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2009/01/17

中央大学教授刺殺事件その2

続報です。
1)教授(45)の東京都世田谷区成城の自宅を、ぐるりと取り囲むようにして、周辺の計7か所の電柱に、「殺」「死」などと書かれた落書きが見つかった。

落書きは、教授の自宅を中心に、半径約150メートルの範囲にあり、自宅から最も近い東に約30メートルの電柱には「呪殺」と書かれたほか、「殺」が4か所、「死」が2か所で書かれていた。北へ約150メートルの飲食店近くの電柱に書かれた「殺」だけが赤色で、そのほかは、黒いスプレーを吹き付けたような書き方。すべてが教授宅のある成城2丁目で見つかった。

周辺住民の証言や文字の形跡から、いずれの落書きも、教授が殺害された14日よりも前に書かれたとみられ、警視庁は今後、事件との関連性を慎重に調べることにしている。

2)教授が襲われた時間帯に、複数の学生が現場の中央大1号館4階トイレの方向から大きな叫び声を聞いていたことが、警視庁幹部への取材で分かった。警視庁は教授の悲鳴か、犯人が大声を上げながら襲った可能性があるとみて、調べを進めている。

捜査幹部によると、叫び声を聞いたのは、1号館の3、4階にいた学生たち。

3)現場の1号館中央階段のほか、非常階段にも血痕があったことが、警視庁富坂署捜査本部の調べで分かった。犯人が人目を避けるため、非常階段を使い逃走した可能性がある。

犯人が逃走する際についたとみられる血痕は、そばのエレベーターにはなく、中央階段に続いていた。その後の調べで、建物の端にある非常階段にも血液反応があることが確認されたという。3階付近から非常階段を使い1階まで下りたとみられる。

別の報道では
血痕は現場トイレから中央階段に続き、1階警備員室付近まで達していた。このほか、3階の廊下や西側の非常階段からも血液反応が出た。捜査本部は犯人の逃走経路を調べるとともに、相当な返り血を浴びて逃走したとみて大学周辺の聞き込みを続けている。

3)凶器の刃物は片刃で、刃幅の狭い先端のとがった殺傷能力の高いタイプだったことが判明。教授は胸や背中など約15カ所を刺されていたが、胸や背中の傷は心臓や肺にまで達していた。犯人は教授を執拗(しつよう)に刺した可能性があるという。
(全体では40箇所以上の傷があったようだ)

教授には背中を中心に多数の傷があり、一部は背中から心臓に達する深い刺し傷や大動脈も切られていた。肺や心臓を刺されたことが致命傷になった。ほかにも手の親指と人さし指の間に傷があり、襲撃を防ごうとして刃を握った際に受けたとみられる。

司法解剖の結果、胸を刺されたことによる失血死と判明。

4)被害者の教授室の鍵は施錠され、室内に上着やカバン、財布などが残されていた。鍵は1号館4階男子トイレに倒れていた教授のそばに落ちていた。同じ4階にいた学生らの証言から、犯行時間は午前10時10分~10時20分の約10分の間とみられ、教授が講義予定の2時限目の午前10時40分が迫っていた。

こうした状況から、犯人が、教授が出勤し教授室に入ったことを確認した上で、講義のために再び出てくるのを待ち伏せし、トイレまで後を付けた可能性が高いとみられる。

5)教授の妻は捜査本部に「夫のトラブルは思い当たらない」と話しているという。

6)捜査本部がトイレ内を検証した結果、教授が倒れていたトイレ入り口近くの床には多量の血痕が残っていたが、引き戸には血の付いた手や手袋などで触れた形跡はなかった。トイレ内の洗面所で、血の付いた凶器を洗い流した痕跡も見当たらないという。トイレの外の廊下と建物中央の階段には4階から1階まで連続して微量の血痕が残っていた。

7)殺害現場の1号館に残された血痕から教授以外のものが確認されたことが15日、分かった。4階男子トイレで刺されたが、中央階段を下って1階まで血痕が続いていたことも判明。警視庁富坂署捜査本部は犯人が犯行時、凶器の刃物で負傷した可能性が高いとみて、傷を治療に来た不審人物がいないか、医療機関に照会を始めた。

