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2008/07/13

世田谷一家殺人事件再考その80

今回も無くなった年賀状について考えてみたいのだが・・・もしかして、犯人に繋がる細い蜘蛛の糸かと思える所もある。

まず、年賀状が無くなった事が犯人に奪われた物だと考えた場合だけど・・・
その理由については幾つか可能性が考えられる。
A)年賀状に犯人が出した年賀状が含まれていて、交友関係から犯人に捜査が及ぶのを危惧して年賀状を奪った。1枚だけ奪ったのでは自分に直接繋がるので年賀状を全部奪ったと言う説。

B)探している人物の住所を知りたいが被害者家族が教えてくれない為、年賀状からその住所を知るため。

この二つが有力なところかな。
いずれも、年賀状の住所情報が犯人にとって問題と言う事なんだね。
今回はA)の場合に焦点を当てて考えてみる。

さて、ここからは常識的に考えて欲しいのだが・・・
例えば、年賀状を1枚抜いたとして、遺族はそれに気付く事ができるだろうか?

私は無理だと思うんだよね。私の場合に置き換えたとしても、親戚の家に送られてくる年賀状を全て把握していないからね。
みきおさんか泰子さんのどちらかが生存していれば、もしかすると気付くかもしれないが、一家全員が死亡しているからね。

遺族は気付く事は難しいかもしれないが、警察は調べられる可能性が残っている。
それは、年賀状の送受信の記録と突き合わせる事だ。
もし、受け取った年賀状の記録が残っていれば、そこから無くなった年賀状の情報を探す事ができるわけだ・・・

問題はその記録が残っているのか?と言う事になる。
普通に考えると、年賀状ソフトの住所録データだ。みきおさんはPCに詳しかったので宛名書きをPCで行っていたのなら、PCに年賀状ソフトのデータが残っている可能性がある。

PCのデータと言えば、犯人はPCを操作していた痕跡が残っているね。
しかし、PCで宛名書きをしてない可能性もあります。手書きしていた可能性もあるよね。
(この点については宮澤さんの年賀状を受け取った人は知っているはずなので、ご存知の方は是非教えてください、お願いします)

手書きの場合なんだけど、手書きだとしても、その元になる住所情報は必要になるよね。
それは何か?と言う事なんだけど、私は「住所録」とか「アドレス帳」だと考えています。
もちろん、前年の年賀状自体が住所情報になるけど、普段の生活で電話したりする場合もあるでしょ?
その場合にいちいち年賀状を引っ張りだすのは面倒だと思うんだよね。ソートもされてないだろうし。

普段使う情報として「住所録」や「アドレス帳」に年賀状の住所情報は転記されていたと私は考えています。

ここでも、ある事に気付くのだが、散乱した書類だ。犯人の探していたのが「紙の住所録」なら書類として認識されたかもしれないね。

ここまで考えるとある事に気付くのだが、犯人が年賀状の住所情報が欲しくて年賀状を奪ったのなら、年賀状自体を奪っただけでは、それを隠す事ができない。
問題の年賀状情報を消すには、転記されている「PCのデータ」や「紙の住所録」も消す必要がある。

もし、これらの住所情報が残っているのであれば、問題の住所情報を辿れる可能性が残っている。
実は住所情報は意外な所に残っている可能性があるんだよね。
それは携帯電話だ。携帯電話のアドレス帳、固定電話のアドレス帳、ノートPCのデータやPCのバックアップメディアとかね。
アルバイトの仕事(真意は不明)や趣味のアニメ関係の仕事をしているのだから、移動先でPCを使いたいとノートPCを持っていた可能性だってあるでしょ。報道されてないけどさ。

さて、本題に戻ろう、もし住所情報が残っているとしたら、そこから無くなった年賀状の住所を探す事ができるかもしれない。

ここでの新たな仮定は事件が計画的な物だった場合だ。
もし、計画的な犯行なら2001年の年賀状は出していないだろうね。
(わざわざ2000年の年賀状を奪っているのだから、2001年は出していないでしょう)

