舞鶴市女子高生殺害事件その4
続報です。
1)捜査本部は被害者の爪の間から皮膚の組織片が採取し鑑定を行っていることが12日、分かった。
2)若い男女は、海沿いの府道21号に面した海上自衛隊施設に設置されていた防犯カメラに、事件当日の7日未明に写っていた。施設は、被害者が同日午前0時50分ごろ、友人に最後の電話をかけていた薬局から、さらに現場方向に0・5~1・5キロ進んだ場所にある。
施設付近の住民は午前0時半から1時半ごろにかけて、路上で話す女性の声を聞いていたことも判明。住民は「誰かと普通に話しているような感じだった。」
3)遺体の左脇腹には、こぶし大の皮下出血があることも分かった。被害者が着用していたベストのほぼ同じ位置も破れて穴が開いており、硬いものに強く打ち付けてできた傷とみられる。
4)ジーパンやベストのファスナーを調べたところ、いずれも欠けたり曲がったりした跡はなかった。川の中から発見されたほかの着衣についても破損はなかったという。
5)調べでは、携帯電話と長袖下着が見つかったのは、朝来川と用水路が合流する地点近くの斜面の草むら。そのやや下流の川からジーンズが見つかり、更に下流でベスト、下着、サンダルなどが発見された。範囲は東西50~60メートル。
6)ひじにも擦過傷があった。
7)被害者が最初に暴行を受けたのは、遺体発見現場とは朝来(あせく)川を挟んで対岸の道路付近である可能性が高いことが府警舞鶴署捜査本部の調べで分かった。
道路直下の斜面から携帯電話や長袖下着、その近くの川からジーンズが見つかっており、犯人はこの付近で被害者を襲って着衣を奪い、川に投げ捨てたとみられる。
8)遺体遺棄現場の朝来(あせく)川南側の雑木林では、多数の血の飛沫(ひまつ)痕が見つかっており、府警はここが殺害場所と判断した。
DNAが出れば逮捕は時間の問題かな・・・もっとも世田谷事件の例もあるので、楽観はできないけどね。
さて、私は犯人像というか、犯行時の犯人の状態にある妄想を抱いて言います。
ずばり、犯人は「酔っていた」んじゃないかな?あるいはメンタルに問題のあるタイプかな?
なぜそう考えたかというと、犯人の行動に一貫性が無いと感じるんですよ。
犯人は遺体を隠しているので逮捕されたくないと考えていたと思うんです。
ところが、犯行場所が民家の近くと言うのが大胆過ぎますよね。
遺体発見現場の対岸、つまり民家側で暴行が始まったと考えられていますが・・・
暴行、そして衣服を脱がす、その上、話し声で住民を起こす程の大声・・・
どうみても、犯行発覚の危機感が無いでしょ?
遺体を隠したのは良いが、遺留品は散乱させたままだしね。
首に巻いたツルも意味不明だし。
でこれを説明しようとして考えたのが「酔っていた」・・・「かなり酔っていた」の方が良いかな。
こう考えると、この一貫性の無い行動や意味不明の行動も説明できるかと思います。
それに、被害者の体重はプロフによると40kg。それを抱えて川を渡り斜面を登ったと言うのも、酔っていたから苦にならなかったとも考えられますね。
ただ、警察は発表していないのですが、単独犯か?複数犯か?と言うのも気になる所です。
上で書いた、被害者の運搬の状況の「足跡」から複数犯か?単独犯か?は推測できるでしょう。
私は単独犯を考えています。理由は複数犯でタコ殴りにしたのならもっと傷やアザが多いはずでしょ?その意味でこの遺体は傷が少ないと思います。
ただ、実行犯とそれを見ている、あるいは指示している共犯が居た可能性はあるかもしれませんね。
それと凶器の持ち出すタイミングがやはり気になります。
近くの住民は男女の話声は聞いているけど、「車の音」は聞いたと話していません。
この事件で凶器がホントに工具なら、犯人は凶器を暴行時に準備していたと考えた方が良いと思うのですが・・・
近くに停めた車に置いていたと考えると、都合が良いのですが・・・
車の音を聞いていないので、車では無いとすると、現場に有った物を使ったと言うのも可能性としてはありで、突発的な犯行ならこちらの方が全体を説明しやすいですね。
ただ、犯人が自宅や仕事場などから工具を持ち出し、被害者を脅しながら現場まで連れて行ったと言う可能性もありますが・・・それならもっと民家から遠い所を選ぶんじゃないかな?
でも酔っていたなら、それも有りかな?
捜査の進展に期待しましょう。
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コメント
現場周辺は治安が悪い地域。「夜中に男女の話し声」なんて珍しくないと思います。舞鶴の警察さんたち、のん気なもんで、犯人捕まるのか?心配です。
投稿: ご近所さん | 2008/05/13 22:56
ここに犯人を示す証拠がありますね。
>被害者の爪の間から皮膚の組織片を採取。
弁護士が抗告するくらいだから…
投稿: joker | 2008/11/28 18:09
この情報が正確である事を条件とします。
この男性のDNAと被害者の爪の間から採取された皮膚の組織片のDNAは一致してないですね。
これ酷すぎます。
それとも、鑑定してないだけ?
投稿: joker | 2008/11/28 19:19
こんばんは~
>この情報が正確である事を条件とします
>略
それを踏まえて、で、おっしゃるとおりならば
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080512/crm0805121400018-n1.htm
まずひとつ、上記メディアの記事は今後疑ってかかる
必要がある、ということを私たちは覚えておくことに
しましょう
投稿: ROM専門 | 2008/11/29 01:26
DNAが一致しなければ、話しになりません。
それに、報道されてなくても察しが付くのは、男性の所持していた靴と現場に残されてた犯人の靴跡も一致してないのは明らかなのです。
よって、この男性は無実。
投稿: joker | 2008/11/29 03:33
今一度冷静にASKAさんの舞鶴事件の考察を読み返しましたら、この第4章は凄い考察ですね。
事件報道から1週間くらいでここまで推理できるとはやはり大したものです。
「酔っぱらい」「メンタル」・・・
内容はおそらく関係者が考えていることに一番近いのでは?と私は勝手に思います。
ただ今のところ警察は自白も物証も無い、と報道されてるうえに捜査方法も大変な非難を浴びてます。
まだまだ予断を許さない状況は変わりないです。
投稿: リーダー | 2008/12/01 13:55