8)目撃された男は年齢20~40歳で、身長170~175センチとみられることが15日、警視庁富坂署捜査本部の調べで分かった。

さて、こんなところだね。
1)についてはTVニュースなどでは相当以前に書かれているようなので、私としてはこの事件には関係ないのではないか?と思っています。
なにしろ殺人まで発展するほどの強い怨恨なわけで、そんな強い怨恨なら被害者の家の壁やドアなどに直接書くんじゃないの?と思うわけです。

それから、凶器ですが片刃で刃幅が狭い、犯人が自分の手に怪我をしている可能性などを考えると、折りたたみ式のナイフなのかな?と思えますね。

40箇所以上の傷ね・・・とは言え、時間にしたら5分も掛かっていないのかな。
被害者を殺害しよう計画したのであれば、チャンスは他にもある。被害者が確実に現れる場所だね。
ただ、その中で時間が特定できる場所は限られてくるな。
逮捕のリスクを考えれば暗くなる夜の方が犯人には有利なはず、しかし、帰宅する時間などは特定しにくいだろう。

仕事の時間と場所は決まっているから、事前に計画する事ができる。
と言う事は逮捕のリスクよりも、確実に殺害する事を優先したと言う事かな。

・・・しかし、時間と場所を特定する方法は他にもあるよね、「呼び出し」を掛ければ良いんだよね。
そうすれば、犯人にとって有利な場所と時間を指定する事ができる。
なぜ、そうしなかったんだろう?
A)被害者と面識が無かった。
B)被害者との関係は既に破綻していて呼び出しに応じるはずが無い場合。
C)呼び出しても被害者が応じる自信が犯人に無い場合。(確実性を優先)

こんなところかな。
A)は40箇所も刺していて面識が無いとは考えにくいんだけどね。それに、リスクが高い場所と時間をあえて選択する理由が無いよね。

B)当然ありえるんだけど、それなら周囲の人間がそのトラブルに気付きそうな気がするけどな。(家族に仕事の愚痴を話すか?と言うと疑問はあるけどね。むしろ同僚や仕事に関係の無い友人の方が話しやすいかな)

C)以前の佐世保銃乱射事件で犯人が事件前に呼び出しを掛けた人間が約10人ほどいたが、実際に現場に現れたのは2人だけだった。なので、呼び出してもそれに応じるとは言えないね。

・・・だけど、連絡は取っている可能性はあるね。携帯の通話記録やメールはもう警察は調べているだろうな。

怨恨と言っても明確なトラブルではないかもしれない、逆恨みってのも可能性としてはあるだろな。

続報を待ちましょう。

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コメント

おそらくトイレ付近ですれ違った留学生以外に不審な男の目撃情報はないものと推測される。計画的な犯行であれば、犯人は普段は全く違う格好をしているに違いない。極端ではあるが、30~40代で大きな紙袋・バックまたはリックサックを背負った女性が一番怪しいと思う。間違いない。

投稿: nobuo | 2009/01/17 16:01

東金の事件の時のように、
「それは警察が確実に公表したのか?そのソースを出せ」
「まだ警察から発表されついないのに何様のつもりだ」
「これは冤罪なのに必死に被疑者に罪を擦り付けようとしているキチ○イがいる」(冤罪の根拠が示されていない、又は支離滅裂)
等と、判りやすい素人工作活動により、
逆に人権関係に守られている人間の犯行の可能性が高い事をわざわざ示したのと違い、
意味不明に荒らす人間がどの掲示板にも少ないようなので(東金は酷すぎで怪しかった)、
大きな組織による刺客の可能性は少ない、割と個人的なのかなと感じます。
あくまで東金との比較で(笑)

投稿: だか | 2009/01/17 18:49

申し訳ございません。わたしの書き込みはある目的があります。おそらく、一部の方にご理解いただけてると思います。
古い話ですが、大学構内で起こった未解決の殺傷事件は、1991年に起こっております。やはり、顔、腕、いろいろな
部分を刺されております。犯人はイスラム系の外国人ではないかと捜査されましたが、該当する人物はいなかったようで
時効となりました。ひとつ、ひとつの事件はつながりが無いように見えますが、隠れた部分で繋がっていることが最近ようやく解りました。