無くなった年賀状が2000年の正月に受け取った物だけなのだが・・・その住所情報がアドレス帳に残っているのであれば、2000年に受け取り、2001年に受け取っていない年賀状を突き合わせる事で2000年に出して、2001年に出していない人間を調べる事ができるよね。

2001年の年賀状?と思う人も居ると思うが、事件は12月30日に起きているわけで、一般的な常識で考えて、元旦に届いて欲しい年賀状は既に投函されている。

つまり2001年の年賀状は家人の不在の宮澤家に配達されているはずでしょ?
多分、遺族が受け取っていると思うし、警察も交友関係を調べる為にチェックしているだろう。
しかし、計画的な犯行なら2001年の年賀状に犯人の年賀状は無い事になる。
ただし、これはA)の場合でB)の場合は届いているだろうな。

で、なぜ、犯人の住所がわかるかと言うと、アドレス帳の住所から2001年に届いた年賀状の住所を消していけば、アドレス帳に残っているのは2001年に配達されず、過去に年賀状を受けた可能性のある住所と言う事でしょ。

もちろん、この方法にも問題がある、アドレス帳に記載されている住所が全て年賀状の住所情報ではないと言う事だね。
それでも、犯人をある程度絞り込める手がかりになる可能性があるよね。

もっとも、私が考えつく程度の事なので捜査本部は既に気付いて調べていると思うけどね。

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コメント

年賀状には差出人の指紋があります。いずれのケースでも、宮沢さん宅に指紋を残した犯人が、2001年の年賀状を出している可能性はないでしょう。
指紋を送った先で一家惨殺して指紋他多数の遺留品を残して逃亡、その後に自分の指紋付き年賀状が届くことになりますから。

もし、犯人が過去の年賀状差出人の中にいると考えた場合、事件で残した指紋と、事件以前に残した年賀状の指紋が照合をされることを嫌ったから、
年賀状を持ち帰ったと考えることもできます。 しかしその場合は、事件で残した指紋も隠蔽しようとする形跡があると思います。
ところが、素手で室内を物色していた場合は、また別の考え方もできます。
それは、事件以前につけた自分の指紋を隠すために、新たに自分の指紋をつけまくり、 事件以前の指紋をぼかす、という効果があるからです。
その場合は、犯人がぼかしきれないと判断したものが2000年の年賀状だった、ということになるでしょう。
2000年の年賀状に指紋を付けられる人物像は、差出人、印刷者、配達人、あたりでしょうか。


場合分けするとき、次のように分けて考えたほうがよいかもしれません。
1) 犯人は2000年だけ年賀状を出し、2000年の年賀状だけを持ち帰った
2)犯人は2000年を含む複数年に渡って年賀状を出し、2000年の年賀状だけを持ち帰った
3)犯人は2000年だけ年賀状を出さず、2000年の年賀状だけを持ち帰った
4)犯人は2000年含む複数年に年賀状を出さず、2000年の年賀状を持ち帰った
5)犯人は宮沢さんに年賀状を書いたことがなく、2000年の年賀状を持ち帰った

1)、2)の場合、犯人が年賀状差出人の中にいたなら、死亡が確認されていない限り、既に捕まっているか手配されていると思います。
犯人が複数犯で、実行犯と計画犯がそれぞれ別にいる場合はその限りではないのですが、
このような死刑確実な犯行にあたって共犯するような濃密な人間関係は希少であって、それはむしろ犯人の特徴になります。

投稿: | 2008/07/13 16:40

ひゃー、長文読解じゃあ。
ツールで25%要約。あれ?意味がわからん。

で、お願いです!
結局、何がワカッタ!ということですか?

