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2008/05/30

岩手母娘不明事件の謎!その21

続報です。
1)控訴審第2回公判が5月13日、仙台高裁であった。弁護側の被告人質問で、被告は初公判に続き、1審で認めた殺害などの事実関係を全面否認した。

2)被告は「自分が産業廃棄物の不法投棄をしている間、K川という男と、もう一人の男が殺したと思う」と真犯人の存在を主張した。
また、「事件には暴力団が関与していて自分ははめられた」と、主張した。

3)1審までの取り調べについては「推理小説のストーリーに沿って供述した」とし、凶器や証拠など本と食い違う部分は「遺体の引き当たりの際、負傷の状況をよく覚えておき、世間の情報などを基に話を作った」と説明した。

4)第三回公判は6月17日の予定

・・・弱いよな。
無罪、無関係を主張するには弱いと感じるね。
他に真犯人がいると言うのは良いのだが、その場合、真犯人が犯行を行った事を証明しなければ、被告の無罪は証明できないんだよね。

しかし、この事件では実は物的証拠が無いのかもしれない。
手袋をしていて指紋は残っていないようだし、被告が容疑者として浮かんだきっかけは現場近くに止めた被告人の車だった。

だから、今回の主張した自分が不法投棄をしている間に別の人間が被告の車を使い殺害を実行した。と言うのはとりあえず矛盾が無い。
だけど、盗まれたCDやゲームはどう説明するのかな?

7月19日午後5時に仕事を終え被害者が帰宅、午後5時から6時頃に襲われた可能性が高い
7月19日トラックは午前5~6時と午後4~5時ごろに目撃されていた。
7月19日被告人は午後11時頃中古買取店でゲームを売る。
7月21日被告人は同店で音楽CDを売る。
7月22日に事件発覚。
7月25日逮捕。
7月25日に遺体発見。

情報としてはこんな感じなので、19日の被害者の帰宅した午後5時からゲーム店に現れた午後11時までの6時間でゲームや音楽CDを入手したと言う事になるよね。
もっと以前に無くなっていたら被害者が気づくと思うのだが。

無実を主張するとしたら、被害者が帰宅する午後5時以前に入手したか、犯行が終わった後に入手したと主張するしかないだろうね。

窃盗自体も無罪を主張するなら、拾ったとか誰かに貰ったとするしかない。
誰かに貰ったとすると、それが誰か?と言う事になるので、拾ったと言うのが一番無難かな。

といっても、それだけでは被告人の無罪を証明する事はできないよな。
主張とおりに違法投機をしていたのなら、そのアリバイを証明できれば可能性は出てくるかな。
実際の名前が出された方も黙っては居られないだろう。何しろ今度はその人物が死刑になるかどうかと言う話だからね。

次回の公判を待ちましょう。

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コメント

下着類を外に撒いたりして捜査の撹乱を狙ってますよね、どっちにしても極刑は不可避でしょう

投稿: ニセ探偵 | 2008/06/01 17:21

弁護士の人、お気の毒。

投稿: ひろ | 2008/06/01 18:26

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