聴いているとの事。

 

調べでは、姉妹は父と3人暮らし。姉は「26日は妹と2人で自宅にいた」と話しているという。

庭にあった石で妹の頭を数回殴ったと話している。
動機については「妹を殺せば幸せになれると思った」と話しているいるようだが、「今は自分の行動を後悔している」とも話しているようだ。

 

若年者の事件でもないようなので、どんな事情だったのかな?
メンタル面の問題も疑われるね。

続報を待ちましょう。

08/04/28追記
調べでは、姉は26日午前4時半ごろ同市港南区芹が谷の自宅で、寝ていた被害者の頭を庭にあった石で数回殴り、殺害した疑い。
姉は精神科の通院歴があるらしい。

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2008/04/25

福岡早良通り魔事件その4

続報です。
容疑者が、福岡県警早良署捜査本部の調べに対し「金を奪うため、自転車に乗って周辺を物色していた」と供述していたことが4月17日、分かった。
同容疑者は偶然現場にいた78歳女性を襲ったとも話しており、捜査本部は同容疑者が自転車で金を奪う相手を探すうち、78歳女性を見つけて襲ったとみて捜査を進めるようだ。

 

容疑者は消費者金融などに少なくとも40万~50万円の借金があり、家賃以外に「携帯電話料金も払えなかった」と供述していることが分かった。

 

08/05/07追記
福岡県警は6日、3月に福岡市城南区鳥飼の路上で女性会社員(31)を刺して重傷を負わせたとして、同市中央区草香江、無職、男性容疑者(22)を強盗殺人未遂容疑などで再逮捕した。強盗目的は認めているが、殺意を否認しているという。
容疑者は4月に同市早良区西新で女性(78)を刺殺した強盗殺人容疑などで逮捕されたが、福岡地検は同日、同事件での容疑者の処分を保留。全容解明に二つの事件の一貫した捜査が必要と判断した。今後、精神鑑定も行う方針との事。

 

08/08/02追記
福岡地検は1日、同市中央区草香江、無職、容疑者(22)を強盗殺人や強盗殺人未遂などの罪で福岡地裁に起訴した。精神鑑定の結果、刑事責任を問えると判断した。
地検は容疑者に精神安定剤の服用歴があったことなどから、専門医による精神鑑定を実施し「責任能力に問題はない」との結論を得た。

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青森母子放火殺人事件その7

続報です。精神鑑定の結果責任能力に問題なしとの事。

 

長男に対し青森地検が実施した精神鑑定で、刑事責任能力に問題はないという趣旨の診断が出ていることが18日、分かったようだ。

青森地検は、この結果を踏まえ、刑事責任を問えると判断。来週、殺人などの非行事実で、長男を家裁に送致するとみられている。

長男は青森市の医療施設に鑑定留置されていたが、身柄は再び八戸署に移送、家裁送致まで拘置が再開される。

青森地検は25日、殺人と死体損壊、現住建造物等放火などの非行事実で、無職の長男(18)を青森家裁に送致した。意見書の内容について、同地検は「審判に影響を与えるおそれがある」として明らかにしていない

 

08/07/27追記
1)青森家裁は23日、約2カ月間のの精神鑑定を終了した。家裁は少年の観護措置期限を2週間延長して8月5日までとし、近く第2回少年審判を開く。

2)青森家裁が実施した精神鑑定で「精神疾患があり、責任能力は問えない」と診断されたことが25日、分かった。
関係者によると、鑑定医は「長男は人格障害にとどまらず、精神疾患があり、責任能力を問うことはできない」などと診断したという。

地検が2―4月に実施した精神鑑定では、鑑定医が「人格障害はみられるが、責任能力は問える」と診断。

対立する二つの鑑定結果を裁判官がどう判断するのかな?

公判の行方に注目しましょう。
(ナガイさん、コメントありがとうございます)

08/08/20追記
少年審判が20日、青森家裁で開かれた。

裁判長は「犯行態様は極めて悪質で、結果は重大。保護処分で処遇する限界を超えている」として、青森地検への検察官送致(逆送)を決定した。

青森地検は10日以内に起訴する見通し。
裁判長は、「家裁側の鑑定は、記憶が完全に欠損しているという少年の説明に基づいて精神状態を判断している」と述べ、地検側の鑑定を採用した。

参考リンク
青森母子放火殺人事件その6
青森母子放火殺人事件その8

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2008/04/24

那須塩原女子大生殺害事件その3

考えれば考えるほど、次から次へと謎が浮かんできます。
今回もこの事件の謎について考えてみましょう。

7)犯人はなぜ、カードキーを盗んだのか?
可能性としては3つかな。
まず大きく二つに分けられるよね。犯人が意図した場合と意図しない場合だ。
そして意図した場合がさらに二つに分かれる。
偽装と必要だったからの二つだね。

7-1)意図しない場合
 犯人は「現金」を盗んだ時に意図せずカードキーも盗んでしまった。つまりサイフやカード入れに入っていたカードキーを一緒に盗んでしまったんだね。だから偶然ともいえる。

 

7-2)意図した場合
7-2-1)偽装
 多分、カードキー自体は普通の鍵の様にホームセンターなどで簡単に複製できる物ではないだろう?
だとしたら、合鍵を持っている人間は限られてくる。部屋に被害者の鍵が残されていれば、合鍵を持つ人間が疑われてしまう。そこで、被害者の鍵を奪う事でこの疑いを逸らそうとしたのではないか?

 

7-2-2)必要だったから。
 被害者を追いかけてマンションを出た時、咄嗟に再度部屋に戻る必要があると考えて、カードキーを持ち出した場合。

 

8)なぜ現金を盗んだのか?
 普通に考えれば二つしかないだろうな。本当に現金が欲しかった場合と強盗に偽装しようとした場合だろうね。

 

9)警察はどうして犯人を逮捕できないのか?
これも大きく二つに分けられるだろうな。
警察が犯人に接触している場合とまだ接触していない場合だね。
そして接触している場合は犯人として疑われていない場合と逮捕できるだけの証拠が無い場合だろうな。

10)警察は犯人を特定する情報をもっていないのか?
この事件は物証が少ないとと報道されているようだけど、私は意外に証拠はあると考えています。
凶器の包丁はもちろんだけど、マンションの部屋には相当争った跡があったわけだから、「毛髪」の一本ぐらい落ちていただろうし、あるいは犯人の皮膚片なども残っている可能性があるよね。また被害者の物では無い血痕が残っていたとの報道もある。

と言う事で私は警察は犯人を特定するだけの証拠を持っていると考えています。

それならどうして、犯人を逮捕できないのか?
疑わしい人間ならDNA鑑定で判断できるわけだから、関係者の中に疑わしい人物がいないか?あるいはまだ、警察は犯人に接触していないか?のどちらかと考えています。

 

特に今回は「顔見知り」が疑われているので、交友関係のあった人物は全て調べられていると思うんだけどな・・・
中でも「前日に男性の交際について相談している」って事だからね。真っ先に警察は疑っただろうな。

 

しかし・・・周囲の人間が被害者の交際相手の事を知っていたとは限らないよね。
ここが意外に奥が深い問題です。

 

11)指紋は残っていなかったのか?
この点も犯行の流れを考える時に重要な点です。
それは、計画的な犯行か?突発的な犯行か?がここで分かれると思うからです。
突発的な犯行であれば、最初から殺害するつもりは無かったわけで、手袋などで指紋を隠す事はしていないでしょう。

つまり部屋に指紋は残っていたと思います。

凶器については、凶器の発見現場の近くに公衆トイレがあるので、手の傷や被害者の血を洗うついでに凶器の包丁も洗って、指紋を消している可能性があります。

それが問題なんですが、凶器に指紋が残っていれば、それが犯人の指紋と断定して良いと思います。ところが、凶器に指紋が無い場合は部屋にある被害者以外の指紋の中に犯人の指紋があっても、それを犯人の物と断定する事ができません。

部屋に来た事を証明する材料ぐらいにしかならないかな。

計画的な犯行なら最初から包丁を持ち込んでいると考えると、手袋で指紋を隠していた可能性が高いでしょうね。

なので、犯行の計画性を判断する材料が今のところ無いんだよね。

 

12)被害者はなぜ2つの携帯電話を所有していたのか?
ここも最初に二つの場合を考えなくてはならないね。
2つもホントに被害者の携帯電話だったのか?と言う事です。
例えば恋人から「これ使えよ」なんて言われて使っていた物と言う可能性は無いのか?
これについては、「二つ所有していた」と言う報道しかないし、携帯の名義人は当然、警察が調べているだろうね。

と言う事から、被害者は二つの携帯電話を所有していたと考えています。
で最初の疑問に戻って、どうして二つも携帯電話を所有していたのか?と言う事になります。

被害者は事件の前日も夜遅くまで、パチンコやでアルバイトをしてますよね。しかも新学期が始まっていると言うのに・・・
携帯電話を所有するには当然、費用が掛かりますよね。携帯電話自体は同じ機能だと思うんですよ。それなのに、お金を掛けて携帯電話を2台所有するには、それなりの理由があったと思います。

 

事件前日もパチンコ屋で夜遅くまでアルバイトをしています。しかも、新学期が始まって学校があると言うのに・・・金曜の夜だから土曜は授業が無かった?
かりにそうだとしても、週1日だけのアルバイトではパチンコ屋側も扱い難いでしょう?
週3日ぐらいは来て欲しいんじゃないかな?

と考えると、これは私の憶測ですが、授業がある平日にも夜遅くまでアルバイトをしても携帯電話を2台所有したかったんだろうな。

 

それは被害者にとってかなり大事な事だったのではないか?と考えています。

普通、携帯を2台持つなんてのは、「仕事」と「プライベート」を使い分けたい場合ですよね。
だけど被害者はまだ学生だから、そんな事はないだろうと思います。

 

するとやはり、「出会い系」と「プライベート」の使い分けと言う事なのかな?
しかし、携帯電話についても警察はその通話記録やメール履歴を調べて、交友関係を調べたはずだと思うんだよね。
それでも、相手の身元を隠す事ができる通信手段としては「掲示板」ぐらいかな?
しかし、「掲示板」で連絡を取る相手ってどんな人?

 

こんな感じで次から次へと謎が浮かんできます。
とりあえず、仮説としては、顔見知りの場合で突発的は犯行の場合と計画的な犯行の場合。そして面識の無い人間の強盗説の3つぐらいは考える必要がありそうですね。

参考リンク
那須塩原女子大生殺害事件その2
那須塩原女子大生殺害事件その4

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2008/04/22

光市母子殺害事件死刑判決

4月22日広島高裁の差し戻し審で当時18歳の少年に「死刑」が言い渡されました。

私の以前の記事はこちら
光市母子殺害事件、高裁差し戻し!
光市母子殺害差し戻し審開始

さてと、予想通りの判決ですね。
私は最高裁が差し戻しの判決を出した段階で99%死刑が出るだろうと考えていました。
ただ、死刑を回避する正当な理由があるのか?と言う点で少しだけ無期懲役の可能性もあると言うところですね。

 

そう考えてみると、ある疑問が浮かんできます。
あの21人の弁護団の弁護方針は正しかったのだろうか?と言う事です。

素人の私が考えるに、この事件で死刑を回避する弁護手法としては
1)被告が非常に反省しており更正が可能であるとの主張
2)被告は家庭環境に問題があり、情状酌量すべきと主張
3)今回の弁護団の実行した「1、2審の事実関係の否定」

 

この3つぐらいかな?「責任能力を争う」は3)に含む事とします。

で専門家の方に聞いてみたいのですが、1審、2審で認定された事実関係を覆す事ができた事例ってあるのでしょうか?

それに、今回の判決で裁判長も話していますが、今回の差し戻し審での弁護側の主張の多くは信用できないとしていますね。

それは、あの懲戒請求騒動でもわかるように、一般人には理解不能な奇奇怪怪な主張です。

 

私は本気であの「21人のプロの法律家」の人達はこれで、死刑を回避する事ができると考えていたのかな?と素朴な疑問を感じています。

 

そこで私は妄想チックに考えてしまうのですが・・・・
あの人達は判決その物には興味が無かったのではないか?
単に世間の注目を集めて、自分達の主張をメディアを通して世間に訴えられれば良いと考えていたのではないか?