投稿: ナガイ | 2008/07/13 18:10

>ナガイさんへ
要約すると、宮澤さん宅に「アドレス帳」か「住所録」が残っていれば、2001年の年賀状と突き合わせる事で2001年に宮澤さんへ年賀状を出していない人を探す事ができるのではないか?
と言う事です。

>名無しさんへ
「指紋をぼかす」効果と言うのが良くわかりません。
犯人の指紋と違う指紋を付ける事で犯人の指紋を捜査線上から外すと言う事でしょうか?

投稿: ASKA | 2008/07/13 18:33

犯人が年賀状を持ち帰った理由は、他にもあるんじゅあ
ないですか? 例えば、宮沢さんは、コミック系の仕事
をしてましたよね、その筋の年賀状が犯人にとって、興味あれば持ち帰る可能性あるんじゃないですか?

投稿: kore | 2008/07/13 20:24

で、持ち帰ってどーするんですか?
わしが犯人じゃー!
証拠はこれじゃー!と?

投稿: ナガイ | 2008/07/13 20:55

koreさん、こんばんは
そうですね、そう言う理由も考えられますが・・・その場合、2000年の年賀状全部を持ち去った理由がわかりませんよね。
欲しい年賀状は一部の物だと思います。それに2000年以前の年賀状にもあったと思うんですよね。欲しい年賀状は・・・

急いでいたので、とりあえず全部ポケットにねじ込んだと言うのも有るかもしれませんが・・・

投稿: ASKA | 2008/07/13 21:13

犯人と共犯者について
まず、単独犯ならば、わざわざ危険を犯して浴室の窓から侵入しない。また、浴室窓から侵入する理由が見あたらない。つぎに、家族ごとに殺害方法が違うのが不自然
。その他、室内の足跡に矛盾点が起こる。男女の言い争う時間的余裕が不自然となる。 
実行犯は、自分の犯した罪を共犯者に負担させるため、強要して、被害者をさらに傷つけたものと考える。したがって、共犯者は場合により情状酌量の可能性あるが、
実行犯の極刑は免れない。実行犯は、共犯者を見せかけ
だけの愛で利用した可能性が高い。なぜならば、愛していれば、実行犯は共犯者のために、すでに自首しているはずである。

投稿: 夢と現実 | 2008/07/13 21:30

>ASKAさん
>「指紋をぼかす」効果と言うのが良くわかりません。

加工とかトリックとかそんなことは考えていません。
あくまでも例えば、の話ですが、木は森に隠せ、みたいな意味です。
自分の指紋がついていたら困る、「それ」がどこにあるかわからない、としたら、
部屋中に指紋を付けてしまえば、「それ」に指紋が付いていることが不思議じゃなくなる、という意味です。

投稿: | 2008/07/13 22:05

少し身長があれば。フェンスにのると浴室窓にらくらく手が届いちゃうんだよ。公園はあるけど、幼児用の公園だから夜は人っ気ないし。昼は下見していても怪しまれないし。通りを通る車やバイクは脇見している場合でないし。
一方、表側。隣は親類宅だし、当時は道路向かい側にもご近所がいたし。事件の翌日の写真では玄関の明かりがついたままなので、表からの訪問者なら中から確認できたと思います。
それに、どうやら川の向こう側から見下ろせるアングルがあるみたい。表側の様子を克明に記憶している人がいるみたいだから。
あ、ここは年賀状でした。失礼しました。

