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2008/06/01

千葉市女性集団暴行殺害事件

2003年10月1日午前7時頃、ジョギング中の男性が千葉市若葉区貝塚町の墓地で焼死体を発見した。発見時、遺体はまだ燃えていたと言う。

指紋や遺留品から被害者は同区のスナックアルバイトの16歳女性店員と判明した。
10月2日の司法解剖の結果
頭部に複数の骨折があり、顔面も陥没していた。直接の死因は現場にあった重さ約70kgの石材で頭を殴られた事だった。
被害者は煤を吸い込んでおらず、呼吸停止後に火をかけらたようだ。

逮捕されたのはかつての戸籍上の夫で同区千城台西、運転手、23歳男性と18~19歳の少年4人(いずれも実刑判決確定)の5人だった。

論告などによると、主犯は姓を変えて借金を重ねるため、女性と偽装結婚したが、女性に偽装結婚のことを警察に話すと言われ発覚を恐れて殺害を計画。
2003年10月1日未明、同区内の墓地駐車場に女性を連れ出し、金づちや石材で殴って殺害。
少年4人とともに遺体にライター用オイルをかけて焼いた。また、同年7月、偽装結婚で別人になりすましてさらに借金を重ねるため、女性の両親の婚姻同意書を偽造し、虚偽の婚姻届を出した。

凶器のハンマーは現場から約20メートル離れた山林で発見。
また、少年4人は捜査本部の調べに対し、主犯から「生意気だ、殺そう」と殺害を持ち掛けられたと供述。
「女性が自分たちの窃盗行為を警察に通報しようとしていると主犯から聞いた。口封じのために殺した」とも話している。

主犯は1日未明、スナック閉店後、女性を墓地駐車場に連れて行くと、その直後から集団暴行を始めた。主犯らは用意していたハンマーで女性を次々と順番に殴り、そばにあった重さ70キロ近い石材を持ち上げて殴り付けて殺害。さらに遺体に火を付けて燃やした。

女性は額や後頭部など全身を殴られており、頭部には多数の陥没があった。
主犯らは「確実に殺し、遺体に付いた指紋を消そうと思った」と供述している。
捜査本部の調べでは、主犯と少年4人は、事前に、殴る順番など殺害方法を決めていた。主犯を中心に数回、役割分担など計画の打ち合わせをしていたという。

殺害後はハンマーを山林に投げ捨て、見張りを残した上で数人でスーパーに向かい、ライター用オイルを購入、現場に戻った。(この時、万引きもしている)

少年4人は同じ中学出身の遊び仲間で、一緒にひったくりや万引などを繰り返しており、主犯は4人の「兄貴分」だった。

さて、犯行時に順番に被害者を殴った理由は全員を殺人の共犯者にする為だったようだ。

小さな事件や犯罪がその後の大きな事件を引き起こしてしまう事もある。
人生は良く考えて生きましょう。

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