 

そう考えると、あの奇奇怪怪な主張の目的もうなづけるんだけどね。
といはいえ全く根拠はありません。

 

法律の専門家のご意見を伺いたいのですが今回の弁護方針は妥当な物だったのでしょうか?

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鹿児島タクシー運転手殺害事件

4月22日午前2時50分ごろ、鹿児島県姶良(あいら)町脇元の国道10号で、タクシーが土手に乗り上げて止まっているのを、通行中のドライバーが見つけた。
県警加治木署員が駆けつけたところ、車内で鹿児島市坂之上6、58歳運転手が血を流して死亡していた。

同署が付近を捜索していたところ、同3時40分ごろ、現場から約1キロ離れた当時無人の重富交番の電話から「私がやりました」と署に通報があり、署員が交番にいた陸上自衛隊練馬駐屯地(東京都練馬区)所属の1等陸士の19歳少年を殺人容疑で緊急逮捕した。

発表によると、少年は同2時半ごろ、タクシーを停車させ、車内で運転手の首を刃物で切り、殺害した疑い。捜査関係者によると、少年はJR鹿児島中央駅で被害者のタクシーに乗車。「単に人を殺したかった」と供述しているらしい。

陸上幕僚監部広報室などによると、少年は2007年3月に入隊。練馬駐屯地の第1普通科連隊に配属となり、同駐屯地内の官舎で生活していた。今年3月19~21日の予定で許可を得て外出後、部隊に戻らず、連隊が捜索していた。

 

師団長によると、1士は北海道の高校を卒業後、昨年3月に入隊。3カ月間の教育を受けた後、第1普通科連隊に配属された。「特に目立たない平凡な隊員で、失踪(しっそう)直前に変わった様子はなかった」という。先月23日付で、本人の希望通り、同月発足したばかりの海外派遣の先遣隊となる中央即応連隊に異動することになっていたとの事。

 

一士は県警加治木署の調べに対し、「人を殺して死刑になりたかった」と供述していることが22日、分かった。また、運転手は首など20カ所以上を切り付けられていたことも判明。一士は「なかなか死ななかったので複数回、切った」と話しているという。

 

08/04/23追記
加治木署の調べに「3月下旬に練馬駐屯地から外出し、国内各地を転々としていた。自衛隊を辞めたくて逃げた」と供述しているようだ。

陸自によると、外出当初は預金や給与などを合わせ約20万円所持していたとみられるが、逮捕時の所持金はほぼゼロだった。

加治木署は同日、殺人容疑で少年を送検する。

 

08/04/24追記
容疑者が使ったのは、特殊な形状のサバイバルナイフだったことが分かった。
調べでは、ナイフは片方の刃が反り上がり、一部がノコギリ状になっていた。鹿児島県では販売先が限られているため、1士を追及したところ、あらかじめ県外で購入してきたことを認めた。調べに対し1士は「仕事で悩みを抱え、自衛隊を辞めたくて脱走した」と供述している。

08/04/25追記
1等陸士が、調べに「鹿児島で偶然出会った女性と死や死刑について話すうちに、人を殺してみたいと思うようになった」と供述していることが分かった。一方で、ナイフは駐屯地を脱走する直前に都内で購入しており、鹿児島地検は「不可解な部分が多い」として1士の精神鑑定を検討しているようだ。

調べによると、1士は「入隊したのは体を鍛えたり、金をためるため。いずれ辞めるつもりだったが、今春の異動を機に決意した」と3月19日夕に脱走した。
3月下旬に鹿児島に入るまで「自衛隊を辞めたがっていた」という同じ隊の同僚と各地を転々としていたが、同僚は「一緒にいるのが怖くなった」と到着の数日後に別れたようだ。

同僚は、1士から「居場所が特定される」と携帯電話を壊されるなどしたらしい。
1士の所持品から失そう方法などを書いたマニュアル本が見つかっており、この本を参考にしたようだ。

同僚と別れた後の4月上旬、1士はJR鹿児島中央駅である女性と出会い「その女性と死について話すうちに、人を殺してみたくなった」との事。
1士は22日未明に殺人を決意し、被害者のタクシー運転手の姿が偶然目に入ったため、事件を起こしたと供述しているようです。

容疑者と行動をともにし、その後、行方不明になっていた同じ部隊の同僚の1等陸士が25日午後3時過ぎ、実家に近い長野県内のJR駅付近で、行方を捜していた陸自隊員によって発見され、身柄を確保された。

 

08/05/07追加
動機について「ある女性と出会い、死や死刑に興味を持った」と供述していたが、この供述は1士による作り話だったことが分かった。「本当の理由を言いたくないので、とっさについたウソ」と話している。
また、1士は調べに対し「タクシーなら密室でやりやすいと思った」と供述していることも判明。自分に許せない面があり、死刑を科したいという死刑願望から殺害に及んだ趣旨の話もしているようだ。

08/05/26追記
少年(19)の第1回少年審判が26日、札幌少年鑑別所で開かれた。
弁護士によると、少年は非行事実を認め、「人を殺すと、どんな気持ちになるのか知りたかった」と述べたという。
弁護士は「責任能力の判断には専門家の意見が必要」として精神鑑定を求める意見書を提出しており、札幌家裁が近く必要性を判断する見通しだ。

逮捕当時は曖昧な話をしてましたが、こういう事でしたか・・・無差別殺人って連鎖するのかな?

08/10/18追記
鹿児島地検は17日、札幌市出身の陸上自衛隊一等陸士の少年(19)を殺人などの罪で起訴した。今後、成人と同じ刑事裁判を受ける。
少年は県警の調べに対し、「人を殺すことに興味があった」などと供述していた。鹿児島家裁から移送を受けた札幌家裁は今月8日、刑事責任能力に問題はないと判断し、検察官送致(逆送)した。 

 

09/03/13追記
殺人と銃刀法違反の罪に問われた元陸上自衛隊1等陸士の少年(19)の判決が12日、鹿児島地裁であった。

裁判長は「未成年であり、適正な教育、指導で更生の可能性はある」と懲役5年以上10年以下の不定期刑(求刑・無期懲役)を言い渡した。

少年が取り調べ段階で「人を殺すとどういう気持ちになるのか、好奇心があった」「死刑になりたかった」などと供述したことから、公判では動機の解明が焦点となった。
裁判長は「各地を転々とした末、犯行時は食事や睡眠が十分でなく自暴自棄の心境にあった。殺人を快楽とする異常性は認められず、興味本位で殺害したという検察側の主張は採用できない」とした。

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神戸市北区包丁男

4月22日午前9時ごろ、神戸市北区緑町の市立みどりのまち幼稚園から「幼稚園の前に包丁を持った男がいる」と110番通報があった。
神戸北署員が付近を捜索したところ、近くの市営住宅で特徴が一致する住人の男を発見。同署に任意同行を求め、銃刀法違反容疑で詳しく事情を聴いている。

 

男は「ゴルフクラブを持って歩いていただけ」などと話しているが、男が包丁や小さなナイフを持っていたとの目撃情報が複数あることから、同署は男の自宅を家宅捜索して刃物の有無を確認する方針。

 

調べや幼稚園によると、男は60代で、刃物を持って園の正門前をいったん通り過ぎ、引き返すなど不審な行動を繰り返していたらしい。

 

さて、今の段階ではなんともいえないが、加古川事件の現場とは約30kmだね。

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2008/04/21

那須塩原女子大生殺害事件その2

今回はこの事件で私の感じる疑問について考えてみたい。
色々疑問の多い事件なんだけどね。

1)なぜ被害者は裸にブラウスといった服装だったのか?

2)現金とカードキーが奪われているが、犯人はいつそれらを奪ったのか?

3)被害者はなぜ、部屋から逃げ出せたのか?

4)被害者はマンションを一周しているが、犯人はなぜもっと早く被害者に追いつけてなかったのか?

 

5)犯人はなぜ凶器の包丁を現場近くに無造作に遺棄したのか?

6)被害者はなぜ、殺害されたのか?

 

私はこれら6つの疑問が浮かんでいます。
とりあえず、順番に考えてみましょう。
1)被害者の服装について
日常生活で裸になる事と言うと・・・入浴、着替え、性行為と言う所かな。

 










自主的な場合 入浴 この場合は犯人は入浴中あるいはその前後に部屋に居たか、あるいは部屋に侵入した事になる。だとしたら、窃盗目的の場合、わざわざ人の居る部屋を狙うとは思えない。だから、この場合は最初から強盗か殺害を目的にしていた可能性がある。あるいは合鍵を持つ人間が何らかの理由で部屋に入ったと言う事かな。
着替え 普通着替えと言うと上着から下着へと着替えるはずなので、下着をつけずに上着だけと言うのが疑問だね。
性行為 さて、この場合には、部屋に被害者と犯人、そして性行為の相手がいたはずでしょ?性行為の相手は何処へいってしまったのか?少なくとも事件の事情は知っているだろうな。もしかすると、「犯人」=「性行為の相手」と言う事も疑われるね。
強要された場合 逃亡させない為。
性的暴行の準備、ブラウスだけ残したのは犯人の趣味?

 

2)犯人はいつ現金とカードキーを盗んだのか?
可能性は3つしかないと思う。

 






殺害する前 実はこれが意外に問題。殺害する前に現金を奪ったとしたら、その時、被害者は何をしていたのか?目前で現金を盗まれるのを黙って見ていたのかな?
被害者が部屋から逃げ出した後 被害者が逃げ出した後の部屋を物色して、現金とカードキーを盗んだと言うのもありだと思うが・・・
しかし、女性がブラウス1枚で外に逃げ出しているし、血も流している。多分、部屋から逃げた直後に絶叫していると思うんだよね。それを無視して物色とは考えにくいと思うのだが・・・
殺害した後 この事件では殺害する直前に被害者が助けを求めて10回以上絶叫している。それは犯人も聞いているはずで、その状況の中、部屋に戻って物色するにはリスクが高すぎるだろうな。正常な判断が出来ない状態だったか?部屋に犯人を特定するような証拠が残っていたので、それを取りに部屋に戻ったと言う事かな。

 

3)被害者はなぜ、部屋から逃げ出せたのか?
意外に難しい問題なんですよね。犯人が目前で逃げ出そうとしている被害者をすんなり逃がすとは思えないでしょ?

 

逆に言うと、犯人は被害者を拘束したり、見張っていたわけではないと言う事かな?
この状況をどう考えるかで事件の性格が変わってくると思う。

 

4)マンションを1周する前に被害者に犯人が追いつけなかった理由は?
これも難しい問題です。被害者は裸足で血を流しながら逃げているとは言え、殺されると思って走っているので全速力で走っていると思います。

 

しかし、犯人にしても、被害者に逃げられれば逮捕されるかもしれないし、何しろ絶叫している被害者をそのまま放置する事はできないでしょうね。
だから、犯人も全速力で走ったはずだと思います。

地図上での計測ではマンションの周囲は1周およそ100mです。可能性としては二つかな?
・犯人の足が遅かった。
酒に酔っていたとか、年齢的な衰えとか、足に障害があったなどが考えれるかな。

・被害者の逃亡に気付くのが遅れた。
3)の逃亡できた理由と合わせて考えると、こちらの方がスマートに思える。

5)犯人が凶器を現場近くに遺棄した理由は?
被害者が10回以上絶叫している事で周辺住民が外を覗いたり、警察に通報されたりしたら、凶器を持っている事が致命的な証拠になると考えれば、できるだけ早く凶器は手放したかったと言うのもあったろうな。

だけど、日本人なら子供の頃から刑事ドラマで「指紋」が犯人逮捕の決め手になる事を刷り込まれている。
だから、凶器に犯人の指紋が付いていたら、安易に現場近くに遺棄する事はできないだろうな。
・・・しかし、外国人ならこのあたりは気にしないかもしれないね。

いずれにしても、「犯人は凶器から自分の身元は分からない」と考えていたんだろうな。

犯人が正常な判断力があったと仮定して考えると、「犯人は凶器から自分の身元が特定される事は無い」と考えていたと言う事だろうね。

6)被害者はなぜ、殺害されたのか?
この項目はちと補足説明が必要ですね。
殺害の状況で殺害する直前に10回以上被害者が絶叫しています。
現場は当時の西那須野町の中心地に近い場所ですが、繁華街ではなく、静かな住宅地です。深夜静まり返った住宅地に女性の絶叫はかなり響いただろうね。

