豊田自動織機工場爆発事故
5月7日午前5時15分ごろ、愛知県大府市江端町の豊田自動織機大府工場の試験場で、爆発事故が発生したようだ。
品質検査をしていた社員の24歳男性が全身やけどで間もなく死亡。
爆発で窓ガラス50枚や窓枠の一部が飛び散ったらしい。
警察などの調べによると、爆発した工場は3棟ある工場の1棟で、鉄骨平屋建て1万2000平方メートル。爆発したのは、カーエアコンのコンプレッサー部品の一部を製造する工場。
当時12人の社員がいたが、他の11人は離れた所におり、怪我などはなかった。
男性は、アルミ製ピストン製品(長さ12センチ、直径3センチ)に不要なかすが付着していないかを調べる「ブリスター試験機」といわれる品質検査装置で確認作業をしていた。
「ブリスター試験機」は水槽(深さ約40センチ、横1メートル、奥行き60センチ)に化学薬品の水溶液を入れ、かすの有無を調べる物。
水溶液の温度は約530度あったらしい。
男性は6日午後9時から7日午前5時50分までの勤務だったようだ。
爆発の原因は何だろうね?
ガス爆発?水蒸気爆発?粉塵爆発?・・・・続報を待ちましょう。
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コメント
ダイカストによるアルミ合金部品の欠陥を調べる試験機みたい。熱媒体に浸して高温にすると、鋳造による気泡などがあれば膨張して表面がぷくっと膨らむ。試験体に熱媒体が付着するから、それが簡単に除去できることも必要かな。
製品カタログによると、処理剤は25kgで1万円。試験機には禁水と書いてあるから、水を入れるなよってことか。
たぶん蒸気爆発でしょう。液が冷えていないところへ足しちゃったかな?
投稿: ナガイ | 2008/05/08 01:36
今更だけど、知識不足な方がコメントしてみえたので。
亡くなった方の過失ではありません、
会社側の設備点検不足でしたね。
亡くなった方、完全な被害者です。
http://kikenbutu.web.fc2.com/05TUTATU/04HEISEI30/2009H21/H210526KI93/00H210526KI93.htm
投稿: あ | 2015/01/20 14:17
あさん、こんばんは
危険物の未把握及び危険性の認識欠如に端を発するものと考えられ、県として県内で同種の事故が生じないよう平成20年5月20日付け20消保第500号で別紙のとおり関係市町長等に対して通知したところです。
事故原因調査については、平成21年2月12日付け消防研第24号で消防大学校消防研究センター所長から大阪府消防本部消防庁あてに報告された技術支援結果報告書で、浸漬ヒーターの電気スパーク等で引き起こされる硝酸ナトリウムとアルミニウムの急激な反応が、爆発の前駆反応となる可能性があると推定されました。
コメントありがとうございます。なるほど、想定外の事故だったようですね。
事故時は新規導入での試験運転とかだったのでしょうか?
使っていれば、いつか事故が発生する装置だったように見えますが、このタイミングで事故が起きたと言うのは、最初の試験運転で事故が発生したのかと・・・
投稿: ASKA | 2015/01/20 21:30