投稿: nobuo | 2009/01/17 22:46

犯人の逃走に疑問点があります。そうとうな返り血を浴びているのに、徒歩で公共交通機関に乗って逃走するでしょうか?この時期ですから、犯行後にコートを着て手袋、マスクもしてればわからなくもない。でも共犯者がいて車で待機して逃走するほうが安全かも。路駐もあり得なくはない。
 あのトイレは男子トイレの中に女子用の個室があるような間取りでした。でもそこで待ち伏せるのは難しい。教授室に行って殺すのが順当なのにそうしてない。犯人は授業開始の時刻を知っていて、教授が出てくるのを待ち伏せた。背後からつけていたら偶然トイレに入った。したがって、トイレで殺そうと思っていたのではないように憶測できます。

投稿: 明智 | 2009/01/18 01:15

自分が学生だからか犯人は単位の取れなかった学生か単位を取れない事で退学せざるを得ずその後の人生が狂って教授に逆恨みした人物に思えてしょうがない

やさしかった先生と言うけれど誰かが殺された時必ず「あの人はいい人だった」と言いますよね?

年齢が30代に見えたんだったら教授の単位のせいで卒業できなかったり不登校になって逆恨みしてる元学生という気がする

元学生だから講義の始まる時間や間取りなども知り尽くしてるんだと思う

投稿: 名無し | 2009/01/18 07:24

学究なのか学級なのか。そこのところが不明瞭な大学もあるようですが。ともあれ、この事件の視点のひとつは論文に集約されると思います。

もうひとつは。襲撃の計画の妥当性です。
時刻入りの工程表を作成したところで、当日当時当場所が想定どおりの状況になるとは限りません。トイレに行かなかったり、トイレに他人がいた場合は、そのときはどうなったのでしょうか。
①中止した。(変更案を考える。きっぱりやめる。一時の激情だったので、忘れる。)
②当日は決定したが、時間場所は状況合わせだった。人がいない場所、窓越しに外から見えない場所、通報ができない場所、格闘に有利な場所ならどこでも良かったので、その後、別の場所で。
③以前から機会を伺っていて、1/6載一隅が当日当場所になったに過ぎない。

恨みを晴らそうと長期間にわたって執拗に付回しながら実行しなかった(できなかった)ということは、巷にはあるような気がします。誰かがブースの中でぶーとかやっていたら、犯人にならずに済んだかなあ。

投稿: ナガイ | 2009/01/18 11:21

なぜ学校でしか犯行出来なかったのでしょうか

事件前からいたずら書きしているというのは計画または強い殺意があったんでしょうね
必ず殺すという

犯人は学生とも、先生ともとれますね
単位落とされたくらいで殺すまで恨まない気もするし

教授間のいざこざとか
異性がらみかなあと思っています

携帯でトイレ呼び出したとかはないですかね

もう調べてるか

投稿: | 2009/01/18 14:28

なぜ学校で犯行が行われたか、知能犯である犯人は、犯行現場を学校にすることにより、その関係者に捜査の目が行くことを狙ったためだと考えられる。例の世田谷事件でも、特定の年度の年賀状を持ち去ることにより、盗まれたことが解り
その関係者に疑いをもつようになる。犯人にとって女子トイレに潜伏して、教授が来るのを待ち、男子トイレで犯行をおこすことにより、男子学生の犯行であることを想像させることが狙いであると推測できる。男の犯人ならば、もっと安全な襲撃場所(例えば夜間の教授の自宅周辺)を考えるはずである。

投稿: nobuo | 2009/01/19 19:19

む。
予告している時点で殺しに慣れた組織等ではないでしょうし、
滅多刺しも生き長らえると困る(顔見知りなど)という恐怖心の塊。
アジア系外国人だと、首を切り付けて声を出さなくしますが 、可能性として日本人がかなり高いと言えると思います。
これは学生で無い方が逮捕が早いでしょうか。学生だと過去の教え子は1000人を軽く超えてしまいますから。
逆に教授だからこそ必ず犯人が判ると信じます。

投稿: dakaraanata | 2009/01/20 01:33

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