それは犯人も分かっているはずです。だから、犯人はこの時、決断を迫られたと考えています。
被害者を諦めて、犯人が逃亡すれば、罪も軽く、周辺住民に取り押さえられたり、顔を見られたりせずに逃げられる可能性も高いです。

それでも、犯人はそう言ったリスクを冒しても被害者を追いかけて殺害しています。
死因は心臓を刺した事による失血死。明確な殺意を持っていると見て良いでしょうね。

その意味で犯人は被害者を殺害しなければならない理由があったか?あるいはどうしても殺害したい理由があったんだろうな。

そのあたりを考えると
・非常に強い恨みや怒り
・犯人の身元を被害者が知っている為の口封じ
この二つぐらいかな。

とりあえず、全体を上手く説明できる仮説を考えてみようかな。

参考リンク
那須塩原女子大生殺害事件
那須塩原女子大生殺害事件その3

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2008/04/20

那須塩原女子大生殺害事件

この事件は2001年に起きている未解決事件です。事件から7年と言う報道をみて一度調べてみようと思いました・・・しかし、調べてみると、意外に謎が多い事件に気付きます。

 

事件の概要
2001年4月14日午前4時20分ごろ、栃木県西那須野町(現那須塩原市)太夫塚の民家の駐車場で、女性があおむけになって死んでいると、新聞配達員から110番通報があった。大田原署員が駆けつけたところ、若い女性がすでに死亡していた。女性の首や胸、腹部には刃物で刺された跡があった。

 

現場は、同町役場の南側で、閑静な住宅街の一角。近くに住む主婦は「午前三時ごろ、『助けて』という女性の声が十回以上聞こえたが、ふざけていると思った。まさかこんなことになっているとは」と不安そうに話していた。

 

死亡した女性は近くのマンションに住む国際医療福祉大学4年、24歳女性と判明した。

 

大田原署捜査本部の調べでは、遺体の刺し傷は首、胸、背中など約10カ所あり、現場近くから凶器と見られる刃物も見つかった。また現場の民家1階のガラス窓が割れており、遺体の手の甲に傷があることから、捜査本部は女性が現場に駆け込み、助けを求める前に刺殺されたと見ている。 民家は事件時、留守だった。

 




Photo

自宅は3階建てで全18戸のマンションの1階の道路側の部屋で、ここで襲われたと思われる。部屋で刺され血を流しながら窓から逃走し、マンションの周囲を1周し北側(図は上が北です)の民家に助けを求めたようだ。
民家の窓ガラスは割られており、被害者の手の甲にも傷があった。
ここには大量の血痕が残っていた。また遺体を引きずったような跡もあった。

 

そして、マンション南側の市営駐車場(当時は町営駐車場)から凶器の包丁が発見される。その近くには被害者の車が止めてあった。
しかし、被害者は普段、車はマンションの自室の横のスペースに止めていた。

Photo_2 部屋はカードキー方式で事件時、ドアは施錠されていた。
女性の部屋は物色されており、現金とカードキーが無くなっていた
また激しく争った跡があったようだ。部屋に血痕もあった。
間取り図は上が北です。逃走した窓は洋室の北の窓のようです。
事件の2年前から同じ大学の友人とルームシェアしている。
当日、友人は不在だった。

 

時系列情報

 
















2001/4/13(金)
16:00 大学の講義が終了後にバイト先のパチンコ店に出勤
23:00 仕事が終わりしばらく同僚と談笑していた
2001/4/14(土)
00:25 1人で車で帰宅
01:00頃 コンビにで夜食を購入
01:30頃 帰宅したと思われる
03:00頃 周辺の住民が10回以上の悲鳴を聞く
04:00頃 遺体が発見される

 

遺体の情報

 








服装 裸にブラウスだけ。裸足。仰向けに倒れていた。
腹や胸、背中に刺し傷、腕やアゴ、首などを含めると約10箇所の傷があった。
死因 司法解剖の結果、心臓を刺された事による失血死。この為、遺体発見現場で致命傷を受けたと思われる。
性的暴行 性的暴行は無かったとの報道があるが、この種の報道はあてにならない。

 

その他の情報

 















被害者は国際医療福祉大学保険学部看護学科4年24歳女性。実家は長野県伊那市、3人姉妹の末っ子。母親と上の姉が看護士だった。大学は自宅から8kmの距離。
遺体発見現場には遺体を引きずったような、這い回ったような跡があった。遺体発見現場と自宅マンションの距離は約30m
バイトの退社時の服装(制服)はクリーム色のブラウスと黒のキュロットスカート。
前日(13日)の午前に友人に男性の交際について相談している。
最後に目撃されたコンビニでいつもより多い食料品を買い込んでいる(2人分か?)
被害者自宅の窓には押し入った形跡は無かった。犯人は玄関から入ったと思われる。
発見された包丁は刃渡り20cmの文化包丁
現場で足跡が採取されており、サイズは26cm中国製ファスナー式運動靴、現場から約1kmの西那須野町内でも650円で販売されている。
現場には被害者以外の血痕が残っており、犯人は手に怪我をしていると思われる。
2001年に入ってから不審な黒い乗用車が止まっていたとの住民の目撃情報がある。20から30代の男性で短髪、車内でタバコを吸っていた。
被害者は複数の携帯電話を所有していた。
事件が発生したのは新学期が始まってわずか3日目だった。
被害者は携帯電話で「出会い系」サイトを利用していた。
事件翌日の15日に現場近くで手に怪我をしている30歳代の男性が住民に目撃されている。この報道は1社だけが報道しており、一連の報道ではこの男性は被害者と同じマンションに住んでいて、血液型が現場で発見された物と一致した。さらに靴のサイズもほぼ一致している。
また、聞き込みに訪れた捜査員に事件当時の帰宅した時間で嘘偽の説明をしていた。
捜査本部はこの男性に対して重要参考人として事情聴取を始めた。

ところが、その後、逮捕されたとの報道は無いようなので、ガセだったのかな。
被害者自宅のカードキーは癖があって、知らない人が簡単に使えるような物ではないとの事。

 

とこんな事件なんです。
次回はこの事件の疑問点について考えてみましょう。

参考リンク
那須塩原女子大生殺害事件その2

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2008/04/19

江戸川出会い系女性不明事件その2

続報です。
調べでは、容疑者は掲示板に「一緒に冷たいのを決めない」などと書き込んで女性を誘っていたようだ。
事情通によると、薬物に知識のある人なら、この文章が“覚醒剤を打つこと”だとすぐに理解できるという。
自室から大麻が見つかるなど、女性は薬物に興味を持っており、隠語を理解して、誘いに乗ったとみられている。

一方、容疑者の車の中からは、複数の女性が覚醒剤を打つことや、行方不明になっても責任を問わないことなどを自筆した大量の誓約書が見つかった。
同時に、複数の女性名義のクレジットカードも発見されたという。

 

容疑者が警視庁捜査1課の調べに対し「(石田さんが覚醒剤を打つのが)下手だったので打ってあげた」などと供述していることが18日、分かった。

容疑者が書いた上申書の内容などによると、2人は5日午後11時ごろ、江東区のJR亀戸駅前のパチンコ店前で待ち合わせ、圏央道をあきる野インターで降り、青梅市方向に向かったという。

途中、ガソリンスタンドに立ち寄るなどし、明け方までの間に「眠たくなった」といった理由から数回休憩。捜査1課は、この休憩の際に、容疑者が石田さんに覚醒剤を打ったとみている。
また、女性が覚醒剤を打つのが下手で代わりに打ったなどとする容疑者の供述から、捜査1課は女性が初めての上、短時間で数回打たれたため、パニック状態に陥った可能性があるとみている。
容疑者は逮捕時に6袋に小分けにした覚醒剤のほか、向精神薬数錠も隠し持っていた。さらに車内からは注射器も見つかっている。

さてと、意外な方向へ事件は発展しそうですね。
匿名さんのコメントにもありましたが
複数の女性が覚醒剤を打つことや、行方不明になっても責任を問わないことなどを自筆した大量の誓約書が見つかった。

この「行方不明になっても責任を問わない」という部分が問題だね。
逆に言えば、容疑者は行方不明になる事を想定していると言う事だからね。
そして、今回の女性も行方不明になっているし・・・・

もう一つが複数の女性のクレジットカードだね。

そう言えば、容疑者が連れ出したのは全部女性なのかな?
誓約書を書いた女性の所在の確認とクレジットカードを使った人間が誰か?
(容疑者がカードを使ったのではないか?)
このあたりの情報が知りたいね。

 

続報を待ちましょう。

 

08/04/21追記
容疑者が8日以降、女性の所持品が発見された山林から約6キロ離れた山梨県甲州市の林道で、車に一人で乗っているところを目撃されていたことがわかった。

捜査関係者によると、容疑者が目撃されたのは、甲州市塩山地区の山中の林道。地元の工事関係者の男性が、容疑者の車がぬかるみに車輪をとられて動けなくなっていたのを見つけ、脱出するのを手伝った。
男性が現地に来た理由を尋ねたところ、容疑者はあいまいな返事をしただけだったという。

 

08/05/02追記
東京地検は2日、監禁容疑などで逮捕されていた青梅市長淵、無職、26歳容疑者を覚せい剤取締法違反(所持)で起訴した。同日、警視庁は被告を同法違反(使用)で再逮捕した。女性は見つかっておらず、監禁容疑については処分保留とし捜査を継続する。

 

08/07/17追記
女性(19)が行方不明になった事件に絡んで監禁容疑で逮捕(処分保留)され、覚せい剤取締法違反(所持、使用)などに問われた無職、被告(26)に対し、東京地裁は17日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
裁判官は「常習性には憂慮すべきものがあるが、反省の態度を示している」と述べた。

判決などによると、被告は4月11日、東京都青梅市内の駐車場で監禁容疑で逮捕された際、覚せい剤を所持。同10日ごろ、埼玉県ときがわ町で覚せい剤を使用した。

警視庁などの調べに対して被告は、出会い系サイトで知り合った女性と山梨県内などをドライブしたことを認め、「女性は峠で休憩中に車から逃げた」などと供述。
現在も女性の行方は分かっていない。

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2008/04/17

埼玉深谷市通り魔事件

4月16日午後4時半ごろ、埼玉県深谷市血洗島の市道で、市内の小学4年の9歳女子児童が、刃物のようなものを持った男に追いかけられる事件が起きている。

女児は200~300メートル先の民家に逃げ込み、けがはなかった。

深谷署の発表によると、女児が集団下校の列から離れ、1人で歩いていると、男が黒い自転車で近付き、自転車を降りて無言で走って追いかけてきた。
男は20歳代とみられ、黒っぽいフリースに紺色のズボン姿だった。

埼玉では動物虐待事件や通り魔事件が最近多く発生しているね。
住民の方は注意が必要ですね。

 

ちなみに今回の事件の場所は群馬県や栃木県に近く、最近通り魔事件が起きた坂戸市からは約30km離れている。
現場付近の航空写真
正確な事件の現場は分からないのですが、周辺は田園地帯のようで、集落もそれほど大きくないね。
このぐらいの土地柄ならば、よそ者が徘徊していれば目立つだろうな。

 

続報を待ちましょう。

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福岡早良通り魔事件その3

続報です。
県警早良署捜査本部は17日、容疑者を強盗殺人などの容疑で福岡地検に送検した。

78歳女性に対して、「金を出せとナイフを突きつけたら悲鳴を上げられたので刺した。死んでもいいと思った」と供述していることが分かった。

 

調べでは、容疑者は14日午後7時ごろ、自転車で徘徊(はいかい)中に見つけた78歳女性に正面から向き合って、果物ナイフを突きつけ脅した。
女性が悲鳴を上げたため、胸や肩などを十数回刺した疑い。現金の入ったバッグをそのまま放置し、乗ってきた自転車を残して逃げた。

78歳女性が刺殺された事件で、強盗殺人容疑などで逮捕された容疑者がアパート前に乗り捨てていた盗難自転車は、3月29日ごろ同市中央区のスーパーの駐輪場から盗まれていたことが福岡県警の調べでわかった。
同25日に同市城南区鳥飼で別の31歳女性を刺したとされる事件の際は、別の自転車で現場近くに来たと見られており、県警は容疑者が自転車を乗り換えながら、刃物を常時携帯して街中で襲いやすそうな女性を物色していたとみて調べているようだ。