投稿: ナガイ | 2008/07/13 22:14

夢と現実さん、こんばんは
確かに、一般的に考えると死刑になる可能性の高い事件で共犯者になるにはそれなりの人間関係を犯人達に考えてしまいます。

ただ、実際の事件で福岡一家殺害事件では犯人達はただの顔見知りの留学生達でしたね。

最近では昨年9月の愛知の女性拉致監禁殺人事件の犯人達はネットで知り合った人達でした。

実際には「金」だけでも、殺人事件の共犯に十分なれる場合もあると言う事ですよね。

>実行犯は、共犯者を見せかけだけの愛で利用した可能性が高い。なぜならば、愛していれば、実行犯は共犯者のために、すでに自首しているはずである。

これについては、現在出ている情報では判断できないと思います。

投稿: ASKA | 2008/07/13 22:15

>名無しさんへ
なるほど、解りました。指紋自体が問題ではなく、「指紋がついている物」が問題なんですね。

確かに、年賀状に犯人の指紋が残っていたらそれは、おかしいと言う事になりますね。

投稿: ASKA | 2008/07/13 22:18

昨年、浴室の床が濡れていたのではないかと考えていた匿名です。お久しぶりです。書き込みはしませんでしたが、ずっと拝読しておりました。

普通の家庭では年末になるとその年の正月に届いた年賀状を出してきて、新しい年賀状の宛名を書くというのが、一般的ではないでしょうか。つまり、2000年の年賀状は2000年の年末にリビングなどに置かれていたのではないですか?犯人はそれを持って立ち去ったのでは?

持ち去った理由はわかりませんが、2000年の年賀状だけを持っていったのは、そこにあったからという可能性もあります。
ただ、喪中の知人などもいたはずなので、1999年の年賀状も横にあったとすれば、たまたま持ち去った理由にはなりませんが・・・。

今後ともみなさまの推理を拝見してまいります。よろしくお願いします。

投稿: 元祖匿名希望 | 2008/07/16 12:59

私も元祖匿名希望さんの考えに近いです。
残された1999年以前の年賀状が手付かずに置かれていたというのが具体的にどの様な状況であったのか警察は把握できていると思うので、それによるでしょう。つまり、無くなっていた2000年分は居間や机に出されていた分で、それ以前の分は引き出し等の奥にしまわれていて荒らされていなかった、ということなのか。
または、あまり古いデータ(住所情報等)は、犯人にとってあまり有益では無かったと考えることもできると思います。

あと複犯行説ですが、警察もDNA鑑定等しており操作協力も呼び掛けている状況。髪の毛1本でも違う人間の物があれば見逃さないと考えるべきではないでしょうか。科学的なことに詳しくはありませんが、複数犯に関する情報が出てきていない以上、少なくとも現場においては単独の人間による犯行ではないでしょうか。

私には、どうも犯人が指紋を残したり家に長居したりしていることが、人間関係からは自分の身元が割り出されることは無いという自信の表われのような気がしてなりません。(あくまで個人的な印象ですが)
その場合、宮沢さん一家の個人情報にアクセスできる手段として、どのようなものがあったかということですが、生前開設されていたホームページはどの様なものだったのでしょうか。
家族構成や住所等詳しく(塾経営もされていたということなので)載せていたのでしょうか? この点はあまり情報が見当たらなかったのでご存じの方居れば。

投稿: バニラファッジ | 2008/07/16 17:21

えー、年賀状はすべて水を張った浴槽に捨てられていたという某書籍からの記述でケリがつきますでしょうか。

もっともその書籍に書かれていることの信憑性について十分に検証された形跡はないですが。

投稿: ROM専門 | 2008/07/16 18:07

ROM専門さん
ウィキペディア(Wikipedia)では次の通りの記述なんですが、

現場から2000年正月分の年賀状だけ1枚も発見されなかった。それ以前の数年分はまとめて保管されており、手がつけられていなかった。

どちらを元にすればいいのか判りませんが、某書籍について内容等 明確にしてもらうのはまずいですか?

投稿: バニラファッジ | 2008/07/16 18:40

バニラファッジさんのご意見のとおり、状況がわからないとこれ以上何とも・・・。

ASKAさん>急いでいたので、とりあえず全部ポケットにねじ込んだと言うのも有るかもしれませんが・・・

このご家庭のような場合、年賀状には子どもの七五三やクリスマスの家族写真が載せてあって、近況を報告しあうものが大半ではないでしょうか。
血まみれの手でそうした年賀状をポケットにねじ込むなんて、正気ではないですよね!!
2000年の正月に宮澤家へ年賀状を出していた人々(取引先、塾の生徒、友人、同級生など)は気が気でないことでしょう。悪用されないことを祈るばかりです・・・いや、その悪用が目的?

