京都右京区女性殺害事件
2月9日午前5時50分ごろ、京都市右京区太秦下刑部町(うずまさしもけいぶちょう)の6階建てマンション「サンバリエ太秦」の住人が「女性が血を流して倒れている」と110番通報する事件が起きている。
女性が2階廊下で血だらけで倒れており、病院に搬送されたが死亡が確認された。
女性は204号室の住人で23歳、府警は殺人事件として調べている。
住民によると、110番通報の直前、「痛い、やめて」という女性の悲鳴が聞こえたらしい。
府警によると、女性は上下ともスエット姿で、204号室から数メートル離れたところに倒れていた。右頸(けい)動脈付近を鋭利な刃物で刺されていたほか、手足にも防御する時にできたとみられる傷があった。
女性は数年前に離婚して男児と2人暮らし。子供は数日前から施設に預けていた。発見の直前、マンション住民が複数の人が言い争うような様子や「痛い」と叫ぶ女性の声を聞いているという。凶器は見つかっていない。
また1月には、女性が乗用車を運転中に後ろから別の車にあおられたとして110番しており、府警は慎重に関連を調べている。このトラブルの相手は「知らない人だった」と話していたという。
現場は、JR山陰線花園駅から約1キロ南の住宅地にある6階建てのマンション。出入り口はオートロックになっている。
マンションに住む無職の女性(42)は「今朝5時半ごろ、部屋の中にいたら、『お父さんやめて、痛い』というような声が5、6分間聞こえ、その後シーンとなった。妹がゴミを出しに廊下に出たら女性が倒れており、頭の方が血まみれでまったく動かなかった」。
この女性によると被害者は3年ぐらい前に男児と入居し、「2、3年前には、男児の父親とみられる男性を見かけた」という。女性は「しつけでよく子供を廊下に出していたので、今回もそれかなと思っていた」と話した。
また、別の住人(は「5時40分ごろに『痛いよ、痛いよ』という声が聞こえた。被害者はあいさつはちゃんとする方で、飼い犬の散歩もよくしていた」と話していた。
と思っていたら、容疑者が自首したようです。
京都府警は9日、被害者の知人の無職男性容疑者(25)(京都市南区)を殺人容疑で逮捕した。
容疑者は同日正午頃、府警南署に自首。「寝ているところを刺した」などと供述しているといい、府警は捜査本部を設置し、詳しい動機を調べる。
続報を待ちましょう。
09/02/15追記
数年前に夫と離婚した被害者は、2年前に勤務先の飲食店で働いていた容疑者と交際を始めたものの、2008年末に破局したという。
容疑者は「よりを戻したかった。犯行は数日前に決意した」と供述している。
部屋の窓、そして廊下には大量の血痕が残されていて、被害者の死因は、首の刺し傷による失血死だった。
容疑者は、被害者に無断で作った合鍵で自宅マンションに侵入し、寝ていた被害者を襲ったが、抵抗されたため、廊下まで追いかけ、文化包丁で首を刺したという。
被害者と同じマンションの住人は「お父さん、お母さん痛いよ...と言っていました。午前5時45分から5時50分くらいの間まで、ずっと言っていました」と話した。
容疑者は犯行後、凶器を所持したまま、自転車で市内の自宅へ戻った。
容疑者の自宅アパートの玄関前には、いくつもの血痕が残っていた。
被害者を襲った際に負傷したという、容疑者のものとみられる。
犯行の際、手にも傷を負ったとみられる容疑者。
09/09/16追記
殺人や窃盗などの罪に問われた住所不定、無職、男性被告(26)の判決公判が16日、京都地裁で開かれた。裁判長は「殺害すれば女性についての悩みから解放されるなどと考えた動機は、身勝手かつ短絡的で酌量の余地はない」として、懲役16年(求刑懲役18年)を言い渡した。
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投稿: | 2011/09/11 05:53