捜査本部によると、被害女性2人の刺し傷の大きさや形状などがほぼ合致した。
押収した際、ナイフには多量の血液が付着しており、捜査本部がDNAや血液型などの鑑定を進めている。

 

容疑者は14日午後7時ごろ、福岡市早良区のアパート通路で、金を奪う目的で住人の78歳女性の胸など十数カ所を刺して殺害した事件の約3週間前の3月25日夕には、同市城南区の路上で女性会社員を強盗目的で襲ったが「抵抗されて金を奪えず、次はもっと弱い人にしようと高齢の女性を狙った」と供述したようだ。

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2008/04/16

福岡早良通り魔事件その2

続報です。容疑者が逮捕されました。
福岡県警の捜査本部は4月15日夜、同市中央区草香江、22歳無職容疑者を強盗殺人、銃刀法違反容疑で逮捕した。

 

4月14日の事件直後、アパート前に乗り捨てられていた盗難自転車に容疑者の指紋が付いており、県警は犯行に関与したと断定した。
「間違いありません」と容疑を認めているといい、県警は殺害の動機や経緯について追及している。
現場から約800メートル南の同市城南区鳥飼の路上でも3月末、女性が刺される強盗致傷事件が発生しており、この事件についても「私がやりました」と犯行を認めているらしい。

 

容疑者は「金品をとる目的だった」と供述しているという。県警は血の付いたジャージーとナイフを自宅から押収した。

15日に行った司法解剖の結果によると、4月15日の被害者は胸の傷の一部が肺に達するほど深く、致命傷になっていた。ほかに首の付け根付近なども刺されており、手や腕には抵抗したことを示す切り傷が付いていた。

 

容疑者は独身で一人暮らし。住んでいるマンションは、78歳被害者が殺害されたアパートまで直線で約1.3キロ。また、3月25日夕に同市城南区鳥飼の路上で、女性会社員(31)が襲われ、ナイフで腹などを刺された事件現場までは約800メートルの距離だった。

06年3月に入居した容疑者の自宅は1Kで月3万5000円。家賃は滞納気味だった。クレジットカードの支払いに困っていたという。

 

場所は閑静な住宅街にある4階建てアパートで、昨夏に引っ越してきたらしい。
容疑者は佐賀市出身。居住しているマンションの住民の話を総合すると、昨年夏ごろに単身入居して以降、自室からは深夜に度々「出て行け」「開けろ」などの叫び声が聞こえた。

昨年秋、不審に感じた住民が福岡県警に通報したが、駆け付けた警察官は「インターホンを押しても出てこない」と容疑者に接触しなかったほか、今年3月には、容疑者が未明に自室真下の部屋に「うるさい。静かにしろ」などと、突然怒鳴り込んだこともあったという。

さらに今月10日前後の早朝、容疑者の部屋から「僕じゃないと思う人」などと叫ぶ声が聞こえてきたと証言する住民もいる。

容疑者は福岡市城南区の市立中出身で、
04年3月、市内の高校を卒業し、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアなどに勤めた。05年から06年5月まで同市中央区大名のコンビニエンスストアと、飲食店のアルバイトと掛け持ちしていて「留学資金をためるため」と話していたらしい。
その後「飲食店に採用された」といい辞めたという。事件当時は無職で、経済的にも困窮していたらしい。

実家の同市城南区のマンションで、容疑者は10年以上前から、母親と兄、姉との4人で住んでいた。
1、2年ほど前に部屋が改装され、母親の知人と見られる男性が出入りするようになったらしい。

容疑者は「中1の時は、あまり目立たないおとなしい子だったのが、中3になって荒れ出し、先生に反抗的な態度をとっていた。いつの間にか悪いグループに入っていた」と振り返る。「ただ、そのグループの中でも、からかわれることが多かった」らしい。

 

容疑者(22)が早良署捜査本部の調べに「たまたまいた人を狙った」と供述していることが16日、分かった。また「金目当てだった」と供述しているものの、現場には被害者の財布などが残されていたことも判明、捜査本部は無差別殺人だったとみて動機をさらに詳しく追及している。

 

さて、めでたく容疑者逮捕となりましたが・・・
どうも容疑者のメンタルに問題があるような報道がでていますね。
この手の容疑者だと京都小6殺害事件が思い浮かぶね。

 

どうして、家族と離れて一人暮らしだったのかな?
ホントにメンタルに問題があったのなら、家族と生活していれば、家族が異変に気付いたかも知れないからね。

それから、金目当てとの供述も実際に金品を奪っていない事が疑問だね。

 

続報を待ちましょう。

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2008/04/15

福岡早良通り魔事件

4月14日午後7時ごろ、福岡市早良(さわら)区西新(にしじん)2のアパート1階の通路で、1階に住む78歳女性が、男に胸など十数カ所を刃物で刺され、病院に搬送されたが間もなく死亡する事件が起きている。

 

男は刃物を持ち逃走。県警は殺人事件として早良署に捜査本部を設置した。

 

現場から南東に約600メートル離れたスーパーの身障者用トイレの洗面台で血痕が見つかった。県警は男が立ち寄った可能性もあるとみて調べている。

 

被害者は1人暮らしで部屋は施錠していた。失血死とみられる。

 

男は20~25歳くらい。やせ形で身長170~180センチほど。長髪で茶色の上下のジャージーを着ていた。被害者の悲鳴を聞いた同じアパートの男性が「若い男にばあちゃんが刺された」と110番した。
この男性が、いったんは男を羽交い締めにしたが、男は振り払って逃げたという。

直後に走って逃げる男の姿が、アパート南側のファミリーレストラン駐車場の防犯カメラに映っていたことが福岡県警早良署捜査本部の調べで分かった。

県警が現場近くにあった白っぽい自転車を押収したことも分かった。男のものとみられ、自転車で現場まで来たが、男性に見つかり、あわてて自転車を乗り捨てて逃げたとされる。県警は男が現場近くに住む人物の可能性もあるとみている。

また、被害者のバッグがアパート前の通路に残され、中に現金が入ったままだったことから、現金以外が目的だった可能性もあるという。

 調べでは、バッグの中が荒らされた痕跡はなかった。被害者の部屋の玄関は施錠されており、外出先から玄関前に着いた直後か、施錠して出かけるところをいきなり襲われたとみられ、遺体には抵抗した際にできる「防御創」と呼ばれる傷が手や腕に複数あったという。

 

現場は地下鉄西新駅から北東約300メートルの住宅街。西新は福岡市西部の中心商業地で、近くに福岡ヤフードームなどがある。

福岡市内では先月25日、現場から約800メートル離れた同市城南区鳥飼の社員寮前で、帰宅途中の女性(31)が男に刺され重傷を負う事件が起きている。
3月25日午後6時25分ごろ、福岡市城南区鳥飼4丁目の建設会社社員寮の敷地内で、女性が腹部から血を流して倒れていると、寮の住民から110番通報する事件があった。

福岡県警によると、女性はナイフのようなもので腹部など数カ所を刺されていたが命に別条はなく、「知らない男に金を要求されて刺された」と話しているという。県警は強盗致傷事件として現場から逃げた男の行方を捜している。

 

調べでは、倒れていたのは現場の寮に住む社員の31歳妻で歩いて帰宅する途中、寮から10メートル離れた路上で、向かって歩いてきた男に「お金」と言われ、刺されたらしい。寮まで逃げ、インターホンで隣室の女性に助けを求めた後、病院に運ばれた。
奪われたものは確認できておらず、凶器も見つかっていない。逃げた男は20代くらいらしい。

 

二つの事件の犯人の特徴に共通点もあり連続事件の可能性も疑われる。二つの事件の犯人の似顔絵も似ている。

 























  4月14日(月) 3月25日(火)
犯人の性別
年齢 20代 20代
凶器 刃物 刃物
被害者 女性(78) 女性(31)
状況 1人の時に襲われている
被害者の傷 胸を十数個所刺される 腹を数箇所刺される
窃盗の有無 所持品を物色した痕跡は無い

 

少々気になったが最初の事件の直前には例の茨城連続殺傷の事件の最初の殺人事件が3/19に起きて、その後23日に死傷事件を起こしている。

 

もしや触発れたのか?岡山のホーム突き落とし事件が偶然にも3/25なんだよね。

 

それから、被害者の傷が1箇所じゃ無いのが問題だね。ちょっと驚かせてその隙に逃げようと言うわけではなく、どうも殺意満々のように見えるね。
それから、今回の14日の事件では事件後に取り押さえられた犯人が
「(犯人は)自首すると言って(男性が)連れていこうとしたが、パッと振りのけられて逃げられた」

「自首すると言って」隙をついて逃げているんだよね。咄嗟に自首するなんて言葉が出るのか?それとも、あらかじめシュミレーションしていたのか?

とにかく、この犯人は犯行を重ねる可能性があるので、周辺の方は要注意ですね。
しかし、もし犯人が現場周辺に住んでいるのなら、警察には既に情報が入っているかもしれないね。

 

犯人逮捕に期待です。

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江戸川出会い系女性不明事件

東京都江戸川区の19歳無職女性が4月5日から行方不明となり、警視庁は車で無理やり連れ回したとして、青梅市長淵4、無職26歳男性容疑者を監禁の疑いで逮捕した。

 

「出会い系サイトで知り合い、ドライブの途中で突然車から飛び出した」と供述したことから、同庁で14日、山梨県山梨市の山林を捜索したところ、女性の所持品とみられるバッグとブーツを発見。容疑者が女性の行方を知っているとみて調べている。

 

発表によると、女性は6日正午過ぎ、自宅にいた母親に携帯電話で「知らない男に連れ回され、注射を打たれた」と助けを求めたため、父親が小松川署に届け出た。その後の午後1時以降、女性の携帯電話はつながらなくなった。

 

調べによると、女性は6日正午すぎ、自宅などへ短時間の電話を数回かけ「男に連れ回されている」「助けて」と訴えた。
 「キャー、キャー」との悲鳴や、意味不明な通話もあったほか、「2人組の男にホテルに連れ込まれそうになった」という内容もあった。
 山梨県警に110番もあり、無言で息を切らすような声が聞こえて切れた。携帯電話の電波状態が悪く、県警側がかけ直し続けると、10分ほどでつながり、女性は名前を名乗ったが、「どこにいるか分からない」と答えた。その後はつながらなくなったという。 
覚せい剤を打たれ、意識混濁の状態だった疑いがあり、同課は監禁容疑などで逮捕した容疑者を追及している。

女性のものとみられるブーツやショルダーバッグなどが14日、山梨市の林道脇の山林で見つかった。

ブーツとバッグが見つかったのは青梅市から約50キロ西方の柳沢峠付近。国道411号から西に入った林道脇の山林で、周囲に民家はなく、所々に雪が残っていた。

捜査1課によると、容疑者の供述に基づき付近を捜索したところ、14日正午ごろ、茶色のブーツとショルダーバッグ、キャラクターがついた手提げバッグの3点が見つかった。女性が所有していたものと特徴が似ているという。

車内からは尿反応が出ており、警視庁は女性のものか鑑定して調べる。

容疑者(26)が、複数の小袋に分けられた覚醒(かくせい)剤を下着の中に隠し持っていた上、車内からは注射器が見つかっていたことが15日、分かった。
容疑者は逮捕後の身体検査で所持が分かり12日、覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕されている。「女性に注射を打った」と供述しており、警視庁捜査1課と小松川署は事件の経緯を調べるとともに覚醒剤の入手先を追及する。

これまでの調べによると、車内から少量の血が付いたティッシュペーパーが見つかった。

 

14日に山梨市の山林で発見された女性のものとみられるブーツの底には泥などが付着していなかったことが分かった。車では行けない雪の積もる山林内で発見されており、警視庁は監禁容疑などで逮捕された容疑者がブーツなどを車から運び出し、山林内に投げ捨てたとみている。

 

容疑者が使用していた携帯電話は他人名義だったことも調べで分かった。
6日午後に女性から「助けて」と家族に電話があった後、捜査1課は女性の携帯電話のアクセス履歴を確認。2人が会うきっかけとなった「出会い系サイト」を突き止め、容疑者が使用していた携帯電話の番号を割り出したとの事。