投稿: 元祖匿名希望 | 2008/07/18 12:32

悪用目的もあると思いますよ。 報道された状況から、犯人はカードや通帳の暗証番号を破ろうとしています。
暗証番号は推測不可の場合が多いと思いますが、中には、誕生日、電話・FAX番号、郵便番号、住所の後半の数字、などを使う方もいるでしょう。
すると、年賀状は暗証番号の手掛かりになる可能性がある。犯人が年賀状を持ち帰ったのは、宮沢さんの暗証番号を破るためではなく、
年賀状に書かれている別の家庭で、暗証番号を破ろうと考えたからではないでしょうか?
しかし、犯人はこれだけの証拠を残していますから、次の犯行は難しい。空き巣で捕まっても死刑です。
それでも年賀状を持ち帰ったのは、犯人の周りに、自分と似た境遇の者がいて、そいつに売るか譲るかしたのかもしれない。
年賀状データを譲り受けた別の人物が、宮沢さんの知人宅で『次の犯行』に及び、捕まったとしても、
例の年賀状さえ見つからなければ、世田谷の犯人にたどり着きにくい。
『次の犯行』でも、また直近の年賀状を収集して『彼ら』のデータになっているかもしれない。もしかしたら、世田谷事件の前に、
宮沢さんが年賀状を出した家庭に侵入者がいて、そこにあった年賀状から宮沢さんがターゲットにされたのかもしれない。
宮沢さんの親類縁者・知人の方々は、過去の年賀状がなくなっていないか調べたほうがいいかも。

投稿: | 2008/07/19 03:13

最近、世田谷は偽装・詐欺電話が多いそうです。
まず、法律に関係する部署を名乗って電話を入れる。そして、盗難にあったものが発見されたようなことを言う。実際に盗難にあっていなければ。そのときは偽のものが見つかったとすりかえれば宜しい。ついては、事情を聴きたい等と言って訪問予約ゲット。その後に複数で押しかけ、現場合わせでいろいろな手口をご展開なさるらしい。
年賀状話題からの発想で、年賀状を預からせて欲しいなどという手口が出ないように祈ります。大抵の年賀状には電話番号が書いてあるし、住所録とは異なって懇意の度合い・関係内容の定性・定量分析も可能でしょうか。知り合いとの関係を口走られちゃうと、シラン・ブチッとかゴミ扱いはできないという場合もあるかもしれませんからねえ。それと、実在の関係者さんたちに振っちゃうのはどうかなあ。風評問題の発生源がこの事件簿だってことにならないようにも祈ります。

投稿: ナガイ | 2008/07/19 06:35

事件から7年以上経ってますよね。
悪用されているなら、もうされているでしょうね。
年賀状がなくなっている事で警察は年賀状を受け取るような交友関係はリストアップしていると思うんですよ。

もし、それらの中で空き巣被害者が多発すれば、警察も気付くでしょう。
それに、年賀状は人間関係のグループ内で相互にやりとりするので、グループ内で被害者が多発すれば、グループ内でも「おかしい」と言う事になるんじゃないかな?

それと、空き巣や窃盗狙いの場合のターゲット選定は
・侵入の難易度
・お金があるかどうか?
の二つぐらいだと思います。
年賀状の情報で犯行に役立ちそうなのは電話番号だけですね。
詳細は伏せますが・・・

暗証番号の解読の為にと言うもありそうですが、順番が逆のように感じます。
カードを盗みに入るのであれば、その時にカードに関する個人情報も盗めるはずで、年賀状に無い、生年月日などはここで盗むしかないはずですよね。

なので、年賀状があるから、それでカードを盗むと言うのは直接繋がらないような気がしますね。

投稿: ASKA | 2008/07/19 09:56

年賀状は誰とやりとりするか。
まずは、血縁関係。親類です。次は、地縁関係。学校だとか、少年野球だとか。そして、心縁。仕事とか、どこかでの出会い系とか。お仕事関係は所属組織内とか、従事業務関連とか、業界関連とか。などなど、いろいろあると思います。果たして、互いに知り過ぎてしまった集団坩堝コップの中の嵐と限ることができるかどうか。興味は尽きません。

ところで。カードはなにも試さなかった・・。
試しもしないのに、暗証番号を探る必要があるのでしょうか。

投稿: ナガイ | 2008/07/19 18:46

例えば、同窓会名簿は高値で売れるらしいですが、年賀状ってどれ程の値段で売れるのですかね?

