元厚生官僚連続殺傷事件その6
続報です。
1)捜査本部の調べに「最初は大臣をやろうと思った」と供述していることが25日、分かった。元次官だけでなく、現役閣僚や閣僚経験者を狙う連続殺害計画を立てていたことが判明した。
2)これまでの調べに対し、容疑者は妻が刺された吉原さん(76)と夫妻が殺害された山口さん(66)の住所について「図書館で職員録を閲覧した」と供述している。
閣僚の住所は市販の国会要覧などにも記載されており、次官経験者などよりも容易に住所を入手できた可能性が高い。
3)容疑者は警視庁本部に出頭した理由について、「警備が厳しくなり逃げ切れないと思った。
警視庁に出頭すれば事件を処理してくれると思った」などと供述している。
現役閣僚の自宅は24時間態勢で警察官が警備しているほか、外出時にSP(警護官)が警護するなど警戒が厳しい。
4)容疑者の自宅から、複数の厚生労働省の事務次官経験者の名前を書いたメモや、自宅に印の付いた地図が押収されたことが25日、分かった。
容疑者は「厚生次官経験者数人と家族の計約10人の殺害を計画していた」などと供述しているようだ。
5)容疑者の所持品に付いた血痕を警視庁でDNA鑑定した結果、殺害された山口夫妻と、刺されて重傷を負った吉原さん(72)のDNA型とそれぞれ一致したことが25日、分かった。
6)3台目のレンタカーの存在が分かった。一方、容疑者が約1カ月前にも同じ営業所から車を借りていたことも分かった。埼玉県警浦和署捜査本部は、下見に使用した可能性もあるとみて調べている
7)容疑者(46)が警視庁の調べに、多数回の下見をしたと供述していることが25日、分かった。襲った2軒以外に、下見で転居が判明して断念したケースもあったという。
DNAが一致したか、少なくとも犯行に使われたと言う事だね。
使ったのがこの容疑者だとは断定できないけどさ。
しかし1ヶ月前にもレンタカーを借りて下見をしていたとしたら、ずいぶん以前から準備していたんだね。
証拠がずいぶん出てきたな。色んな意味で当然なんだけどさ。
参考リンク
元厚生官僚連続殺傷事件その5
元厚生官僚連続殺傷事件その7
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コメント
この事件で使用された凶器は7寸の柳刃だった(?)みたいで。ぼくは刃渡りが18cm程度の登山ナイフを想像しましたから、大外れ。
ところで名簿に閲覧制限が出ているようです。頒布にも影響が出るでしょうか。官公庁などで営業を展開されている方々は名簿を眺めては作戦を練られていたことでしょうから、今後はちょっとやりにくいかな。
名簿・年鑑・大型の録類には商品を目指したものもあるはずで、風が吹けば桶屋が儲かるか損するか。掲載をやめるときには知らん人から電話がくるものもありますからねえ。
投稿: ナガイ | 2008/11/27 08:41