しかし、その携帯電話の名義は他人名義だった。携帯の微弱電波の位置情報から、1台の車が捜査線上に浮上した。
11日午前、その車が青梅市内の駐車場に停車していることが分かり、捜査員が急行。車内で容疑者はワンボックスカーのスライドドアを開けた状態で足を投げ出し寝ていたたしい。

車も自分名義ではなく親族名義だった。

出会い系が発端になった事件はこれまでも沢山あります。
中には被害者が死亡するような事件もありました。
出会い系で相手と会うのは命がけって事は忘れないで欲しいな。

 

続報を待ちましょう。

 

08/04/16追記
容疑者が警視庁捜査1課の調べに対し、「(女性がいなくなるまで)ずっと1対1だった」と供述していることが16日、分かった。

容疑者の供述によると、合流後、車は高速道路を多摩方面に走行。圏央道あきる野インターチェンジ(あきる野市)で一般道に降り、近くのガソリンスタンドでいったん給油した。

その後、国道411号沿いの脇道に入った奥多摩町付近の空き地に6日未明、車を止め、そのまま2人で車内に泊まった。その後山梨方面に車を走らせ、女性のブーツなどが発見された山梨市の林道近くに再び車を止めた。

そこで女性が暴れ出し、車から飛び出したという。その日のうちに東京方面に戻ったとみられる。この間、「(女性と)一緒にカレーショップでカレーを食べた」などと話しているという。

また、「自分でも覚せい剤を打ったし、女性にも打った」などと供述していることも判明、車内から注射器が見つかった。

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2008/04/14

埼玉坂戸通り魔事件

4月13日午前4時15分ごろ、坂戸市浅羽野の市道で、埼玉県坂戸市に住む無職の25歳女性が徒歩で帰宅途中に、男にいきなり首を1回刺される事件が起きている。
男はそのまま逃走。女性は首に全治約2週間の軽傷を負った。
女性は刺された後、自力で病院に行き、治療を受けていた。

その後同日午後9時ごろ、女性は「見知らぬ男に首を刺された」と警察に届け出た。
女性は「正面から歩いてきた男にカッターナイフで刺された」と話しており、西入間署は殺人未遂事件として捜査している。

女性の話では、男は30~40歳くらいで、身長約165センチでやせ形。茶色の革ジャンパーにねずみ色のズボン姿で、野球帽にサングラス、マスク、軍手を着用していた。

女性は「下を向いて歩いていたら、見知らぬ男が立っていて刺された」と話しているとの事。

現場は東武東上線坂戸駅から南西に約1・3キロの住宅街。

 

以前、埼玉県で連続して起きていた通り魔事件の現場とは約30km離れているな。
一方、2007年6月の川越の猫惨殺事件の現場とは約6.5kmの距離だが・・・

 

続報を待ちましょう。

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多摩コンクリ詰め事件の謎!その9

続報です。女性被告の初公判がありました。
中国出身の41歳女性被告に対する初公判が14日、東京地裁八王子支部で開かれた。女性被告は詐欺罪は認めたが「殺人と死体遺棄はやっていない」と述べた。

起訴状によると、女性被告は06年9月に、元都職員、当時66歳男性宅で、男性を殺害。遺体を切断するなどして遺棄。翌月、同居の65歳男と共謀し66歳男性の年金の口座から34万円を引き出した。同居の男は、詐欺罪などで有罪確定したが殺人罪などは問われていない。

冒頭陳述で検察側は「被告は、同居の男に殺害を認めた。年金を継続して受け取る動機があった」と主張した。
弁護側は「被告は同居の男から66歳男性を殺したと告白された」と反論した。

 

公判の行方に注目です。

 

08/07/01追記
6月11日「私は絶対に前島さんを殺していない。公正な判断をお願いします」地裁八王子支部の公判で最後に女性被告はこう述べた。
検察側は無期懲役を求刑。弁護側は殺害方法などを特定しなかったとして殺人罪の公訴棄却を求めた。

弁護側は「殺人が公訴提起されるとしても、有罪立証をしておらず無罪」と述べ、他の起訴事実にも無罪を主張。
さらに、同居男性について「被害者を殺害する動機があり、対立当事者なので証言は信用できない」などと述べた。
また、被害者に持病があったとして病死の可能性にも言及した

殺人や死体損壊・遺棄、詐欺などの罪に問われた交際相手の41歳女性被告に対し、東京地裁八王子支部は30日、懲役25年(求刑・無期懲役)を言い渡した。

検察側は殺害方法などを特定せず、女性被告は殺人罪について公訴棄却か無罪を求めたが、裁判長は「遺体の状況などから首を強く圧迫するなどの方法で殺害した」と退けた。被告側は控訴する方針。

裁判長は、女性被告がのこぎり刃、セメントを1人で購入した点などから「死体損壊・遺棄に疑いの余地はない」と認定。
その上で「証拠隠滅を図ったのだから殺害犯人は被告以外に考えられない」と述べた。
また、同居の男から殺害の告白を聞いたなどとする主張も、「不合理な弁解に終始し、反省の態度が感じられない」と退けた。

参考リンク
多摩コンクリ詰め事件の謎!その8

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2008/04/13

徳山高専殺害事件の目次

ロボコンなどで有名な徳山高専で起きた、美人女子学生殺人事件。容疑者は同じ研究室の男子学生でした。

1 第1報
2 容疑者の逮捕状の取得と続報
3 続報と自首の呼びかけ
4 続報と潜伏場所の推理
5 問題の指名手配とバイクについて
6 続報とDNA鑑定
7 少年の氏名、写真の公表について
8 少年の服装と山口県警のホームページについて
9 事件の計画性と目的の推理
10 犯人の犯行後の行動について
11 少年の遺体発見の報道
12 殺害状況の疑問について
13 自殺した理由について
14 続報と事件の計画性
15 冤罪の可能性について
16 殺害の状況について
17 容疑者の個性や性格について
18 事件の動機と自殺の経緯について
19 性的暴行と事件の経緯について
20 この事件を防ぐ事ができたのかについて
21 公開捜査をしなかった事の県警本部長のはなし
22 携帯電話のメールの報道
23 少年を殺人と強姦致死容疑で少年を書類送検した
24 被疑者死亡で不起訴と「手で首を絞めていた」報道について
25 最初に手で首を絞めた事について

「最初に手で首を絞めた」と言う報道がかなり後半になって出てきた為、当初の首を絞めた部分の推理が不自然でしたね。
まだまだ、甘い推理でした。

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横須賀タクシー運転手殺害事件

3月19日午後9時20分ごろ、神奈川県横須賀市汐入町のアパート前の路上に止まっていたタクシーの中で男性が倒れているのを近くに住む男性が発見。「首にナイフが刺さり、出血している」と110番通報した。県警横須賀署員などが駆けつけたところ、運転手とみられる男性が運転席で死亡しているのがみつかった。

現場は京急線汐入駅から北西に100~200メートル離れた閑静な住宅街。

とここまではありがちなタクシー強殺事件だったのだが・・・
タクシーの車内から発見されたクレジットカードの名義が在日米海軍横須賀基地に所属する米兵だった。(この米兵は脱走兵だった)

事件当時エンジンはかかったままで、料金メーターは約1万7000円を示していた。近くに住む男性(61)が「ノーという叫び声が聞こえた」と話しており、県警捜査1課は米兵が事件に関与している疑いが強いとみている。

米軍当局は22日未明、事件に関与した疑いがあるとして行方を追っていた横須賀基地所属の米兵(22)の身柄を東京都品川区内で確保した。

米兵はイージス巡洋艦「カウペンス」の乗組員でナイジェリア系の水兵。3月初旬から同基地に戻らず、イージス艦出港時も所在が分からなかったため、米海軍犯罪捜査局が脱走兵として行方を捜していた。同局は、タクシー運転手殺害事件翌日に米兵の自宅アパートを家宅捜索しており、日本側の事件捜査に全面協力するとしている。

 

米兵は米海軍の調べに「事件が起きた時間帯は現場近くの飲食店にいた」と説明していた。
捜査本部によると、米兵は19日に発生した運転手殺害事件後、現場付近からナイジェリア人の知人に運転手を刺したことをうかがわせる内容の電話をしていたことが、米兵の携帯電話の通話記録などから判明した。

 

ここまでに、米兵の知り合いで東京都内に住む女性が凶器の包丁について「自宅から無くなった包丁に似ている」と証言したり、タクシーが最後の乗客を乗せた品川駅周辺と現場近くの飲食店街の両方で、米兵に酷似した男が防犯カメラに映っていたことなどが判明している。

県警は2日、脱走容疑で米海軍に拘束された米兵(22)を初めて直接、事情聴取した。米兵は米海軍の調べを受けた際と同様に「私が刺しました」と殺害を認めた。県警は3日、殺人容疑などで逮捕状を請求し、日米地位協定の運用改善合意に基づき、起訴前の身柄引き渡しを求める方針。米側も早期に応じる見通しで、同日中に逮捕する。

でめでたく逮捕となったのですが・・・ここからが問題です。
陳述書や接見によると、容疑者は包丁で運転手の肩を刺した事実は認めたが、動機については「(事件当日)誰でもいいから『刺せ』という声が頭の中で聞こえた」と説明。声を受けて人を刺すつもりで外出した。

だが、雨が降っていたため「屋外で刺せず、声の指示でタクシーに乗った」。刺した際にも「刺せ」と頭の中で聞こえたとしている。事件当時、現金約3万円と100ドル持っており「タクシー料金を踏み倒すつもりはなかった」と強盗目的を否定した。

 

容疑者は3月19日夜、運転手を殺害した後、他人のIDカードを使い基地にいったん戻り、基地内に設置してあるATMで現金を引き出した事が分かった。

 

問題の「声」については弁護士の記者会見で

 




どんな声か? 20人の人間が同時に話すような、エコーが掛かったような声。ハイスクールの時から聞こえていた。
以前のトラブルは? 軍内外であった聞いている。彼にとっては声に従っただけだが、一般の人からは分かってもらえない。理解されずに友達を失ったこともあったようだ。

 

脱走の経緯についても「声に従ったので、どうやって船から下りたのか覚えていない」と話しているようだ。

 

要はこの容疑者は全部、「声」にしたがって行動しただけで、自分の意志では無かったと主張したいようだね。

 

この点からすると、責任能力が争点になるのかな。
嘘か?幻聴か?
裁判の行方に注目です。

 

08/04/24追記
横浜地検は24日、米海軍横須賀基地所属の1等水兵容疑者(22)を強盗殺人罪で横浜地裁に起訴した。

容疑者は「声の指示に従った」と供述したが、地検は刑事責任能力に問題はなく、精神鑑定は必要ないと判断した。

09/04/28追記
強盗殺人罪などに問われた、ナイジェリア国籍で米海軍横須賀基地所属の1等水兵、男性被告(23)の公判が28日、横浜地裁で開かれた。

これまで被告は「(心の)声に従って犯行に及んだ」と主張してきたが、公判で、精神鑑定を行った慶応大医学部の准教授は「(主張は)矛盾が多く、疑わしい」と指摘し、精神障害ではないなどと結論づけた

起訴状などによると、被告は昨年3月19日夜、現金を奪うため東京都内で被害者のタクシーに乗車。横須賀市内で止め、被害者の肩を包丁で刺して殺害し、料金約1万9000円を免れたとされる。

結局、精神鑑定は行ったんだね。公判の行方に注目しましょう。

 

09/06/17追記
強盗殺人などの罪に問われたナイジェリア国籍で、米海軍水兵の男性被告(23)の論告求刑公判が17日、横浜地裁で開かれた。検察側は無期懲役を求刑した。

これまでの公判では、被告の責任能力が争点となっており、検察側は「精神的疾患を疑わせる言動はなく、事件当時の行動は合理的」として、責任能力はあると主張。一方、弁護側は「事件当時、心神喪失状態で責任能力はなかった」として、無罪を主張していた。地裁の嘱託で精神鑑定を行った医師は刑事責任能力を認める証言をしている。

論告によると、被告は昨年3月19日夜、神奈川県横須賀市汐入町の路上に停車中のタクシー車内で、高橋さんの左肩を包丁で刺し、タクシー料金約1万9000円を免れたとされる。