犯人にしてみれば、逃走資金は少しでも欲しいと思うのですが。

投稿: ひろ | 2008/07/19 20:09

年賀状が高額で売れるのであれば、毎年、年賀状窃盗事件が起きてると思います。
郵便受けに鍵を掛けている家庭は少ないと思いますし。

このあたりは、詳しい人がいれば情報提供して欲しいですね。

過去に年賀状を盗んだ事件と言うのは当たりの切手シートが非売品で入手できないので、マニアが盗んだと言うのが記憶にありますね。

投稿: ASKA | 2008/07/20 00:49

先日から再度事件の詳細記事を読み直してみました。よく考えたら、公訴時効15年の半分を過ぎてしまったのですね。

この犯人は、空き巣などの手口を真似ているものの何もせず、カードを並べてみたり、書類を浴室に散乱させてみたりと、捜査の混乱を目的としているように感じます。(麦茶やアイスをほおばったのは、腹が減っただけでしょう。)
年賀状も意味無く持ち去って、家族関係の恨みなどを連想させようとした可能性もあるのではないでしょうか。つまり年賀状そのものの紛失が目的ということです。本当に証拠隠滅を図るのであれば、ガソリンをまいて放火すればすむことです。執着心がつよく、激高タイプで、自己主張が苦手でこの事件でその憂さ晴らしをした。しかもそこそこの知恵・知能もある人間ですから、捜査かく乱も容易に思いついたことでしょう。

他のlogにもある動物虐待者とか、スケボー愛好者などの怨恨による犯罪の可能性を感じます。「軽く注意されただけ」とか、「近所で気に入らない」「うるさい」「うぜぇ」などの些細なことかもしれません。捜査上も把握することは困難でしょう。

私の意見はこんなところです。暑い日が続きます。みなさまもお体を大切に!

投稿: 元祖匿名希望 | 2008/07/22 12:59

元祖匿名希望さんの意見ももっともです。
でも、私は動物愛好者でスケボー好きな人物だったが、保身の目的で、先週わざわざ杉並の公園まで行って、愛すべき動物を虐待してしまう単純で、わかりやすい人物だと思います。

投稿: nobu | 2008/07/23 23:25

>カードは何も試さなかった

(キャッシュ)カードを試す時は一発勝負です。一発勝負で金を引き出すには、勝負の前に暗証番号を破れた確信が必要。
暗証番号を聞き出せないまま惨殺した後で、暗証番号を破った確信を持つためには、携帯やPCの暗証番号を破ることがひとつの道。
PCや携帯の暗証番号解読の材料が年賀状であり免許証であったと思う。
近年なら、住基カード+偽造免許証に闇サイトの雇用人を使って、金を引き出させたでしょう。
(クレジット)カードも一発勝負です。住基台帳+職務経歴書レベルの個人情報を丸暗記していないと、目的は叶いません。

犯人は、暗証番号を破り、住基台帳レベルの個人情報を暗記し、金品を略奪できる、という根拠のない自信があったと思います。

投稿: | 2008/07/24 02:54

一番の有力説
「もともと2000年の年賀状は家にはなかった」がぬけてますな、この消えた年賀状説の証言はもちろん隣家の家族のもので信頼性がそれほど高くない、被害者が事前にどこかの家の外にもちだしてる可能性が大です、そこで年賀状無いから犯人が持ち出したという結論は性急過ぎるようにおもうんだわさ。