09/07/30追記
強盗殺人などの罪に問われたナイジェリア国籍で、米海軍水兵の男性被告(23)の判決公判が30日午後、横浜地裁で開かれた。裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。

検察側は論告などで、被告が金銭目的で被害者を殺害したと指摘。被告側の「『声』の指示に従った」との主張に対し、「刑事責任を免れるため、うそをついているのは明白」としていた。地裁が嘱託した精神鑑定医は、被告の責任能力を認める鑑定結果を出した。

一方、弁護側は「被告人は犯行当時、何らかの精神疾患に罹患(りかん)していた」などと無罪を主張していた。

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東名高速タイヤ脱落事故

静岡県牧之原市の東名高速で4月11日、トラックから外れたタイヤが対向車線の観光バスを直撃、8人が死傷する事故が発生している。
脱落したタイヤが運転席付近に激突しバスの運転手さんは死亡しました。

タイヤを固定するボルト8本は全て折れていたが、内2本のボルトの破断面にさびが浮いて変色していることが12日、県警高速隊などの調べで分かった。事故前に既に、ボルトに亀裂が入っていた疑いが強いという。同隊は同日、整備不良や過積載の可能性もあるとみて、自動車運転過失致死容疑で、トラック運転手(37)が勤める産業廃棄物収集運搬会社「京阪産業」(静岡市)の同県富士市内の営業所など2カ所を家宅捜索した。 

さて、こんな事故なんですが・・・
以前から同様の事故はおきてましたね。それだけにそろそろ、本格的に防止対策を行うべき時に来ているような気がするね。

この事故の大きな原因の一つはボルトの締め付けトルクの管理不良だと思います。
そして、一番のポイントは原因が発生してから事故に至るまでの時間が長いと言う事です。
今回も折れたボルト2本は錆びていたと言う事なので、相当長い期間、折れた状態だったと思います。

ですから、その間に整備点検を行っていれば、問題を発見できた可能性が高いですよね。
法律的には車輪脱落事故を防止するため、昨年改正された国土交通省の自動車点検基準で、8トン以上の大型車は、日常点検では車輪のナットの緩みやボルト折損などの異常がないことをチェックし、3カ月の定期点検はナットやボルトの締め付け確認を義務付けている。

乗る人間、整備する人間の意識の問題と言えばそれまでだけど、簡単にボルトの状態を調べられる方法などの開発も必要かもしれないね。

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2008/04/12

高知白バイ事故

現在、メディアなどで警察の証拠捏造などの疑いが騒がれている事件が今回紹介する高知の白バイ事故です。

 

事故の概要は
2006年3月3日午後2時35分頃、春野町広岡中の荒倉トンネル東の国道56号で、県警交通機動隊の白バイと中学校の生徒23人らを乗せたマイクロバスが衝突した。
土佐署は被告を業務上過失障害の疑いで現行犯逮捕し、2日後に釈放。高知地検が12月、同被告を業務上過失致死罪で在宅起訴した。

現場は片側2車線のほぼ直線道路で、中央分離帯が途切れた場所。バスは国道脇のレストランの駐車場から国道に出て右折で反対車線に入ろうとしていた。
検察側によると、バスは時速5~10キロで走行。白バイに衝突し、急停車したと言う。この急ブレーキでバスの前輪のスリップ跡(右1.0メートル、左1.2メートル)が道路についたとする。
衝突時の白バイの速度は時速約60kmと断定。現場近くを走行中に事故を目撃したという別の白バイ隊員の証言に基づく。「白バイ隊員は訓練の結果、前から走ってくる車の速度も目測でほぼ正確に言い当たられる」としている。

 

一方、被告側の主張は「白バイと衝突した時、バスは止まっていた」と真っ向から対立する。バスは中央分離帯付近で一時停止をして車の流れがとぎれるのをまっていたとしている。衝突時の白バイの速度は時速約100キロと推定。事故直前にこの白バイの後ろで車を運転していたと言う男性の証言に基づいている。
また、「時速6~10キロで走行中のバスが急停車したとしても、乾燥した舗装路面に1.0~1.2メートルものスリップ跡がつくことはない」などとしてスリップ跡は県警が捏造したと主張している。

白バイ隊員の死因は胸部大動脈損傷(破裂)、事故後1時間で死亡。

裁判の経過としては、一審で禁固1年4ヶ月の実刑。控訴は棄却。最高裁に上告中と言う事かな?

正直言って難しい事件です。何が難しいかと言うと、事故自体は非常にシンプルな事故だと思います。
難しいと感じるのは、事故の状況が現場検証などの情報などあるのだけど、理解し難い点かな。それと、法律としてどうなのか?と言う点だと思います。
そして、弁護側が主張しているような証拠の捏造などがあったとしても、それを証明する事が難しいですね。

これまで、ASKAの事件簿で取り上げてきた事件とはかなり趣の違う事件と言う事は確かだと思います。

とは言え、私には私のやり方しかできないので、いつものように考えてみましょう。

 

まず、私がこの事件で感じる最大の疑問は「どうして衝突してしまったのか?」と言う事なんです。
私も車を運転しますし、原付ながらバイクに乗っていた事もあります。その経験から全長9mもあるマイクロバスに普通は衝突しないだろう?と言う事ですね。まさに、弁護側が主張するように停止しているバスならもちろん、検察側の言う道路脇から道路を横切るように動くマイクロバスでも、見通しの良い直線ですから、白バイの速度も60kmと言う事だし、なぜ衝突してしまったのかが疑問です。

 

いつものように場合分けして考えます。
バスが停止していた場合について、もしバスが停止している状態で時速60kmで走行する白バイが衝突する理由を考えてみます。

 











白バイがバスに早い時期に気付いていた場合 減速しなかった場合 故意に減速しないのであれば自殺の可能性有り
ブレーキ故障により減速できず
減速した場合 減速が間に合わなかった 。この時の可能性は
・速度の出しすぎ
・距離の目測を誤り、減速が遅れた
白バイがバスに気付かなかったか、気付くのが遅かった場合 減速しなかった場合 わき見をしていた
減速した場合 わき見をしていてバスの発見に遅れた

 

バスが停止してとしたら、バスの全長は9m、道幅は片側約10m(地図による)とすると、道をほぼ塞いでいた状態なので、白バイが気付いていたのなら常識的に減速しないはずが無いんだよな。ブレーキが故障していたとの情報も無いしね。

 

次にバスが移動していた場合。ここで問題をよりシンプルにする為に情報を絞ります。
1)白バイは時速60km(秒速16.67m/s)で走行していた。
2)バスは時速10km(秒速2.78m/s)で移動していた。
3)衝突した地点はバスが6.5m移動した場所だった。

 

この3つの数字から衝突時の状況を考えます。
まず、バスが動き出して、衝突するまでの時間は
6.5m÷2.78m/s=2.34秒
(本来、加速時間なども考える必要がありますが、今回は最初から最後まで速度は時速10kmとして計算します。実際にはもっと時間は掛かっていると思います)

バスが動き出した時、白バイはどこに居たのか?
2.34s×16.67m/s=39.01m 衝突地点から39mの地点をバスに向かって時速60kmで進行中だったと言う事だね。

さて、ここからが問題なんですが、白バイはこの状況から停止する事は出来なかったのか?と言う事です。

バイクの制動距離ってどのくらいなの?と言うのがポイントになります。しかし、このデータが見つかりませんでした。そこで、色々他のデータなどから推測してみます。
なので、ここで書く事が正しいと言う保証はありません。専門家の意見を聞いてみたい所です。

 

制動距離の物理法則は
制動距離=速度の自乗÷(2×摩擦係数×9.8) と言うのが公式のようです。
しかし、摩擦係数が分かりません。
とりあえず、検索したところ、乾いたアスファルトの摩擦係数が0.7とありました。
事故当日はの晴れだったようですので、この数字を採用します。

それではこの事故での制動距離はどうか?
制動距離を先ほどの公式から求めると
16.67×16.67÷(2×0.7×9.8)=277.89÷13.72=20.25mで停止できる事になります。
衝突までの時間的猶予はどうか?
39.01m-20.25m=18.76m手前でブレーキを掛ければ衝突を防げますが、それはどう言う事かと言うと・・・

白バイは時速60km(16.67m/s)で走行しているので、18.76mを通過する時間は
18.76÷16.67=1.13秒となります。
更に実際には危険を察知してブレーキをかけるまでの時間(空走距離)があるので、この時間を0.75秒とすると。

白バイがバスの移動に気付くまでの時間的猶予は0.38秒と言う事になります。

で白バイが0.38秒で危険を察知できるか?と言う事になりますが、この0.38秒でバスはどのぐらい移動したか?を考えます。
バスは時速10km(2.78m/s)で移動しているから×0.38で1.06m移動しています。

あくまで私の個人的な意見ですが、39m前方で道端から道路中央方向に1mも移動するマイクロバスに気付かないはずが無いと思うんですよね。
私なら進行方向をきちんと見ていれば反射的に減速すると思います。

 

空走距離は一般的に0.75秒と言われているようです。
問題は摩擦係数ですね。
この数字によってはブレーキが間に合わずに衝突する可能性が出てきます。
しかし・・・ある程度制動距離があれば、衝突しても胸部大動脈が破裂するほどの衝撃にはならないと思うんですよね。

参考サイトは
交通事故における車速と停止距離を考える・・・制動距離の資料です。
車の停止/制動距離計算機・・・・・・・・・・・・・・・・制動距離の資料です。
高知白バイ事故=冤罪事件進行中・・・・・・・・・高知白バイ事故の公判資料です。
高知白バイ事故 衝突シュミレーション・・・・・・・この事故の衝突シュミレーションを現場見取り図を元に行っています。少々難解です。

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茨城バラバラ事件の謎!その14

続報です。被告人に懲役10年が言い渡されました。
被告に対し、水戸地裁は11日、懲役10年(求刑・懲役16年)の判決を言い渡した。

裁判長は「残酷で短絡的な犯行だ」と指摘したが、定職につかず病気で入退院を繰り返す夫を被告が援助したことを酌むべき点として挙げ「被害者に煩わされる生活から解放されたいという心境になったことを責めるのは酷過ぎる」と述べた。

判決によると、被告は07年1月1日、別居中の夫(当時47歳)が住んでいた埼玉県越谷市東越谷1のアパートで、離婚などを巡って口論になり、首をネクタイで絞めて夫を殺害。遺体を切断し、上半身を茨城県坂東市の矢作川の土手に、下半身を同県石岡市の山林に捨てた。

 

多分控訴はしないだろうね。
罪を償って人生をやり直してください。
人はいろんな理由で人を殺めてしまう。同情できる理由もあるし、同情できない理由もある。
同情できる理由の場合は周囲の人間の配慮で事件を防げる可能性が高いと思うんだよね。
この事件もその類の事件だと思うな。誰か相談できる人が周囲に居ればこの事件の結果も変わっていたかもしれないね。

参考リンク
茨城バラバラ事件の謎!その13

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2008/04/11

お台場女性バラバラ事件その3

続報です。
被害者と同居していた容疑者が「遺体を損壊し、近くの運河に捨てた」と述べ、死体損壊容疑を認める供述を始めたことが11日、分かった。

警視庁東京湾岸署捜査本部は同日、供述に基づき運河から頭部などを発見。さらに死亡の経緯を追及する。

発見場所はマンションの近くにある運河にかかる2つの橋の下で、水深約7メートル付近から、頭部や左右の腕、左右下腿(かたい)部のほか、大腿(だいたい)骨や肋骨(ろっこつ)とみられる骨が見つかった。

臓器などは見つかっておらず、発覚当日の3日に捨てたと供述。頭部は比較的損傷しておらず、被害者の女性とみられる。 

浜松町のロッカーから見つかった遺体の一部は被害者女性の物である事がわかった。

容疑者が遺体の入ったスーツケースをタクシーを使って運んだ可能性がある事が9日わかった。

 

またしても良くわからないね。
週刊誌によると事件を目撃した同居女性は、容疑者の部屋にはスーツケースが開いた状態で置かれており、中には骨や肉らしきものが詰め込まれていたのを見たと言う。
それから、女性が目撃した時刻が20時30分頃、一度店に戻り、警察に通報して警官が現場に来たのが22時過ぎだったようだ。

 

警察が現場に到着したのが、女性の目撃から2時間ほど経過しているとは言え、容疑者にすれば目撃直後に通報されて、警官に踏み込まれる可能性は当然考えたはずだから、女性の目撃の直後に遺体を運び出したんだろうな。
慌てて自分の部屋の紙袋や洗濯機の中の肉片を置き忘れてしまったんだろうね。

 

そんな状態で、遺体の遺棄場所を複数箇所に分けているのがちょっと驚きだね。
現場近くの海に遺棄したのが頭部や左右の腕、左右下腿(かたい)部のほか、大腿(だいたい)骨や肋骨(ろっこつ)とみられる骨でしょ?

 

つまり、冷静に水に沈む部分だけを遺棄しているね。
そして、残りの部分を浜松町のロッカーへ遺棄した。
最後に残るのが内臓部分だ。この部分は腐敗しやすい部分だから、もしロッカーみたいな人が近づくような場所に遺棄したのなら、事件から1週間以上経過しているから既に臭い初めてるだろうな。

誰かが気づけば通報している可能性があるから、この部分は人目に付かないような場所に遺棄されているのかな?
防犯カメラに映っていると言う同年代の男性がもし共犯者ならその人物が遺棄している可能性はあるけどね。

容疑者の足取りは浜松町から自殺図った埼玉県川口市の移動の間で処分している可能性もあるかな。

容疑者の前回の遺体損壊事件の時の遺体の処理方法は「焼却」あるいは「トイレに流した」事で処理したようだ。
そうすると、今回も同様の方法で処理する時間はあったね。

 

容疑者が供述を始めているので、詳しい情報が出てくるかもしれないね。
前回の事件もレンタカーを返さずに横領容疑で逮捕された時に遺体遺棄の件を供述したようだし。

 

続報を待ちましょう。

08/04/14追記
警視庁東京湾岸署の捜査本部は14日、司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息死と推定されると発表した。捜査本部は、死体損壊容疑で逮捕した職業不詳、48歳容疑者を殺人の疑いで追及する。
容疑者の供述に基づき11日に近くの運河で頭部などを発見し、死因を調べていた。

 

08/04/18追記
死体損壊容疑で逮捕された同居の職業不詳の容疑者が警視庁東京湾岸署捜査本部の調べに対し、殺害をほのめかす供述をしていることが18日、分かった。

 

08/04/28追記
容疑者の供述に基づき、栃木県の山林内の廃屋から未発見の内臓部分が見つかった。
調べでは、25日ごろに廃屋の中からポリ袋に小分けにした内臓部分が見つかった。

参考リンク
お台場女性バラバラ事件その2
お台場女性バラバラ事件その4

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岡山ホーム突き落とし事件その4

続報です。少年の供述が出てきました。
少年の弁護にあたっている2人の両弁護士は11日、岡山市内で記者会見し、殺害や家出の動機について、「父親から突き放されていると感じたから」と話していることを明らかにした。
被害者の遺族と自分の家族に対しては「申し訳ないことをした」と謝罪の言葉を口にしているという。

両弁護士は、少年が犯行前の3月24日、ハローワークに行って資料を受け取り、父親と就職について話し合った際に、「大学進学を含め、将来的なことについて、突き放されたと感じたようだ」と話し、少年は家出を決意したようだ。

これだけなんだけどね。
「父親から突き放されたと感じた」それで「家出」をしたのは理解できるのだが・・・
そこから、「人を殺せば刑務所に入れる」につながる理由がわからないんだよね。

「突き放された」それで「家出」して自暴自棄になって「自殺」なら理解できるんだけどね。
「死にたい」とは話していからね。

 

いずれにしても、父親との関係は相当濃密だったのは確かだと思う。
このあたりになんらかの手がかりがあるのかな?専門家の意見を聞いてみたいね。

 

08/04/15追記
岡山地検は15日、大阪府大東市の少年(18)を殺人と銃刀法違反の非行事実で岡山家裁に送致した。
同家裁は同日、事件を大阪家裁に移送した。
同地検は、意見書をつけて送致し、少年審判への検察官立ち会いを申し入れたことを明らかにしたが、「意見書の内容は答えられない」としている。

 

08/04/24追記
殺人などの非行事実で家裁送致された大阪府大東市の少年(18)が、岡山地検の簡易鑑定で広汎(こうはん)性発達障害の一種「アスペルガー症候群」と診断されていたことが24日、分かった。

 

08/05/08追記
大阪家裁は8日、殺人などの非行事実で送致された大阪府大東市の少年(18)の初審判を開き、精神鑑定することを決めた。今後、鑑定医を選任する。家裁は少年の観護措置をいったん停止して鑑定留置し、精神鑑定したうえで、審判を再開して処分を決める。鑑定には約3カ月かかる見通し。

09/06/17追記
殺人罪などに問われた大阪府大東市の少年(19)(犯行時18歳)の判決が17日、岡山地裁であった。

裁判長は「強固な殺意に基づく、残虐かつ悪質な犯行で、遺族の処罰感情は非常に厳しい」などとして、求刑通り懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。

公判では、鑑定で広汎性発達障害とされた少年の処遇が最大の争点となった。先天的な脳機能障害が原因とされる同障害は、対人関係の構築が難しいなどの症状が特徴で、専門家によると、犯罪などの反社会的行動とは直接結びつくことはないとされる。

裁判長は刑事罰を選択した理由について、「障害による固執性、強迫性などの特徴が家庭環境などの要因で増幅したことが事件に影響を及ぼした」と認めたものの、「障害の程度は重くなく、刑事処分を科し、改善更生に努めさせることが相当」と述べた。

 

09/07/04追記
1審の岡山地裁で懲役5年以上10年以下の不定期刑判決(求刑・同)を受けた大阪府大東市の少年(19)は控訴期限の1日までに控訴せず、1審判決が確定した。

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2008/04/09

お台場女性バラバラ事件その2

続報です。
マンションの防犯カメラに死体損壊容疑で逮捕された48歳容疑者が切断遺体を入れたとみられるスーツケース2個を運び出す姿に加え、同年代の男が写っていたことが8日、東京湾岸署捜査本部の調べで分かったとの事。

 

これまでスーツケースは1個しか見つかっていない。

調べでは、マンション出入口の防犯カメラなどには3日午後8時ごろ、スーツケース2個を運び出す容疑者の姿が写っていた。
港区浜松町のコインロッカーから見つかった肉片は、司法解剖の結果、女性の左右の尻、背中の皮、胸、腹などと判明。

容疑者が遺体を運び出す直前、同居女性が防犯ビデオに写っていたとみられる男の姿を目撃しており、捜査本部は共犯者とみて調べを進めている。

さらに、マンションの部屋の洗濯機には血のついた布団と肉片が残されていた。
遺体の血抜きを洗濯機で行った可能性が疑われる。

司法解剖の結果、死亡推定時刻が3日午後5時以降であることが5日、分かった。

 

ちょっと妙な事件ですよね。
共犯者と見られる「男性」の存在がまた妙だよね。
何も関係の無い人間が遺体の遺棄を手伝うか?と言うのが疑問な所です。
頼まれても犯罪行為で発覚すれば逮捕される事を考えれば、簡単に手伝う事はできないだろうな。

お金で雇われたか?あるいは、殺人の共犯者?それとも、弱みを握られて脅されたか?
身柄を確保されれば、このあたりの事情はわかるだろうね。

 

それと、もう1点の疑問は容疑者が「黙秘」している事なんだよね。
普通に考えると、黙秘する事が容疑者にとって有利になると、本人が考えていると言う事だと思うのだが・・・

このASKAの事件簿で取り上げた事件でも容疑者が黙秘しているのは「川崎通り魔事件」と「長野女性殺害事件」の2件だけだったと思う。

それから、殺害が発見の約3時間前、逆に言うと、殺害から解体までを3時間で行っていると言う事なんだよね。過去の事件で遺体を15分割した渋谷女子大生バラバラ事件が2時間で刃物とノコギリで解体したとされている。
その時間が異常に早く、医学知識を応用したのではと疑われた程だった。
それに比べても、今回の事件の分割数は渋谷事件を上回りそうだし、今の所、ノコギリを使ったと言う報道も無い。(ノコギリを使ったとしても早い)

一度体験している事なので2度目は早かったと言う事かもしれないけどね。

しかし、解体方法が妙だな。
前回も書いたが運搬する為なら、ここまで細かく解体しないでしょ?
スーツケース2個に分けているので、もっと粗い分割でも運ぶ事は出来たと思うのだが・・・

ここまでの時系列情報は
4/3(木)
08:30ごろ 被害女性は寝ていた。(生存していた)
17:00以降 女性の死亡推定時刻は17:00以降
20:00ごろ 同居女性が部屋で肉片を抱える容疑者を目撃し通報
直後に遺体を運び出している。現場に署員が駆けつけた時には容疑者の姿は無かった。
4/6(日)
夜 埼玉県川口市の路上で自殺を図ったが119番通報して保護された
4/7(月)
未明 ロッカーから遺体の入ったスーツケースを発見
容疑者を逮捕

前回の遺体損壊事件の詳細なども知りたいが・・・そのあたりは週刊誌が書いてくれるだろうな。

残る1つのスーツケースの発見に期待しましょう。

参考リンク
お台場女性バラバラ事件
お台場女性バラバラ事件その3

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2008/04/07

横浜工場爆発事故

4月7日午前8時55分ごろ、横浜市金沢区福浦にある化学メーカー「関東高圧化学」の横浜工場で爆発事故が起きている。

建物の屋根や壁、鉄骨、窓ガラスなどは吹き飛び、一部は工場外約100メートル先まで達し、路面が陥没した。同工場は塩素系ガスを扱っているが、通行人にけがはなかった。

男性従業員2人が病院に運ばれたが、同市保土ケ谷区鎌谷町、34歳男性が死亡、同市磯子区杉田、31歳男性が軽傷を負った。神奈川県警金沢署が詳しい原因を調べている。
調べによると、神奈川県警金沢署などによると、爆発したのは工場内8棟のうちの1棟で、2階建て延べ約400平方メートルの実験棟。実験棟には4人おり、死傷した2人は同日午前8時10分ごろから、実験棟1階の中央試験室で「トリクロロシラン」という化学薬品を高圧釜で圧縮し合成ゴムの原料を生成する作業をしていたという。

大きな爆発だったようですが、死者が1人だけと言うのは奇跡的に思えますね。

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お台場女性バラバラ事件

4月3日午後8時ごろ、東京都港区台場1のマンションの一室で、この部屋に住む男が人間の腰の部分とみられる肉片を抱えているのを、同居しているフィリピン国籍の20歳女性が発見、警視庁東京湾岸署に通報する事件が起きている。署員が現場に駆けつけた時には男は姿を消していた。

部屋には4人が居住しており、20代のフィリピン人女性の行方が分からなくなっており、この女性の遺体の一部である可能性が高いとみられる。
警視庁捜査1課と同署は死体損壊事件として捜査を始め、男が事情を知っているとみて行方を追っている。

調べでは、男は40代の日本人とみられ、行方不明になっている女性の知人という。
4畳半の洋間に30センチ四方の肉片と上腕部の骨が入った紙袋が置かれていた。遺体は鋭利な刃物で切断された跡があり、台所の布団には少量の血痕があった。凶器は見つかっていない。

部屋にはフィリピン人女性3人と男の計4人が同居。女性たちは港区六本木の同じ飲食店に勤務していた。

捜査1課などによると、行方不明になっている女性が3日夜になっても店に顔を出さなかったため、不審に思った女性がマンションに戻り、肉片を見つけた。男に、不明女性の居場所を尋ねたところ、取り乱した様子で「分からない」と答えたという。部屋は血のにおいが充満していたようだ。

通報した女性らは3日午前8時ごろ、マンションを出たが、その際、不明の女性はまだ寝ていたらしい。

現場のマンションは、UR都市機構が管理する高層棟(33階建て)で、新交通システム「ゆりかもめ」のお台場海浜公園駅から北東約100メートルの場所。近くにはフジテレビや大型商業施設「パレットタウン」がある。肉片が見つかった部屋は26階。

 

警視庁捜査1課は7日、この部屋に住む職業不詳の48歳男性容疑者を死体損壊容疑で逮捕し、東京湾岸署に捜査本部を設置した。

容疑者は、交際していたフィリピン人女性(当時27歳)の遺体を1999年春ごろ切断したとして2000年1月に埼玉県警に死体損壊・遺棄容疑で逮捕され、懲役3年6月の実刑判決を受け、服役している。

調べでは、容疑者は3日夜、この部屋で女性の遺体を刃物などで切断、解体した疑い。「黙秘します」と供述している。捜査本部は、女性を殺害した疑いでも追及する。

容疑者は6日夜、埼玉県川口市内の路上で手首を切り自殺を図り、自ら119番通報した。その際、持っていたメモに基づき、東京都港区浜松町2のビル2階のコインロッカーを捜索したところ、7日未明、スーツケースに入った胸などの肉片十数個が見つかった。

部屋の肉片はDNA鑑定で女性と同一と判明、ロッカーの肉片も女性とみて調べる。捜査本部は頭部など見つかっていない遺体の捜索を続ける。容疑者と女性は、女性と同じ店に勤めるフィリピン人女性2人と同居していた。

 

さて、意外な展開になってますね。
逮捕された容疑者は以前にも遺体損壊事件を起こしている。しかも今回と同様にフィリピン女性・・・・
それから、分からないのが遺体の遺棄場所なんですよね。
現在発見されているのが
1)30センチ四方の肉片と上腕部の骨がお台場のマンションの部屋から発見
2)胸などの肉片十数個が浜松町のコインロッカーから発見

これで全部なのかな?頭部が発見されたとは出てないが・・・
それに個数が多すぎる。運搬する為に解体したのなら、7個ぐらいの解体で十分でしょ?
今回の解体の目的は運搬する為では無いんじゃないかな?