投稿: 魔法のくまのみ | 2008/07/24 03:09

>この消えた年賀状説の証言はもちろん隣家の家族のもの

なるほどね。
警察の捜査で、「ないぞ、おかしい。」ではなく、
「何かなくなっているものがありませんか?」 「年賀状がないみたい・・」なわけか。

讀賣が当たりかもね。

投稿: | 2008/07/24 04:35

盗まれかどうか。は別として。
関係者のリストアップのために。写真に写っていた人。録画録音類に残っていた人。書簡類の人。メール類の人。電話類の人。契約や領収書類の人。などなど。残らず調べるでしょう。蔵書の著者だってリストにしたかもしれない。ふつうにあるはずのものが無ければ。なんでないのかって理由原因を調べたでしょうし。

投稿: ナガイ | 2008/07/24 08:12

>カードは何も試さなかった
>(キャッシュ)カードを試す時は一発勝負です。一発勝負で金を引き出すには、勝負の前に暗証番号を破れた確信が必要。

以前、「この犯人は夜に侵入、一家を殺害して逃亡。そして明け方に戻った可能性も・・・」という記事を読んだことがあります。
暗証番号を聞き出してCDの前でうまくいかず、他のカードを取りに戻ったところ(又はでたらめな暗証番号だったので、何かヒントを探そうと現場に戻ったところ)、ティッシュペーパーで娘の鼻血を拭く瀕死の母親を見つけ、とどめを・・・。

でもこの場合ナガイさんの「録画録音類に残っていた人」に該当しますね。推理として成立しないか・・・。

あっ、年賀状についてのログでした。ASKAさん、すみません。

投稿: 元祖匿名希望 | 2008/07/25 12:29

もしも。犯人さんがもう一泊していたら。
年賀状が届きましたねえ。その場合は、どうなったんだか。

もう一度、振り出しに戻ってみて。
包丁は新規購入だったかな。稼業の強盗さんなら常備でしょうねえ。無施錠の侵入口があることもご存じだったようで。スキップフロアの狭苦しい間取りもまごつくことがなかった。収納階段の扱い方もご存じだった。何のためか、箪笥を開けた。着替えが欲しかったからかも。紙の束類を探った。しかし。隠し物を探してからくり場所を探ったというわけでもなさそう。金をとったらしいけど、それで引き揚げない。探せば発見できるところに金はまだあったらしい。けど、執着心というか根気というか。は、いまいち。
強盗の常習さんではなかったようで、後にも前にも犯罪歴がない。殺し屋さんとしては一応完遂。けど、道具を新規購入とか見かけ倒れ役立たずの凶器のご使用だとか。ドジのわりには結果がすべてオーライだったのかな。
なんか3億円事件と共通するような。だって、あの3億円で何が買えたのか。同様に、一家を全滅させて探したもの。それが仮に奪取成功したとして。それが一体何に使えたのだろうか。