家賃は4人で折半していたが、同容疑者が払わなかったため、トラブルになり、被害者が怒っていたという。 家賃のトラブルがあるようだね。

 

しかし前回の事件の事も考えると快楽殺人と言う可能性も出てくるかもしれないね。

参考リンク
お台場女性バラバラ事件その2

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尼崎下沢公園殺害事件その3

県警尼崎北署の捜査本部は6日、男性を遺棄したとして大阪市中央区、無職47歳男性容疑者を死体遺棄容疑で逮捕した。

「男性とトラブルがあり、暴行した。遺体は大阪から車で運んだ」と供述しており、捜査本部は殺人や傷害致死容疑でも調べる方針。死亡させたことも認めているようだ。

発表によると、容疑者は住所、職業不詳の34歳被害者の遺体を毛布などで包み、3月29日午後8時ごろ、尼崎市南武庫之荘の公園に遺棄した疑い。2人は以前からの知り合いだという。

容疑者は5日夜、知人に付き添われ、大阪府警西成署に「新聞に出ていた尼崎の事件の関係で来た」と出頭。連絡を受けた県警の捜査員が事情を聴いたところ、死体遺棄を認めたため逮捕した。

 

遺体は数枚の毛布に包まれていたうえ、遺体の胸部と腹部がそれぞれロープで縛られており、足首には粘着テープが巻かれていた。遺体は死後約1週間で死因は外傷性くも膜下出血と判明。左耳付近に殴られた跡が確認されたほか左胸に浅い刺し傷があった。

やはり顔見知りの犯行でしたか・・・
続報を待ちましょう。

 

08/05/03追記
県警と尼崎北署捜査本部は3日、新たに住所不定、無職、20歳男性容疑者と東京都港区の無職の17歳少女を死体遺棄容疑で逮捕した。20歳容疑者は容疑を否認しているが、少女は認めているという。

調べでは、20歳容疑者と少女は大阪市中央区の無職、被告(死体遺棄罪で起訴)と共謀。3月25日ごろ、被害者の自宅で遺体をキャリーバッグに詰め、同月29日、尼崎市南武庫之荘の公園に、毛布にくるんで遺棄した疑い。

被告と20歳容疑者、少女は松井さんの知り合い。被告は被害者に暴行したと供述しているようだ。

 

08/06/04追記
尼崎北署捜査本部は4日午後にも、殺人の疑いで住所不定の無職、47歳男性被告(死体遺棄罪で公判中)ら男女4人を再逮捕する。

捜査本部の調べで、被害者の遺体の左耳付近に打撲痕があり、左胸には刺し傷が見つかった。また4人を追及したところ、被害者の自宅マンションで集団で暴行を加えていたことも判明し、捜査本部は4人に殺意があったと判断した。

調べでは、4人は共謀し3月23日朝、被害者の自宅マンションで、頭部を殴るなどの暴行を加えて殺害した疑い。捜査本部は、4人が被害者との間でトラブルがあったとみて詳しい動機などを調べる。

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タリウム事件の目次

タリウム事件の目次です。優秀な女子高生とブログ、そして毒物、奇妙な事件でした。

1 第一報と冤罪の可能性について
2 続報と事件の推理
3 真犯人はいるのか?について
4 この事件は「実験」ではないか?
5 服毒事件とブログの謎
6 服毒事件とブログの続報について
7 ブログの信憑性と薬遊び、裁判員制度について
8 2重人格について
9 この事件の報道について
10 私なりの彼女のブログの分析
11 PCに保存された日記について
12 PCの日記の続報
13 雑感と騙したのか?信頼されていたのか?
14 ブログの同日の記述について
15 ブログの目的と事件の計画性について
16 絶望の世界の影響と事件の計画性とブログについて
17 冤罪の可能性について
18 事件の原因について
19 鑑定留置の報道について
20 静岡県警のタリウム入手についての発表について
21 非行事実を認める報道について
22 少年審判の決定の報道について
23 事件のまとめ

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2008/04/06

動物虐待復讐説

今回はnobuoさんの当時現場周辺で起きていた動物虐待事件と関連付けた説ですね。

1)動機
  可愛がっていた動物(野良猫)を殺されたと信じ込み、その復讐の為。

2)家族全員を殺害した理由
  経過的にそうなった。

3)書類を物色した理由
  被害者名義で劇団四季のチケットを購入するため

4)PCを操作した理由
  この犯行は単なる物盗ではなく、恨みをはらすためであることを示すため。CATSのチケットを購入したかった。化学系のサイト検索は、幼なじみの近況を知りたかったため。

5)長時間留まった理由
  近くに職場があり、職場から人がいなくなるのを待って、戻ろうと考えた。

6)年賀はがきを盗んだ理由
  前日にプリンタの故障ではがきを失ったため。

7)遺留品の衣服をたたんだ理由
  この犯行は、恨みを晴らす目的であることを示唆したかったため。

8)遺留品の手袋を脱ぎ捨てた理由
  大きい男であることをカムフラージュしたかったがぶかぶかで思わず脱ぎ捨ててしまった。マフラーが短かったのは、そこまで気が配れなかったためで、唯一の愛用品かも?

9)謎のお地蔵様
  職場が近く、毎日、気になってしょうがなく、殺した人の怨念を払拭したかったため。

-----ここまで-----
maipenraiさんが以前調べてくれた劇団四季の当時の興行内容ですが、
四季劇場 2000年12月24日~2001年1月21日まで 「オーバー・ザ・センチュリー」というソング&ダンス(創立50周年)をやっていた。

CATSのチケットと言うのはちと微妙だけど、劇団四季はCATSと言うイメージが広くあった事も確かなので、猫を連想させると言うのは有りだと思います。

6)の年賀状は一家が受け取った年賀状なので、使用済みだとすると、再利用は難しいような気がしますが・・・

都市部ではペットを飼うのも住宅環境から難しい事も多いでしょうね。
猫好きの人が公園の野良猫を可愛がっていると言うのも有りそうな話だと思います。
位置的に公園の中に家のあるような宮澤さん宅が虐待の犯人と疑う人が居ても不思議ではないかもしれないね。

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2008/04/03

青森猫焼殺事件

青森署は4月3日までに、動物愛護法違反と器物損壊の疑いで、青森市の16歳の男子高校生2人を逮捕する事件が起きている。

調べでは、2人は2月18日、青森市内に住む10代の女友達の部屋で、女友達の祖母が飼っている猫に殺虫剤などを吹きかけ、ライターで火をつけて2階の窓から外に投げて死なせた疑い。
青森署は「犯行は悪質」として逮捕に踏み切ったようだ。

高校生の1人が猫が嫌いだったことから、いじめ始めたのがエスカレートしたらしい。
この高校生は調べに「自分は猫アレルギーだ」などと話しているという。

女友達はそばで見ていた。祖母は不在だった。

隣家の住人が敷地内で死んでいる猫を発見し、通報していた。

しかし、女友達はその場に居ながら、猫を虐待するのを止めなかったんだろうな?
やっぱり、類は友を呼ぶって事なのかな?
祖母が悲しむ事ぐらい簡単に想像できたと思うけどな・・・

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越谷市猫惨殺事件

4月3日午後0時20分ごろ、埼玉県越谷市伊原の古綾瀬(ふるあやせ)川で、猫の死体が浮いているのを住民が発見し県土木事務所の職員が越谷署に通報する事件が発生している。

署員が、腐敗の進んでいる猫8匹の死体を確認すると、うち6匹は頭部がなく、同署は何者かが惨殺したとみて、動物愛護法違反などの疑いで調べている。

同署によると、猫は体長30~50センチ程度で性別は不明。首以外の傷はないとみられるが、腐乱のため部分的に毛がはがれた状態だった。1匹には首輪が付いていたという。
現場は東武伊勢崎線新田駅から約1・2キロの住宅街で、川幅約2・2メートル。高さ約1メートルのコンクリート製の防護さくが両岸に設置されている。

2007/06/02の川越の猫惨殺事件現場とは約30km離れているが・・・とりあえず、関連付ける情報はなしか・・・
首輪がついていたのなら、飼い主が現れるかもしれないね。
そうなれば、犯行の場所も特定できるかもしれないな。

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川崎通り魔事件その7

3月17日第2回公判が、横浜地裁川崎支部で行われた。
被害女性が証人として出廷し、尋問で「(背中を刺されたとき)振り返ると若い男が手を伸ばせば届くくらいのところにいた」、「(犯人以外、現場には)ほかに誰もいなかった」と当時の状況を説明した。
男について問われると「目がぎょろっとしていた。不気味で殺されると思った」と話した。

 

被害女性は、男に刺されてから逃げる間に何度か男の姿を確認し、一メートルほどの距離でも顔を見たと証言した
事件後「似た人はいますか」と警察が示した18人の男性の写真から、被告の写真を選んだと述べた。
「現場にほかに誰かいたか」との問いには「誰でもいいから助けてほしかったので、わりと冷静に周りを見ていたが、そんな人はいなかった」と話した。

さて、第2回公判の報道を見逃してましたが・・・
被告にとって、かなり不利な証言が出てきたね。
なにしろ、現場にいたもう1人の人間である、被害者自身が1mほどの距離で被告の顔を確認しており、その上、その場には被告人しか居なかったと言う事だからね。

 

弁護側が無実を主張するとしたら、真犯人を捕まえるしかないかな?
あるいは現場に3人目の人物が居たと言う目撃証言とか、被害者のDNAが付着した凶器が発見されて、別人の指紋が検出されるとかかな・・・

とは言え、警察も現場付近を捜査していて、そんな物は発見されていないからね。
やはり、厳しいだろうね。

参考リンク
川崎通り魔事件その6
川崎通り魔事件その8

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2008/04/02

尼崎下沢公園殺害事件その2

続報です。
遺体の特徴などから男性は住所、職業不詳の34歳と判明した。
大阪市に住民票があるが居住実態はなく、捜索願も出ていなかった。

調べでは、男性の遺体は3月30日朝、尼崎市の下沢公園に毛布に包まれた状態で見つかった。死因は外傷性くも膜下出血で、死後1週間程度頭部に殴打されたような形跡があった

第一報では、左胸に刺し傷があったようだが、それについは情報が出てこないね。

さて、報道されていないが、警察はどうやって身元にたどり着いたのかな?
捜索願いは出されていないので、失踪者リストから当たりをつけたわけではないだろうな。
「遺体の特徴などから」と言う事なので、相当分かり易い特徴があったんだろうな。

 

住所、職業不詳だと生活実態が掴み難いが、あとは地味な捜査ですね。
続報を待ちましょう。

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