投稿: ナガイ | 2008/07/26 16:50

ご無沙汰しております。にゃんこです。
年賀状のことは昔いろいろと考えたことがあります。
1)名無しさんの言われるように、「木を森に隠す」というのがある。
犯人は2000年に被害者宛の年賀状を書いていたが、これは回収したかった。これには犯人の指紋と差出人としての犯人の名前が…ただし、大量の年賀状のなかから、それを見つけるのは難しいと見た。そもそもフリーランスで仕事をしている者は大量の年賀状をやりとりするもんです。フリーランスの知人で200通以上…それでも彼は、その職種では少ないほうだという方がいます。その中から探すのが面倒になり、束のまま持ち去った…
2)犯人関係者の情報が…
犯人ではないが、犯人に近い人物や、共犯者が差し出し人であったケース。
3)現在地、犯行現場の特定のため。
行きがかりの犯行である場合、犯人は自分の犯行場所や被害者の名前を知りたかった。たとえば、自分の家に、自分の家の住所を記録したものってあんまりないですよね。だって住所知ってるから…となると、誰かの家に行って、そこの住所知るには郵便物が一番。あるいは、共犯者に現在地を伝えるため手にして、それを持ったまま忘れて逃亡した。ただ、全部持ってゆく必要はないけど、それは4)の心境と重なったところがあるかも。
4)被害者に対する興味。
連続した犯行計画ということもあれば、幼稚な関心とも考えられる。
5)被害者の交友関係の確認。
次のターゲットということまでいかなくても、なんらかの理由で、被害者の交友関係者の誰かの情報を確認したかった。この場合、誰かを探してるわけで、全部の年賀状が必要だった。
6)偽装(ただし失敗)。
犯人の勘違いを計算に入れる推理だが、犯人はこの年賀状を2001年の、これから投函するものだと勘違いしていた。つまり、犯行後、この年賀状を投函して、警察の捜査を混乱させようとした。あるいは悪質ないたずらとしてそのようなことを考えたが、持ち去ったあとに去年のものであることに気がつく。
7)犯行以前に犯人が持っていた。
これは以前した推理で、年賀状はカバンに入ったまま、被害者がどこかに置き忘れた。これを拾った犯人が被害者を知るに至った。
8)偽装2
実際には午前10時に逃亡したと見られる犯人だが、深夜に一度現場を離れたと考える。これは逃走なのだが、その折の職務質問に備えるために年賀状を手にして逃げた。すなわち、深夜であっても「年賀状を出しに」といい逃れる予定だった。ただし、犯人は2001年のものを2000年と勘違いしたか、2001年のものがないため、仕方なしに2000年のものを持って出た。その後なんらかの事情で現場に戻った。

このくらいかな…今まで考えたのは。

投稿: 迷探偵にゃんこ | 2008/08/06 00:28

年賀葉書には無関係で恐縮です。
ぼくは児童公園と野球グランドの間の都道(仙川経堂線)を走る車の中からは現場に目をやるのは無理と書きました。理由は、道が見通し悪い上に幅が狭くて脇見をしている場合でないから。Googleのストリートビューという新機能でもそれは確かめられると思います。
このストリートビューでは、老人らしき御人も写っています。偶然に写ってしまった御人は、なんでわしを公開するんや、とむっとされるかも。家々も克明に写っていますから、戸別訪問で商売する方には超便利な機能かもしれません。家や土地を探している場合も便利。災害時なども離れた場所でも状況が掴めるかな。一方で。どうですかね。不審な計画の場合も、立てやすい・・。窓が少し開いている状態が写ってしまっている場合などは、ちょいやばかなあ。

投稿: ナガイ | 2008/08/12 01:38

なんでも公開が時代の方向なのでしょうか。
情報を公開して・・というセルフはよく聞きますが。公開は安全、非公開は危険。という説得納得か。つられてしまってなんでも公開。してしまって、危険に陥ることも招くことも、いや、陥れることも。そのへんのバランス、警告はどうでしょうか。

投稿: ナガイ | 2008/08/12 02:17

10月11日 死去 俳優峰岸徹さん(享年65)

投稿: ナガイ | 2008/11/02 18:37

そろそろ年賀状の季節となりました。
みなさんは、今まで頂いた年賀状を保存いたしますか。そう、なかなか捨てられないですよね。さて、盗まれた年賀状について犯人を探し出すきっかけとなれば幸いですが、よく考えて見てください。2000年の分だけ、
盗んだのですよ。私が、もし犯人の立場だったら、見つかってはまずい物ならば、全ての年の年賀状を盗みます。では、なぜ犯人は2000年の分だけ盗んだか?
それは、盗んだことを示したかったからですよ、つまり
宮沢さんの仕事や家族関係に関連した方向に捜査の目を
向けさせるためです。血の付いた指紋だって、犯人が仕込んだものかもしれませんよ。

投稿: 通りすがり | 2008/11/11 12:36

何らかの進展があることを祈って。。。

投稿: ROM専門 | 2008/11/19 22:58

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